イラストでわかるコートの畳み方｜冬ならではの面接マナーも要確認！

コートの畳み方にはマナーがある！ 慣れるまで練習しよう

コートは冬の就活を乗り越えるためのマストアイテム。しかし、面接会場でのコートの扱い方がわからず、冬の服装について困ってしまう人も多いのではないでしょうか。

就活ではコートの扱い方やマナーなどの振る舞いもしっかりとみられています。コートの正しい扱い方を身につけて自信を持って冬の就活を乗り切りましょう。

この記事では、就活も入社後も活用できるコートの2つの畳み方と脱いだ時のマナーや注意点を紹介します。イラストを交えてわかりやすく解説しているので、イラストを参考にしながら本番までに正しいコートの畳み方やマナーをマスターしてみてくださいね。

まずはここから！ 就活でコートを畳む理由

企業への配慮｜外の汚れを会場内に持ち込まないようにするため

まず1つ目の理由は、外の汚れを面接会場に持ち込まないようにするためです。面接会場に到着するまでの移動中で、目に見えない汚れがコートに付着していることがあります。

そこで、コートを裏返しに畳みコートに付着した汚れをなるべく室内に持ち込まないようににているのです。会場に入る前に軽くコートをはたいておくなど汚れはできるだけ取り除いておくといいですよ。

コートの汚れを取り除くために便利なのが洋服ブラシです。サッとブラシを通すだけで綺麗にコートが整って便利ですよ。

身だしなみの一環｜企業にだらしがない印象を持たれることを防ぐため

コートが床についてしまうような置き方をするなど雑に扱われていれば見栄えがよくはありません。たとえどんなに言葉遣いや振る舞いが丁寧であったとしても、そういった些細な行動か第一印象につながってしまうのです。

面接では細かい所作までしっかり見られていることもあるので、正しくコートを畳んで丁寧に扱いましょう。マナーがしっかり行き届いていると良い印象を与えることもできますよ。

キャリアアドバイザーコメント

これだけでOK！ コートにまつわる就活マナー基本の3ヶ条

基本マナー①コートは面接会場に入る前に脱いでおこう

面接会場の入口など邪魔にならない場所でコートを脱いでおきましょう。

ほかにもマフラーや手袋などコート以外の防寒具も建物に入る前に外しておくのがマナーです。小物の防寒具はカバンの中にしまっておくと、すっきりしていて良いですね。

基本マナー②畳んだコートは腕にかけて持ち歩こう

コートがかさばるからといってカバンに乱雑に詰め込むのはNGです。移動時は、コートを畳み腕にかけて持ち運ぶかカバンにしまっておくのがベストです。

ただし、企業によってはコート掛けを用意していたり、クロークを設けて預かってくれる企業もあります。その場合は、企業の指示に応じて対応してくださいね。

基本マナー③面接中コートはカバンの上に置こう

面接中、コートはカバンの上に置いておくのが一般的なマナーです。椅子の背もたれにかけておくと、自分の動作によって椅子からコートがずり落ちてしまうこともあります。また、無造作に置いておくのもあまり見栄えが良いものではありません。

カバンの上は安定しにくいので、コートをなるべくコンパクトに畳んでおきましょう。また、カバンはコートが置けるように自立するタイプのものを選ぶのがおすすめです。コートが床につく心配がありませんよ。

キャリアアドバイザーコメント

腕にかけて持ち歩く場合｜誰でもできる正しいコートの畳み方

STEP1：コートの両肩に内側から手を入れる

まずはコートの内側（裏地のある方）からそれぞれ両肩部分に手を入れます。もしコートにエリがついている場合はエリを立てておきましょう。

STEP2：肩部分に手を入れたまま、内側にくるっと折り返す

次に、肩部分に手を入れたまま内側（裏地がある方）が外に出るように折り返します。同時に袖を引っ張り出してしまわないように注意してくださいね。袖の部分は折り返した内側（コートの表面がある方）に向いているのが正しい状態になりますよ。

STEP3：前身頃と後ろ身頃をぴったりと合わせる

前身頃と後ろ身頃をぴったりと合わさるようにコートを整えます。

STEP4：裏地が見える状態で上下2つ折り畳んで腕にかける

最後はコートを上下2つに折り畳みます。このとき、裏地が見える状態です。畳んだコートはそのまま腕にかけて持ち運びましょう。

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カバンにしまう場合｜よりコンパクトにまとまるコートの畳み方

STEP1：平らにして置く

まず、コートを平らにして置きます。このとき、他の人の迷惑にならないか周囲の状況をしっかりチェックをしておきましょう。もし十分なスペースがない場合は、膝の上にコートをのせてできるだけコートを平らにすると良いですね。

STEP2：両袖を内側に畳む

次に、両方の袖が重なるように内側に畳みます。このとき、コートの腰の部分よりも袖が外に出ないように折り畳むことで、よりコンパクトにすっきりとまとめることができますよ。

STEP3：3つ折りもしくは4つ折りにして畳む

コートの長さに応じて縦に3つ折りか4つ折りにして畳みます。長時間コートをカバンにしまう場合には、シワがつかないように折り目にタオルをはさんであげるといいですよ。

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かさばりにくく畳みやすい！ 就活でおすすめのコート3選

ビジネスコートの大定番！ トレンチコート

トレンチコートは薄手なので特に真冬は防寒性に欠けると感じるかもしれませんね。しかし、真冬でもしっかり防寒できる着脱可能なライナー（着脱可能な裏地）が付いているものもありますよ。

ライナーは主に中綿やダウンが入っているので冬でも安心です。また、トレンチコートはシワがつきやすいので、防シワ機能がついているものだと安心です。

せっかく着こなしやコートの扱い方が完璧であっても、シワシワなコートではだらしない印象につながってしまいますよね。質感なども考慮して購入するといいですよ。

普段使いもできる！ チェスターコート

普段使いにもピッタリな就活におすすめなコート2つ目は「チェスターコート」です。チェスターコートはカジュアルなデザインでもありつつ、フォーマルな雰囲気も持っています。

またフォーマルな場に相応しいデザインでありながら、動きやすさも兼ね備えている優れものです。自宅で洗濯できるなど、実用性が高いので普段使いにも使えますよ。また、チェスターコートはベルトがないので、畳みやすさも抜群です。

重ね着しやすい！ ステンカラーコート

就活におすすめのコート3つ目は「ステンカラーコート」です。重ね着しやすいので、冬にぴったりといえますね。

ステンカラーコートは、襟が高く前側に低い襟がついているのが特徴です。首元までボタンがついているので、高い防寒性を持っていますよ。

ゆったりとしたAラインのシルエットで。締め付ける感覚があまりなく、楽な着心地になっています。コートの中にジャケットや薄手のダウンジャケットなどの防寒具を重ね着しやすく、真冬の就活に心強いコートですよ。

要チェック！ 就活で避けるべきコートの種類

取り外し可能ならOK！ フードやファー付きのコート

フードやファー付きのコートは避けましょう。就活というビジネスシーンでは、フードやファーなど装飾品の付いているコートはカジュアルすぎると判断される可能性があります。

ただし、装飾品の取り外しができるものであれば構いません。企業に向かう前には必ずフードやファーを取り外しておきましょう。

見落としがちな裏地にも注意！派手な色のコート

就活でおすすめのカラーは黒やグレー、紺などの落ち着いた色味です。派手な色はカジュアルな印象になるので、ビジネスシーンには不向きといえるでしょう。ただし、企業によっては個性として捉え、カジュアルな服装でもOKな企業もあります。志望先の企業をよく確認しておきましょう。

カバンにしまえないものはNG！ダウンコート

就活のコートはデザイン性だけでなく、どんな素材であるかも重要です。ダウンコートは防寒性が高く、冬に着用する人も多いですが、畳みずらいものが多いため就活には不向きなのです。フォーマルさも欠けるためビジネスシーンでは避けましょう。

コートの素材としては、ナイロンやポリエステル、コットン、ウールなどを選ぶのがおすすめです。ナイロンやポリエステルは防水性が高く、汚れにくいのが特徴です。清潔感を保てるので、身なりを整える機会の多い就活にぴったりですよ。

コットン、ウールは高い防寒性を持っています。また生地がしっかりしているのでフォーマルさもありますよ。厳しい冬を乗り越えるのに最適といえますね。

キャリアアドバイザーコメント

コートの正しい畳み方を身につけて冬の就活を快適に乗り切ろう！