目次
ディベートのテーマを徹底解剖! どんなテーマでも対応できるようにしよう
佐藤みなと
今度選考受ける企業から連絡が来たのだけど、今回の選考形式は「ディベート」らしくて……。経験したこともないし、どうやって対策すればいいのかな……。
鈴木なぎさ
ディベートか……。私も何回か経験したことがあるけど、テーマごとに話す内容が全然違うし、かなり苦戦した記憶があるなあ。
渡辺キャリアアドバイザー
どうやらディベートについて悩んでいるようですね。ただ、ディベートで取り上げられやすいテーマの特徴をつかんで、すべき対策を着実に進めていけば心配いりませんよ。
佐藤みなと
そうなのですね! でもいったいどんな対策をすればいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
安心してください。今からディベートの概要から頻出テーマごとの対策などを解説していきます。どんなテーマが来ても対応できるよう、一緒に確認していきましょう!
佐藤みなと
心強いです! ぜひ詳しく教えていただきたいです!
鈴木なぎさ
それなら次のディベートはもう怖くありませんね! さっそくお願いします!
「ディベートって何?」「ディベートのテーマってどんなものがあるの?」と悩む就活生はたくさんいます。ディベートは出されるテーマによって話す内容も大きく変わるので、どんなテーマが来ても対応できるよう準備をすることが大切です。
この記事では、ディベートの概要から見られているポイント、テーマ別の対策や押さえておきたい基本的なルールについて解説します。最後まで確認すればどんなテーマのディベートにも対応できるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ディベートとは「テーマをもとに2つに分かれ第三者を説得する討論の場」
佐藤みなと
そもそもディベートの概要がよくわかっていないのですが、どんなことをするものなのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
具体的にいえば「テーマをもとに2つに分かれ第三者を説得する討論の場」がディベートです。なので実際にディベートをおこなう際は、「賛成か反対か」などで2つのチームにまず分かれるのが一般的な流れです。
佐藤みなと
そうなのですね! 第三者を説得、ということはチームに分かれた後に討論をして「どちらが正しいか」を決めていくわけですね。
渡辺キャリアアドバイザー
流れとしてはそうですね。ただ、ディベートは勝ち負けだけを競う場ではないのですよ。
佐藤みなと
え、そうなのですか?
渡辺キャリアアドバイザー
はい。詳しくはこの後で解説しますね!
勝ち負けだけを競う場ではない! 結論に至るまでの過程が超重要
渡辺キャリアアドバイザー
先ほども解説した通り、ディベートは勝ち負けだけを競う場ではありません。結論に至るまでの過程の部分、つまりどんな意見を交わし合ったのかという部分もとても重視されるのです。
佐藤みなと
相手を言い負かすとか、そういうものかと思いましたがそうではないのですね。
ディベートでは相手の意見を言い負かしたり、相手よりも優勢に立つことだけを競う場ではないことをまず念頭に置いておきましょう。
ディベートとは意見を交し合う場。テーマに対してどんな意見を持ち、自分とは異なる他の意見にはどういった対応をし、いかに説得力のある意見にまとめるか、そういった点がチェックされるのです。
なので、ディベートに臨む際には「相手を言い負かしてやろう」という意識で臨むのではなく、「自分の意見をしっかり持つこと」や「他の人の意見をしっかり聞くこと」といったことを重視するようにしてくださいね。
グループディスカッションとなにが違う? ディベートの特徴
佐藤みなと
ここまで聞くと結構「グループディスカッション」に近いのかなとも思ったのですが、明確な違いってあったりするのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
確かに似ていますよね。でも、ディベートとグループディスカッションとでは目的からして違うのですよ。
佐藤みなと
え、そうなのですか?
渡辺キャリアアドバイザー
はい。こういった目的の部分も含めて、ディベートの特徴をつかむことはどんな対策をすればいいのかを理解するために必須です。ここからはディベートの目的、形式、実施される段階について解説するので、一緒に確認していきましょう!
佐藤みなと
ぜひ詳しく教えていただきたいです!
目的:「ディベート」は討論|「ディスカッション」は議論
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートの目的は「討論」、ディスカッションの目的は「議論」。こうして整理してみるとディベートの特徴が見えてきますね。
佐藤みなと
皆で意見を交し合うという形式は似ていても、目的はまったく違うのですね!
ディベートの目的は「討論」です。討論とは対立する意見同士で分かれて、それぞれの立場から特定のテーマについて討論し、最後にどちらが納得できるものであったかを第三者が判断します。
対してディスカッションは議論をし1つの意見にまとめることがが目的なので、対立することなくみんなで意見を交わし合うものになります。前提を確認すればディベートとディスカッションは目的からして違うということがわかるわけです。
形式:複数人で2つのチームに分かれるのが一般的
渡辺キャリアアドバイザー
そして先ほども軽く触れましたが、ディベートは2つのチームに分かれておこなうのが一般的です。
佐藤みなと
異なる意見同士で分かれるのですよね!
ディベートは「賛成か反対か」など異なる意見同士で分かれておこなうことになります。なのでディベートに参加するとなればチーム分けの作業が発生するので、まずは自分がどちらの意見になのかを判断しなければなりません。
チームに分かれた後は実際にディベート開始です。自分がどちらの意見になるのか判断できなくて、チーム分けに時間をかけすぎてしまうと肝心のディベートの時間が足りなくなる可能性があります。
なのでディベート対策としては与えられたテーマを理解すること、そして自分なりの意見を持つことがとても大切になっていくわけです。
段階:選考段階の前半であることが多い
佐藤みなと
そういえばディベートがおこなわれるのって、選考段階でいうとどのあたりが多いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
選考段階の中では一次・二次面接など前半であることが多いですね。
ディベートは複数人での開催を前提としているので、企業によって異なるものの選考の中で開催するとなれば、まだ志望者数が多い一次・二次面接など選考段階の前半でおこなわれることが多いです。
たくさんいる志望者を一度に評価できる手段としてもディベートは役立つので、企業にとっては志望者を絞り込む必要がある初期の段階に活用したいというのも本音の1つなのです。
本音を探る! ディベートを通して企業が見ているポイント
佐藤みなと
ディベートの中身がよくわかりました!
渡辺キャリアアドバイザー
いいですね! それでは、今度はディベートを通じて一体どんなところが見られているのかについて確認していきましょう
佐藤みなと
見られているポイントが分かれば対策の方向性も考えられそうですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通り。ディベートはテーマごとで見られているポイントや対策が異なりますが、どんなテーマであっても共通してチェックされている部分があるのです。一緒に確認していきましょう!
佐藤みなと
さっそくお願いします!
論理的思考力:根拠に基づいた論理的な意見を持てるか
ディベートでは「論理的思考力」が評価ポイントとして設けられていることが多いです。テーマをしっかりと理解し、根拠のある論理的な意見を持つことができるかという点が見られているわけです。
なのでディベートでは「なんとなく〇〇だと思いました」といったふわっとした意見の持ち方ではなく、「こういった理由があって、こういったことが言えるから、私は〇〇の意見を持ちました」と、順序立てて論理的に説明することを意識してくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
根拠を示して論理的に意見を言えるというのは、社会人として必要なスキルです。つまり、入社後に問題なく業務に取り組めるかという観点においても、この論理的思考力はぜひチェックしておきたいポイントなのです。
佐藤みなと
そうなのですね!
協調性:チームで協力したり他の人の意見に寄り添うことができるか
ディベートで見られているポイントとしては協調性も挙げられますね。「チームで協力したり他の人の意見に寄り添うことができるか」という点が見られているのです。
ディベートでは同じチーム内で意見を積極的に交換しあったり、他の人の意見をサポートしようとする姿勢をアピールしましょう。
それと、他の人の意見も尊重することも重要です。自分と意見が真逆であったとしても正面から否定するといったことは避けてくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
人と円滑なコミュニケーションをとり、周囲と良好な関係性を構築するのに役立つ協調性は企業もぜひ欲しい資質なのです。
佐藤みなと
わかりました!
主体性:積極的に自分の意見を発信できるか
ディベートの評価ポイントとしては主体性というのも挙げられますね。ディベートの中でしっかりと自分なりの意見を持つことができ、積極的に発言することができているかを見られているのです。
なので、「同じチームのメンバーが発言しているから自分はいいや」と、人任せな態度でいると「主体性がないな」と判断され評価にもマイナスな影響を及ぼしてしまいます。
しっかりと主体性をアピールできるよう、積極的に自分から意見発信するようにしてくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
「自分がチームを代表するんだ」というくらいの気持ちで参加することをおすすめしますよ。
佐藤みなと
積極的に意見を言うようにします!
特徴を押さえよう! 3分類で整理するディベートのテーマ
渡辺キャリアアドバイザー
さて、これでディベートで見られているポイントは整理できましたね。ここからはディベートで用いられるテーマについて解説していきますよ。
鈴木なぎさ
テーマの部分がとても気になっていたのでありがたいです!
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートに用いられるテーマは企業によってさまざまですが、傾向を調べていくとテーマは3分類に整理することができるのです。まずはこの3分類についてを、頻出テーマ例と合わせて確認していきましょう!
鈴木なぎさ
テーマなんて無数にあると思っていましたが、3つに分類できるなんて驚きです! ぜひ詳しく教えていただきたいです!
①「政策論題」:実際の政策や制度について討論
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートのテーマの1つ目の分類が「政策論題」です。これは実際の政策や制度について討論し合うものになりますね。
鈴木なぎさ
実際の政策などがテーマに用いられることがあるのですね!
ディベートのテーマの分類としては「政策論題」というものがあります。これは実際の政策や特定の制度について、「本当に必要なのか」などを討論し合うものになります。たとえば「消費税は減税すべきか」などが挙げられますね。
ここで重要となるのが、指定された政策や制度のメリット、デメリットを正確に捉えたうえで自分の意見を持つことができているかということです。
中身としては意見を持ちやすいテーマが多いですが、実際にある政策などが取り上げられることから、事前理解が特に求められるテーマとも言えますね。
政策論題の頻出テーマ20選
- 消費税は減税すべきか
- 定年の年齢を引き上げるべきか
- 週休3日制を導入すべきか
- 陪審員制度を導入すべきか
- レジ袋は無料にするべきか
- 飛び級制度を導入すべきか
- 男性専用車両を導入すべきか
- たばこ税を値上げするべきか
- 移民を受け入れるべきか
- 選挙権は20歳に戻すべきか
- 救急車の無償利用をやめるべきか
- 選択的夫婚別姓を導入すべきか
- 首都を東京から大阪に移転すべきか
- 死刑制度は撤廃すべきか
- 憲法9条を改正すべきか
- 大統領制を導入すべきか
- 学生は年金の納付を免除されるべきか
- 国会を一院制にすべきか
- 裁判員制度を継続すべきか
- 道州制を導入すべきか
②「推定論題」:物事の是非や真偽について討論
鈴木なぎさ
他のテーマだとどういったものがあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
物事の是非や、真偽について話し合う「推定論題」も挙げられますね。
ディベートのテーマの分類としては「推定論題」というものもあります。これは特定の物事に対して、「本当に必要なのか」「本当に存在するのか」などその是非や真偽について討論し合うものです。
テーマ例としては「タイムマシンは存在するか」といったものなどが挙げられますね。
この推定論題の場合はテーマがかなり自由なので、「これが正解です」と明確に根拠を提示して答えを出すのが難しい傾向にあります。ディベートのテーマの中では難易度が少し高いといえますね。
推定論題の頻出テーマ20選
- タイムマシンは存在するのか
- 幽霊は存在するのか
- 超能力が使える人はいるのか
- 地球外生命体は存在するのか
- 小学生にランドセルは必要か
- 子供には習い事をさせるべきか
- 義理チョコにお返しは必要なのか
- 自転車には免許が必要か
- マナーは本当に必要なのか
- お店でトイレだけ借りるのはありか
- 朝ごはんは食べた方がいいのか
- 親は敬うべきなのか
- 超能力が使える人はいるのか
- ペットは幸せといえるか
- 新卒の一斉採用は今後も続けるべきか
- 子どもにスマートフォンは必要か
- 男女の友情は存在するのか
- 宿題は必要なのか
- 中高生は部活に入るべきなのか
- お酒は飲まないほうがいいのか
- 延命措置は必要であるか
③「価値論題」:異なる価値感を比較する討論
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートのテーマとしては、違う価値観同士を比べる「価値論題」というものもありますよ。
鈴木なぎさ
異なる価値感を比べる……。なんだか難しそう……。
ディベートテーマの1つである「価値論題」は、テーマに対し違う価値観同士を比べて討論をしていくものです。たとえば「時間とお金はどちらが大切か」といったテーマなどが挙げられますね。
価値観は人それぞれなので、明確に「この価値観の方が正しい」と言い切ることができません。なのでこの価値論題は結論が出しにくく、3つのディベートのテーマの中では特に難易度が高いといえます。
価値論題の頻出テーマ20選
- 時間とお金はどちらが大切か
- 勉強には朝と夜のどちらが向いてるか
- 休日に行くなら動物園と水族館のどちらが良いか
- マンションか一軒家どちらに住みたいか
- 外見か性格どちらかが大切か
- 本は紙と電子のどちらが良いか
- 朝食に一番合うのは米とパンどちらか
- 企業にとして大切にすべきは利益かお客様か
- 住むなら都会か地方か
- 自営業と会社員はどちらが安定しているか
- リモートと出社どちらが働きやすいか
- レジャーで行くなら山と海のどちらか
- 仕事は給料とやりがいのどちらが大切か
- 心が読める能力か未来が見える能力のどちらが欲しいか
- 映画を見るなら映画館で見るかDVDで見るか
- 友情と恋愛どちらが大切か
- 勉強中は音楽を聞くのと無音どちらが集中できるか
- 休日に行くなら国内旅行と海外旅行のどちらが良いか
- 結婚することは幸せなのかどうか
- 一緒に住むなら犬と猫のどちらが良いか
渡辺キャリアアドバイザー
「時間とお金はどちらが大切か」というテーマなら、何をもってして大切と判断するのか、そもそも時間とお金の定義とはなど、前提をしっかり固めておくことが大切です。
①「政策論題」の評価ポイントと対策
渡辺キャリアアドバイザー
さて、ここからは先ほど解説した「政策論題」について対策方法などを詳しく解説していきますよ。
佐藤みなと
政策論題だとどういった対策をすればいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
それを知るためには、まず企業がこのテーマを通じてどんなことを評価しているのかという点を知ることが大切ですよ。さっそく確認していきましょう!
佐藤みなと
お願いします!
評価ポイント:社会に対する関心や情報感度の高さ
渡辺キャリアアドバイザー
政策論題は実際にある政策や制度についてが取り上げられることが多いため、「社会に対する関心や情報感度の高さ」が特に評価されていると考えて良いでしょう。
佐藤みなと
確かにそういった点は見られていそうですね!
政策論題は実際の政策や制度、社会問題などが取り上げられることが多いので、このテーマにおいては「社会に対する関心や情報感度の高さ」が見られていることが多いです。
社会人はある程度社会問題などについても理解をしていることが当たり前のように求められることがあります。
そういったときに難なく対応ができるかどうかで信頼が得られることもあるため、企業としては社会人としてのスキルとして、情報感度や世間への関心の高さをチェックをするわけです。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る「情報」はビジネスに欠かせないからこそ重要視される
多くの企業にとって情報はとても重要な価値を持ちます。食品メーカーなら「どんな食べ物が今は人気なのか」とニーズを調べて商品を開発しますし、ハウスメーカーなら「今人気の物件はどんな内装なのかな」と市場の分析を欠かしません。どんな企業もまず情報を集めてからさまざまな商品やサービスを打ち出すわけです。
仮にニーズから外れた商品やサービスを打ち出してしまえば、開発にかけたコストを回収することもできず、赤字になるリスクもあります。だからこそ、「情報」に大きな価値を見出している企業は、社会に対して関心をもち、高い情報感度を持っている人を求めるわけです。
対策方法: 普段からニュースなどをチェックして情報収集をする
渡辺キャリアアドバイザー
社会に対する関心や情報感度の高さがこのテーマでは見られている以上、対策としては普段からニュースなどをチェックして情報収集をすることが一番効果的ですよ。
佐藤みなと
確かに情報収集をしておけば本番でも困らなさそうですし、情報感度の高さなどもアピールできそうです!
政策論題をテーマとしたディベートでは実際の政策などが取り上げられるので、普段からニュースなどをチェックして情報収集を進めておくことが対策としてとても効果的です。
ただ、時事問題などは毎日増え続けるのでディベート前日に詰め込もうとしても間に合わない可能性が高いので、毎朝ニュースを見る、移動中はニュースアプリで情報収集するなど、日常の中に情報取集の時間を組み込んで習慣にしていくことをおすすめします。
情報収集の手段
- 新聞
- テレビ
- ラジオ
- 雑誌・書籍
- ニュースアプリ
- Googleアラート
②「推定論題」の評価ポイントと対策
鈴木なぎさ
今度は「推定論題」についてもっと詳しく教えていただきたいです!
渡辺キャリアアドバイザー
わかりました! 推定論題はテーマがかなり自由で、根拠立てて意見を持つことがなかなか難しいですが、対策をしっかりすれば問題なく対応できます。こちらもまずは評価ポイントから解説していきますね!
鈴木なぎさ
わかりました! ぜひ詳しく教えていただきたいです!
評価ポイント:多面的に物事を捉えられる発想力
渡辺キャリアアドバイザー
推定論題はテーマがかなり自由な分、多面的に物事を捉えられる、柔軟な発想力が見られていると考えられますよ。
佐藤みなと
確かにそういったテーマなら発想力がないと意見も持つことができなさそうですしね!
ディベートのテーマの中でも「推定論題」はテーマ内容がかなり自由なのが特徴で、「タイムマシンは存在するか」といったものが取り上げられることもあります。
「存在しない」という意見を持ったとしても、「未来に行くと限定したらどうだろう」「地理による時差を時間移動と定義したらどうだろう」など、明確な答えが出しにくいテーマなので、さまざまな観点からイメージを膨らませることができる発想力が求められます。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る企業が求める「変化に対応する力」
「多面的に物事を捉えられる発想力」とは、「今まではこういうふうに考えられていたけど、こういう考え方もできるよね」という考え方ともいえます。そのような考え方ができると、新しいサービスや商品を生み出すことができますし、無理難題を解決する糸口を見つけることができます。
現代はひと昔前とは比べ物にならないくらい物事の変化のスピードが早いです。新しい商品やサービス、制度や仕組みなどが次々に生まれ、そしてまた変化していきます。企業としてそうした変化に対応するためにも、こういった「多面的に物事を捉えられる発想力」がある人材かどうかを見られているわけです。
対策方法:「ゼロベース思考」で柔軟な発想力を鍛える
鈴木なぎさ
推定論題で見られているポイントはよくわかりました。ただ、どのような対策をすればいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
テーマが自由な推定論題の対策としては、「ゼロベース思考」で柔軟な発想力を鍛えるのがおすすめですよ。
たとえば「タイムマシンなんて現実的にありえない」と最初から決めつけていては、柔軟な発想は生まれてきません。
推定論題では「こんな見方もあるな」「こういったことも言えるな」と多面的に物事を捉える発想力が求められるからこそ、「ゼロベース思考」で柔軟な発想力を鍛えることが効果的です。
ゼロベース思考とは、自分の中の前提の知識や思い込みといった先入観をすべてなくして、まっさらな状態で思考すること。
この思考法ができるようになれば、「タイムマシンは存在するか」といった推定論題のテーマに対しても、先入観を取り払って柔軟にイメージを膨らませることができるようになりますよ。
③「価値論題」の評価ポイントと対策
渡辺キャリアアドバイザー
さて、政策論題、推定論題ときたので、次は最後に価値論題の評価ポイントと対策について触れていきますよ。
佐藤みなと
価値論題は難易度が高めと聞いているので、ぜひ効果的な対策方法を教えていただきたいです。
渡辺キャリアアドバイザー
価値論題は自分の「価値観」という抽象的なものを明確にして発信する力が求められるので、自分が考えていることを言語化する練習が効果的です。詳しく解説していくので、一緒に確認していきましょう!
佐藤みなと
言語化する練習……。とても気になります! さっそく教えてください!
評価ポイント:自分の意見を明確に発信できる言語化能力
渡辺キャリアアドバイザー
価値論題のディベートでは「時間とお金はどちらが大切か」といったテーマなどが取り上げられます。ただ、そこで「なんとなく時間の方が大切」と答えても説得力がありませんよね。
佐藤みなと
確かにそうですね。
渡辺キャリアアドバイザー
なので、「自分は〇〇と考えるから時間の方が大切」と根拠立てて具体的に説明する必要があります。なので価値論題では自分の思考を言語化して、発信するスキルが求められるのです。
価値論題は提示されるテーマが「時間とお金はどちらが大切か」であるなど、自分の価値観で判断しなければならない内容であることが多いです。そのため「自分はこう考える」としか言えず、根拠が提示しにくい傾向にあります。
なので、自分の意見を明確にして、それに合わせて「なぜそう考えたのか」と根拠もまとめることができる言語化能力がこのテーマでは特に求められるのです。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る言語化能力はどんな仕事にも必要となる能力
自分の意見を明確に発信できる言語化能力というのは、どんな仕事においても求められる大切な能力です。たとえば営業職なら自社の商品のメリットから、なぜこの商品をアピールしたいのか、自分なりの意見を明確にまとめて伝える必要があります。
他には企画職なども、自分はどんなアイデアを持っていて、それをどんな風に形にしていきたいのか、またスケジュール的にいつまでに達成できるのかなど、自分で考えて自分で明確に伝えなければなりません。どんな仕事においても「自分の意見を明確に伝えられる」という能力が必要となるからこそ、こういった言語化能力ががチェックされているわけです。
対策方法:「なぜ」を繰り返して思考を具体化する練習をする
佐藤みなと
価値論題の評価ポイントはわかりましたが、具体的にどんな対策をすればいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
価値論題は意見も抽象的になりがち。そこで差を付けるために「なぜ」を繰り返して思考を具体化する練習をしましょう。
価値論題はテーマがあいまいなものになり、意見を持つためには自分の価値観を明確にして言語化する能力が求められます。
なので、その思考を具体化する能力を鍛えるために、「なぜ」を自分の中で繰り返し問いかけて、思考をどんどん深掘りする練習をしてみましょう。
「時間とお金はどちらが大切か」というテーマで、時間の方が大切と感じたなら、「なぜ大切と感じたのか」を自分に問いかけ、「時間はお金で買えないから」と深掘りできたら「なぜ買えないものが大切なのか」とさらに深掘りしていきましょう。
これを繰り返していけば、思考を具体化して意見にまとめることが自然とできるようになりますよ。
思考を具体化する練習に役立つツールとしては、マインドマップを活用することをおすすめします。マインドマップの作り方や使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう
全体の流れを押さえておく! ディベートの進み方
渡辺キャリアアドバイザー
これでディベートのテーマについては押さえることができましたね。そこで次に気になるのは「じゃあ実際にディベートってどう進んでいくのか」という点ではないですか?
佐藤みなと
それも気になっていました! 正直まだどんな風に進んでいくのかよくわかっていなくて……。
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートの進み方を知らないと、いざ本番となったときに「次はどうすればいいのかな」と悩んでしまうので、流れを知ることは対策としてとても大切なのです! 押さえておきたいポイントを4つ解説するので、一緒に確認していきましょう!
佐藤みなと
次の行動がわからないようでは準備もままなりませんね……。ぜひ詳しく教えていただきたいです!
①スムーズな進行に欠かせない! 時間配分の決定
ディベートをするとなった際は、いきなりチームに分かれて意見を出し合うのではなく、まず時間配分を決めるところからスタートしましょう。時間配分を決めておけばディベートがヒートアップしたとしてもスムーズに進行できます。
全体の制限時間は企業によって異なるのでその場で判断する必要がありますが、時間配分の参考としては「意見を出し合う時間」「それぞれのチームで意見をすり合わせる時間」「意見を比較し結論を出す時間」などを基準にすると配分が計算しやすいですよ。
渡辺キャリアアドバイザー
制限時間を超えても結論が出ないとなれば、マイナスな評価につながる可能性があるので、そうした事態を防ぐためにも時間配分はまず最初におこなうようにしましょう。
佐藤みなと
まずは時間配分から……。っと。しっかりメモしました!
②着地点を決めておく! 基準の決定
ディベートを通じてそれぞれの意見がたくさん出ることは良いことですが、どちらも納得できる意見だとして最終的な結論が出せないようではディベートとしては不完全です。
結論を出すことがディベートのゴールだからこそ、判断の基準をあらかじめ決めておきましょう。
たとえば「根拠にしっかり基づいた意見か」「納得できる材料が揃っているか」など、結論をまとめる際に必須としたい要素を皆で出しあって、それを基準に取り入れてみましょう。
佐藤みなと
ディベートの着地点を決めておく、ということですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通り! 結論を出すまでがディベートであると覚えておきましょう!
③ここが特に重要! チームを分けて討論開始
時間配分をして、基準も決められたら今度はチームを分けて討論開始です。まずは与えられたテーマに対して賛成か反対かなど意見を出し合い、2つのチームに分かれましょう。
チームを分けた後は、最初に決めた時間配分に合わせてディベートを進行させていきます。自分の持つ意見が根拠のある論理的な内容か、またそもそもテーマをきちんと理解できているかをチェックしつつ、積極的に発言していきましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
自分の意見を積極的に発信することも大切ですが、他の人の意見をきちんと聞くこともディベートではとても大切です。こうしたディベートならではのポイントについては後で解説しますね。
佐藤みなと
そういったポイントがあるのですね!
④意見をまとめるまでがディベート! 結論を出す
ディベートがどんなに盛り上がったとしても、最後にグループとしての意見をまとめることができなければディベートは成功とは言えません。双方の意見を踏まえたうえで、結論を出すまでがディベートであると覚えておきましょう。
また、「考えた結果、どちらの意見も正しかったです」とあいまいな形でまとめてしまうと、「結論を出すことができなかった」と見なされる可能性が高いです。
2つにわかれた意見のうちのどちらをグループとしての結論とするのか、明確にまとめるようにしてくださいね。
佐藤みなと
自分とは異なる意見が結論として採用されたら、結果としては負けてしまったってことですよね。それが影響で選考に落ちてしまったりするのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
意見を採用されなかったら「負けた」と感じてしまうかもしれませんが、それで選考に落ちるということはありませんよ。ディベートは勝ち負けだけを競う場ではありませんし、結論に至るまでの過程も含めて評価されますからね。
どんなテーマにも通ずる! ディベートのオキテ5箇条
鈴木なぎさ
そういえば「ディベートならではのポイント」として「他の人の意見をきちんと聞く」とおっしゃっていましたが、他にもそういったものがあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
ありますよ! 他のものとしては「自分から積極的に発言する」「感情的に意見を述べない」といったものが挙げられますね。これらは好印象を狙ううえではぜひ意識しておきたいポイントなのです。
鈴木なぎさ
そうなのですね! ぜひ詳しく教えていただきたいです。
渡辺キャリアアドバイザー
もちろんです! こういったディベートのオキテともいうべき要素は5個あるので、1つずつ解説していきますね。
鈴木なぎさ
さっそくお願いします!
自分から積極的に発言する!
渡辺キャリアアドバイザー
まず押さえておきたいポイントとしては「自分から積極的に発言する」というものです。
鈴木なぎさ
ディベートでは主体性が見られているということでしたし、これは納得です!
ディベートに参加するうえでは、自分から意見を積極的に発言することをぜひ意識してみてください。結論にいたるまでの過程も評価対象なので、積極的に発言する姿を見せれば意欲の高さや主体性のアピールになります。
ただ、「適当な意見でもいいからとにかく発言しよう」ということではありません。どんな意見を持つかという点も評価されているので、よく考えた意見を積極的に発言することが大切であると覚えておいてくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
黙っていてはどんな意見を持っているのかわからないので、主体性以前に評価のしようがありません。突破を狙うためにもぜひ積極的に発言していきましょう!
鈴木なぎさ
わかりました!
聞く姿勢をきちんと見せる!
鈴木なぎさ
「他の人の意見をきちんと聞く」というのも大切であるとおっしゃっていましたね。
渡辺キャリアアドバイザー
ディベートは自分の意見を言っている部分だけでなく、聞く姿勢についても見られています。なので他の人が意見を話しているときにきちんと聞いている姿勢を見せることが評価アップにつながるのです。
ディベートでは他の人がどんな意見を話しているのかしっかりと聞くようにしましょう。自分とは異なる意見であってもしっかり聞く姿勢を見せることは「真剣に取り組んでいるな」と判断され、評価アップにつながります。
自分の意見を言ったらもう気が済んだと集中を切らしていると、「参加意欲が低いな」と判断されてしまう可能性があります。ディベート中は自分の意見を言うことだけでなく、聞くことも大切であると覚えておいてくださいね。
他の人の意見を否定しない!
渡辺キャリアアドバイザー
他の人の意見をしっかりと聞く、というものに近い部分がありますが、「他の人の意見を否定しない」というのもディベートにおいては重要であると覚えておきましょう。
鈴木なぎさ
確かに他の人の否定ばかりしていたら評価も期待できなさそうですね……。
ディベートでは他の人の意見を聞く姿勢についても見られている点から、「他の人の意見を否定しない」というのも大切なポイントであることをぜひ意識してください。
他の人の意見に矛盾があって、きちんとした根拠のもと指摘するのは問題ありませんが、「あなたの意見は絶対に間違っています」など正面から否定するのはそもそも相手に失礼ですし、企業からは「協調性に欠けるな」と思われてしまう可能性があります。
自分とは違う意見だとしても、否定するのではなくまずは受け入れてから自分の意見を述べるようにして、他の人の意見を尊重する姿勢をアピールしましょう。
感情的に意見を述べない!
鈴木なぎさ
こうしてみると覚えておきたいポイントってたくさんあるのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうなのです! ただ押さえておきたいポイントは他にもあり、感情的に自分の意見を伝えるのは避けるというのもぜひ意識してみてください。
ディベート時のポイントとしては、「自分の意見を述べるときに感情的にならない」というのも大切ですよ。
たとえば反対意見があったとしても、「なんとなくその意見には賛成できない」と感情的に意見を述べるのは、根拠が大切なディベートでの意見としては不適切ですし、説得力にも欠けます。
自分が持っている意見は感情によるものではないか、きちんと根拠があって、論理的に説明できるものであるか、ということを発言の際はぜひ意識してみてくださいね。
同じチームのメンバーと協力する!
渡辺キャリアアドバイザー
最後に。ディベートでは基本的には複数人でチームに分かれておこなわれることになるので、自分のチームのメンバーとしっかり協力するということもぜひ意識しておきましょう!
佐藤みなと
せっかくのチームですしね!
ディベートではチームに分かれて討論をしていくことになるので、自分と同じチームのメンバーとは積極的に協力することをぜひ意識してみてください。
チームで協力しようとする姿勢を見せれば、協調性の高さなどを効果的にアピールできますよ。それに、チームで協力すれば、自分だけでは思いつかなかった意見が見つかったり、より自分の意見を深められたりもします。
説得力のある意見を考えるうえでもチームでの協力がカギとなるので、「自分はこんな意見があるけど、みんなはどう」など自分から協力する空気を作り出してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る役割分担を率先しておこなおう
チームのメンバーとの協力をしていくうえでは、役割分担をするというのも一つの方法です。たとえば進行役やタイムキーパーなど役割分担をすることで、ディベートにおけるやりとりをスムーズにおこなえるようになります。
また、役割分担をするためにチームメンバー間でしっかりコミュニケーションを取ろうとする姿勢を見せることも大切です。そういった姿勢をアピールすることで、面接官からは「チームで協力して仕事を進めることができる力がある」「コミュニケーション能力がある」などの評価を得ることができます。
今日から実践! どんなテーマにも対応できるようになるための対策
- 問題に対して賛成と反対両方の意見を持つようにする
- リハーサルを繰り返してディベート自体に慣れておく
- 意見の伝え方も重要! PREP法を活用する
渡辺キャリアアドバイザー
さて、ディベートに参加するうえで意識しておきたいポイントに確認できたところで、今度はどんなテーマにも対応できるようになるためのさらなる対策について解説していきますよ。
佐藤みなと
いったいどういったものがあるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
具体的には「問題に対して賛成と反対両方の意見を持つようにする」などが挙げられますね。どれもすぐに実践できるものなので、ぜひディベート対策に取り入れてみてくださいね!
佐藤みなと
わかりました! さっそくお願いします!
問題に対して賛成と反対両方の意見を持つようにする
ディベート対策としては、「普段から問題に対して賛成と反対の意見を持つようにする」というのが効果的です。ディベートではテーマにもとづいてチームに分かれて討論をするので、まずはテーマに対しての自分の意見をしっかり持てるようになることが大切です。
また、他の人の意見を理解することができないと討論にならないので、テーマに対して真逆の意見を両方持てるようになっておくと、そうした自分の考えた意見以外の意見についても理解できるようになりますよ。
渡辺キャリアアドバイザー
たとえばニュースで新しい制度などについて知ったときは、その制度に対して賛成と反対の両方の意見を持つようにしてみましょう。それができるようになれば、自分とは異なる意見であってもその理由をきちんと理解できるようになります!
佐藤みなと
相手の意見をしっかり理解したうえで、自分の意見も伝えたら説得力がアップしそうですね!
リハーサルを繰り返してディベート自体に慣れておく
事前にディベートのリハーサルをおこなって、全体の流れや雰囲気をつかんでおくと本番での緊張を和らげることができますよ。
緊張していたせいで本来の実力が発揮できず、意見も積極的に言えなかったという話はよくあるので、事前対策としてぜひリハーサルを実施しておきましょう。
また、リハーサルは一回だけでなく複数回繰り返すと自分の改善点も見つけやすくなるので、場に慣れるだけでなく自分自身のレベルもアップしていきます。
時間が許す限り、友人や大学のキャリアセンターに依頼してディベート練習を重ねていくことをおすすめします。
ディベートのリハーサルが頼みやすい相手
- 友人
- 大学のキャリアセンター
- 就職エージェント
渡辺キャリアアドバイザー
ぶっつけ本番で望んでしまうと緊張しやすくなるので、特にまだディベートを一度も経験したことがない人はぜひリハーサルをしておきましょう。
佐藤みなと
友人に頼んでリハーサルしておきます!
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見るリハーサルは本番に近い環境を用意しよう
ディベートのリハーサルをする際は、きちんと机を並べ直して相手と距離をとった配置で座る、面接官やディベートの判定をするような第三者を置くなど、本番に近い環境を整えるようにしましょう。そうすることで実際の雰囲気を体験することができ、リハーサルの効果がぐんとアップします。
人間は初めて接するものに対して、不安や緊張を感じやすいもの。本番に近い環境でリハーサルをすることで、ディベートにかかわるさまざまな「初めて」を取り除き、自分の能力を最大限発揮できるようにしておくことをおすすめします。
意見の伝え方も重要! PREP法を活用する
ディベートでは意見をわかりやすく伝えることも大切です。そこで役立つのが「PREP法」。
これは結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)の順序で話を構成するテクニックで、最初に結論を提示してその後に理由などを伝えることで、話の核の部分を相手が理解しやすくなる効果を発揮します。
説得力のある意見を持ったとしても、それを相手が理解することができなければ意味がありません。相手がわかりやすいように話すということはディベートにおいては重要なので、ぜひこのPREP法を取り入れてみてくださいね。
渡辺キャリアアドバイザー
企業としても「この就活生の話はわかりやすいな」と感じたなら評価もアップします。高評価を狙ううえでもこのPREP法は大活躍というわけです。
佐藤みなと
リハーサルで話すときにも意識してみます!
ディベートのテーマに合わせた対策を進めて選考を突破しよう!
ディベートの基本的な情報から、頻出テーマの分類とそれに対応した対策方法、そしてどんなテーマにも対応するための準備について詳しく解説しました。
ディベートは正解がない選考方法であるため、どんな対策をし、本番でどう行動すればいいのか悩むこともあるでしょう。
ただ、ここまでの解説を参考にして準備を進めていけば、ディベート対策は完璧。どんなテーマであっても、自分の意見をしっかり持ち、ベストな行動を選択していけますよ。
まずは普段からニュースをチェックしたりと、今できる対策から着実に進めて選考突破を目指していきましょう。
佐藤みなと
最初はディベートがどんなものなのかもよくわかっていませんでしたが、今では概要からすべき対策までしっかり理解できました! もう一度テーマ例を確認して、自分の意見を持つ練習を重ねてみようと思います!
鈴木なぎさ
どんな対策をしていいのかわからず悩んでいましたが、今はテーマ別のポイントからどんなテーマにも通ずる対策方法までしっかり理解できました。さっそくリハーサルを依頼しに行ってみようと思います!
渡辺キャリアアドバイザー
ここまでよく頑張りました! ディベートは本番までテーマがわからず、自分なりの意見を出さなければならない難しい選考ですが、ここまでの解説を参考に準備を進めていけば、間違いなく好印象を残して突破できますよ!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー