企業研究ノートを作る3ステップ! イラスト付きでわかりやすく解説

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意外と知られていない!?企業研究ノートを就活に活かす秘訣は〇〇
「マンガでわかる企業研究ノートの作り方|調査必須のポイントも解説」の記事に登場するキャラクター

目次

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企業研究ノートをつかって就活を効率的に進めよう

マンガでわかる!この記事の読み方|企業研究ノートの作り方

伊藤うみ

企業研究ノートって就活に役に立つのかな?

佐藤みなと

作成に時間がかかりそうだから、面接の練習をした方がきっと効率的に進められると思うよ!

田中キャリアアドバイザー

おや、なにか悩んでいるようですね。

伊藤うみ

田中さん! 就活を始めたばかりなのですが、企業研究ノートを使えば効率的に就活を進められると聞きました。しかし、非効率だという意見を聞いて作成するかどうか迷っています。

佐藤みなと

僕は就活を始めて数カ月が経ちますが、就活はとにかく時間がないのでノートに記録するよりも説明会やインターンシップへの参加など行動を起こす方が効率がいいと思うんです。

田中キャリアアドバイザー

ノートの作成に時間を使うことは非効率に思えるかもしれませんね。ですが、活用方法によっては選考対策や就職先の意思決定などさまざまな場面で役に立ちます。効率的に就活を進めることができますよ。

伊藤うみ

自分に合った企業を見極めるために活用しようと思っていましたが、選考対策にも役立てることができるのですね!

田中キャリアアドバイザー

就活は限られた時間の中で人生にかかわる大きな意思決定をする必要があります。企業研究ノートを作成することで、時間を有効活用しながら自分に合った企業を選択することができますよ!

佐藤みなと

実は就活と学業との両立がなかなかうまくいかず悩んでいます。ぜひ詳しく教えてください……!

田中キャリアアドバイザー

お任せください! それでは、企業研究ノートの作成方法から有効活用する方法までしっかり説明していきますね。

伊藤うみ

よろしくお願いします!

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まずはチェック! 企業研究ノートってどんなもの?

伊藤うみ

実は、企業研究ノートとはどんなものかよく知らないんです。先輩から就活で役に立ったと聞いて興味を持ちました。

佐藤みなと

企業について調べたことをノートに記載するのでしょうか? 正直、どうしてノートに記録する必要があるのかあまり理解できていません。

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートとは、自分が興味のある企業の情報を整理したノートのことをいいます。企業の情報を記録し、自分なりにまとめることで理解を深めることができますよ。

伊藤うみ

これから企業探しをしていくので、タイミングとしてはぴったりです!

佐藤みなと

僕は就活を始めて何カ月か経っているから、企業研究ノートを作成するのはもう遅いのかな……。

田中キャリアアドバイザー

どんなタイミングでも意味がないことはありません。ただ、選考にも役立てることができるので早く作成するに越したことはありませんね。

伊藤うみ

みんなどのくらいの時期から企業研究ノートの作成を始めるのでしょうか。

田中キャリアアドバイザー

それでは、ノートの作成を始めるのに適した時期やそもそも企業研究ノートを作成する目的について紹介をしましょう。

伊藤うみ

目的がわかると、どんなノートを作成すべきなのか明確になりますね。ぜひ詳しく教えてください!

企業研究ノートを作る目的:企業の情報を整理して理解を深める

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートを就活に役立てるためにも、ノートを作成する目的を理解することが大切です。

就活において企業研究は欠かせません。選考を受ける企業を決めたり、選考対策の一環として、さまざまな手段を活用して企業についての情報収集をする必要があります。

しかしただ情報を集めるだけでは、必要な情報をがあちこちに散らばってしまいます。そこで集めた情報を見やすくまとめて管理できるのが企業研究ノートです。

企業についてのさまざまな情報をノートにまとめることで、「必要な情報を瞬時に確認できる」「ほかに何を調べたら良いのかがすぐわかる」など企業についての情報を扱いやすくなるのです

伊藤うみ

情報をまとめることで、頭の中も整理されて企業についての理解が深まるのですね。

佐藤みなと

追加で調べたいと思っていた内容や、不足している情報がひと目でわかることで企業についての情報収集がしやすくなりますね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね! それに、得た情報をノートで見直しながら整理することで新たな気づきや発見にもつながりますよ。

企業研究ノートを作る時期:大学3年生から

企業研究ノートを作成する時期は、大学3年生への進学を目安にしましょう。大学三年生になるとインターンシップや説明会などに参加する機会が多くなります。企業研究ノートがあれば企業について入手した情報を忘れないように管理できるので、スムーズに就活を進められますよ

また、面接対策にも役立ちます。たとえば、面接では企業のことについて聞かれることがあります。たとえば、「なぜこの事業に興味があるのか」「同業他社の中でもなぜ自社を志望するのか」などです。そのときに企業の情報を整理しておくことでスムーズに回答できます。

伊藤うみ

就活が始まる前の段階で企業研究ノートの作成することで、エントリーする企業を絞り込めるので就活を有利に進めることができるのですね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね。ただ、就活がスタートしてから作成することも十分に効果があります。面接対策にも活用できるので、自分が理解しやすい形で企業の情報をまとめておくことが重要です。

佐藤みなと

情報を可視化することで、企業についてどこまで理解できているかもわかりやすくなりそう!

伊藤うみ

企業の質問にも対応できるようなノートをつくれば、情報を過不足なく情報収集できますね!

田中キャリアアドバイザー

その通りです! また就活では大量の情報を扱うことになるため、せっかく調べた内容を忘れてしまうこともあります。そのような抜け漏れを防ぐためにも活用できますよ。

佐藤みなと

一度調べた内容を再度調べ直すのは、手間がかかってしまいますし効率的ではありませんね。僕も収集した情報を忘れないようにするために、ノートに記録しようと思います!

就職先の決定に迷いがある場合、企業ならではの取り組みや雰囲気など理解を深めることで、自分に合った企業を見つけることができますよ。この記事では納得のいく就職先の選び方を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
就職先の決め方にもう迷わない! マンガでわかる見つけ方5ステップ

就職先を迷ってしまう要因は「自己分析不足」にあるかもしれません。自分が企業に求める条件が曖昧なままではなかなか意思決定ができません。この記事では、自己分析から自分に合った企業を見つけるコツを紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
就職先が決められない!自己分析から導く企業選びのコツ8選

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就活に役立つ? 企業研究ノートの活用をおすすめする4つの理由

企業研究ノートの活用をおすすめする4つの理由

佐藤みなと

企業研究ノートがどのようなものなのか具体的にイメージができました!

伊藤うみ

企業研究ノートの必要性についても理解しました!

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートは手間のかかるものと思われがちですが、うまく活用することで就活を有利に進めることができる最強のツールなのです。

伊藤うみ

具体的にはどのように活用するのでしょうか……? 就活をまだ始めたばかりなので活用イメージがわきません。

佐藤みなと

就活へどのように活用できるのか知っておくことで、就活に役立つノート作りができそうです。企業研究ノートの活用をおすすめする理由が知りたいです!

田中キャリアアドバイザー

それでは、より具体的に就活で企業研究ノートがどのように役立つのかを説明していきましょう。活用方法を抑えたうえでノートを作成すると就活に役立つノートに仕上げることができますよ。

①企業研究が深まる! 漏れのない情報収集ができる

佐藤みなと

まずは、企業研究ノートを活用することで企業の情報を漏れなく整理することができるのですよね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね! 漏れなく企業の情報を収集することで企業理解が深まります。

企業研究ノートでは、興味のある複数の企業の情報を記録することで企業情報を一覧にしてまとめることができます。調べる項目を決め、それぞれの企業について調べることで、今どのような情報が集められていて、何の情報が集められていないかが明確になります。

また、面接で質問されて答えられなかった企業についての事柄などを記録していくことで、企業理解を深めるだけでなく選考対策にもつながりますよ

伊藤うみ

複数の企業の情報を均等に集めることができるのですね!

佐藤みなと

また、企業のどんな情報を自分が理解しているのか必要な情報を覚えやすくもなりますね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね! 面接では緊張をして、企業について調べたことを本場で答えられないこともあります。企業研究ノートを作成することで必要な情報を記憶しやすくなるので、スムーズな回答にもつながります。

②差別化しやすい! 他社との違いがひと目でわかる

企業研究ノートに決まったフォーマットはありませんが、基本的にあらかじめ決めておいた項目を情報収集しながら埋めていきます。決まった項目ごとに情報をまとめることで、企業同士の情報を見比べやすくなりますよ。

他社との違いがひと目でわかるようになるので、企業独自の取り組みや企業ならではの魅力など他社との差別化がしやすくなります。他社との差別化をすることで、志望企業を選ぶ根拠が明確になり納得感のある志望動機がつくれるようになりますよ。

田中キャリアアドバイザー

志望動機では、なぜ他社ではなく自社を志望するのか理由を求められます。このときに、同業他社との差別化が明確であることが重要なのです。

伊藤うみ

志望動機の作成にも役立てることができるのですね!

佐藤みなと

1冊のノートにまとめることで、違いを可視化できるので比較がしやすくなりますね!

田中キャリアアドバイザー

同業他社との違いを明確に理解したうえで企業を志望することを伝えることができれば、自社への志望度の高さをアピールできますよ。

佐藤みなと

本格的にはじまる選考に備えるためにも企業研究ノートは役立つのですね!

田中キャリアアドバイザー

志望動機は合否を左右するともいえる重要な項目です。企業研究ノートを活用して、同業他社との比較を進めていきましょう。

③面接対策に役立つ! 深掘り質問への対策ができる

伊藤うみ

ほかにも選考対策に役立つことはありますか?

田中キャリアアドバイザー

面接での「深掘り質問」に答えられるようになることですね!

伊藤うみ

深掘り質問とはなんですか……?

田中キャリアアドバイザー

深掘り質問とは、学生の回答に対してさらに質問を重ねることをいいます。話を深く掘り下げることで、学生の本心や本質を見極めることができるのです。

佐藤みなと

たとえば、どんな質問があるのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

たとえば、学生が企業の事業に興味があると回答したとします。そこに、「事業に興味をもったきっかけはなんですか」「特に事業のどんなところに興味がありますか」といった質問をされることがあります。

伊藤うみ

企業の事業をよく理解できていないとなかなか回答できませんね……。

田中キャリアアドバイザー

そうですね。企業研究ノートを活用することで企業理解が深まり、このような深掘り質問にも対応できるようになりますよ。

企業の情報を企業研究ノートにまとめる過程で企業理解が深まることもありますよ。たとえば、整理している中で情報に疑問が生まれれば、追加で疑問を解消する情報を調べるようになります。

たとえば、整理している中で情報に疑問があれば、追加で疑問を解消する情報を調べるようになります。そうすることで、より深い情報収集ができるようになります。

情報は集めるだけではなく、企業について得た情報と自分の価値観を照らし合わせて理解することが重要です。その結果、自分の言葉で企業について語れるようになり深掘り質問にも対応しやすくなりますよ。

④ノートがお守りに! 企業をよく理解しているという自信になる

企業研究ノートは当然ながら、情報をまとめていくほど量も膨大で内容も濃いものとなっていきます。自分がどれだけ企業について調べたのか、努力がひと目みてわかるのです。

面接当日は誰しも不安や緊張を感じるものですが、企業研究ノートという存在あることで「これだけ準備したから大丈夫」と安心や自信につながります

また、企業研究ノートには企業についてのあらゆる情報が自分にとってわかりやすくまとめられています。そのため、面接当日に確認したいことがすぐに調べられるようになるのです。面接会場に向かう電車の中や、面接までの待ち時間で手軽に見返すことができますよ。

伊藤うみ

私はプレッシャーに弱いので、面接当日はとても緊張すると思います。今まで頑張ってきたノートをお守りにすることで、こんなに頑張ったんだから大丈夫だと勇気をもらえそうですね。

佐藤みなと

今までどれだけ準備に時間をかけて頑張ってきたか見返すことができるのですね。安心につながりそうです。

田中キャリアアドバイザー

また、面接前に志望企業の情報を復習しておけば内容の抜け漏れを防止することもできます。必ず面接当日は企業研究ノートを忘れないように持っていきましょう。

キャリアアドバイザーコメント

企業研究ノートを見返して自信を持って選考に臨もう

企業研究ノートは精神的なお守りとしての効果ももちろんありますが、面接直前に見直して大切な情報を思い返すのにも就活ノートはとても効果的です。自分の手で記録した情報は記憶に残りやすく、パッとノートを開いたときにどこに何が書いてあるかすぐにわかりますし、1つの情報から関連する情報も思い出しやすくなります。

面接はとても緊張する場面ですから、緊張のあまり今まで覚えていた企業の情報を直前になって忘れてしまうこともあります。そんなときに、企業研究ノートを見返すだけで今まで調べた企業の情報が鮮明に思い出せるようになりますよ。

企業研究ノートでまとめるべき基本のチェック項目4選

企業研究ノートでまとめるべきチェック項目

伊藤うみ

企業研究ノートを活用して、企業についての理解を深めて自分に合った企業を見つけたいと思います!

佐藤みなと

僕はこれからの選考にしっかり対策するためにも、企業研究ノートを作成することに決めました!

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートを活用する目的が明確にできているので、就活に役立つノートが作成できそうですね!

伊藤うみ

就活に役立つように作成するためのポイントはありますか?

田中キャリアアドバイザー

そうですね。企業研究ノートを作成するときには、あらかじめ企業についてどんな情報を調べるのか項目を決めておくといいですよ。

佐藤みなと

これだけは絶対に調べておくべき! というような項目があれば教えていただきたいです。

田中キャリアアドバイザー

これから就活を始める人も本格的な選考に移る人も必ず押さえておくべき項目があります。企業研究の基本となる項目を紹介していきましょう。

①企業の基本情報

田中キャリアアドバイザー

まず企業研究において必要なのか、企業の基本事項です。基本情報からは、企業の業界内での立ち位置やや社風などを把握することができますよ。

企業の基本情報

  • 企業名
  • 創業年
  • 本社所在地
  • 業界
  • 従業員数
  • 経営理念

企業名は必ず正式名で記載しましょう。たとえばエントリーシート(ES)を作成するときは企業名を記載する場面があります。社名を間違えてしまうと、自社への興味が低いと思われてしまう可能性も考えられます。後株か前株なのか、ローマ字表記などに注意が必要です。

また、経営理念も押さえておくことが重要です。経営理念は、企業が経営をおこなううえで一番大切にしている考え方や価値観のことです。経営者の想いや企業の目指すべき姿を反映しているものとも言えるでしょう

そのため、経営理念にもとづいて事業を展開したり、従業員の評価基準を決めるなど重要な役割があるのです。

田中キャリアアドバイザー

経営理念が自分の価値観とマッチしているのかをよく考えてみてくださいね。

伊藤うみ

たしかに、経営理念に共感することができれば、働くうえで違和感を覚えたりすることもなさそうですね。社風もマッチしそう!

田中キャリアアドバイザー

その通りです! 企業によっては経営理念に共感できるかどうかを採用の可否を決める重要な指標としている場合もあります。しっかりチェックしておきましょう。

②企業の事業内容

事業内容も企業研究において欠かせない項目です。たとえば食品メーカーの場合、食品の製造や販売が主な事業内容です。志望する企業がどんな事業を展開しているのか必ずチェックしておきましょう。

また、企業によっては1つの事業だけでなく、複数の分野に事業を展開している場合もあります。メインとする事業以外はあまり知られていないケースもあるので、事業内容を知っているつもりでも思い込みで済ませずに必ず調べるようにしてくださいね

田中キャリアアドバイザー

たとえば、食品メーカーが外食チェーンなど飲食サービス業を展開している場合もあります。入社後にどのような事業に配属されるかはわからないので、企業の事業を知っておくといいですよ。

伊藤うみ

もし事業内容を知らないことが企業に伝われば、準備不足と捉えられてしまう危険性もありますね。

佐藤みなと

入社後に携わる可能性のある事業が自分が興味が持てるものであるのかの確認も必要ですね。

田中キャリアアドバイザー

入社後のミスマッチを防ぐためにも、面接では事業内容の理解度を確認する質問もあります。選考対策のためにも、しっかり確認しておいてくださいね。

③選考の流れ

田中キャリアアドバイザー

選考フローは企業によって異なります。選考フローを記載して、企業に合った対策を進めましょう。

選考フローとは企業が応募者に用意した、内定にたどり着くまでの選考の流れを示したものになります。選考フローは、企業ごとに異なります。たとえば、WEBテストを実施している企業もあれば設けていない企業もあります。

このように選考フローによって必要とする対策やおこなうべき準備にも違いがあるのです。企業の選考フローを把握できていないと、どのような対策をすべきかががわからず、選考突破が難しくなってしまう危険性もあるので、注意してくださいね。

選考フローの例

  • 書類選考→グループディスカッション→一次面接→二次面接→最終面接
  • 適性検査→一次面接→二次面接→最終面接

伊藤うみ

いろいろな企業の選考を同時に進めていくことになるので、混乱しないようにするためにもまとめておいた方が良さそうです。

佐藤みなと

選考フローはほとんどの企業がホームページの採用ページに記載していますよね。しっかりメモをして、スケジュール管理をします!

各フェーズに応じた対策のおこない方は下記記事で解説しています。選考フェーズごとに企業側の意図を押さえて、対策に取り組みましょう。

一次面接は基礎力を身につけることがポイントです。一次面接の対策に悩んでいる人はこちらを参考にしてくださいね。
一次面接対策はココから始めれば大丈夫! 3ステップで選考突破へ

二次面接は独自の対策が必要です。詳しい対策方法についてはこちらを参考にしてください。
マンガでわかる! 二次面接の特徴・対策・頻出質問をまるごと解説!

最終面接を突破するための対策はこちらで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
例文付き|最終面接直前でも大丈夫! ポイントを押さえて内定に王手

④所感や疑問点などのメモ

企業研究ノートでは、調べる情報だけではなく随時自分のコメントを記載できるようなスペースをあけておくことがおすすめです。企業について調べていく中で、疑問に思った点や気になったことが出てくることがあります。そんなときにメモができるスペースを残しておくといいですよ。

このメモスペースは選考のときにも役に立ちます。たとえば、面接では逆質問を求められることがあります。逆質問とは、学生が企業側に向けてする質問のことです。ここで、企業研究をしていて疑問に思った点を投げかけることで企業の理解が深まります

伊藤うみ

自分で調べてわからなかったことを聞けると、選考も有意義な時間にできますね!

田中キャリアアドバイザー

逆質問で社員しか回答できないようなことや企業についてよく理解していないとできない質問ができれば、志望度の高さをアピールすることもできますよ。

佐藤みなと

企業研究ノートを作成するだけで、自然と逆質問ができるのですね!

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

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企業研究ノートでは所感や疑問点をメモして企業理解を深めよう

企業研究ノートでは特に「所感や疑問点」などのメモが非常に重要です。所感や疑問点をメモしておくことで、面接やインターンなどでの逆質問に役立ちます。

たとえば「説明会の雰囲気がすごく優しい感じがした」「興味のある地方創生事業を立ち上げる予定がある」といった説明会で話をされた中で感じたことや興味を持ったポイントをメモしておくといいですよ。

会社のHPを見たり、説明会の説明を聞いてその内容を「全て」理解できることはほぼありません。その中で特に「これがわからない」「大事なことである気がするけどピンとこない」といったことなど、自分の中で引っかかりを感じたことをどんどん追記していくことで、自然と面接で質問したり話をする材料が増えていきます。

企業理解を深めることにもつながりますので、「所感や疑問点」の項目をうまく活用してみてくださいね。

39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。

そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけ面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。

そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。

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企業研究ノートを就活に役立てよう! 選考対策につながるチェック項目4選

選考対策に活かせる企業研究ノートのチェック項目4選

田中キャリアアドバイザー

ここまでが、いわば必要最低限といわれる項目です。

伊藤うみ

企業研究ノートについてだんだん活用イメージがわいてきました!

佐藤みなと

とても便利なツールだと思います。より効果的な活用方法について知りたいです!

田中キャリアアドバイザー

意欲的で素晴らしいですね! それでは、ここからは企業研究ノートを志望動機に役立てるために必要な項目を説明していきましょう。

伊藤うみ

志望動機の作成にも活用できるんですね! しっかり項目をチェックします。

①企業の強み・特徴

同業他社とは違う企業の強みを知っておくことが大切です。志望動機では、同業他社の中でも「なぜ自社を選ぶのか」を明確にすることで企業を志望する根拠を示すことができますよ。

また、企業研究ノートを活用すれば、同じ業界だったとしても企業同士の比較が簡単におこなえます。ほかの企業と比べた強みや企業独自の特徴を理解しやすくなりますよ。企業の強みは、企業が自らホームページや求人広告などでアプローチしていることが多いので、チェックしてみてくださいね。

企業の強みの例

  • 最先端の技術に携われる
  • 業界でトップシェアを誇る
  • 海外の複数の拠点に店舗を展開している
  • 女性管理職の割合が高い

田中キャリアアドバイザー

企業単体でみるだけではなく、同業他社と比較することで、改めて企業の強みを理解できたり、新たな魅力に気づくことができるかもしれません。

佐藤みなと

もし、同業他社でも同じような取り組みをしているものを志望理由としてしまうと、ほかの企業でも良いのではないかと思われてしまうかもしれませんね。

伊藤うみ

志望企業だからこその強みを見つけることで、企業を志望する理由が明確になるのですね!

②企業の弱点・課題

佐藤みなと

強みをチェックする必要があるということは、同じように企業の弱みも整理した方がいいのでしょうか……?

田中キャリアアドバイザー

良い発見です! 企業の弱みや課題については、選考で質問される可能性もあります。

伊藤うみ

そうなんですか!

田中キャリアアドバイザー

企業理解ができているのかを確かめるために質問されることもありますよ。

企業の弱みや課題は、強みのように企業が大々的にアピールしているものではありません。企業の事業内容や業界での立ち位置を理解しているからこそ、課題が浮き彫りになるのです。

そのため、志望度の高さや自社への興味を確かめるために企業の課題について聞かれることがあります。

また、選考対策の意味合いだけではなく、自分自身の企業選びの際にも役立てることができますよ。企業の強みと課題の双方の理解を深めることで、将来性の予測を立てることができます

企業の持つ弱みが今後の企業の成長にどのような影響を与えるのかを踏まえて志望企業を絞っていくといいですよ。

伊藤うみ

自分の目標を叶えるためにも、これから成長していく可能性が高い企業に入社したいです。

佐藤みなと

企業研究をしていると企業が押し出す強みに注目してしまいがちでした。自分に合った企業を選ぶためにも強みと弱みのどちらもチェックします!

③企業の将来性・今後の展望

企業を選ぶうえで、企業の将来性を重視する人もいるでしょう。将来性があるということは社会に必要とされているとも言い換えられます。そのため、働いていてやりがいを感じやすく、業績も安定している傾向にあります。

また、企業の今後の展望についてもチェックしておくことがおすすめです。たとえば、「海外進出を視野に入れている」「3年以内で上場を目指している」など企業の方針をチェックするといいですよ。企業の展望と自分の理想とする仕事や働き方がマッチしているか確認できます。

将来性を判断するのに必要な項目

  • 業界自体が伸びている・今後も伸びると予測される
  • 将来的にニーズがなくならない商品・サービスを扱っている
  • 世の中の動きに柔軟に対応できる社風がある
  • 企業の業績が伸びている

伊藤うみ

将来性があるか判断する要素はさまざまあるのですね!

佐藤みなと

上場を目指している企業だとわかれば、今後社員数を増加していくだろうと予測できますね。そうなればチームをまとめるマネジメント職にもチャレンジできる可能性が高そうです!

伊藤うみ

みなとくんはマネジメントに興味があるんだね。自分の理想とするキャリアが叶う企業を見極めるためにも企業の展望をチェックします!

田中キャリアアドバイザー

企業の展望と自分の目指すキャリアがマッチしていることをアピールできれば、志望動機にも納得感が生まれます。

次の記事では、それぞれの業界を挙げて特徴や魅力について解説しています。業界自体の動向を知りたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
初めての業界図鑑|全8種類の業界の特徴・魅力・動向を徹底解説

④企業が求める人物像・応募条件

田中キャリアアドバイザー

求める人物像や応募要項は選考対策に必須ともいえる項目です。たとえば「明るく積極的な学生」「真面目で誠実な学生」など企業によって異なりますが、どんな企業も求める人物像により近い学生に入社してほしいと思っています。

田中キャリアアドバイザー

企業の求める人物像を知ることで、自分の持っているどんな強みを押し出すべきか、選考での振る舞い方などを知ることができます。

伊藤うみ

企業の求める人物像にそった回答や振る舞いを心掛けることで、選考の突破につなげることができるのですね! 選考までに忘れないようにメモをしておきます。

応募条件とは、企業へ応募するために満たしている必要がある基準のことをいいます。求める人物像とは違って、基準に達していないと企業の選考を受けることができません。応募要件を確認したうえで、エントリーするようにしてくださいね。

田中キャリアアドバイザー

企業によっては、一定の英語スキルを保有している学生を募集している企業や応募対象を理系学生のみとしている場合もあります。

佐藤みなと

知らずにエントリーをしてしまうと工数がかかってしまいますね。

田中キャリアアドバイザー

ほかにも、必須ではないもののあると有利に働く資格や経験を記載している企業もあります。たとえば、会計系の企業では「簿記2級以上の資格がある学生歓迎」などとして募集をしていることもありますよ。

佐藤みなと

有利に働く資格を持っていれば積極的にアピールしたいですね! 忘れないように企業研究ノートに記載します。

キャリアアドバイザーコメント

企業の求める人物像の理解を深めるコツを押さえよう

企業研究ノートに記載する内容の1つ「企業の求める人物像」を記載するときのポイントは「自分にわかりやすい言葉に噛み砕いて書く」ということです。

たとえばある企業の求める人物像として「顧客に向き合える人」というものがあったとします。この文言で自分の中に納得感があればいいのですが、「顧客に向き合うってどういうこと?」という疑問がある場合、調べたり解釈を考えたうえで「自分の言葉で」書き直してみましょう。このケースだと「顧客の考えていることや困っていることを、自分のこととして真剣に考えること」といったことです。

このように、抽象度の高い言葉や表現を「自分にわかりやすい言葉に噛み砕いて書く」ようにすることで、その言葉を実感を持って使えるようになりますし、面接などでも自信を持って答えることができるようになります。ぜひ試してみてくださいね。

働くための条件を確認しよう! 企業選びに活かせるチェック項目4選

企業選びに活かせるチェック項目4選

伊藤うみ

選考が進んで志望企業を絞っていくとなった場合、企業で働く条件も判断基準として重要ですね。

佐藤みなと

僕は、地元で働きたいから転勤のない会社に入社したいと思っています。

田中キャリアアドバイザー

働くための条件が自分に合っているかという点は就職先を選ぶうえで大切な項目です。条件についても企業研究ノートに記載するしておくといいですよ。

伊藤うみ

企業選びのときに、自分に合った企業であるか他社と比較しやすくなるのですね!

佐藤みなと

どんな項目をチェックしておけば、企業を選ぶときに役立つのでしょうか? 詳しく教えてください!

田中キャリアアドバイザー

それでは就職先を絞っていくときに企業研究ノートを活用できるように、必要な項目を紹介していきましょう。

①給与・年収

佐藤みなと

僕が働くうえで一番気になるのは給与についてです。しっかり稼げる仕事がしたいと考えています!

田中キャリアアドバイザー

お金と生活は切り離せないものです。生活していくためにはお金が必要になります。将来の見通しをたてるためにも、就職先を決める前に年収を把握しておきましょう。

給与や年収は企業のホームページにある募集要項で確認できます。基本的には入社1年目で支給される月給が表示されており、実際に手元に入ってくる金額は表示金額から税金を差し引いた額になります。企業によっては数年後の年収モデルを記載している企業もありますよ。

1年間で大幅に年収が上がる企業もあれば、勤続年数ごとに徐々に給与が上がっていく企業もあります。給与がアップするペースや条件は企業によって異なるので、モデル年収や昇給制度などを確認しておくといいですよ

田中キャリアアドバイザー

また、残業代についても確認しておきましょう。企業によっては、残業が発生した際に都度別途支給される場合と、基本給に固定残業代として含まれている場合があります。

伊藤うみ

基本給が同じ企業同士でも、残業代が加算される企業では、表示金額よりも多く給与が手元に入るのですね。

佐藤みなと

ただ、給与に反映される残業時間も確認しておく必要ありますよね。「残業時間が48時間を超える場合は別途支給」など残業代の支給方法も企業によって異なると聞きました。

田中キャリアアドバイザー

よくご存じですね。その通りです。企業ごとの給与制度と残業制度をよく確認しておきましょう。

②福利厚生

田中キャリアアドバイザー

企業の福利厚生もチェックしておくといいですよ。自分にとって優先度の高いものや興味のあるものをメモをしておくと、企業選びの際にも役に立ちます。

伊藤うみ

福利厚生ってよく聞きますが、どんなものなのですか?

田中キャリアアドバイザー

福利厚生とは、企業が従業員やその家族に提供する給与以外の報酬のことをいいます。たとえば、家賃補助や資格取得支援、育児休業などがありますよ。

佐藤みなと

僕は一人暮らしをしているので、家賃補助があるとありがたいです。

伊藤うみ

私は実家暮らしなので家賃補助は必要ありませんが、就職後は積極的に資格をとっていきたいと考えているので資格補助があるとうれしいです!

田中キャリアアドバイザー

人それぞれ、関心のある福利厚生は異なります。自分の興味関心のあるものをノートに記載しておきましょう!

どんな福利厚生を提供しているのかは企業によって異なります。自分に必要だと思う福利厚生があるかどうかをチェックしておきましょう。ほかにも企業独自で珍しい福利厚生を設けている企業もあります。中には、起業する際の手続きを援助してくれるものもありますよ。

気になったものがあれば忘れないようにノートにメモをしておくといいですね。また、業界全体の福利厚生の標準的な水準も確認しておくといいでしょう。「就職四季報」では業界別に企業の福利厚生について詳しい記載があるので、業界ごとの水準をある程度予測できます。ぜひ参考にしてくださいね。

③勤務地・転勤の有無

勤務地や転勤については、企業や配属される部署、職種によって異なるケースが多いため、注意が必要です。

たとえば、全国に多くの事業所を持っている企業では、関東・関西などエリアにわけて採用を募集している企業もあれば、全国とする企業もあります。

また「総合職」「一般職」といった採用形態によって異なるケースもあります。一概にはいえませんが、総合職では勤務地を限定していないことが多く、一般職では勤務地が限定されている傾向にあります。このように職種によっても勤務地の違いがある場合もあるのでよく確認しておきましょう。

田中キャリアアドバイザー

企業によっては、勤務地の希望を聞いてくれる場合もあります。そのため、勤務地についてどの程度融通が利く企業なのかどうかもノートにまとめておくといいですよ。

伊藤うみ

社員の希望を聞いてくれる企業もあるのですね!

佐藤みなと

ホームページだけで詳細がわからない場合は企業に聞いてみようと思います。

田中キャリアアドバイザー

転勤の頻度やどのように転勤が決まるのかも聞いてメモをしておくといいですね。また、結婚するとパートナーの勤務地に配属の希望を出せる企業もあります。企業ごとの対応方法の違いも比較できるようにまとめておくといいですよ。

④年間休日・有給休暇

プライベートを重視する人にとっては休日や有給休暇について気になりますよね。また、土日休みを希望する人や平日に休みが取りたい人など休日の取り方も人によってさまざまです。休暇日数や休暇の取り方についてもノートにまとめておくことで自分に合った企業探しに役立ちます

「年間休日」「有給取得率」などを参考にするといいですよ。休暇が多い企業かどうかの見極め方としては、年間休日の平均を目安にしましょう。令和4年就労条件総合調査によると、年間休日の平均は115.3日という結果が出ているので、これを目安にしてみてくださいね。

伊藤うみ

有給の取りやすさはどのように見極めるといいのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

OB・OG訪問などをおこない有給をどのように取得しているのか聞いてみるといいですよ。有給を申請する方法や有給を取得しやすい環境であるかどうかを確認しましょう。

佐藤みなと

業界や企業によって休みの制度もさまざまあるのですね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね。「完全週休二日制」か「週休二日制」なのかを確認することも大切ですよ。

伊藤うみ

違いはなんですか……?

田中キャリアアドバイザー

完全週休二日制は、週に2回の休暇があります。一方で週休二日制は、月に1回以上は週二日の休みがありますが、その週以外は週1回の休みになることもあります。

佐藤みなと

知りませんでした!

田中キャリアアドバイザー

完全週休二日制でも、土日休みの企業もあれば、平日休みや毎週水日休みという企業もあります。企業によってさまざまあるので、よく確認してくださいね。

企業のリアルな情報を入手するためには、OB・OG訪問がおすすめ。実際企業で働く社員からリアルな働き方の様子や最新の情報などを知ることができますよ。OB・OG訪問の機会を有効に活用するためのノウハウをこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
質問例80選|OB・OG訪問の質問で就活の心配事を一掃しよう!

キャリアアドバイザーコメント

押さえておこう! 年俸制と月給制の違いとは

給与制度には年俸制と月給制の2種類があります。年俸制とは、1年間の総支払額を決定し、それを12ヶ月で割った額を毎月支給するという方法です。残業代やボーナスなども含まれていることが一般的です。月給制とは、毎月の勤務実績に応じて支払額を決定するというもので、残業やボーナスは別途支払うことが多いです。

年俸制は1年間にこれだけもらえる、と既に決まっているので収入の計画が立てやすいというメリットが挙げられます。月給制は働いた分の給与の支払いがあるのでやる気につながりやすいというメリットがあります。

しかし、年俸制でも残業代は別途支給する企業もあるように給与制度は会社によって細かく規定が異なります。お給料は職場をきめる際にとても大事なポイントにもなりますからしっかりと確認しておきましょう。

企業研究ノートの作成前に確認! 企業についてリサーチする7つの方法

企業についてリサーチする7つの方法

田中キャリアアドバイザー

ここまでしっかり企業について調べられていれば、ある程度企業のことを理解できているといえます。

伊藤うみ

必要な項目をしっかり押さえることができました!

佐藤みなと

なぜこの項目を調べる必要があるのか理解をすることで企業研究ノートの活かし方がイメージできてきました!

伊藤うみ

就活をうまく進めるためにも良いノートを作るぞ!

田中キャリアアドバイザー

やる気があって素晴らしいですね! そんな熱意のある2人に企業についてリサーチする方法を紹介しましょう。

佐藤みなと

リサーチの方法……? 企業のホームページや説明会で得た情報をノートにまとめようと思っていました。

田中キャリアアドバイザー

ほかにもさまざまな手段があります! 項目ごとにツールを使い分けてうまく情報を集めてみてくださいね。

伊藤うみ

就活は情報戦だと聞いたことがあります。うまく情報を集める方法について詳しく教えてください!

①企業ホームページ|まずは基本事項を押さえよう

企業の基本情報については、企業のホームページから確認できます。「会社概要」のページを確認すると、企業の正式名称や従業員数などが確認できます。企業研究ノートを作成するときには、まずはホームページの内容から埋めていくといいですよ

また、採用についての情報も基本的なことはホームページから情報を得ることができます。「採用情報」のページを確認すると、募集要項や選考フローの確認ができます。企業によっては社員紹介ページなど企業理解を深めるためのコンテンツがありますよ。

伊藤うみ

ホームページだけでもさまざまな情報が集められそうですね。

田中キャリアアドバイザー

基本的には、ホームページの内容は網羅したといって良いくらい確認しておくのがいいでしょう。ホームページで得られなかった情報を集めにいくイメージです。

佐藤みなと

ホームページで得た内容をほかのツールを使って深堀りしていくというのもいいですね!

田中キャリアアドバイザー

有効的な活用方法です! まずはホームページの情報に目を通しておきましょう。

②会社説明会|選考フローを確認しよう

佐藤みなと

会社説明会も企業のことをよく知れる機会ですよね。

田中キャリアアドバイザー

そうですね! 会社説明会では、企業のことはもちろん今後進んでいく選考について説明されることが多いです。

伊藤うみ

ここで選考フローの確認や選考に必要なものを確認しておく必要があるのですね!

田中キャリアアドバイザー

そういうことです! 少しでも興味がある企業であれば積極的に参加することをおすすめします。

会社説明会の種類

  • ①合同説明会:複数の企業が合同で開催する
  • ②会社説明会:企業単独で開催する

会社説明会の目的は、学生に企業について興味をもってもらい、選考にエントリーしたいと思ってもらえるように働きかけることです。実際に働く社員から企業について詳しい説明を受けることができますよ。また、疑問があれば社員に直接質問することもできます。

合同説明会では、多くの企業が参加するので業界や企業の比較がしやすくなります。業界選びに迷っている人におすすめです。会社説明会では、具体的な業務内容や職場の雰囲気などを社員から詳しく聞くことができますよ。

田中キャリアアドバイザー

会社説明会の前には、企業についてホームページで調べておくといいですね。事前に疑問やもっと知りたい情報を整理しておくことで有意義な時間にできます。

伊藤うみ

社員の方から疑問について解消してもらうことで、ホームページでは得られない情報を手に入れることができるのですね!

田中キャリアアドバイザー

また、ホームページには載っていない情報について説明がある可能性もあります。情報を聞き逃さないためにも説明会への参加をしてみてくださいね。

③インターンシップ|業務理解を深めよう

インターンシップも企業についての理解を深める絶好のチャンスです。インターンシップとは、興味のある企業で実際に業務を体験することを指します。数日単位のものから半年以上の長期に渡るものまで期間はさまざま。

インターンシップに参加して実際の業務を経験することで、企業の業務内容の理解を深めることができます。自分に合った業界や職種を絞ることができるので、効率的に就活をおこなうことができますよ。また、インターンシップに参加する中で企業の雰囲気も確認できます。

田中キャリアアドバイザー

業務を経験することで、自分に合うもしくは合わない業界や職種を見つけるヒントになります。インターンシップで得た学びや経験も記録に残しておきましょう。

伊藤うみ

そこで得た経験を記録しておけば選考対策に活用できますね!

佐藤みなと

それに気になる企業のインターンシップに参加することで、企業の業務や雰囲気が自分に合っているかチェックすることもできるのですね。

伊藤うみ

自分に合った企業選びにも役に立つのですね。インターンシップも積極的に参加しようと思います!

インターンシップは企業の業務を実際に経験できる貴重な機会です。自分の得意が活かせる業務かどうかなど、自分に合った仕事を見つけるヒントになりますよ。こちらの記事でインターンシップの基本知識からしっかり解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
インターンとは? 意味・特徴・時期・準備・すべきことを一挙解説!

インターンシップは就職活動が始まる前の大学3年生の春頃からおこなわれるのが一般的です。しかし最近では、就活の早期化により1、2年生から参加する学生も増えています。インターンシップを始める時期がわからないという人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
インターンはいつからがベスト? 年間計画とすべき準備を徹底解説

④OB・OG訪問|働き方をイメージしよう

田中キャリアアドバイザー

企業のリアルな情報を手に入れるには、OB・OG訪問をしておくことがおすすめです。

伊藤うみ

OB・OG訪問とはなんですか?

田中キャリアアドバイザー

興味のある企業で働く先輩に仕事内容や選考対策などの質問をして、実際に働いているからこそわかる企業のリアルな情報を教えてもらうことです。

佐藤みなと

実際に働いているからこそわかる情報を手に入れることができるのですね!

田中キャリアアドバイザー

そういうことです!

企業についての情報はインターネットでも収集できますが、実際に働いている社会人から仕事の実情や本音を聞くことで企業理解や業務理解が深まります。また企業理解だけではなく、仕事のやりがいや苦労を聞くことで、自分が実際に働いているイメージを膨らませることもできます。

入社後のミスマッチを避けるためにも、企業について1番よく知っている社員に話を聞くのは有効的な手段です。働く人と接することで会社の雰囲気をつかむこともできますよ。企業研究ノートには、OB・OG訪問を担当してくれた社員の名前をメモしておくことをおすすめします。

田中キャリアアドバイザー

もしかすると、面接でOB・OG訪問したことを聞かれるかもしれません。そのときお世話になった社員について名前を聞かれても答えられるように準備しておきましょう。

⑤面接・面談|逆質問を活用しよう

田中キャリアアドバイザー

逆質問の機会も企業理解を深めるチャンスです。有効的に活用しましょう。

逆質問とは、面接で定番の質問の1つで学生が企業側に向けてする質問のことをいいます。学生からすると選考は評価をされる場だというイメージが強いかもしれませんが、選考は学生と企業がお互いの理解を深め合う場でもあるのです。そのため、学生が企業に質問できる機会を設けています。

企業研究ノートを作成する中で、手に入らなかった情報は逆質問を活用して情報を集めていきましょう。また、企業研究をしていて企業について疑問に思ったことや気になっていることをノートに記録しておくと逆質問をする際の話のネタとして活用できますよ。

佐藤みなと

企業研究ノートに企業に聞きたいことをメモしておくことで、それが逆質問のネタになるのですね!

伊藤うみ

選考は企業の社員と直接コミニュケーションをとれる貴重な機会でもあるので、うまく活用できるように準備します!

田中キャリアアドバイザー

選考を重ねるごとに、逆質問の内容が深まっていくのが理想ですね。

⑥就活四季報|他社との違いを明確にしよう

就活四季報の活用も、企業情報を集めるのにとても効果的な方法です。就活四季報とは、東洋経済新聞社から発行されている学生向けの書籍で、就活に必要な企業の基本情報を確認することができます。

業界ごとに企業情報がまとめられているので、同業他社との比較が簡単にできます。ライバル企業と異なる点や企業独自の取り組みについてノートに記載をしておくといいですね。また、そのうえで自分の見解や疑問を記しておくと選考で役立ちます。

田中キャリアアドバイザー

たとえば「他社と比べて顧客の満足度の向上に力を入れていて、顧客に寄り添った仕事ができそう。」など自分の見解を記しておくと、企業選びの際に役立てることができますよ。

伊藤うみ

自分の見解を加えることで、企業になにを求めているのかが明確になりますね。

佐藤みなと

選考でも同業他社との比較をもとに志望企業のどこに魅力を感じたのか明確に伝えることができれば、関心の高さもアピールできそうです!

田中キャリアアドバイザー

その通り! 企業研究ノートは調べた情報をもとに自分自身の考えを導き出すのに役立ちますよ。

就活四季報には企業にはなかなか聞きにくい給与や待遇についても記載があります。たとえば、ボーナスや離職率についての記載です。また、企業の特色や業界での立ち位置なども細かく書いてあるので、自分1人ではなかなか気付かない内容を網羅できるようになるのです。

就職四季報では、就活を進めるうえで必要な企業情報を確認することができます。いわば就活の参考書といっても過言ではない程です。この記事では、就活四季報の基本情報から活用方法まで詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。
就職四季報で得られる情報とは? 就活生のバイブルを徹底解説!

⑦SNS|企業のアカウントをチェックしてみよう

田中キャリアアドバイザー

企業の雰囲気や仕事内容の理解を深めてもらうことを目的とした採用活動の一環として、SNSの発信に力を入れている企業も増えてきています。

佐藤みなと

企業のSNSアカウントを見たことがあります!

伊藤うみ

企業のアカウントをチェックしてみるのも情報収集に有効な手段の1つなのですね!

近年、SNSを活用した採用活動が主流になってきました。企業専用のアカウントを作り、より深くさまざまな人に知ってもらうために企業の業務内容の理解を深めるコンテンツを提供したり、社内の様子を撮影した動画などが挙げられています。

社員同士の様子など、ホームページではなかなか知り得ない企業のリアルな情報を得ることができます。インターンシップや説明会で感じた印象とSNSを通して感じた印象を比較すると、企業の社風についてよく理解が深まりますよ。

田中キャリアアドバイザー

もし感じる印象にギャップがあれば、OB・OG訪問などを通してギャップを埋めていきましょう。

佐藤みなと

入社後に思っていた雰囲気と違ったとなってはミスマッチにつながってしまいますね。

伊藤うみ

さまざまな経験や媒体を通して得た情報を比較できるのも企業研究ノートならではの良さですね。興味のある企業のアカウントがあるか、早速確認してみます!

田中キャリアアドバイザー

また、SNSを使用する際は企業からもあなたのアカウントを見ることができる点は注意しておきましょう。企業にいつ見られても良い振る舞いや言動を心掛けてくださいね。

自分に合うものを選ぼう! 企業研究ノートの作成に使えるツール3選

注目!企業研究ノートの作成に使えるツール3選

佐藤みなと

よーし、企業研究ノートに必要な情報も情報の集め方もばっちりです。

伊藤うみ

あとはノートを用意して、作成を始めていけばいいですね!

佐藤みなと

あれ? 田中さんがなにか伝えたそうにしているよ。

田中キャリアアドバイザー

よくぞ気づいてくれました! 実は、企業研究ノートを作成する方法はノートだけではありません。自分に合ったツールを使って企業の記録をするといいですよ!

佐藤みなと

ノート以外にはどんなものが企業研究に活用できるんだろう?

伊藤うみ

私は日頃からノートにメモをまとめるのが好きなので、ノートで作成しようと思っていました。ただ、ほかにどんな手段があるのか気になります。

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートは自分がわかりやすい形でまとめられることがベストなので、これといった決まりはありません。ただ、自分に合ったツールを使えば作成しやすくなりますよ。

佐藤みなと

ぜひ詳しく教えてください!

①ノート|手軽に持ち運びできる

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートというだけあって、最も主流なツールは「ノート」です。

特に大学ノートは企業の情報をまとめるのにぴったりです。そもそも大学ノートは用途が明確に決まっているノートではないため、いろいろな使い方ができます。

横罫線だけが引かれているものが多く、マス目はありません。シンプルなデザインをしているので社会人になってからも重宝するノートの定番です。企業の情報を自分のすきなようにアレンジしながらまとめることができますよ。

図や表を使ってまとめたいという人は、自由帳もおすすめです。企業の情報を1冊のノートにまとめることで手軽に持ち運びができます。説明会などでもサッと出して簡単にメモをとることができますよ。

佐藤みなと

企業研究ノートはお守りにもなるのですよね。選考に持っていき手軽に確認できるのはとても便利ですね。

伊藤うみ

ノートは見開きになっているので、右には企業情報、左には関連資料を貼り付けるなどページごとに役割を決めると見やすくなりそうです。

田中キャリアアドバイザー

ノートは使い慣れている人も多いでしょう。家に使用していないノートがあれば、これを機に活用してみてはいかがでしょうか。

②ルーズリーフ|ページの付け足しができる

佐藤みなと

手軽さでいうと、ルーズリーフも企業研究ノートの作成に活用できるのではないでしょうか?

伊藤うみ

ルーズリーフであればいつでもページの入れ替えが可能なので、必要な企業の情報だけを持ち運ぶこともできますね。

田中キャリアアドバイザー

良いところに気が付きましたね。ページの付け足しや情報の整理がしやすいルーズリーフも企業研究ノートにぴったりです。

会社説明会やインターンシップなどに参加することによりさまざまな情報を集めることができます。ノートであれば、次のページにすでに違う企業の情報を書き込んでいると新しい情報を追記できません。

ですが、ルーズリーフならページを加えて書き足していくことが可能です。興味のある企業をまとめたり、業界ごとに企業を並び替えるなど柔軟な活用ができますよ

③パソコン|編集や修正の手間が削減できる

パソコンを使って企業研究をまとめる方法もあります。パソコンでは文字の修正や編集が手軽にできます。また、情報収集に必要な項目を並べたテンプレートを1枚作ってそれをコピーすれば、すべての企業に使い回すことができるのです。ノートを作成する工数の削減にもつながりますよ。

企業研究ノートを作成するにはMicrosoft ExcelやGoogleドキュメントなどさまざまなツールがあります。Microsoft WordやGoogleドキュメントは、スマホで簡単に文字の入力や内容の編集ができるので、通勤時間などスキマ時間を有効に使うことができますよ。

田中キャリアアドバイザー

選考で企業情報を持ち運びたいときには、コピーして紙で保管もできます。

佐藤みなと

僕は文字を書くのが苦手だから、パソコンが向いていそうです! あとから簡単に修正できるのはうれしいポイントです。

伊藤うみ

企業のホームページのURLなど、企業に関連するサイトのURLを貼り付けておけるのもいいですね。

田中キャリアアドバイザー

ノートを手書きで作成しながら企業情報を頭で整理する人もいれば、パソコンでサクッと作成をしてあとからじっくり見直す人もいます。ツールごとの特徴を知って自分に合ったツールを活用してくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

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企業研究ノートは自分に合ったツールを用いて作成しよう

企業研究ノートは自分に合ったツールを活用して作成することで、準備にかかる負担を最小限に押さえることができます。ツールにはそれぞれ特徴がありますので、特徴を押さえたうえで自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

「手書きだと内容が記憶に残りやすい」という人はノートと相性が良いです。また、色付けしたり、吹き出しを入れたり、図を書き入れたりするなど自由度高くノートを作成したいという人にもノートがおすすめです。

「すぐに検索できるようにしたい」という人はパソコンの活用がおすすめです。また、タイピングのスピードが早い人は、手書きよりも効率的にノートの作成ができますよ。

「手軽に持ち運びをしたい」という人はルーズリーフの活用がおすすめです。必要な情報を組み合わせたり、逆に使わないものはストックしておくなど、必要に応じてノートの整理ができますよ。

誰でもできる! 見やすくて使いやすい企業研究ノートを作る3ステップ

マンガでわかる!企業研究ノートを作る3ステップ

田中キャリアアドバイザー

それぞれ企業研究ノートを作成するツールも決まって、準備はばっちりですね!

伊藤うみ

これから本格的に始まる就活のパートナーになるので、見やすいノートを作りたいです!

佐藤みなと

ただ、はじめから見やすいノートを作るのは難しそうですね……。

田中キャリアアドバイザー

見やすく使い勝手の良いノートを作成するコツがあります。コツをつかめばはじめから誰でもわかりやすいノートに仕上げられますよ。

佐藤みなと

そうなんですね! 最初からうまくまとめられれば、書き直す手間が省けるので工数削減にもなりますね。

伊藤うみ

ぜひコツを教えてください!

田中キャリアアドバイザー

たったの3ステップで見やすく使いやすいノートが仕上がります。早速作り方を説明していきましょう。

ステップ①レイアウトを決めよう! フォーマットを整える

田中キャリアアドバイザー

まずはノートのレイアウトを決めます。情報を整理するフォーマットは1つに絞るといいですよ。

伊藤うみ

企業の情報をどのように整理していくのか決めていくのですね!

佐藤みなと

企業ごとに情報を整理するフォーマットが違うと、情報が散らばってしまって他者と比較しにくくなってしまいますね。

田中キャリアアドバイザー

その通り! 情報のまとめ方は統一しておきましょう。

企業について調べる項目の配置やどの程度余白を残しておくのかなどのレイアウトは、あらかじめ決めておきましょう。レイアウトを統一することで、なにをどこに書けばいいのか迷うこともなくなりますし、企業同士の比較がしやすくなります

レイアウトの種類はさまざま。たとえば、企業情報の隣に「所感・疑問」を記載するスペースを作るのもいいでしょう。自分の考えを記録できます。ほかにも、片方のページは志望動機など選考に関連する内容の記録に活用するなどすれば、選考対策に特化したノートができ上がりますよ。

企業研究ノートのレイアウト例①

  • 自分の考えをまとめたい人向け
    企業情報と自分の所感を記録する。
自分の考えをまとめたい人向けの企業研究ノートの作り方

企業研究ノートのレイアウト例②

  • 企業比較をしたい人向け
    ページごとに企業情報をまとめる。
企業比較をしたい人向けの企業研究ノートに作り方

企業研究ノートのレイアウト例③

  • 選考対策に力を入れたい人向け
  • 企業情報と質疑応答に対する回答を記録する。
選考対策に力を入れたい人向けの企業研究ノートの作り方

田中キャリアアドバイザー

どのように情報を整理するのがベストなのか、自分に合ったレイアウトを見つけてくださいね。

ステップ②項目を埋めていこう! わかる情報から記載する

レイアウトを整えたら、自分で調べることのできる項目から埋めていきましょう。たとえば、企業の基本情報はホームページから情報を得ることができますよね。このように自分で調べられる情報から記載していくことで、自分で調べられる情報とそうでないものが明確になります。

たとえば、「入社後のギャップを知りたい」という項目はなかなか入手しにくいですよね。企業によってはホームページの社員紹介などのページに記載があるかもしれませんが、すべての企業が用意しているわけではありません。このような情報は手段を変えて情報収集する必要があります

田中キャリアアドバイザー

自分で調べればわかる内容を企業にたずねるのはマナーとして避けるべきです。まずは自分の力で企業理解を深めましょう。

佐藤みなと

ホームページにも書いてあるようなことを聞いてしまうと、企業に自社に関心がないのかなと思われてしまう可能性もありますね。

伊藤うみ

自ら取りにいくべき情報を洗い出すためにも、わかる情報はあらかじめ記載しておく必要があるのですね!

田中キャリアアドバイザー

そういうことです。サイトにはない情報を集めにいくことで企業の理解が深まります。独自で集めた志望動機に反映できれば、志望の高さを表現できますよ。

ステップ③新しい情報を追記しよう! 内容は随時更新する

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートは随時内容の更新をして、完成度を高めましょう!

伊藤うみ

最後のステップは「情報を更新する」ですね!

企業について集めた情報はその都度、企業研究ノートに追記していきましょう。たとえば、選考を通してさまざまな社員とかかわることで企業への印象が変化していくことがあります。そのような心境の変化なども記載しておくといいですね。

また選考フェーズによって新しい項目を増やしていくのもおすすめです。選考が進み内定を獲得してくると、今度は就職先を絞るフェーズに入ってきます。就職先への疑問や他社と迷っている理由などについて記載しておくといいですよ。

田中キャリアアドバイザー

就職先の決定は、今後の人生に大きくかかわるといえる重要な意思決定です。そのため、当然迷うこともあります。

伊藤うみ

たしかに、いくら企業研究を深めても1社に絞るとなったら悩んでしまいそうです。

田中キャリアアドバイザー

疑問や懸念を記載しておけば、どんな情報がわかれば納得して就職先が決められるのかヒントにつながりますよ。

佐藤みなと

新しく集めるべき情報が明確になるのですね!

田中キャリアアドバイザー

そうです! 企業研究ノートは選考フェーズに合わせて使い方を変えていくといいですよ。

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就活の妨げになる場合も⁉ 企業研究ノートを作るときの注意点

企業研究ノートを作るときの注意点

佐藤みなと

ノートの作り方もこれで完璧です! では早速レイアウトから決めて……。

田中キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください! はじめて企業研究ノートを作る人が陥りがちな失敗がいくつかあります。企業研究ノートを作るときの注意点を押さえておきましょう。

佐藤みなと

たしかに。ノートを作り直し……なんてことになったら手間もかかってしまいますね。事前に注意点を知って、失敗を未然に防ぎます!

伊藤うみ

企業研究ノートをうまく活用するためにも注意点をしっかり踏まえたうえでノートを作成します!

田中キャリアアドバイザー

それでは詳しく説明していきますね。

デザイン性の重視はNG! ノート作りが目的になっている

デザインにこだわりすぎないように注意が必要です。見返したときにわかりやすいノートを作成することは大切ですが、デザイン性とわかりやすさは異なります。

たとえば、おしゃれなテンプレートを探す、企業にまつわるイラストを入れるなどプラスαの要素にこだわりすぎると時間がかかってしまいます。

企業研究ノートは企業の情報をわかりやすく整理することが目的です。目的を見失わないように、必要な情報をみやすい形でまとめる意識をしましょう。またノートの見た目を重視して、「デザインが崩れるからこの項目は削ろう」なども避けてくださいね。

佐藤みなと

ノートの作成方法によっては、就活の妨げになってしまう危険性もあるのですね。

伊藤うみ

きれいにまとめたものは崩したくないと思ってしまいがちです……。目的を見失わないように意識します!

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートはあくまでも就活をスムーズに進めるための手段です。時間をかけすぎないように注意してくださいね。

統一しよう! レイアウトがバラバラになっている

田中キャリアアドバイザー

レイアウトがバラバラにならないように注意しましょう。

佐藤みなと

企業比較がしづらくなってしまうんですよね!

伊藤うみ

企業ごとに集める情報が違うと、どこまで情報収集できてるかわかりづらくなってしまいますね。

企業研究ノートの目的は、企業について深く理解することに加え、比較検討をすることも目的としています。ほかの企業との比較がしやすいように、レイアウトは揃えましょう。

どんなレイアウトが良いのかわからないときはいろいろな人の企業研究ノートを見て、事前に活用イメージを具体化しておくといいですよ。「企業研究ノート」と検索するとさまざまなレイアウトが出てくるので、参考にしてみてくださいね。

伊藤うみ

SNSでも企業研究ノートについて投稿している人がいました! レイアウトのポイントなども解説していたので、参考にしようと思います!

佐藤みなと

自分に合いそうなレイアウトを探して、そこから自分なりにカスタマイズしていくのもいいですね!

田中キャリアアドバイザー

人それぞれノートを見やすいと感じる価値観は異なります。正解はないので、自分なりのノートのまとめ方を探してみてくださいね。

余白を作ろう! 情報を追加するスペースがない

田中キャリアアドバイザー

企業研究ノートには、「余白」を作っておくことをおすすめします。

佐藤みなと

どうして余白が必要なのでしょうか? なるべく多くの情報をまとめた方がいいと思うのですが……。

田中キャリアアドバイザー

企業研究を進める中で、追加で調べたい内容が出てくることがよくあります。ノートに余白を作っておけば、選考フェーズなどに応じて必要な情報を追記することができますよ。

伊藤うみ

インターンシップに参加した感想を補足するなど活用方法はさまざまありますね!

新たな情報を追加することも踏まえて、余白を残しながら書きすすめていきましょう。たとえば、項目が切り変わるときは行間を多めに取ったり、所感などを記載するスペースは広めに取るなど工夫しておくといいですね。ほかにも、なんでも追記できるフリースペースを設けておくのがおすすめです。

ルーズリーフやパソコンを使用する場合は、後からページを差し込むこともできるのでそこまで広く余白を作らなくても問題ありません。ノートを使用する場合は、後から追記することが難しいため余白を広く取っておきましょう

企業研究ノートを活用して就活を有利に進めよう!

佐藤みなと

企業研究ノートの重要性がよくわかりました!

伊藤うみ

使い方次第で、選考対策はもちろん就職先を決定するときにも役立てることができるのですね!

田中キャリアアドバイザー

選考フェーズごとのニーズに合った企業研究ができるように随時中身をアップデートさせてくださいね!

佐藤みなと

僕はそろそろ選考がスタートするので、選考対策に特化した企業研究ノートを作成して企業への関心の高さをしっかりアピールしたいと思います!

伊藤うみ

私はこれから就活がスタートするので、企業のことをよく知って他社と比較をしながら自分に合った企業を見つけていきます!

田中キャリアアドバイザー

素晴らしい成長ぶりです……! 企業研究ノートを存分に活用して就活を有利に進めていってくださいね。

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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