目次
商社志望必見! 必要な英語力を把握して適切な対策をしよう
伊藤うみ
商社を志望しているのですが、英語にはあまり自信がなくて……。そんな私が商社を志望しても大丈夫でしょうか……。
渡辺キャリアアドバイザー
質問、ありがとうございます! 商社志望なのですね! 商社と言うと、英語を使う業界というイメージが強いですよね!
伊藤うみ
そうなのです……。英語が必要なのはなんとなくわかっているのですが、英語は大学受験の頃から勉強していなくて……。
渡辺キャリアアドバイザー
商社を志望している場合、どのくらい英語力が必要か把握したうえでしっかりと対策することが大切です。今回は、商社で必要な英語力やそれを証明するための資格や点数についてお伝えします。
伊藤うみ
本当ですか!? 心強いです! よろしくお願いいたします!
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実際どうなの? 商社では英語力が必要なのか
渡辺キャリアアドバイザー
まずは、商社では本当に英語力が必要なのかどうかを確認しておきましょうか!
伊藤うみ
えっ!? 必要じゃなしということなんてあるのですか!?
渡辺キャリアアドバイザー
「商社=英語力必須」というイメージがあるかもしれませんが、必要ではない場合もあるのですよ! そういった部分も詳しくお伝えしますね!
伊藤うみ
そうなんですか! ぜひ教えてください!
多くの商社では英語力が必要
渡辺キャリアアドバイザー
商社であっても英語が必要ない場合があると言いましたが、多くの商社は海外との取引が盛んであったり、海外に支社を持っていたりするため、英語が必要になります!
伊藤うみ
やはりそうですよね……。だから就活でも英語力が見られるのですね……。
渡辺キャリアアドバイザー
その通りですね! 企業も入社後に活躍できる人材を採用したいと考えてるため、就活生にも最低限の英語力を求めているのです!
伊藤うみ
はあ……。私、本当に商社に入社できるのかな……。
商社では、海外から商品を輸入して、その商品を国内で販売するということをおこなっているということが多いため、働く社員も英語力が必要となります。
そのため、多くの商社では、就活の際の評価基準に英語力が入っており、英語力が高い方が好印象を得られる可能性が高くなるのです。
ただし企業や職種によっては英語力が不要の場合も
伊藤うみ
でも、商社であっても英語が必要ではない場合もあるのですよね?
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! たとえば、国内での取引を中心に扱う部署であれば英語力は必要ないですよね! また、企業を管理することが中心であるバックオフィスの部署であれば、英語力が不要であることも多いですよ!
伊藤うみ
就活生バックオフェスと言うと……経理部や人事部や総務部といった部署ですよね!
渡辺キャリアアドバイザー
よく勉強していますね! その通りです!
商社だからと言って、すべての部署で英語が使われるという訳ではありません。国内での取引に特化している部署であれば、海外との直接的なかかわりがないため、仕事の中で英語を使いません。
また、バックオフィスの部署であれば、顧客と直接かかわるフロントオフィスほどの英語力は不要であることが多いため、英語力が必ずしも必要という訳ではないのです。
商社の面接で自己PRで英語をアピールしたい人もいるのではないでしょうか。英語に自信がない人でも今からできる英語で学んだ経験や努力を効果的にアピールできる方法について、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ確認してみてください。
いますぐできる! 自己PRで英語を学んだ経験が使える理由を大公開
商社の選考の中でフェルミ推定が出題されることがあります。事前の対策が必須のフェルミ推定についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてチェックしておきましょう。
例題12選|フェルミ推定の基礎から解き方まで解説|完全攻略ガイド
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る英語が得意ではなくても大丈夫! 商社就職のチャンスはある
商社で働くためには、英語が得意でないといけないのでは?と、つい気構えてしまうものですよね。
たしかに多くの商社は海外とのやり取りが多く、一定レベルの語学力、とくに英語力が求められることが多いです。ただ、英語が苦手だからといって商社への就職を断念してしまうのはもったいないです。
商社と一口に言っても、さまざまな部署があります。国内のやり取りや、社内での調整をおこなう部署であれば、業務で英語を使うことはほぼありません。英語が得意ではなくても、「扱う商材に興味がある」「企業理念に共感した」など、熱意を伝えることができれば商社に就職できるチャンスは大いにあります。
商社での選考で見られるのは必ずしも語学力だけではないということを、心に留めておきましょう。
あなたが受けないほうがいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
どんな場面で必要? 商社でもとめられる具体的な英語力とは
渡辺キャリアアドバイザー
続いては、商社ではどのような英語力が求められるのかということを考えていきましょう!
伊藤うみ
どのような英語力か……たとえば話す力、スピーキング、みたいなことですか?
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 英語力と一括りに言っても、細かく分けるといろいろな種類がありますからね! 英語を勉強する際のヒントにもなるので、一緒に押さえていきましょう!
スピーキング:海外赴任や海外出張
渡辺キャリアアドバイザー
まずはさきほど挙げてくださったスピーキング・話す力ですね!
伊藤うみ
一番ハードルが高い気がしますね……中学や高校でもそんなに勉強しなかったですし……。
渡辺キャリアアドバイザー
そうですよね! しかし、商社では最も必要な力と言っても過言ではありませんよ! 海外との取引をおこなう部署であれば、海外赴任や海外出張は日常茶飯事ですからね!
伊藤うみ
そうですよね……。やはりスピーキングは重要ですね!
商社で最も必要とされる英語力の1つがスピーキング・話す力です。商社では、海外へ赴任したり、出張したりすることが多いため、現地で不自由なく仕事や生活をするためには英語が必須となるのです。
また、リーディングやライティングと比べると、学校教育で扱われることが少なくスピーキングを苦手としている人は多いので、得意とすることができれば就活で大きな強みとすることできできるでしょう。
リスニング:会議や商談
渡辺キャリアアドバイザー
スピーキング以外に思いつく英語力はありますか?
伊藤うみ
会話するには話す力も必要ですが、聞き取る力も必要ですよね! えっと……リスニングですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 商社は海外との取引が盛んなので、海外に直接出向いて商談をするということが非常に多く、相手が何を言っているのかを聞き取り正確に把握することができる力が求められます!
伊藤うみ
正直リスニングもあまり自信がないですね……。
リスニング・聞く力も、商社では必須です。海外の企業と取引をする際は、英語で会議や商談をおこなうため、相手がどのような考えを持ち、どのような要望があるのかなど、しっかりと聞き取る必要があります。
また、どんなにスピーキングが得意であってもリスニングができなければ、コミュニケーションが成立しません。そのため、スピーキングとリスニングはバランスよく勉強することが大切です。
リーディング:契約書の締結や書類の確認
渡辺キャリアアドバイザー
ほかに思いつくものはありますか?
伊藤うみ
私はリーディング、英語の文章を読むことは人並みにできるかとは思うのですが……。ビジネスの場ではあまり必要ないですよね……。
渡辺キャリアアドバイザー
そんなことはありませんよ! 海外との取引をおこなう場合は、書類や契約書が英語で記載されることが非常に多いため、リーディング・読む力も非常に重要です!
伊藤うみ
なるほど! 今身についている英語力も少しは役立つかもしれないですね!
海外の企業と取引をおこなう場合、会議の資料や契約書などの書類は英語で記載されていることが多いため、リーディング・読む力が必要です。
ただし、ビジネス文書の中で使われる単語や言い回しは日常会話で使われないことが多いです。そのため、受験勉強や資格の勉強でリーディングに自信があるという人も、ビジネスで通用する英語を勉強しておくようにしましょう。
ライティング:書類作成やメールでのやり取り
伊藤うみ
スピーキング・リスニング・リーディングときたら、最後はライティングですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 会議や商談の資料を作成したり、メールでのやり取りしたりする場合は、英語で文章を書く必要がありますよ!
伊藤うみ
英作文のビジネス版みたいなものですよね……。しっかりと勉強しないと。
渡辺キャリアアドバイザー
文書やメールでのやり取りの場合は、話す時よりもしっかりとした英語を使えなければ、相手に意味が伝わらなったり、誤った意味で受け取られてしまったりすることがあるので、ライティング・書く力は商社の仕事では必須ですよ!
ライティング・書く力は、海外の企業と取引をする際に使用する書類を作成する際に必要な力です。たとえば、会議や商談で使用する資料、契約書や報告書など、多岐にわたります。
また、海外との取引がメインとなる場合は、英語でメールを送ることはもちろん、返信も英語になるので、素早く正確に英語で文章を作成することが必要です。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見るライティングスキルは選考の鍵になる
主にライティングは中学や高校の英語教育の中で積極的に指導されていることもあり、多くの就活生が一定のスキルを保有しています。そのため、ライティングスキルをアピールするメリットは、あまりないのではないかと不安を憶えてしまうこともあるでしょう。
ただ、商社での業務においては、メールや文書など、文字でのやり取りの機会がとても多く、ライティングスキルは多くの企業でもとめられます。
また、難しいと思われがちなスピーキングスキルについても、上達の鍵はライティングにあります。適切な単語や文法を使って英文をつくる力があれば、実際に話すときにも役立ちます。スピーキングとライティングは密接に関係しているのです。
ライティングスキルの重要性について理解できたでしょうか? ライティングスキルを磨き、選考時にアピールできるような準備をしておくことをおすすめします。
就活は、適職診断からはじめてください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
どこで見られている? 商社の選考で英語力が見られるタイミング
伊藤うみ
商社で必要な英語力はよくわかったのですが、就活ではどういった部分で英語力が見られるのでしょうか……?
渡辺キャリアアドバイザー
とても良い質問ですね! ありがとうございます! 就活ではあらゆる選考の段階で英語力が見られるので、それそれの段階を突破できるように対策することが大切です!
伊藤うみ
あらゆる段階で見られているのか……。怖いですね……。でも、選考を突破したいので詳しく教えてください!
書類選考|資格やガクチカで見られる!
渡辺キャリアアドバイザー
まずは書類選考ですね! 書類選考ではどこで英語力が見られているかわかりますか?
伊藤うみ
書類選考と言えば、やはり資格ですよね! 英語に関係する資格を持っていれば英語力をアピールできます!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 最もわかりやすいのが、免許・資格の欄ですね! 免許の種類や級・スコアから英語力が分かります! また、ガクチカに英語に関するエピソードを書いておけば、英語力をアピールできる場合もありますよ!
伊藤うみ
ガクチカ、学生時代に力を入れたことですね! そういう方法もあるのか!
選考の中ではじめに英語力を見られるのは、書類選考です。免許・資格の欄では、どんな資格を持っているか、その資格の級やスコアはどのくらいかなどで、ある程度の英語力が伝わります。
また、ガクチカの欄に資格の勉強や語学留学など、英語力に関係するエピソードを書いておけば、より具体的に自身の英語力を伝えることができますよ。
書類選考の自己PR欄で英語力をアピールしたいと考えていても、上手く文章にできないという人がいるでしょう。こちらの記事では自己PRの書き方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エントリーシートの自己PRで差がつく「登山式構成」|13例文付き
自己PRは魅力的に書き出すことでより面接官に刺さる自己PRを作成することができます。この記事では魅力的な書き出し方を紹介しています。英語力をアピールする時の書き出し方も考えてみましょう。
自己PRの書き出しは超重要!その理由と書き出しテクニックを解説
書類選考合格を目指すために重要なことのひとつとして、志望動機が挙げられるのではないでしょうか。次の記事では、商社の志望動機作成方法についてわかりやすく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね。
ワンランク上の商社志望動機が作れる! 厳選10例文付きで徹底解説
適性検査|基礎学力でチェックされる!
伊藤うみ
書類選考の次は……面接ですね!
渡辺キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 多くの企業では書類選考の後、面接の前に適性検査というものがおこなわれますよ! 適性検査では、人柄やパーソナリティを数値化したり、言語・非言語・英語力を測ったりします!
伊藤うみ
ここで英語力が試されるのか……。資格を持っているだけではダメなのですね。
就活で英語力を証明するものと言えば、資格とその級やスコアと思われがちですが、それだけでは不十分です。適性検査では、英語力を測るテストがおこなわれることが多いため、そこでしっかりと高得点を獲得しておく必要があるのです。
そのため、資格を取得したからといって安心せずに、適性検査で点数を取れるように、勉強を続けておくようにしましょうね。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る早めの準備が肝心!適性検査の対策をしておこう
選考序盤に実施される適性検査は、実は英語力をアピールするためのとても重要な機会なのです。
適性検査では、人柄などの検査のほかに、「基礎学力」の一環として英語力を測る検査も実施されます。英語力をもとめる企業においては、この数値を見て就活生をふるいにかけるケースも少なくありません。
適性検査は本格的に選考が進み始める前におこなわれるため、うっかり準備や対策を怠ってしまいがちですが、ここで本来の力を出し切れないのはとてももったいないことです。
みなさん本来の英語力を最大限にアピールできるよう、あらかじめ対策と準備をしっかりしたうえで適性検査に臨むようにしましょう。
面接|英語で話さないといけない!?
渡辺キャリアアドバイザー
適性検査の次は、面接ですよ!
伊藤うみ
やっと面接か……。本当にいろいろなところで英語力が見られているのですね。
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 面接では、基本的にどのくらいの英語力があるかを質問されます。ただ、企業によっては英語で話すことをもとめられう場合もありますよ!
伊藤うみ
英語で話す!? それはかなりハードルが高いですね……。
面接では、書類選考や適性検査では測ることができないスピーキングやリスニングの力を見られることも多く、面接の一部かすべてが英語でおこなわれるということがあります。
ただし、新卒入社では即戦力としての英語力は求められないという場合が多いので、英語に関する経験やエピソードを聞かれるだけという場合もあります。
英語面接に不安がある人はこちらの記事をチェックしましょう。英語面接の流れから、英語面接ならではのマナー、質問例70選などを紹介しているため、この記事を読めば英語面接の対策方法を理解することができます。
マンガ付き! 英語面接の質問例70選と不安解消術を大公開
ESに書けるのはコレ! 英語力を証明するための資格と点数
伊藤うみ
書類選考では資格が見られるとおっしゃっていましたが、どんな資格が良いのでしょうか? 英検準2級は高校の頃に取得したのですがそれっきりで……。
渡辺キャリアアドバイザー
そうだったのですね! それでは、英語力を証明するための資格と点数についてお伝えしましょう! これから勉強するのであれば、ぜひここで紹介する資格から選ぶと良いですよ!
伊藤うみ
それはすごく助かります! よろしくお願いします!
実用英語技能検定(英検):2級以上
渡辺キャリアアドバイザー
まずは最もスタンダードな資格である、実用英語技能検定、通称英検ですね! 英検は取得されているんですよね!
伊藤うみ
一応、準2級ですが……。準2級はESに書いてアピールになる資格なのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
準2級は書いても問題はないのですが、アピールになるかは少し怪しいですね……。2級が高校卒業程度、準1級が大学中級程度、1級が大学上級程度なので、語学力を強みとしたい場合は2級以上がおすすめです!
伊藤うみ
そうか……。頑張って勉強し直します!
実用英語技能検定(英検)は、英語力を証明するための資格ですが、就活の場合は2級以上を取得しておくようにしましょう。また、英語を強みとしたい場合は、準1級もしくは1級程度を取得しておくと良いでしょう。
英検の履歴書への書き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。履歴書へ正しく資格を書いて、採用担当者にアピールできるようにしましょう。
英検は何級から履歴書に書ける? 自分のスキルを武器に選考に挑もう
TOEIC:700点以上
渡辺キャリアアドバイザー
TOEICもスタンダードな資格の1つですね!
伊藤うみ
大学の友達はみんなTOEICを受けていますね! ただ、どうしてTOEICを受ける人が多いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
TOEICは広く認知されている資格なので、スコアを伝えるだけである程度の英語力が伝わります! また、ビジネスシーンを想定した試験でもあるので、就活のために受ける人が多いです! TOEICのスコアを強みとしたい場合は700点以上が目安と言われていますよ!
伊藤うみ
そういうことだったのですね! 700点以上か……。壁は高いですね。
TOEICはビジネスシーンを想定した試験であるため、就活で英語力を測る基準として多くの企業で活用されています。
また、スコアについては600点台であれば基礎力が身についていることは伝わるので、ESや履歴書に書いても問題はありあません。しかし、強みとしたい場合は600点台では不十分だと判断される可能性があるので、700点台を目指しましょう。
TOEFL:70点以上
渡辺キャリアアドバイザー
TOEFLも就活で英語力を証明することができる資格の1つですよ!
伊藤うみ
TOEFLは聞いたことがあるのですが……。
渡辺キャリアアドバイザー
TOEFLは、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4つを測る資格で、海外に留学したい学生が留学前に受けることが多い資格です! TOEICよりも少し専門性が上がります! スコアとしては、70点台であれば就活でも強みとしてアピールできますよ!
伊藤うみ
TOEFLも少し気になりますね! 後で調べてみます!
TOEFLはTOEICと比べると、より専門的な単語が出てくるため、少し難易度が上がります。将来的に海外を中心に働きたいと考えている人に非常におすすめの資格と言えます。
また、スコアはアメリカの4年制大学に出願できる一般的なラインと言われている70点台であれば、就活でも英語力を強みとしてアピールしても問題ないでしょう。
日商ビジネス英語検定:2級以上
渡辺キャリアアドバイザー
日商ビジネス英語検定という資格を知っていますか? あまり知られていないかもしれませんが、ビジネス英語のライティングの力を証明することができる資格ですよ!
伊藤うみ
ライティングに特化している資格!? 何だか凄いですね!
渡辺キャリアアドバイザー
はい! ビジネスで使うことができる英語力を身につけられることはもちろん、企画書や報告書など英語のビジネス文書を作成する方法なども身につけられるので、とても実用的ですよ!
伊藤うみ
良いスコアを取れるかは分かりませんが、一度受けてみたいですね!
日商ビジネス英語検定は、ビジネスシーンで活かすことができる英語力が身につけられる資格です。特に、ライティングに特化しているため、文書の作成にかかわる事務職などを志望している人におすすめです。
ESや履歴書に書いて強みとなるのは2級以上で、就職前から就職後1、2年で身につけるべき英語力を身につけていることを証明できます。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見るどの資格にするか迷ったらTOEICがおすすめ
英語力に関する資格は数多くありますが、特に多くの企業が主な判断基準とするのは「TOEIC」です。
TOEICは、リスニングとリーディングで構成されており、990点満点のテストです。現在日本では一番メジャーな英語試験なので、みなさんも一度は名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか。
年間10回程度実施されており、全国各地に試験会場が設けられています。受験の機会が多いこともTOEICの魅力のひとつです。
また、TOEICのスコアには有効期限がありませんので、一度良いスコアを取ればESに書き続けることができます。
ただ、良いスコアを残すことももちろん大切ですが、一番重要なのは、就職後の実務に活かせるように勉強を継続することです。そのことを忘れずに、英語のスキルアップに向けて日々励みましょう!
例文あり! 面接で英語力について聞かれたときの答え方
伊藤うみ
面接のことも少し心配で……面接で英語力について質問された場合は、どのように答えれば良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
「あなたの英語力について教えてください」と言われても何と答えたら良いか分からないですよね! しかし、この質問は自分自身の英語力をアピールできる絶好のチャンスなので、ここでしっかりと答え方を身につけましょう!
伊藤うみ
アピールするチャンス!? そんなに大切な質問だとは思ってもみませんでした!
資格のスコアを答える場合
例文
TOEICのスコアは730点で、日常的な会話や読み書きができるレベルです。
英語は、大学受験の際にも苦手だったため、大学に入学してからも就職活動を見据えてコツコツ勉強していました。TOEICのスコアはこの3年間で300点以上上がりました。
また、現在はビジネスで通用する英語を身につけるために、オンライン英会話サービスを活用して、勉強しています。
御社に入社することができた際は、海外赴任にも積極的に挑戦したいと考えているため、さらなる英語力アップを目指したいと思います。
伊藤うみ
英語力を身につけるまでの道のりが書かれているので、すごく努力家なイメージが伝わってきますね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 単にスコアを伝えるだけになってしまうと、印象に残りづらいので、自分のエピソードや今後の目標について積極的に伝えると良いですよ!
留学経験について伝える場合
例文
私は昨年1年間アメリカに留学していたため、英語の読み書きや会話には自信があります。
幼少期から英語が好きだったということもあり、留学する前から英語が得意でしたが、留学を経て、現地の人のカジュアルな表現や言い回しを理解できるようになったことがとても大きな収穫でした。
また、現地の大学に通って単位も取得したため、経営学関連の専門用語であれば一通りは理解できます。
今後は社会人になるまでに、ビジネスで必要な英語力を身につけられるよう、勉強を続けたいと考えています。
伊藤うみ
留学で身につけられたことがたくさん書かれているので、この学生の英語力がより具体的にイメージできますね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りですね! 自分の英語力を具体的にイメージしてもらうことができると、入社後に活躍するイメージを持ってもらいやすくなりますよ!
アルバイト経験をアピールする場合
例文
私は大学1年生から3年間、海外のお客様に人気のお土産店でアルバイトをしていたため、英語での会話が得意です。
アルバイトを始めた頃は、お客様にどう話しかければ良いかわからず、ただ立っていることしかできなかったという時期もありましたが、お客様から声をかけてくださることも多く、徐々に会話ができるようになっていきました。
今では、お土産選びに悩んでいるお客様には積極的に声をかけ、会話を楽しんでいただきながら、お土産選びをしてもらえるように心掛けています。
ライティングとリーディングについては、勉強中なので少し不安はありますが、社会人になるまでには、ビジネスで通用する英語力を身につけておきたいと考えております。
伊藤うみ
アルバイトではありますが、仕事で英語を使っていたとなると、高評価を得られそうですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 英語で接客をしていたというのは、大きな強みなので積極的にアピールすると良いでしょう! また、英語に苦戦したエピソードがあるとリアリティがあるので良いですね!
勉強中であることを伝える場合
例文
大学受験や大学の授業を通して、読み書きは問題なくできますが、スピーキングとリスニングについては現在勉強中です。
目標としているのは、TOEIC700点以上とビジネス英会話の習得です。
現在はこの目標を達成するために、英語学習アプリを使いながら勉強を進め、週に2回英会話スクールに通っています。
これまでは、自分から積極的に英語を勉強しようと思うことはありませんでしたが、就職活動を始めたことで、商社で働きたいと思うようになり勉強を始めました。
今は、英語力に自信があるとは言えませんが、入社までに必ず目標を達成して、即戦力として活躍します。
渡辺キャリアアドバイザー
目標や勉強方法が具体的なので、熱心に勉強しているということが伝わります! また、自分の現状を包み隠さずに正直に伝えていることも良いですね!
伊藤うみ
なるほど……こういった伝え方もあるのですね!
アピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。自分の英語力をさらに効果的にアピールするために、ぜひ参考にしてみてください。
面接の自己PRは事前準備が肝!アピール方法徹底解説|例文13選
今からでも遅くない! 就活と並行しながら英語力を上げるための方法
伊藤うみ
あの……今更なんですが、自分の英語力に自信を持てなくて……もし、就活と並行しながら英語力を上げる方法をご存じでしたら教えていただけないでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
勇気を出して質問してくださりありがとうございます! 就活中は忙しいと思いますが、商社を志望しているのであれば英語の勉強もしておきたいですよね!
伊藤うみ
そうなんです……でも良い方法が思いつかなくて……。
渡辺キャリアアドバイザー
そういうことでしたら、私のおすすめの方法をお伝えしましょう! きっと参考になると思いますよ!
参考書や単語帳を使って独学で勉強する
渡辺キャリアアドバイザー
最も手軽な方法なのが、参考書や単語帳を使って独学で勉強することです!
伊藤うみ
大学受験の頃のような勉強方法ですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 独学の場合、参考書や単語帳の費用はかかりますが、それ以外はまったくお金がかかりません! また、しっかりと計画を立てて勉強を進めれば、独学であっても英語力を伸ばすことはできますよ!
伊藤うみ
独学が一番理想的ではありますね!
参考書や単語帳を使って独学で勉強する方法は、しっかりと自分で計画を立てながら進めることができれば、英語力を上げられます。また、少ないお金で始められるというのも嬉しいポイントです。
ただし、自分自身が怠けてしまったり、どのように勉強すべきかが分からなかったりする場合は、当然英語力が上がりづらくなってしまいます。そのため自己管理に自信がある人におすすめの勉強法と言えるでしょう。
日常生活に英語を取り入れる
渡辺キャリアアドバイザー
独学の延長にはなりますが、日常生活の中に英語を取り入れるというのもおすすめですよ!
伊藤うみ
日常生活に英語を取り入れる? どういうことでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、新聞や本を英語表記のものに変えてみたり、映画やテレビを見る時に英語の字幕を付けてみたり、移動時に聞く音楽を英語のポッドキャストにしてみたりするなどいろいろなことができますよ!
伊藤うみ
本当だ! 少し工夫するだけで英語を取り入れられそうですね!
英語が苦手な人の中には、英語に慣れていないという人がいます。そういった人には、日常生活の中に英語を取り入れて、英語に触れる機会を増やすことがおすすめです。
また、就活中はとても忙しくなるので、英語を勉強するためのまとまった時間は取りづらくなってしまいます。そのため、日常生活に英語を取り入れたり、ちょっとした隙間時間を活用して勉強することが大切なのです。
アプリやオンラインサービスを活用する
渡辺キャリアアドバイザー
近頃は、英語学習アプリやオンライン上で参加できるスクールなどが増えているので、そういったものを活用してみるのもおすすめです!
伊藤うみ
そんなものがあるのですか!?
渡辺キャリアアドバイザー
アプリやオンラインサービスはスマホ一台あればどこでも勉強ができるので、忙しい就活生にとっては本当に便利です! 有料のものが多いですが、一部のサービスを無料で使えるものもあるので、ぜひ一度試してみてください!
伊藤うみ
早速試してみたいと思います!
英語の学習と言えば、参考書を使ったり、英会話スクールに通ったりする方法を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、近頃はアプリやオンラインサービスで英語を勉強することもできるのです。
アプリやオンラインサービスでは、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングのすべてを網羅しているものも多いので、手軽に幅広く勉強することができますよ。
英会話スクールに通う
渡辺キャリアアドバイザー
英語の学習と言えば、やはり英会話スクールは外せませんよね!
伊藤うみ
英会話スクールか……。ビジネスに特化した教室もあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
もちろんです! 英会話スクールというと、小さな子どもや学生が通うイメージがあるかもしれませんが、大人が通える英会話教室もたくさんあります! 教室によっては学習計画やペースなどを管理してくれるため、1人で勉強するのが心細いという人におすすめですよ!
伊藤うみ
あー! そう言われるとすごく魅力的ですね!
自分1人だけでは勉強が思った通りに進まない、誰かにサポートしてもらいたいなどの思いがある人は、英会話スクールがおすすめです。また、英会話スクールには英語が母国語の先生がいる場合も多いので、よりリアルな英語を身につけられるでしょう。
ただし、英会話教室の場合は通う必要があるので、就活で忙しかったとしてもさぼらずに通い続けようと思える意思の強さが必要になります。
どうしても無理! 英語力に自信が持てない時の対処法
伊藤うみ
あの……。念の為お聞きしておきたいのですが、英語を勉強してもどうしても英語力に自信を持てないという時はどうしたら良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
英語力、なかなか自信を持てないですよね! でも、大丈夫ですよ! 適切に対処すれば英語力に自信が持てなくても問題ありません!
伊藤うみ
そんな対処方法があるのですか!? ぜひ教えてください!
英語力が求められない商社や職種を志望する
渡辺キャリアアドバイザー
まず1つ目の対処法は英語力を求められない商社や職種を志望することですね!
伊藤うみ
さきほど教えていただいた、国内の取引が主な商社やバックオフィス系の職種ということですね!
渡辺キャリアアドバイザー
よく覚えていましたね! その通りです! 英語力に自信を持てないまま、英語が必須の商社を志望していしまうと、選考が上手くいかないのはもちろんのこと、万が一選考が通ったとしても入社後につらい思いをしてしまう可能性がありますからね。
伊藤うみ
そうですよね……。これから英語を勉強するつもりですが、この選択肢も覚えておきます!
どうしても自分の英語力に自信が持てないという場合は、英語力が必要のない商社や職種を選びましょう。具体的には、取引が国内に集中している商社や、バックオフィス系の職種です。
ただし、企業によって求めるスキルは異なるので、自分のイメージや少ない情報だけで判断してしまうのは危険です。企業の採用ホームページを確認したり、企業説明会に参加したりするようにしましょう。
現在英語を勉強中であることを伝える
渡辺キャリアアドバイザー
今の英語力に自信を持てない場合は、現在英語を勉強中であることを正直に伝えることも1つの方法です!
伊藤うみ
さきほどの例文の中にもありましたね! でも正直に話してしまうと、不合格になってしまう可能性がありませんか?
渡辺キャリアアドバイザー
その可能性がまったくないとは言い切れません。しかし、履歴書や面接で嘘をつくのは絶対にいけませんし、単に英語力に自信がないということを伝えるだけでは、余計に印象が悪くなってしまいますよね。だからこそ、今努力していることをアピールするのです!
伊藤うみ
言われてみるとそうですね……。今の自分で最もアピールできる部分を伝えるべきですよね!
自分の今の英語力に自信がないからと言って、履歴書や面接で英語力に自信がないことをそのまま伝えてしまっては、評価が下がる一方です。
そのため、現状の英語力に自信が持てなかったとしても、入社までにはこのくらいのレベルにしたい、今はこういう方法で勉強しているなど、勉強中であることをアピールしましょう。また、履歴書や面接で嘘をついてしまうのは絶対にNGなので注意しましょう。
英語力以外のスキルや能力を積極的にアピールする
渡辺キャリアアドバイザー
商社だからといって、企業が求めるスキルが英語力だけという訳ではありません! そのため、英語力以外のスキルや能力を積極的にアピールすることで高評価を得られることもありますよ!
伊藤うみ
そうなんですか!? てっきりアピールできるポイントは英語力だけかと思っていました……。
渡辺キャリアアドバイザー
英語力は評価基準として重視される部分ではあるかもしれません。しかし、英語力だけがあれば良いというわけではないので、企業が求めているほかのスキルや能力を積極的にアピールすることが大切なのです!
伊藤うみ
良いことを聞きました! 英語力以外であれば私も自信を持ってアピールできそうです!
商社と言えば、英語力がなければ入社できないというイメージがあるかもしれません。しかし、英語力以外にもコミュニケーション能力やリーダーシップなど、一般的な企業が求めるスキルを重視している場合もあります。
また、企業によっては、英語力は入社後の研修で身につけられるようにしているため、学生の人柄や個性、経験などを重視しているということもあります。そのため、英語力がないからと言って、商社を諦める必要はないのです。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る英語力に自信がなくても大丈夫!大切なのは具体的な将来ビジョン
商社を志望するなら、英語力に自信が持てないとどうしても不安を感じてしまいますよね。
ただ、ひとつ勘違いしてはいけないことがあります。それは、英語さえ話せれば商社に就職できるわけではないということです。
どれだけ英語が流ちょうに話せても、その語学力を仕事に活かせなければ意味がありません。重要なのは、就職後に英語をどのように使うかという具体的なビジョンとイメージです。
語学スキルを伸ばすことはもちろん大切ですが、そのスキルを今後どう活かせるかをなるべく具体的に想像してみましょう。面接の際も、将来のビジョンを語ることで、現在のスキルに自信がなくても高評価を得られる可能性が高まります。
英語スキルだけにとらわれず、自身の本来のスキルも将来にどう活かせるかを併せてアピールできるように準備を進めましょう。
英語力だけじゃない! 商社で高評価が期待できる経験・能力・スキル
伊藤うみ
さきほど英語力以外のスキルや能力を積極的にアピールするということを教えていただきましたが、具体的にどのような能力・スキルが良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
質問ありがとうございます! それでは、商社で高評価が期待できる経験や能力、スキルについてお伝えしましょうか! 当てはまるものがあればぜひ積極的にアピールしてみてくださいね!
伊藤うみ
高評価を得られるのは嬉しいですね! しっかりと学ばせていただきます!
①海外で暮らした経験
渡辺キャリアアドバイザー
まず1つ目は、海外で暮らした経験です!
伊藤うみ
海外で暮らした経験か……。私はそういった経験はないですが、友人が幼少期の頃に親の仕事の都合で東南アジアの国で暮らしていたと言っていましたね! そういった経験ということでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 海外で暮らした経験があると、その土地で使われる簡単な日常会話を身につけられていることが多いですよね! また、言語を身につけられていなかったとしても、その国の文化や生活などを深く理解できていたりもするので、高評価につながる可能性があるのです!
伊藤うみ
なるほど! そういったところもアピールポイントになるのですね!
商社では、海外への赴任や出張が多くなります。そのため、海外で生活をした経験があるというだけでも大きなアピールポイントとなるのです。また、その国の文化や生活などへの理解が深ければ、現地の人とのコミュニケーションもしやすくなるということもあるでしょう。
そのため、海外で暮らしたことがあるという人は、住んだことがある国と取引をおこなっている商社を探し、自分の経験をアピールしてみると高評価につながる可能性が高まりますよ。
②留学経験
渡辺キャリアアドバイザー
留学経験も大きなアピールポイントになります!
伊藤うみ
海外で暮らした経験と同じく、海外の文化や生活に触れているというのは、アピールポイントになりそうですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! また、語学力についても留学をしていれば、現地の通用する語学力を身につけられているというイメージを持ってもらうことができるので、より高い評価を得られる可能性が高いですよ!
伊藤うみ
なるほど! 語学力だけをアピールするよりも、留学経験を通して語学力をアピールした方が印象が良くなりそうですね!
留学経験をアピールすると、語学力をアピールできることはもちろん、その国の暮らしや文化に対する理解が深いというイメージを持ってもらえる可能性が高まります。
ただし、長期的に留学をしていたにもかかわらず、語学力があまり身についていないと、逆に評価を下がってしまう可能性もあるので、ある程度語学力も身につけている状態でアピールすようにしましょう。
➂英語以外の語学力
渡辺キャリアアドバイザー
語学力と言えば、英語というイメージが強いかもしれませんが、英語以外でも大きな強みになりますよ!
伊藤うみ
英語以外の言語でも良いのですか!?
渡辺キャリアアドバイザー
近頃は、英語圏以外の国や地域との貿易も盛んになっています。そのため、商社で活かすことができる言語は、英語だけという訳ではないのです!
伊藤うみ
そう言われると、韓国のコスメや中国の家電製品、東南アジアの食品など、よく見かけるようになりましたね!
商社で活かせる語学力は英語に限ったことではありません。近頃は、さまざまな国との取引をおこなう商社が増えているため、どんな言語でも強みとなる場合があるのです。
ただし、自分が習得した言語を必要としていない企業を選んでしまうと、魅力的に映らない可能性が高いので、自分が話せる言語が使われている国や地域との取引をおこなっている企業を探すようにしましょう。
④コミュニケーション能力
渡辺キャリアアドバイザー
どんな企業でも求められる能力ではありますが、商社でもコミュニケ―シション能力は高く評価される可能性が高いですよ!
伊藤うみ
会議や商談などが多いからですか……?
渡辺キャリアアドバイザー
よくわかりましたね! その通りです! どんなに英語力があったとしても、他人との会話が苦手であったり、コミュニケーションを円滑にできなかったりすれば、商社の仕事は務まりません!
伊藤うみ
英語力も必要ですが、コミュニケ―ション能力も必須ですね!
コミュニケーション能力の高さは、ほかの企業と同じく商社でも高く評価される可能性があります。会議や商談をスムーズに進めるためにはコミュニケーション能力が必須となりますし、社内の関係構築のためにも必要です。
また、単に自分の意見を伝え相手の意見を聞けるというだけでなく、信頼関係を構築することができるコミュニケーション能力をアピールすることが大切です。
こちらの記事では、コミュニケーション能力を強みとした自己PRの書き方を解説していますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文10選|コミュニケーション力の自己PRは個性のアピールが肝!
⑤行動力
渡辺キャリアアドバイザー
商社で活躍するためには、圧倒的な行動力が必要となります! そのため、行動力をアピールすることもおすすめですよ!
伊藤うみ
海外赴任や海外出張、行動力がないとできないですよね……!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! 素早く行動することができなければ、競合に先を越されてしまったり、相手からの信用を得られなかったりするということがありますからね!
伊藤うみ
行動力と合わせてフットワークの軽さも必要そうですね!
行動力をアピールすることで高評価につながることもあります。商社では、良い商品があれば海外・国外問わず、さまざまな場所に赴き買い付けをする必要があります。そのため、行動力やフットワークの軽さなどが必要不可欠なのです。
また、行動力についてアピールする学生は少なくないので、独自のエピソードを入れることはもちろん、行動力から得られた成果や結果を具体的に伝えることがポイントとなります。
⑥体力
渡辺キャリアアドバイザー
あまりイメージがないかもしれませんが、商社では体力もアピールポイントになるのですよ!
伊藤うみ
体力!? 意外ですね! でも、なぜなのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
商社は、残業時間が長かったり、出張が日常茶飯事だったりするなど、かなりハードな業界です! そのため、ハードな業務に耐えることができる体力が求められるのです!
伊藤うみ
そういうことだったのですね! となると、部活やサークルなどのエピソードも強みになりそうですね!
商社というと、高学歴であったり語学が堪能であったりするなど、スマートな人が働く会社という印象を持つ人も多いかもしれません。しかし、働く環境や業務はかなりハードなので、体力も必要となります。
そのため、高校や大学で部活動に取り組んでいたエピソードやたくさんのアルバイトを掛け持ちしながらハードに働いていたというエピソードも好印象を与えられる可能性があるのです。
⑦リーダーシップ
渡辺キャリアアドバイザー
最後に紹介するのはリーダーシップです!
伊藤うみ
リーダーシップ? 商社とはあまり結びつかないような気がしますが……。
渡辺キャリアアドバイザー
そんなことはありませんよ! 商社では、突然海外に赴任して現地で会社を立ち上げなければならなくなったり、現地の人と協力しながらプロジェクトを進めなくてはならなかったりするなど、自分が先頭に立って周りを巻き込んでいく力が必要なのです!
伊藤うみ
そんなことがあるのですか! 商社で働くには相当な覚悟が必要ですね!
商社と言うと、1人もしくは数人で行動して買い付けなどをおこなうというイメージが強いかもしれません。しかし、海外へ赴任するとなると、自分自身が中心となって現地の人をまとめながらプロジェクトを進めなくてはならないのです。
そのため、自分の力を試したい、海外へ赴任したいなどの思いが強い人は、リーダーシップを強みとしてアピールして、入社後に歩みたいキャリアについても話すと良いでしょう。
商社で必要な英語力を身につけて内定を獲得しよう!
渡辺キャリアアドバイザー
ここまで商社で必要な英語力についてお伝えしてきましたがどうでしたか? 不安や疑問は残っていませんか?
伊藤うみ
いろいろと教えていただけたので、本当にスッキリしました! はじめは何が何だかわからなかったのですが、今では目標とすべき英語力や取得すべき資格が明確になっています!
渡辺キャリアアドバイザー
そう言っていただけて良かったです! 商社を志望しているのであれば、就活の際に英語力が必要なのはもちろんですが、入社後に活躍するためにも必要なスキルなので、今のうちから勉強しておきましょうね!
伊藤うみ
はい! 今日の帰りにでも英語の参考書を本屋さんに見に行こうと思います! 本当にありがとうございました!
渡辺キャリアアドバイザー
その行動力、素晴らしいですね! 就活が上手くいくことを応援しています!
ここまで読んで、商社での英語価値についての理解は深まったかと思います。もっと大きな枠として、どんな企業がどんな英語力を求めているかをまとめている記事があるので、確認してみてください。
就活で英語力は武器になる! 強みと紐づけて圧倒的な差をつけよう
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー