目次
大学2年生でのインターン参加は就活への影響大!
佐藤みなと
2人とも、インターンに参加しようと思っていたりする?
鈴木なぎさ
インターン? 今のところ考えていないかな。何となく、将来はマーケティングをやりたいなとは思っているけれど。
伊藤うみ
私も考えたことないな。
佐藤みなと
実は、僕の友達がインターンに参加するらしくて。僕もどこかのインターンに参加した方が良いのかなと思ったんだよね。
渡辺キャリアアドバイザー
前向きで素晴らしいですね! 2年生でのインターン参加には就活にプラスに働くメリットがたくさんあるので、参加してみてはどうでしょうか。
佐藤みなと
そうなんですね! でも、どうやって参加すれば良いのかわかりません。渡辺さん、教えてください!
「そもそも2年生ってインターンに参加できるの? 」「大学2年生でインターンって早い? 」と疑問を持っている人もいることでしょう。結論、2年生でのインターン参加は決して早くありませんし、参加できるプログラムもたくさんあります。
とはいえ、参加の方法やメリット、どのインターンに参加するかなど、疑問は尽きないものですよね。この記事ではそれらの「わからない」を解決する方法を解説しているので、一緒にチェックしていきましょう。
そもそもインターン自体の意味がわからないといった人にはこちらの記事がおすすめです。基本情報をチェックしておきましょう。
インターンの意味を徹底解剖! 期間や種類で変わる用語をすべて紹介
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そもそも2年生ってインターンに参加できるの?
伊藤うみ
そもそもの問題なのですが、2年生ってインターンに参加できるのですか?
渡辺キャリアアドバイザー
はい! できますよ。
「2年生が参加できるインターンなんてないのでは」と考えている人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。参加できるインターンは思っているよりもたくさんあるのです。
インターンの開催情報は就活情報サイトや企業の採用ページなどで公開されているので、ぜひチェックしてみましょう。「大学または大学院に在学している」などの応募資格のように、2年生でも参加可能なプログラムも多くあります。
伊藤うみ
てっきり、2年生が参加できるインターンなんてないものかと思っていました……!
渡辺キャリアアドバイザー
意外と参加可能なプログラムもあるものです。これを機に、参加を検討してみてはどうでしょうか?
就活の結果を左右するって本当? 2年生でのインターンで得られる効果とは
2年生でインターンに参加するメリット
伊藤うみ
2年生でも参加できると聞いて、インターンに興味が湧いてきました!
鈴木なぎさ
私もです! でも、インターンに行ったらどのようなメリットがあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
良い質問ですね! 2年生の段階でのインターン参加には、大きく3つの効果があります。それぞれについて解説しますね。
①自分の将来の解像度が上がる
まず、インターン参加は自分の将来の解像度を上げるチャンスになります。インターンとは、興味のある職業や企業の仕事を体験する機会のこと。そのため、自分が働いているイメージをより具体的に持てるようになるのです。
渡辺キャリアアドバイザー
鈴木さんは先ほど、「将来はマーケティングをやりたい」と言っていましたよね? 具体的に、どのような仕事だと思っていますか?
鈴木なぎさ
ええと……。ものが売れるように工夫する仕事です。わたしは結構工夫したり考えたりすることが好きなので、向いているかなと思って。
渡辺キャリアアドバイザー
仕事を体験することで、その「物が売れるようにする工夫」とは具体的にどのようなものか、自分に向いているポイントはどこかが体感できますよ!
鈴木なぎさ
仕事の「何となくのイメージ」がくっきりしてくる、ということですね!
また、インターンを通じて、仕事への向き・不向きやモチベーションになることの発見にもつながります。
つまり、自分はどのような環境、どのような仕事内容でなら活躍しやすいかがわかるということ。そのため、インターンには入社後のミスマッチを防ぐ効果もあると言えますね。
渡辺キャリアアドバイザー
まだ2年生だからこそ、「合わないな」と思ったら次は別のインターンに挑戦することも時間的に可能です。そうすることでどんどん将来を明確にできるでしょう。
②2年生でインターンに参加すると選考で有利になる
選考で有利になる理由
- アピールがしやすくなる
- 優遇される場合もある
次に、志望企業の選考で有利になるというメリットもあります。
佐藤みなと
なぜ、そう言えるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
理由は大きく2つ。「選考でのアピールがしやすくなる」「選考で優遇される場合がある」というものです。
就活の選考では、「いかに自分の強みを仕事に活かせるか」「なぜその仕事・企業を選ぶのか」などのアピールが必須。インターンを通じて仕事や企業への理解を深めることでより具体的なアピールが可能になり、説得力も増すでしょう。さらに、インターン参加のために選考を受ける場合もあるため、単純に選考の経験値を積めます。
また、インターンによっては、その後の選考が途中まで免除になったり、直接採用が決定したりするものもあります。2年生という早い段階からインターンに参加することは、スタートで差をつけて志望企業内定に1歩近づく効果的な手段とも言えますね。
③自分の成長のきっかけになる
自分の成長のきっかけになる、というのもインターンに参加するメリットの1つ。その企業の社員や、自分と同じく将来について考えている学生と接することで、「自分もこうなりたい」などの成長意欲が刺激されるでしょう。
そのようなときにポイントとなるのが「まだ2年生」という事実です。就活の選考や入社まで間があるからこそ、時間をかけて、じっくりと成長できるでしょう。
伊藤うみ
そっか……3年生とかだったら「早くできるようにならなきゃ! 」と思って焦りそうですし、選考などまでに成長できるか心配ですが、2年生の今だから余裕を持てるのですね。
渡辺キャリアアドバイザー
そのとおり! 就活まで時間がある今だからこそ、確実な成長が狙えるのです。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る2年生のうちから就活のモチベーションをアップできる
2年生でのインターン参加は、メンタル面にもメリットがあるでしょう。ES作成や面接などを経験することで、就活のモチベーションが高まるのです。
モチベーションが上がらない原因の1つには「何から始めれば良いかわからない」という見通しの立たなさがあるもの。しかし、2年生のうちにインターンに参加していれば既にES作成などの経験を積んでいるので、3・4年の際に見通しを立てやすくなっているのです。
3・4年で「就活って何からすれば良い?」と思うのと、「ESをブラッシュアップするか」「この業界を知らないから調べよう」と思うのとでは、モチベーションに大きな差が出て当然。できるところからで構わないので、早い段階で就活の準備をしておくことがおすすめですよ。
あなたが受けないほうがいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
まずはチェック! インターンの種類とは
鈴木なぎさ
2年生でインターンに参加するって、多くのメリットがあるのですね! ところで、インターンにはどのような種類があるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
前向きな質問、ありがとうございます! インターンは企業やプログラムによってさまざまですが、大まかに期間と内容に着目すれば理解できますよ。
佐藤みなと
期間? 内容? 一体、どのような種類なのでしょうか……。教えてください!
渡辺キャリアアドバイザー
もちろんです! それでは解説しますね。
期間に注目! 短期インターンと長期インターンがある
渡辺キャリアアドバイザー
まずは、インターンの実施期間の種類です。
インターンは、期間で分けると短期インターンと長期インターンの2種類があります。短期型は数日から数週間、長期型は数か月にわたっておこなわれるものです。
インターンの実施期間
- 短期型:数日から数週間
- 長期型:数か月
短期型の場合は日数が少ないため、多くは企業の魅力や仕事内容などを包括的に学べる内容になっています。そのため、企業や業界の知識などを得るのに向いている場合が多いでしょう。一方の長期型は、時間をかけてじっくりと体験する余裕があるため、より仕事を深く理解するのに向いていますよ。
渡辺キャリアアドバイザー
短期型は日程調整が簡単で、複数インターンへの参加も可能なので比較しやすいのが魅力ですね! ただ、長期インターンと比べると2年生が参加できるものは少なめです。
インターンの内容に注目! 実務型・セミナー型などさまざまな種類がある
伊藤うみ
インターンの内容にはどのようなタイプがあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
セミナー型・グループワーク型・実務型などがあります!
インターンの内容
- セミナー型:
企業・業界・仕事内容に関する知識をセミナー形式で学ぶ。
企業理解を深めやすい。 - グループワーク型:
数人のグループで案件などの疑似課題を体験。
セミナー型よりもより実務に近い体験をできる。 - 実務型:
実際の業務を体験。
仕事を知識ではなく現実の経験として理解できる。
インターンの内容には、セミナー型やグループワーク型、実務型などの種類があります。それぞれ特徴があるので、目的に合ったインターンを選択できると効果的ですよ。
セミナー型の場合、企業や業界、仕事内容についてセミナー形式で学びます。そのため、企業理解を深めるのに向いていますね。グループワーク型は、数人のグループでトラブルや案件などの疑似課題を与えられ、解決策や提案を考えるタイプのもの。セミナー型よりも実務に近い形で体験できますよ。
渡辺キャリアアドバイザー
セミナー型やグループワーク型は、短期インターンで実施されていることが多いですよ。
実務型は、その名のとおり実際に業務を体験するタイプのインターンです。そのため、仕事について、知識だけでなく実際の経験として理解を深められるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
実務型は長期型のインターンでおこなわれる場合が多いですよ。より具体的に仕事内容を理解したい人には特におすすめです。
インターンシップ全体についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
インターンとは? 意味・特徴・時期・準備・すべきことを一挙解説!
インターンの種類でいうと、民間企業が主催なのか、または官公庁といった公務員のインターンなのかという点にも違いがあります。公務員インターンについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
例文でまるっと理解! 公務員インターンシップ対策の完全ガイド
「アルバイトで良くない? 」なんて言わないで! 長期インターンはココが違う
伊藤うみ
インターンのなかには長期間実務を体験できるものもあるのですね……!
鈴木なぎさ
でも、あれ? 何か月も仕事を体験するのは、アルバイトでもできるのではないでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
鋭い質問ですね! ですが、インターンとアルバイトは似て非なるものです。就活のことを考えるなら、やっぱりインターンがおすすめですよ。
佐藤みなと
それはどうしてですか? もっと詳しく知りたいです!
渡辺キャリアアドバイザー
それでは、アルバイトとインターンの違いについて解説しますね!
アルバイトとインターンの違い①社会で活きる経験ができる
インターンでは、自分のキャリアにつながる経験を積めます。
伊藤うみ
どうしてそのように言えるのでしょうか……?
多くの場合、インターンとアルバイトとでは、就業先を選ぶ際の意識が違うでしょう。たとえば、アルバイトは「無難に飲食かな」「近くのコンビニ」など自由な理由で選ぶ人も多いもの。
一方で、インターンは「将来マーケティングをやりたいからその経験を積めるところ」のように具体的な理由があるものです。目的が明確だと、アンテナ高く多くを学べますよね。
また、あまりアルバイト募集のない、営業などの職種の経験を積めてスキルを磨けるのも大きな特長です。このように、選んだ意図や目的が明確で、経験の内容も将来のキャリアに直接役立つのがインターンなのです。
渡辺キャリアアドバイザー
もちろん、アルバイトでの経験も人生の糧となるでしょう。そのため、「アルバイトは就活で意味がない」というわけではありませんよ。
佐藤みなと
でも確かに、インターンの方が自分の将来に直接役立ちそうですね!
「キャリアと言われてもよくわからない」という人は、ぜひこちらの記事をぜひチェックしてくださいね。
令和新時代のキャリア形成とは? 未来をデザインすることの重要性
アルバイトでの経験も、自己PRでアピールできますよ。こちらの記事で、効果的なアピール方法を確認しておきましょう。
アルバイトの自己PRで面接官の心を掴め! 14例文付き作成方法解説
アルバイトとインターンの違い②責任や裁量が大きい
また、アルバイトと比較するとインターンの方が責任や裁量が大きいのもポイント。多くの場合、アルバイトの業務は、マニュアルどおりに料理を提供したり物を売ったりすることです。
しかし、インターンはたとえば「お客様のニーズに応えられる商品・おもてなしをするためにどうするか」のように、より本質に近い、責任ある仕事に携われます。だからこそ挑戦でき、やりがいを実感できるでしょう。
鈴木なぎさ
アルバイトの仕事ってやり方とかも全部決まっていて自由はないですよね……。裁量があるのは働き甲斐があって良いですね!
就活は、適職診断からはじめてください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
「まだ2年生」だからこそ! 長期インターンがおすすめ
佐藤みなと
インターンっていろいろな種類があるのですね! でも、種類がありすぎてどのようなインターンを選べば良いのか迷ってしまいます……。
渡辺キャリアアドバイザー
2年生の今だからこそ、長期インターンへの参加がおすすめですよ! それでは、理由を解説しますね。
3・4年は就活が本格化! 長期インターンは2年生だからチャレンジしやすい
3年生や4年生になったら、応募資格が3年生以上のインターンに参加したり就活の選考が始まったりします。さらに卒業論文を書かなければいけなくなるなど、就活以外でもすべきことが多くなるでしょう。つまり、3・4年は何かと忙しいのです。
そのため、3・4年での長期インターン参加は難しいもの。2年生のタイミングだからこそ、長期間仕事を体験し、職業・企業への理解をじっくり深められると言えますね。
鈴木なぎさ
そう言われると、今しかできないことをやった方があとで後悔するのを避けられそうです!
長期インターンについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。インターンの基本的な情報から始め方、探し方まで幅広く紹介しているので、ぜひ併せて確認してみましょう。
誰でもわかる! 長期インターンガイド|初歩から実践まで徹底解説!
就活のスケジュールについてはこちらの記事で解説しているので、確認しておきましょう。
就活で内定が出る時期はいつ? 準備から内定までの道のりを徹底解説
授業との兼ね合いも考慮できる! 勤務時間などの調整も可能
伊藤うみ
でも、長期インターンって授業とかとかぶりそう……? そのあたりはどうなのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
シフト制を取っているなど、勤務時間や出社日を調整できるプログラムも数多くありますよ。
「授業とかぶってしまいそう」という心配をしている人もいるかもしれませんが、心配は無用です。プログラムにもよりますが、授業に支障がでない日程で参加できるものもあるのです。
長期インターンの多くは、勤務日数が週3日程度、勤務時間が企業の就業時間と同じ8時間です。しかし、なかには勤務日数は週1日からで、勤務時間が5時間程度のものもあります。また、1週間程度の長期休暇制度やシフト制で時間の調整が可能な場合もありますよ。
長期インターンの出勤日数や勤務時間
- 勤務日数は週3日程度が多いが、週1日からの場合もある
- 勤務時間は企業の就業時間と同じ8時間の場合が多いが、シフト制や5時間程度の場合もある
- 長期休暇制度がある場合もある
渡辺キャリアアドバイザー
このように、授業など自分の予定に合わせられるインターンもあるのです。インターンの内容だけでなく勤務時間などもよくチェックしてくださいね!
伊藤うみ
授業とかぶるならアルバイトの方が良いかなとも思ったのですが、そんなこともないのですね!
実務経験だからこそ! 仕事について深く理解できる
長期インターンだからこそ、仕事について深く理解できます。たとえば、現場の社員のマインドや仕事の進め方、トラブル解決の大変さなどは、実務経験がなければなかなか実感できません。
鈴木なぎさ
インターンだと、アルバイトではかかわらないような仕事にも携われるのですね! それは魅力的です。
渡辺キャリアアドバイザー
はい! また、知識として1日の仕事の流れを知っていても、その忙しさややりがいはなかなかわからないですよね。そういったことを実感できるのは実務だからこそです。
もちろん、短期インターンでも仕事について知ることは可能ですし、とても大切なことです。しかし、「習うより慣れよ」という言葉のとおり、自分で経験したことはリアルな実感として身につくもの。そのため、長期インターンがおすすめなのです。
2年生のうちから社会人とかかわれる! ビジネスマナーが身に付く
長期インターンで実務を経験する際には、実際にその企業で働いている社員はもちろん、取引先企業などとかかわる場面もあるもの。そのため、ビジネスマナーを実際に目で見て学び、実践する機会があります。
佐藤みなと
仕事内容だけではなくマナーも身につくのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
はい! これは社員とのかかわりの多い長期インターンだからこそ。マナーは就活だけでなくこの先ずっと必要なものなので、この経験はきっと役立つでしょう。
伊藤うみ
でも、アルバイトでもマナーは身につくのではないでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
特に接客業などだと身につくでしょう。しかし、インターンならアルバイト先よりもたくさんの社会人に触れ、マナーを実践する機会があるため、より多くを学べると思いますよ。
伊藤うみ
そうなんですね!
確かに、ビジネスマナーはインターネットで検索するなどすれば簡単にわかります。しかし、マナーを身に着けるには実践あるのみ。インターンで反復し習得したマナーなら、たとえば採用面接のときに「これで合ってたっけ? 」と不安になるのを防げるでしょう。
このように、長期インターンを通じてビジネスマナーを身に着けられるのもおすすめな理由なのです。
アルバイトよりも稼げる!? インターンの報酬が出る
報酬が出るというのも、長期インターンがおすすめな理由の1つです。
鈴木なぎさ
ええっ、インターンで報酬が出るのですか!?
渡辺キャリアアドバイザー
はい! 短期インターンだと出ないものがほとんどですが、長期だと出るのです。
佐藤みなと
報酬が出るのはアルバイトと一緒なのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
確かにそうですね。でも、アルバイトよりも報酬が高い場合もあるのがポイントです。
報酬の金額はインターンによって異なりますが、時給だと1,000円以上、加えて成果報酬がつく場合もあります。そのため、アルバイトよりも収入を充実させられる可能性も高いですよ。
社会人に囲まれながら、将来やりたいことに向かって成長したり、志望を見つけていく。そのような環境にいながらさらに収入も得られるのですから、長期インターンはメリットづくしですね。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る社会や仕事についてリアルにイメージできるようになる
2年生という、比較的早い時期からビジネスの現場を経験することで、その後の就活の際に「社会」「仕事」ということがリアルにイメージできるようになりますよ。
たとえば、3・4年でESを書く際などに避けては通れない問いの1つである「強みを仕事にどう活かすか」ということも具体的に考えやすいでしょう。また、インターンに参加した業界の情報はかなり蓄積されていますし、ビジネスマナーも頭で理解するだけでなく、身につけている場合も多くあります。
この状態で3年生を迎えることができるのは、就職活動においてかなりのアドバンテージですよ。
2年生で長期インターンは厳しい人向け! 短期インターンの選び方
伊藤うみ
長期インターンに参加したい気持ちは山々なのですが、授業や実験のことを考えるとやっぱり難しいかもしれません。そのような場合、どうすれば良いでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
2年生が参加できるものは少なくなってしまいますが、短期インターンに参加するのも良いと思いますよ!
実験や留学、課外活動など、まだ就活が本格化していなくても多忙な人も多いですよね。そのような場合には、短期インターンに参加するのも1つの手です。確かに長期のものよりも参加できるプログラムは減るかもしれませんが、短期も職業理解を深める良い機会になりますよ。
伊藤うみ
短期インターンはどのようにして選べば良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
先ほど解説した、インターンの内容に注目して選ぶのがおすすめですよ。
先ほど解説したとおり、短期インターンにはセミナー型・グループワーク型などのタイプがあります。業界や企業について概要的に知りたい場合にはセミナー型、より実務に近い形を経験したいならグループワーク型がおすすめですよ。
学生の本分は学業ですし、学生のうちに体験しておきたいこともあるでしょう。それらはどれも後の人生の糧となるもので、無駄ではありません。長期インターンに参加するのも就活を戦ううえで効果的ではありますが、他のこととの兼ね合いも考えて短期インターンを選ぶのもまた良い手でしょう。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る自分に合ったインターンで学びを掴み取ろう
確かに、時間を確保しやすい2年生だからこそ、短期インターンよりも長期インターンがおすすめです。
しかし、「長期に参加できなかったら就活に失敗する」ということはありませんし、長期に比べて得るものが少ないというわけでもありません。短期インターンには、学業や、それ以外にも学生として力を入れるべきことに投資しつつインターンに参加できるというメリットがあります。また、日程を調整しやすいので、容易に複数に参加でき、比較検討する材料を広く集めることもできます。
長期にも短期にもそれぞれのメリットがあるのです。自分の状況と目的にあったインターンを選び、その中で学びを掴み取っていきましょう。
いざ参加! 2年生がインターンに参加する方法3ステップ
鈴木なぎさ
ここまで解説を聞いてきたら、インターンに参加したくなってきました!
佐藤みなと
私もです! 最初は友人が参加すると聞いて焦っていただけでしたが、今では、将来のために参加したいなと思っています。
伊藤うみ
ところで、インターンってどうやったら参加できるのでしょうか? なんだか大変そうに思うのですが……。
渡辺キャリアアドバイザー
いえ、思っているよりも簡単に参加できますよ。それでは、インターンに参加するための3ステップを確認していきましょう!
ステップ①自分が興味のある分野を見つけよう
インターンに参加するときには、まず興味がある分野を見つけましょう。「分野」というと抽象的ですが、興味のある業界・企業・職種を探せば大丈夫です。また、「憧れの先輩が働いている」「自分の利用するサービスを運営している」などの理由で見つけるのもおすすめですよ。
興味のある分野を探す際の着眼点
- 業界
- 企業
- 職種
- 人
- サービスや製品
佐藤みなと
思ったよりも気軽な感じで探して良いのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
はい! まずは気負わずに自分の興味を考えていきましょう。
なお、興味を持てるのは自分の知っている範囲の企業・業界に限られるため、なるべくたくさんの業界や企業を調べてみるのがおすすめです。選択肢を増やすことで、より自分の関心ごとを見つけやすくなるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る業界・企業の情報を集めることが興味を見つける第一歩
「興味のある分野がわからない」という悩みの原因は、情報不足です。つまり、どういう業界、職種、企業があるかを知らないからなのです。どういう企業のインターンに参加して良いかわからない、自分の興味のある分野がわからない、というのは最初は当然なので、焦らなくて大丈夫ですよ。
まずは就活サイトから、「業界とは」「どういう業界があるか」「職種とは」などの基本情報をインプットしてみてください。そうすれば自然と「あの業界、あの企業を見てみたいかも」という気持ちが湧いてきますよ。
情報収集は基本的なもので構いません。そのかわり、幅広く集めることをお勧めします。選択の幅が狭いと、どこに自分の興味を喚起する業界や職種、企業が存在しているかわからないものですよ。
ステップ②2年生が参加できるインターンの情報を集めよう
参加したい分野が絞れたら、インターンの開催情報を集めます。実施情報は、企業ホームページや就活情報サイトなどで確認できますよ。
インターン情報の入手方法
- 企業ホームページ・採用サイトを確認する
- 就活情報サイトを確認する
- 大学のキャリアセンターで聞く
- キャリアアドバイザーに相談する
- 先輩に紹介してもらう
鈴木なぎさ
意外と簡単に入手できるのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
インターネット検索は自宅などから簡単にでき、特に便利です。
このときに重要なのが、選択肢の多さ。複数の参加候補があってこそ、自分の目的に合ったインターンを選びやすいでしょう。
特に就活情報サイトなら、いつでもどこでも検索できます。さらに、1回の検索で数多くのインターン情報がヒットするのでおすすめです。ただ、すべての企業のインターン情報が掲載されているわけではないので注意しましょう。気になっている企業があれば、その企業の採用ページのチェックも忘れないでくださいね。
ステップ③企業を選んでインターンに応募しよう
インターンの実施情報を集められたら、いよいよ参加するインターンを選びましょう。この際に注目すべき点は、「目的を達成できるか」「学業などと両立できるか」の2つです。
インターンを選ぶ際のポイント
- 目的に合ったものを選ぶ
- 学業などと両立できるものを選ぶ
極端な例ですが、「マーケティングの仕事を知りたい」という目的なのに、インターンでの主な実務が営業では目的達成はできませんよね。どのような内容でも社会経験が積めるとはいえ、やはり目的に合ったものを選んでこそ将来の役に立つでしょう。
また、充実した学生生活にするためには学業などとの両立も不可欠です。勤務日数や時間などをよく確認して選びましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
この2つのポイントを押さえて、自分に合ったインターンを選びましょう!
インターンに申し込むめば、必然的に企業とやり取りをおこなう機会が増えるでしょう。メールでインターンの日程調整をしたり、当日の持ち物を聞いたりすることもあるかもしれません。こちらの記事ではインターンに関するメール返信テクニックを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
例文11選! インターンシップのメール返信テクニックを大公開!
要確認! 2年生がインターンを選ぶときの5つの注意点
佐藤みなと
インターンの参加方法もわかったし、早速探してみようと思います!
渡辺キャリアアドバイザー
素晴らしい行動力です! でも、ちょっと待ってください。実は、選ぶときにぜひ注意していただきたい点が5つあるのです。
伊藤うみ
それは知っておきたいです。どのような点に気を付けたら良いですか?
渡辺キャリアアドバイザー
それではそれぞれ解説していきますね!
2年生で応募できるかの確認と併せて、締切日も確認してみましょう。次の記事で、インターンの応募締切から実施するまでの流れについて解説しているので、参考にしてみてくださいね。
インターンは締切厳守! 準備〜実施までのスケジュールを徹底解説
この確認はマスト! そもそも2年生が応募できるプログラムか確かめよう
インターンを選択するときにまず確認すべきは、そもそも2年生が応募可能なプログラムかどうかです。
「長期インターンは2年生も参加できるものが多い」とはいえ、全てがそうとは言い切れません。さらに、短期のものは2年生が参加できない場合も多いもの。そのため、確認は必須なのです。
伊藤うみ
確かに、応募資格がなかったら参加できないですよね……。最初によく確認します。
「やってみたい」は実現できる? インターンの内容をよく確認しよう
インターンの内容をよく確認してから応募することも大切です。せっかくインターンに参加するのに、自分が経験したかったことが経験できなかったらもったいないですよね。
そのため、長期型なら配属、短期型ならセミナー・グループワークなどの方式をよくチェックしましょう。より満足のいくインターンにするためには、ここの確認は必ず必要ですよ。
鈴木なぎさ
確かに、自分の知りたいことや経験したいことがあるのに、それが達成できなかったら不発に終わってしまいます。目的と内容をよく照らし合わせるようにします!
長期間働くなら外せない! 社風とのマッチングも見極めよう
長期インターンとして数か月間働くのなら、自分に合った社風の企業を選ぶことも大切です。同じ業界・職種でも、企業ごとに社員の雰囲気や文化は異なるもの。長期間過ごすことになる場所だからこそ、自分がきちんと働ける雰囲気を選びましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、フレンドリーな環境で働きたい人が個人に干渉しない雰囲気の会社で働くのは寂しい思いをしそうではないですか?
佐藤みなと
そうですね! 私の場合も、にぎやかめの方が向いていそうです!
しかし、インターンに参加後に「ちょっと合わないかも」と気づいた場合も、過ごした時間は決して無駄にはなりません。なぜ合わなかったか考えることで、就活の際に入社後のミスマッチを防ぐヒントにできます。
渡辺キャリアアドバイザー
体験した結果、自分には向いていない仕事だと感じた場合も同様です。合わなかった理由を考え、職業選択のヒントにしてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見るあらかじめ社風を調べて参加しよう
社風は、企業のホームページや就活情報サイトに載っている先輩社員のコメントなどから把握できますよ。とはいえ、実際にインターンに参加した結果、事前に調べた社風と自分の感覚にズレが生じることもあるもの。そのような場合には、「なぜズレを感じるか」を自分に問いかけてみて、将来の企業選択に役立てましょう。
また、社員などと一緒に食事に行く機会などがあれば、その時に気になっていることを直接聞いてみるのもおすすめです。「会社としては、新しいことに挑戦する感じですか、それとも保守的な方でしょうか」など、言葉を選んで、丁寧に聞けば教えてくれることが多いでしょう。ただし、自分と接している1人の社員だけで「社風」と決めつけてしまわないよう注意してくださいね。なるべく複数の人に聞いてみることが大切です。
2年生の本分は学業! 授業などと両立できるインターンを選ぼう
学生の本分は学業ですし、それ以外にもやりたいことはたくさんありますよね。しかし、特に長期インターンの場合、平日昼間に働くのが続きます。そのため、授業との兼ね合いには注意を払う必要があるのです。
インターンに申し込む前に、勤務時間や勤務日数を授業の時間割などと照らし合わせましょう。そのうえで、両立できるものを選ぶことが大切ですよ。
渡辺キャリアアドバイザー
インターンは確かに就活をリードする有効な手段ですが、その結果留年したり、学業がおろそかになっては本末転倒です。
伊藤うみ
あらかじめ勤務の頻度などをよくチェックしておく必要がありますね!
応募前によく考えよう! プライベートの時間が減ることを加味しよう
なかには「研究に没頭したい」「いろんな場所に行って見聞を深めたい」などの思いがある人もいますよね。こういったことができるのも貴重な学生時代だからこそですし、自分の将来に活きてくるでしょう。
しかし、特に長期インターンの場合には、プライベートの時間が減少してしまう面もあるため注意が必要です。インターンを優先するか、やりたいことに取り組むかは自分次第。プライベートの時間が減ることもよく考えて、インターンを選びましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
2年生でインターンに参加するのは、就活で後悔しないために効果的。しかし、自分の時間が減ることを考えず闇雲に参加すると、それはそれで後悔を生む可能性もあるのです。
伊藤うみ
自分の優先順位をきちんと考えて、参加するかどうか決めることが大切ですね!
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る自分がやりたいことをするのも大切
大切なのは、自分が納得して、自信を持てる時間の使い方をすることです。そうすることで、たとえば「ガクチカ」などの質問に「これを頑張りました」と胸を張って答えられるでしょう。そのため、「研究を思いっきりやりたい」「サークル活動で成果を出したい」などの気持ちも大切にしてください。
インターンは確かに就活に大きなメリットがありますが、それが就活準備の全てではないのです。学業やアルバイト、課外活動などでも、自身の視野を広げ経験を深めることはできますよ。
自分が納得した時間の使い方ができていれば、就活の時に自信を持ってアピールできるもの。社会に触れる機会を早く持ちたいという気持ちがあり、学業やプライベートを調整できるのなら、インターン参加はおすすめです。一方で、自分の「やりたい」を尊重するのも忘れないでくださいね。
インターンには準備が必須! 2年生が参加前にしておくべき5つのこと
鈴木なぎさ
参加までのフローも、インターンを選ぶときの注意点も完璧です!
佐藤みなと
これでインターンにちゃんと参加できそうです!
渡辺キャリアアドバイザー
それではここで、インターン前に準備しておくべきことについてお教えしましょう。
伊藤うみ
インターン前の準備……一体、どのような準備が必要なのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
大きく5つの準備をしておきましょう!
インターン準備の基礎! 参加企業・業界について調べておこう
インターン参加前には、参加する企業やその企業の属する業界について調べておきましょう。具体的には、次のことについて知っておくと良いですよ。
企業に関する基礎知識の例
- 設立時期やビジョン、ミッションなど
- 強み
- ビジネスモデル
- 社風
業界に関する基礎知識の例
- 競合企業間の違い
- 業界の成長度合い
- 企業同士の提携関係
また、基本的な用語や競合他社などの基礎知識を身につけておくこともおすすめです。そうすることで社員の話をスムーズに理解でき、深い話を聞きやすくなるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
全てを完璧に知っておかなければならない、というわけではありません。でも知っていた方が、より多くを吸収できると思いますよ。
インターン選考がある!? そんな場合は頻出質問を対策しよう
インターンに参加するためには選考を突破しなければならない場合もあります。選考の内容は企業によりますが、主に書類選考・webテスト・面接などがおこなわれています。
伊藤うみ
結構本格的な選考なのですね……! どのような対策をすれば良いのでしょうか?
書類選考や面接は、頻出質問の対策がマスト。志望動機やインターンの目標、自己PRなどはよく聞かれるため、あらかじめ対策しておきましょう。webテストは対策本が市販されています。それを反復して解くのが効果的ですよ。
書類選考・面接の頻出質問
- 志望動機
- インターンの目標
- 自己PR
インターンの選考で頻出の志望動機については、こちらで解説しておきます。しっかり読んで対策しておきましょう。
例文15選|インターンシップの志望動機をスルスル書く方法徹底解説
面接の際のマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて確認してくださいね。
面接マナーはこれでOK|「振る舞い・身だしなみ・言葉遣い」を解説
インターンあるある! 自己紹介と社員への質問を準備しよう
インターンに臨むにあたって、当日までに準備しておいた方が良いのが「自己紹介」「質問」の2つです。自己紹介は、インターンで必ずと言って良いほど求められるものの1つ。何の準備もなしに振られた場合焦りますので、準備しておくと安心ですね。
佐藤みなと
自己紹介ってどのようなことを言えば良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
大きく次の3つのことを伝えましょう。
自己紹介で伝えること
- 挨拶と自分の所属大学・氏名
- 研究内容や部活動など自分に関する情報
- インターンの目標や指導のお願い
自己紹介の例
おはようございます。渋谷大学経営学部2年の鈴木なぎさです。普段は経営学部でスポーツクラブ経営について研究しています。
インターンシップでは、興味のあるマーケティングについて理解を深められたらと思います。よろしくお願いいたします。
また、インターンは企業や業界について調べている過程で疑問に思ったことなどを解消するチャンス。しかし、当日無計画に質問をしても、うまく聞けなかったり聞き損ねたりするものです。あらかじめまとめ、スムーズに質問できるようにしておきましょう。
魅力的な印象に残る自己紹介は、ポイントを理解したうえで準備を進めることが大切です。こちらの記事を参考に、自己紹介の対策を進めておきましょう。
例文&マンガ付き! 面接の自己紹介で企業の心をつかむ4つの極意
成長角度を上げる! インターンの目標を立てよう
インターンに参加する前に、達成したい目標を立てることが重要です。目標を明確に持てば、目指す先がはっきりとするので「何を学んだら良いかわからない」などの事態を防止できるでしょう。
また、目標があってこそ「この情報・経験は必要だ」と感度高く学べるもの。インターン中に意義を見失わず、成長を最大化するためにも、目標を立ててから臨んでくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
目標は「マーケティングの仕事を知りたい」「営業経験を積みたい」など人それぞれ何でもOKですよ!
いよいよ参加! インターン会場と当日の持ち物をチェックしよう
インターン当日が近づいたら、会場と持ち物のチェックをしましょう。言うまでもありませんが、遅刻は基本的に認められません。そのため、会場の場所と経路、交通機関の乗り換えや所要時間を調べておき、当日は余裕をもって出発してくださいね。
また、持ち物についても、企業から指定されたものがあるか確認しましょう。前日頃に荷物をまとめておけると、当日朝に準備に焦るのを防げますよ。
渡辺キャリアアドバイザー
荷物は指定されている場合が多いですが、主な荷物として次のようなものが挙げられます。
インターンの持ち物の例
- ペンやクリアファイルなどの文房具
- メモ帳
- 必要な書類
- 現金
- 腕時計
- 携帯電話・スマートフォン
2年生からできる就活準備! より実りあるインターンにする4つのポイント
インターン参加中の4つのポイント
佐藤みなと
渡辺さんの解説を聞いていたら、インターンへのモチベーションがものすごく上がってきました! この調子で、充実したインターンにするぞ!
渡辺キャリアアドバイザー
素晴らしい心意気ですね! ところで、実りあるインターンにするためには参加期間中の取り組みも大切なのですが、ご存知ですか?
伊藤うみ
……わかりません! 一体、何をすれば良いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
それでは、より充実したインターンにするポイントについて解説しますね!
これがキホンのキ! 2年生のうちから学びや考えを記録に残そう
実りあるインターンにするためにまずすべきことは、学びや考えなどを記録に残すことです。どれだけ印象的なできごとだったとしても、その全てをずっと完璧に覚えていることはできません。そのため、後に振り返れる形で残しておくことが大切です。
記録に残す内容は「営業が大変だった」「社員の「お客様の視点に立つことが大切」という言葉が印象に残った」など、何でも構いません。自分がハッとしたことや初めて知ったことなどをどんどん記録化していきましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
残す方法は、紙に書くも良し、スマートフォンに書くも良しです。ただし、記憶が薄れない当日中に書き出すようにしましょう。
1つの学びを倍に! インターンの経験を就活に活かそう
学びや考えを記録に残すのももちろん大切ですが、それらを深めることでより多くを学べるでしょう。たとえば、「営業が大変だった」という記録の場合を考えましょう。ノルマをとてもプレッシャーに感じることが原因なら、営業に限らず高いノルマが課せられる仕事をするのは大変かもしれませんね。
このように、たった1つの感想も深掘りしていくことで複数の発見につながることもあるものです。自分の考えを深めることで、1つの収穫を最大限に役立てていきましょう。
伊藤うみ
記録に残すだけでなく、それを深掘りすることでより多くの気づきを得られるのですね……!
先人の知恵を借りる! インターンのなかで社会人目線の意見を聞こう
プログラムによっては、インターンへの取り組みの姿勢や参加者の強み・課題についてフィードバックをしてくれる場合もあります。
伊藤うみ
強みも教えてくれるのですね!
少し身構えてしまう人もいるかもしれませんが、決して批判するためにおこなっているわけではないので恐れる必要はありません。客観的に見た自分について知る貴重なチャンスですので、より成長していけるように素直に受け取りましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
受け取ったフィードバックは必ず記録に残し、「どのように改善するか」「どのように長所を伸ばすか」など考えましょう!
一人よりも力強い! 2年生のうちから就活を頑張る仲間をつくろう
そして、インターンを通じて就活を頑張る仲間を見つければ、その後の就活を頑張る活力になるでしょう。就活では、進め方や選考対策など悩みが多く湧いてくることもあります。そのようなときに一緒に頑張る仲間がいると心強い場合もあるのです。
また、同じインターンに参加しているということは志望業界などが自分と近い可能性も高いでしょう。情報交換などの面でも、仲間を得られるのはメリットが大きいですね。
佐藤みなと
ついついインターンの内容に目が行きがちですが、確かに仲間をゲットできたら一緒に頑張れそうですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そのとおり! 志望が近いからこそ気軽に相談できる部分もあると思うので、ぜひ仲良くなりましょう。
2年生のうちのインターン参加で就活を一歩リードしよう!
渡辺キャリアアドバイザー
ここまで2年生でのインターン参加について解説してきましたが、どうでしたか?
佐藤みなと
最初はただ焦って参加しようと思っていたのですが、想像以上にメリットがあるようなのでぜひ参加しようと思います!
鈴木なぎさ
特に長期インターンなら、将来携わりたいマーケティングの仕事について学べるので、自分に合ったものを探してみます!
伊藤うみ
私はそもそも2年生でインターンに参加できるとは思っていなかったので、そこが意外でした! 研究の予定なども考えつつ、参加できるものを探してみようと思います。
渡辺キャリアアドバイザー
2年生でのインターンについて前向きになってくれてとても嬉しいです! 早い段階でインターンに参加し、就活のスタートダッシュを決めましょう!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー