「3年後の自分」の例文7選|将来像の見つけ方や回答のコツを解説

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キャリアビジョンから考えよう!「3年後の自分」答えかtのコツと例文7選
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「3年後の自分」の問いは自分のキャリア観から考えることが大切

入社後、何をしたい?

選考では企業から「3年後の自分」について問われることがありますが、どう回答したらいいかわからないという就活生をよく見かけます。社会人を経験していない以上、3年後の自分の具体的なイメージが浮かばないのも無理ないかもしれませんね。

「3年後の自分」に対する問いは、入社してからどんな活躍をしていきたいかという「キャリア観」から考えることがとても重要です。キャリア観から考えることで、企業側もあなたの将来像をイメージしやすくなり、回答に説得力が増します。

この記事では3年後の自分を具体的に描く方法とコツを紹介していきます。これを読めば、面接官の高評価につながる3年後の自分の回答を作れるようになりますよ。

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「3年後の自分」の質問をする企業側の意図

「3年後の自分」の質問をする企業側の意図

企業が学生へ「3年後の自分」を質問する意図がわかれば、事前に選考対策も立てやすくなります。

当然企業はきちんとした狙いがあって「3年後の自分」に関する質問を投げかけてきますので、これから質問の狙いについて解説していきますね。

キャリアビジョンを知るため

企業は学生のキャリアビジョンを知るために「3年後の自分」について質問をします。学生がただ「大手企業だから」「業績が安定していそうだから」といった、安易な志望動機で選考を受けていないかを把握しようとしているのです。

企業は当然、学生に合格を出す場合には長期的な活躍を期待しており、入社後も成長に意欲的な学生に入社してもらいたいと考えています。

つまりこうした意欲的で前向きな学生であるかどうかを判定するために「3年後の自分」についての質問をすることによって、学生が入社後のことを具体的にイメージして準備できているかを見極めようとしているのです

次の記事では、アパレル業界でのキャリアビジョンとともに志望動機について解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
例文15選|【アパレル業界を志す学生へ】志望動機作成の極意を解説

キャリアビジョンは、人によってさまざまです。次の記事では、就職したくない人の特徴や、対処法について解説しています。就職するだけがゴールではないので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
【就職したくない】悩めるあなたの気持ちを楽にする対処法を徹底解説

入社意欲を測るため

さらに企業は、学生がどれだけ自社に入社したいと考えているのか、つまりどれだけ入社意欲があるのかを測るために「3年後の自分」に関する質問をすることもあります。

入社意欲の高い学生であればその企業のことをよく調べていて具体的な仕事イメージが湧きやすいので、「入社してすぐは〇〇を頑張って、3年後は△△に携わりたい」などと3年後の自分について根拠をもって具体的にイメージできているでしょう

反対に入社意欲が高くない学生は、企業への理解が浅く「3年後には○○ができるようになっていたい」と漠然とした回答しかできないことも多いのです。

そのため、企業は目の前の学生が本当に入社して活躍する意欲が高いかを見極めるために「3年後の自分」について質問をするのです。

自社とのマッチ度を見極めるため

企業は選考を通じて学生と企業とのマッチ度を見極めています。マッチ度とはすなわち、学生が職場に適応して働き続けてくれるかどうかということです。

企業は「3年後の自分」のイメージを確認することで、その学生のビジョンと企業が目指す方向性がマッチしているかを見極めています。

双方の方向性が合っていなければマッチ度は低く、入社しても早期で辞めてしまうリスクがありますね。企業はこうしたミスマッチを防ぐため、入社してからのことを具体的にイメージしているかを知るために「3年後の自分」をたずねているのです。

企業は自社と就活生とのマッチ度を大切にしているという背景がある以上、「自分に合った会社を選ぶ」というのは選考対策の面においても大切です。こちらの記事では自分に合った企業を選ぶコツがまとめられているので、ぜひ合わせて確認してみてください。
自分に合った仕事を見つける方程式|人生の3割を占める仕事の選び方

次の記事では、銀行業界の志望動機について例文とともに解説しています。銀行業界のなかにも、職種の違いや、働き方の違いがあります。一度読んでみて、キャリアビジョン作成の参考にしてみてくださいね。
【銀行志望動機の作成手順書】例文12選&浮かばない時の対処法付き

キャリアアドバイザーコメント

3年後の自分について考えることは就活生にも有益

企業が「3年後の自分」を質問するのは、その質問について考えることが就活生自身のためにもなるからです。

先の見通しや目標を持って仕事に取り組めれば、モチベーションが上がり成果も出やすくなりますよね。前向きに仕事に取り組み、やりがいを感じながら生き生きと働くことは多くの就活生の目指すところでもあるでしょう。そして、このように入社後活躍することは、企業の求めていることでもあります。つまり、「3年後の自分」の質問は、企業・就活生の両方にとって有益なのです。

選考のために「3年後の自分」を質問している面も確かにあります。しかし、自分のためになると思って3年後、5年後のキャリアプランを考えると、選考向けのキャリアプランではなく、本当のキャリアプランが出来上がりますよ。そのように真剣に考えたキャリアプランは、選考でも相手の目に止まるものです。単なる選考対策でなく、自分のために考えることも重要と言えますね。

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思い浮かばない人必見! 「3年後の自分」を見い出す4ステップ

「3年後の自分」を見出す4ステップ
マンガでわかる!3年後の自分を見出す方法

企業が質問する狙いが分かっても、3年後の自分をすぐに想像することは難しいですよね。まずは誰もが簡単に3年後の自分を見い出すことのできる4ステップを紹介します。

まずはそれぞれのステップごとに紹介されている作業にトライしてみてください。1つずつ着実に取り組むことであなたも3年後の自分を具体的にイメージできるようになるでしょう。

ステップ①:理想の将来像を考える

最初のステップとして自分の理想の将来像を考えます。理想の将来像とは、将来自分は「こういう仕事をしていたい」とか「こういう生活をしていたい」といった、将来的に自分がありたい姿のことです。

自分の理想の将来像は漠然としていても良いのですが、将来像がないと「3年後の自分」を見い出すことは不可能です。自分が将来どうなっていたいのか、理想像の「輪郭」だけでも思い描いておく必要があるということを意識してください

理想の将来像を考える方法

  • 自己分析をする
  • 憧れている人から考える
  • やりたくないことから考える

田中キャリアアドバイザー

就活の場で将来像を考えるとなると仕事に関連することを考えがちですが、必ずしも仕事に関することでなくても構いません。人生を豊かにするための将来像を考えましょう。

将来像を考えるうえでは、ただの「夢」で終わらないよう具体的に道筋を立てる必要があります。こちらの記事でそのための方法を解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
将来像は人生の地図|「立て方」と「伝え方」を極めて未来を掴み取れ

自己分析をする

理想の将来像は自己分析で見い出すことができます。自己分析にはさまざまなやり方がありますが、たとえば以下の方法で自分の将来像や価値観を見つけることが可能です。

  1. これまで記憶に強く残っている体験やエピソードを書き出す
  2. それぞれの体験やエピソードで感じたことや想いを付け加える
  3. なぜ、そう感じたのかを深掘りする
  4. 自分の根底にある考えや価値観が明確になるまで「なぜ」を繰り返す

たとえばこの方法で掘り下げたときに「チームで困難を乗り越えて関係が深まるととても嬉しい」という価値観が出てくれば、将来は誰かと協力しながら仕事を進めるような状況が理想だと言えますね

自己分析をするうえではこちらの記事で解説しているマインドマップを使うのがおすすめです。効率的、かつ効果的に自己分析をおこなうことができます。詳しく知りたい人はこちらの記事で確認してくださいね。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう

ほかにも、自分史を作成して自己理解を深める方法があります。こちらの記事も併せてチェックしておきましょう。
自分史の作り方がテンプレ付きで早わかり|就活状況別の活用法も伝授

自己分析の方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて確認し、自分に合った方法を見つけましょう。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説

憧れている人から考える

理想の将来像は、自分にとって憧れの人から考えるという方法もあります。身近な人や著名人など誰でも良いので、憧れている人のキャリアを参考にしてみましょう。

この場合まず憧れの対象となっている人物についてよく調べるところからスタートする必要があります。

憧れの人について調べる内容の例

  • これまでどんなことを学んでいるのか
  • どういう経歴で現在のポジションに就いているのか
  • どんな暮らしや働き方をしているか

調べる方法

  • インタビュー記事
  • 出版書籍
  • SNS

上記の内容は必ずチェックし、自分の理想の将来像を考えるうえでヒントとなるキャリアビジョンを憧れの人の経歴から見つけましょう

やりたくないことから考える

なかなか自分にとっての理想が思い浮かばない場合は、やりたくないことから考える方法もあります。つまり消去法でやりたくないことを消していった結果、残ったものが自分の理想の将来像だと考えるやり方です

一見ネガティブな方法ですがこれも立派な自己分析になります。この場合、やりたくないことに「ランク付け」しておくことも重要です。

たとえば、次のようにやりたくないことをリストアップしてランク付けします。

  1. ノルマに追われる仕事
  2. 肉体労働
  3. 希薄な人間関係は避けたい

このようなランク付けであれば、営業のようなノルマに厳しい仕事や工場勤務がある仕事というよりも、チームで協力しながら開発するような「クリエイティブな仕事で能力を発揮したい」という理想像が見えてくるかもしれませんね。

田中キャリアアドバイザー

やりたくないことを漠然とピックアップすると自分の理想の将来像がうまく描けなくなる可能性もあるので、ランク付けを意識して妥協できるラインを持っておくと良いですよ。

ステップ①の
自己分析はツールを使うとスムーズです

自己分析は当サイトで用意しているツールを使うとやりやすいです。36問の質問に答えるだけ。あなたが12タイプのどの性格か、強み・適職もふまえて診断します。

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ステップ②:将来像を叶えるために必要なことを明確にする

自分の理想の将来像をイメージすることができるようになったら、次はその将来像を叶えるための道のりを明確にする作業に移ります。

理想の将来像を明確にしただけでは、漠然としたものになりがちです。そのため、将来像を叶えるために必要なことを具体的に考えることが大切です。

理想の将来像に近づくためには「キャリア」と「スキル」、それぞれの側面から必要なことを明確にしていきます

このステップで必要なことを具体的に考えられれば「3年後の自分」がより明確になりますので、なるべく具体的な行動を思い描いていくよう心掛けてくださいね。

キャリア

まずキャリアで必要なことを明確にしていきます。キャリアとは「入社してからどんな活躍をしていきたいか、その道すじ」を意味しています

たとえば、プログラマーのキャリアは次の通りイメージすることができます。

  1. コーディングを中心に担当
  2. チーフプログラマー
  3. システムエンジニアとして全体の管理
  4. プロジェクトマネージャーとしてプロジェクト全体の監督者

つまりこうした活躍の「ステップアップ」を単語でもいいので具体的にイメージして書き出していくのがここのステップでやることです。

今後のキャリアについてイメージを膨らませるためには、こちらの記事で解説している方法が効果的です。ぜひ参考にしてくださいね。
令和新時代のキャリア形成とは? 未来をデザインすることの重要性

スキル

次にスキルで必要なことを明確にしていきます。スキルとは「技量」のことで、できるだけ定量的な指標で明確にしていくことが求められます

たとえば何か業務に関係ある資格があれば「○○検定1級」「○○試験合格」といった、具体的な到達目標をリストアップしていきましょう。そしてそれらを「いつ」達成するかもイメージしてください。

田中キャリアアドバイザー

OB・OG訪問などで実際に働く社員からどんなスキルが必要になるか聞いてみると良いですね。

「資格取得」を目標を立てる場合は、ぜひこちらの記事で解説している就活に有利な資格の情報を参考にしてください。資格の選び方から勉強の進め方についてのアドバイスが満載です。
就職に有利な資格で内定一直線! 7業界のおすすめ資格はこれだ

ステップ③:②を得るために3年後どうあるべきか考える

ここまでに理想の将来像とそれを叶えるために必要なことを明確にしてきました。次は、それを達成するために3年後どうあるべきかを考えていきます。

「どうあるべきか」とはすなわち「どう行動していけばいいか」と考えてください。たとえば志望企業での仕事に必要な資格があるとリストアップできているなら、それを取得するために3年後どう行動していけばいいかを考えるのがここでの作業です。

たとえば「管理会計の視点で会社経営の意思決定に携わりたい」という将来像を持っており、入社3年後には管理会計の実務は一通り経験しておくべきだと考えている場合、それを実現するには実践に加えて会計知識を習得することも必要になります。

そのため、3年後のあるべき姿に達するために簿記1級の資格取得が有効的であるならば、「ゴール」に向けて何をいつどう行動するかを具体化ましょう。

3年後だけでなく、10年後、5年後と逆算する

「3年後の自分」を考えるときには、10年後、5年後と逆算して考えましょう。長期的な視点を持って、そこから逆算して3年後を考えることで、目標達成のためには「いつ」「何を」やらなければならないかが明確になります

ですので「3年後の自分」を考えるにはさらにその先の「10年後、5年後の自分」の理想の将来像と必要なことを設定し、そこから逆算して「3年後の自分」を考えるようにしましょう。

田中キャリアアドバイザー

ポイントは、一番遠い10年後の自分をもっとも具体的に考えることです。一番遠い未来が具体的であれば、そこに至るまでに必要なことも具体的に考えやすくなりますよ。

ステップ④:志望企業の社員を参考に内容を具体化する

最後のステップとして、志望企業の社員の声を参考にして「3年後の自分」を具体的にまとめていきます。

ステップ③までを具体的に考えることができていれば「3年後の自分」をまとめることはそれほど難しくはありません。ステップ④は自分の志望する企業の社員の声を参考にすることで、その企業にマッチした「3年後の自分」の回答に仕上がることでしょう

ですので、まずはステップ③までで作業した内容をまとめ、自分なりの「3年後の自分」の案を作成してみましょう。そのうえで最後の仕上げとして、志望企業の社員の声について参考にしてみると良いですよ。

OB・OG訪問をして先輩の仕事からイメージする

OB・OG訪問をして実際に働いている先輩社員に直接話を聞いてみることで、その先輩の仕事からあなたの将来を想像するのもおすすすめです。OB・OG訪問では、実際に働く先輩社員に次のような質問をしてみると良いでしょう。

先輩の仕事からあなたの将来を想像する

  • 入社時にはどんな「3年後の自分」をイメージしていたか
  • 働き出してから「3年後の自分」はどう変化していったか
  • 社会人としての将来のキャリアビジョンについて
  • これまでどのようなキャリアを歩んできたか
  • 自分が描いている「3年後の自分」はその企業でどう達成できるか

実は働き出してから実際のビジネスを見て「3年後の自分」の将来像が変わることは珍しくありません。OB・OG訪問はこうした働き出してみないとわからないような情報を収集できる貴重な場なのです。

OB・OG訪問で得た回答からどれくらい具体的にイメージしないといけないのかを知り、働き出してみないとわからないポイントも将来像に盛り込めると良いですね

志望職に就いている社員紹介記事に目を通しておく

企業でのキャリアをイメージするために、企業の採用サイトも必ずチェックしてみてください。特に、自分が志望している職種の先輩社員の声は必見です。

社員紹介記事ではこれまでの経歴から今後目指す姿に至るまで幅広く書かれていて、その企業で働く社員のキャリアプランを知ることができるためとても参考になります

また、社員のキャリアプランをチェックすることで、その企業で描ける具体的なキャリアについても理解することができるのでぜひチェックしていきましょう。

キャリアアドバイザーコメント

「3年後の自分」を見つけるためには情報収集が重要

特に、そもそも理想の将来のイメージがつかないため「ステップ①理想の将来像を考える」を難しく感じる人が多いでしょう。そのような状況を改善するために必要なのが上昇収集です。

あるものごとについてイメージができないのは、ほとんどの場合情報不足が原因です。反対に、経験のある分野については、「こうしたらこうなる」という過去の経験から得た情報があるため、先行きをイメージしやすいですよね。

3年後の自分をイメージするためにも、情報収集が必要です。具体的には、自己分析等で自分自身の経験を掘り起こして言語化したり、入社3年後の社員にはどのような人が多いのか調べてデータベースを増やしたりすることが大切です。また、OB/OG訪問ではインターネットに記載されていない情報も得られますね。

情報を蓄積していくことで、こうなりたい、ああなりたいといったイメージがしやすくなってきます。情報を増やさないまま、自分の経験だけに基づいて3年後をイメージすると苦労しますので、ぜひ情報収集をしたうえでキャリアプランを作成していってください。

「3年後の自分」をわかりやすく伝える構成

「3年後の自分」をわかりやすく伝える構成

ここからは「3年後の自分」を相手に分かりやすく伝えるための構成について解説します。自分では具体的なビジョンが描けていても、相手に伝わっていなければ意味がないですよね。

「3年後の自分」を伝えてあなたの考えや熱意をアピールするため、これから紹介する構成を参考にして回答をまとめてみましょう。

①3年後の自分の将来像

まず冒頭は、自分の3年後の将来像を端的に話します。ポイントはこれまで解説してきた通り「具体的なキャリアやスキルの名前を出していること」が大切です。

キャリアやスキルなど、到達していたいものの名称を具体的に出すと良いですね。検定や試験なども段階的に取得していくことをアピールすることで、長期的な視野を持っていることがアピールできます

②その将来像を考えた理由

次にその将来像を考えた理由を述べましょう。将来像を述べるときは、将来像から逆算した3年後であること、自分の過去の経験や大事にしている考え方(価値観)を理由に含めることがポイントです

たとえば自分の経験や価値観を含めて次のような伝え方ができると良いでしょう。

例文

私は将来マネジメント能力を発揮して会社経営の意思決定に参画できる人間になりたいです。そのためには3年後、若手のリーダーとして社員スキルアップ研修に携わりマネジメント能力を養いたいと思っています。なぜなら、アルバイト先でバイトリーダーを任された経験から、相手の意見に傾聴する姿勢と自分の意思を伝える姿勢をいかに両立させるかがチームで仕事するうえで最も大事だと学び、その学びを御社に還元できると考えているからです。

長期的な視点から理由を伝えよう

「理由」を考えるときには、何度も紹介しているように「10年後、5年後、3年後」という長期的な視点で話せるようにしておくことがポイントです。長期的な視点で伝えることで、あなたのビジョンに説得力が生まれます。

理由を話すときも10年後など遠い将来像が具体的であれば「3年後の自分」になりたい理由も具体的に話しやすいので、長期的な視点から自分の将来像に対する理由を伝えましょう

③実現に向けた具体的なプラン

3年後の理想の将来像、そしてその理由を紹介したら、最後は実現に向けた具体的なプランを説明しましょう。

具体的な話し方として、

  • 3年後までには(具体的な行動プラン)を実行し、(具体的な目標)を達成するつもりです
  • 3年後の自分を実現できれば、(さらにもう一段階上の行動プラン)を実行し、5年後までに(もう一段階上の目標)を達成します

というように、実行プランは近い将来から順に説明していくほうが説得力があり、おすすめです

こうした話し方で説明することで、面接官にも「この学生は長期的なビジョンを持っているだけでなく、現実的な努力プランも持っている」と思わせることができるのです。

例文

私は将来、管理会計の視点で会社経営の意思決定に携われる社会人になりりたいです。そのためには、入社3年後には管理会計の実務をマスターしたいと考えています。ですので、3年後までには管理会計を行ううえで必要不可欠な会計知識を習得するために、簿記1級を取得するつもりです。

それが実現できれば、管理会計を正確に実行するための必要なスキルが身につけられるため、入社5年後までには実際に管理会計の視点を持って組織の意思決定に役立つ提案をしていきたいです。

キャリアアドバイザーコメント

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具体性を出せる3年後だからこそ、身につけたいものを見つけよう

「③実現に向けた具体的なプラン」では「これだけは身につける」というものを1つ決めると考えやすく、おすすめです。1つに絞れば目標が明確になるので自分のためにもなりますし、面接官も「現実を見据えた、地に足がついた目標だな」と好印象を受けるでしょう。

目標の具体性は、数字や固有名詞を入れると向上します。たとえば、「要望に答えられる技術力を身に着けるために応用情報技術者試験合格を目指す」「海外向けビジネス拡大に貢献するためTOEIC800点を取得する」などが考えられますね。

5年後、10年後とは異なる、より具体性を出せる3年後の自分だからこそ「身につけること」という話が生きてくるのです。大切なのは、現時点で具体的な目標を定めているという前向きな姿勢。「実際に達成できなかったらどうしよう」と心配にならず、目標を定められると良いですね。

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「3年後の自分」を答える際の3つのコツ

「3年後の自分」を見い出すやり方と話の構成について紹介してきましたが「3年後の自分」を回答する際には3つのコツがあります。

これらのコツを押さえた回答ができれば、ほかの学生と差を付けることも可能です。最後の仕上げとして、3年後の自分の回答にこれから紹介するコツを盛り込み、自信を持って回答できる内容に仕上げましょう。

①企業の方向性と一致させる

「3年後の自分」と志望する企業との方向性が一致していれば、企業とのマッチ度をアピールすることができます。

もし5年以内にで売上を倍増させる目標を持っている企業であれば、あなたの「3年後の自分」は「新規顧客の開拓ができる営業マンになりたい」といった目標を示すと企業の方向性とマッチしていると言えますね。

その企業で活躍できる人材であることをアピールするためにも、企業の方向性と「3年後の自分」が一致しているかを見直してみましょう

一致している3年後の自分と企業の方向性の例

  • 「新店舗の責任者となり1年で会員獲得数でトップとなる」という3年後の自分と、店舗数・会員数を急激に増やしている企業
  • 「まったく新しいプログラミングスキル測定ツールを作る」という3年後の自分と、ベンチャー企業で企業のDX人材教育にターゲットを絞っている企業

会社ホームページや説明会を参考にしよう

企業の方向性を調べる方法としては、会社ホームページや会社説明会がおすすめです。ホームページには投資家向けのIR情報があり、企業の現在の状況やこれから目指していく姿が報告書として掲載されています。

また、会社説明会は学生向けに会社の状況やその先のビジネスプランなどがわかりやすく説明されるため、まずは会社説明会に参加して企業の概要を把握し、さらにIR情報などを探して詳しく調べていくようなやり方がおすすめです

②できるだけ具体的に伝える

次に押さえるコツは「できるだけ具体的に」伝わる内容になっているかをチェックすることです。「3年後の自分」の見い出し方でも触れたように、自分の理想の将来像およびそれに必要なことは具体的であることが求められます。

「3年後の自分」とそれに必要なこと、そしてどう実現するかを回答するときには「5W1H」を意識して具体的に回答できているかを点検するようにしましょう

5W1Hを使ったチェック方法

  • Who:誰がそのプランを実行するのか(自分が)
  • Why:どうしてそのプランを実行するのか(業務に必要なレベルに追いつくために)
  • What:何を具体的に実行するのか(○○技能試験1級を取得する)
  • When:いつ(いつまでに)そのプランを実行するのか(3年後の試験までに)
  • Where:どこでそのプランを実行するのか(自己研鑽として業務外で)
  • How:どうやってそのプランを実行するのか(通勤時間を使って)

どの企業でも回答できるような内容は避けよう

ここで注意してほしいのが、どの企業でも通用するような回答は避けるべきという点です。たとえば「入社して1年間はメモを取って忘れないように努力する」といった目標は、どの企業に入社しても必要なことです。

こういった内容は「3年後の自分」を回答するうえでは盛り込まないようにしましょう。どの企業でも当てはまる内容では、志望企業への熱意が伝わりにくくなります。企業ならではの回答をすることが大切です。

③一般的な入社3年目までの流れを把握しておく

一般的な入社3年目までの流れを意識することもおすすめです。

たとえば、一般的に入社3年後は若手社員という位置づけですが、「3年後の自分」の回答に「3年後には社長になって会社をマネジメントしたい」と回答すると、必要なステップを飛び越していて的外れな内容だとみなされてしまいます。

高い理想を掲げることはもちろん重要なことですが、もっと重要なのは地に足を付けてしっかり近い将来をイメージできているかです。以下に紹介する一般的な3年目までの流れを参考にして見直してみてください。

一般的な入社3年目までの流れ

  • 1年目:基礎を身につけ、先輩のサポートを受けて業務をおこなう
  • 2年目:社内外の関係者のニーズを把握し、連携して成果を挙げる
  • 3年目:社内外の関係者の潜在ニーズを捉え、より高い成果を挙げる

1年目:基礎を身につけ、先輩のサポートを受けて業務をおこなう

入社1年目は一般的に業務の基礎を身につけて、先輩のサポートを受けながら業務をこなしていくことが期待される年次です。1年目のポイントは「先輩のサポート」があるということ。1年目からいきなり独力ですべての業務を回していける新人はいません。

企業側も、新卒で入社した新人には先輩社員がついて指導をする準備ができています。1年目は先輩のサポートを受けながら、いかに基本的な業務をこなすことができるかが問われているのです

2年目:社内外の関係者のニーズを把握し、連携して成果を挙げる

入社2年目になると期待されるのは、社内外の関係者のニーズを把握して、協力しながら成果を挙げることです。2年目には基本的な業務は1人立ちして回せるようになってきており、業務にも余裕が出てくる頃合いです

先輩社員をはじめ、周囲の関係者と協力しながら、ときに周りの人が求めているニーズを汲み取り、成果を出していくことが求められる年次になります。また、1年目の失敗を振り返ることで、業務に自分なりの工夫を加えて改善していくことも求められるでしょう。

3年目:社内外の関係者の潜在ニーズを捉え、より高い成果を挙げる

入社して3年目になるとおそらくチームの一員としては即戦力として数えられ、いろいろなプロジェクトやチームに加わることもあるでしょう。また、早い人は3年目の自分が新人の教育担当として指導することが求められるかもしれません。

3年目に期待されることとしては、自分から仕事における課題を見つけに行き、周囲に提案してアクションを起こしていくことです。新人を指導する立場にいながら、自身の仕事は自らスケジュール管理をして、何をすべきか優先順位付けすることが求められ、限られた期間で結果を出すことも求められます。

キャリアアドバイザーコメント

本心から望んでいる「3年後の自分」であることが重要

「3年後の自分」を答えるためには、心から自信を持って言える内容かどうかを再確認することが大切です。企業に回答することを考えるあまり、「本心からそう思えているか」を軽んじてはいけません。忘れてはならないのは、最終的に自分の口でこれを面接官に伝えなければならないということです。

就職活動に関する情報は世の中に溢れていますから、多くの就活生はそれなりにまとまった「3年後の自分」を作ってくるでしょう。その中でどうやって差別化を図るためには、本気で、心からそう信じているという精神で伝えることが必要です。

「3年後に営業成績No1になります」というセリフを普通に言うのと、真っ直ぐな目で、心から信じている声で「No1になります」と言うのとでは、面接官の受ける印象は異なります。

繰り返しになりますが、最後は自分自身が言葉を発するのです。本心から望んでいる内容なら、情熱や信念、自信といったエネルギーを発しやすいですよね。これこそが、3年後の自分を伝えるコツであり、話す内容と同じくらい大事な差別化を図るポイントです。

キャリア観別で紹介! 「3年後の自分」のOK・NG例文

ここまで読んだあなたはきっと「3年後の自分」を自信を持って具体的に回答できるようになっているはずです。

そして最後に「3年後の自分」のOK・NG例文をパターン別に紹介したいと思います。「3年後の自分」を見い出すのがまだ難しいと感じている人は、まずOK・NG例文を見てどんな内容にする必要があるのかを想像してから考えてみてくださいね。

OK例文①全国でNo1の営業成績を収めたい

例文

私は3年後、御社の営業部で全国1位の営業成績を収めたいと考えています。理由は、私自身が高校生のときに御社のオンラインサービスである○○を利用したことで、自宅でも塾にいるのと同じ環境で学習することができたこと、そしてそのおかげで第一志望の大学へ入学を果たすことができたからで、同じ境遇の学生のニーズを1人でも多く満たしたいと強く思っているからです。
3年後の営業成績トップを実現するため、私は入社1年目から御社の商材ラインナップを可能な限り体験利用し、その魅力を伝える準備をしていきます。また、1年目の後半には早く1人立ちできるよう営業の基本を先輩社員から学び担当エリアを引き継ぎたいです。また、2年目にはぜひ新期営業の開拓にも同行させていただき、受注率100%を納めていきたいと思います。

田中キャリアアドバイザー

営業成績トップを目指したい理由が個人的な経験に基づいているのが良いですね。また、3年後までにやることを1年ずつ区切って具体的に述べているので、しっかり企業研究もしていると感じられます。

OK例文②周囲に大きな影響を与えたい

例文

私は将来周囲に大きな影響を与えられる人間になりたいと考えています。そのためには、3年後には、世の中のためになるプロジェクトを自ら立案・実行したいと考えています。

具体的には、世の中のニーズを捉え、誰もが使ってくれるようなスマートフォン向けアプリを立ち上げたいと考えています。
入社3年後までにプロジェクトを成功させるためには、私は既存のアプリケーションの構築・運用だけでなく、プログラミングの基礎スキルを勉強するつもりです。また2年目までには「応用情報技術者試験」を受験してシステム開発についての理解をもっと深めます。

また、プロジェクトの成功には周囲の協力が必要不可欠なため、入社後から先輩・同期問わず積極的にコミュニケーションを取って関係構築を図りたいです。

田中キャリアアドバイザー

理想の将来像を見据えたうえでの3年後の目標設定になっていますね。また、目標達成のために具体的にやるべきことを挙げている点が、とても良いですね。聞いている側も入社してすぐに実行に移してくれそうだと感じることができます。

OK例文③将来優秀なマネジャーになるために複数の職種を経験したい

例文

私は御社が展開する飲食店で、将来的には全国の店舗を統括するマネージャー職を目指したいと考えており、そのため3年後には1店舗の店長となりたいです。

3年後に店長になるためには、入社1年目は最前線の現場で店舗経験を積んで接客業の基本を覚えていきたいです。また、2年目以降は接客業だけでなく、店舗を売上・利益・回転率・リピート率などの数字の側面からも管理できる視点を持ちたいと考えています。

2年目にそこを意識することで3年目以降は実際に店舗責任者として店長の仕事を経験したいです。また、5年後には1つのエリアを統括するエリアマネージャー職に昇任して、エリア全体の売上アップや従業員の長期雇用に貢献した新しい事例を、会社全体に共有できることを目指していきます。

田中キャリアアドバイザー

複数の職種を経験し、そこで具体的にどんなことを実行するかが書かれているのが良いですね。さらに5年後には会社全体に還元していきたいと言っていて、どんなステップアップをしていきたいかが明確にイメージできます。

OK例文④企業への貢献度が大きい人材でありたい

例文

私は将来、企業への貢献度が大きい人材でありたいと考えています。そのため3年後には、自らのアイデアで顧客ニーズに合わせて、既存のサービスの改良や新規サービスの立ち上げができるようになりたいです。

私はまず入社して1年間は先輩社員の指導を受けながら営業の最前線で顧客の名の声に耳を傾けられるビジネスパーソンになりたいです。そして、2年目には一人で顧客の担当を任せてもらえるように信頼関係の構築に努め、顧客ニーズの理解に励みます。

そして、そのニーズを解決できるサービスを自ら考えることで顧客に喜んでもらうことで、結果として企業の売上アップに貢献していきたいと考えています。

田中キャリアアドバイザー

企業での貢献度を高めたいという目標に対して、1年目から3年目までのステップをしっかりとイメージできている例文です。着実にステップできるイメージが湧く良い例文ですね。

OK例文⑤若手のリーダーになりたい

例文

私はWebデザイナーとしてだけでなく、3年後にUXデザイナーとしてもっとユーザーが快適にWebサイトを利用できるようなデザインを担当したいと考えています。私は御社が手掛けたある企業のWebサイトを閲覧し、見やすいデザインとその操作の快適さにとても感動しました。私は若者からお年寄りまで誰もが困らず利用できる優しいWebサイトのデザインを目指していきたいです。

3年後に御社でUXデザイナーとして活躍するために、私は入社してすぐはSEOなどのWebスキルの向上はもちろんのこと、インターネットマーケティングについても勉強をしていきます。そして、2年目以降は習得した知識をもとに実際にWebサイト構築に挑戦していくことで、3年目までの目標を達成したいと考えています。

田中キャリアアドバイザー

3年後の自分の具体的な目標に職名を出しているだけでなく、その職で活躍するための努力することが具体的にわかっていいですね。

OK例文⑥新しい製品を開発したい

例文

私は御社に入社して、3年後には1つの大ヒット商品を生み出したいと考えています。具体的には、1人で家にいながらも楽しめるような商品の企画開発をおこないたいです。

そのために私は入社してすぐに御社の商品ラインナップを勉強し、ユーザーがどんな評価をしているのかオンラインストアや通販サイトを中心に勉強します。

また、入社して1年が経った頃には競合の商品と比較したときの御社の商品の魅力を説明できるようにします。2年目にはどんな商品が世の中から求められているのか、積極的に提案していきたいと考えていて、2年目のうちにテスト商品を1つ開発、3年目には市場へリリースできるようなプロジェクトを、先輩方と共に立ち上げたいです。

田中キャリアアドバイザー

3年後の大きな目標に対して、1年目、2年目、3年目にそれぞれ何に挑戦するのかを紹介できている点が良いですね。

OK例文⑦後輩育成に携わる人材になりたい

例文

私は将来、後輩育成に携わる人材になりたいと考えています。そのために、3年後には下に入ってくる後輩に対して自分が経験した仕事についてレクチャーできるようになりたいです。

また、自分が後輩指導をするためには1年目から先輩に教えてもらったことに加えて新しい視点を伝えるように工夫したいと考えています。
将来的には、きちんと人材育成を行える人間になるためにコーチングやメンタルヘルスといった管理者の知識として必要な知識を3年目以降段階的に取得していき、自己研鑽に努めます。

入社後は先輩社員の指導を賜りつつも半年後には1人立ちして基本的な業務を回せるよう努力し、他の先輩社員の方々と協力しながら1日でも早く戦力として御社に貢献できるよう行動したいです。

田中キャリアアドバイザー

3年後に実現したい姿だけでなく長期的な視点で学ぶ必要があることを踏まえている例文ですね。

NG例文①3年後までに家庭を持ちたい

例文

3年後までに私は家庭を持って安定した暮らしを実現したいと思います。家族がいることで日頃の仕事の支えになるほか、養っていかないといけないといった使命感を得ることができると考えるからです。

仕事もほどほどに家庭を大事にしてリフレッシュしながら御社で活躍できるといいなと感じています。大変なときこそ家族という存在に救われると思っているので、3年後までに家庭を持てるよう努力していきます。

田中キャリアアドバイザー

家庭を持つことや家庭を大事にすることは大事ですが、企業に貢献できる要素としては適さないでしょう。あくまで仕事上のビジョンを伝えるようにしてくださいね。

NG例文②仕事とプライベートを両立させたい

例文

3年後の私は御社での仕事とプライベートを両立していたいと考えています。なぜなら仕事のパフォーマンスを最大限にするには日頃からストレスを溜めず、体調を管理して生活していくことが大事だと考得ているからです。

御社に入社してから1年目は先輩社員からの指導を賜りつつルーティン業務をきっちりこなしたいと思います。また、2年目以降は基本的な業務は1人で回しつつ、いかに効率的に業務を進めるかを意識しながら業務に取り組みたいと考えています。

田中キャリアアドバイザー

「ワークライフバランス」とは、あくまで仕事を頑張る中で意識することです。この例文のように冒頭からワークライフバランスについてアピールすれば、メインの仕事への熱意が疑われてしまうので注意が必要です。

NG例文③入社3年間は離職しないように頑張りたい

例文

入社して3年間はまず離職しないように頑張りたいと思います。どんな困難な業務が待ち受けていようと、先輩社員のサポートを受けながら何とか必死に食らいついていきたいと思っています。

最近では第二新卒の転職も多いと聞いているので、3年間辞めずに頑張った先には何か成長があると信じているので、めげずに頑張っていきたいと思います。

田中キャリアアドバイザー

「辞めないで続ける」というのはどの企業でも当たり前の前提です。実際に3年以内に転職する人もいますが、入社前に離職の可能性を匂わせるようなアピールは企業にまったく響かないので、避けましょう。

将来像を明確にして自信を持って「3年後の自分」を伝えよう!

今回は「3年後の自分」を見い出す方法と伝え方、そして伝えるときのコツを紹介してきました。「3年後の自分」はもちろんどうなるかわかりませんが、選考では具体的に語ることで、企業はその学生が未来をきちんと見据えていると評価してくれるのです。

まずは「3年後の自分」の見い出し方の4ステップを参考にして、自分の理想の将来像を書き出してみてください。書き出した内容は企業ホームページやOB・OG訪問などを利用し、より具体的で説得力のある内容にブラッシュアップしていきましょう。

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記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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