就活でよく聞くプレエントリーとは|準備・進め方・注意点すべて解説

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準備から進め方まで解説!就活のスタートである「プレエントリー」とは
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目次

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プレエントリーの進め方を知る! 流れを押さえて就活をスタートしよう

渡辺キャリアアドバイザー

そろそろプレエントリーの時期ですが、準備は進められていますか?

佐藤みなと

すみません、その「プレエントリー」ってなにをするものなのですか? 名前くらいしか聞いたことないのですが……。

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーとは「興味がありますよ」と企業に自分の意思を示すこと。プレエントリーをすることで説明会の情報やエントリーまでの流れや必要なことを知ることができるので、「エントリーのためのエントリー」ともいえますね。

佐藤みなと

へえ! そういったものなのですね。

鈴木なぎさ

渡辺さん、私はなにか準備をしなくちゃと思っているのですが、なにをいつまでにすればいいのかわからなくて……。

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーをするためにはまず「自己分析」や「企業研究」といった事前準備が必要です。こういった事前にすべきことから、プレエントリーまでの流れについて今から詳しく解説していくので心配いりませんよ、一緒に確認していきましょう!

鈴木なぎさ

本当ですか! それなら安心です! ぜひ詳しく教えてください!

佐藤みなと

自分ももっと詳しく知りたいです!

「プレエントリーってなに?」「プレエントリーってどうやればいいの?」と悩む就活生はとてもたくさんいます。プレエントリーは就活のスタートになるためここで出遅れないことが大切です。

この記事ではプレエントリーの概要から流れ、しておくべき準備など必要な情報をすべて解説しています。最後まで確認すればプレエントリーで悩むことはなくなるのでぜひ参考にしてくださいね。

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前提から確認! プレエントリーの意味とは

「プレエントリー」とは

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーの意味については先ほど軽くお伝えしましたが、他にも押さえておきたい特徴があるのでもっと詳しく解説しますね。

佐藤みなと

それはありがたいです! 正直まだピンときていないところもありまして。

渡辺キャリアアドバイザー

どんなものなのか理解が浅いまま作業の進め方や必要な準備を聞いても納得しづらいですからね。早速始めていきましょう!

佐藤みなと

お願いします!

「興味がある!」と自分の意思を企業に伝えること

渡辺キャリアアドバイザー

まず前提をあらためて確認しましょう。プレエントリーとは「あなたの会社に興味がありますよ」と自分の意思を伝えることです。

佐藤みなと

それってなんの意味があるのですか?

渡辺キャリアアドバイザー

そうすると企業は「この人は自社に興味があるんだな」と判別できるので、説明会の日程を送ってくれたり、エントリーのためにはどんなことが必要なのか教えてくれるのです。

プレエントリーは自分が興味を持っていることを企業に伝えることであり、そうすることで企業から選考に進むための情報などを教えてもらうことができます。

選考に進みたいと考えていても、いつからどんな方法で応募すればいいのかわからなければエントリーもできません。就活を始めるための第一歩がこのプレエントリーと言えますね

  • プレエントリー:企業に興味があることを意思表明
  • 本エントリー:その企業の選考を受けたいことを意思表明

プレエントリー=選考開始ではない!

渡辺キャリアアドバイザー

ただ、プレエントリーをしたからといって選考が開始するわけではありません。あくまで興味があることを伝えているだけに過ぎませんからね。

佐藤みなと

それ以降に進むためにはあらためてエントリーが必要ということですか?

渡辺キャリアアドバイザー

その通りです!

プレエントリーをしたからといって選考開始となるわけではありません。あくまで興味があることを伝えているだけに過ぎないので、それ以降に進むためにはエントリーが必要になります

「プレエントリーをしたから後は選考を待つだけ」と何もせずにいたせいで、気付かぬうちに本エントリー期限を過ぎてしまった、なんてこともあり得ます。「プレエントリー=選考開始ではない」ということをしっかり覚えておいてくださいね。

インターンにもプレエントリーを設けている企業がある!

プレエントリーはなにも本選考だけでなくインターンにも設けられていることもあります。本選考と同じくプレエントリーをすればインターンの概要から参加のための情報を得られるので、参加を考えているならぜひしておきましょう

人気のインターンとなれば枠もすぐに埋まってしまう可能性もあります。プレエントリーに気付かなかったせいでスタートで出遅れてしまうのを避けるためにも、まずは希望のインターンにはプレエントリーがあるのかチェックすることをおすすめします。

あなたが受けないほうがいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
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本エントリーとなにが違う? プレエントリーの特徴

プレエントリーの特徴

佐藤みなと

本エントリーの前にプレエントリーをするということはわかりましたが、具体的にどのようにおこなえばいいのですか? プレエントリー専用のエントリーフォームとかあるのでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー

企業や使っている就職支援サービスによって異なりますが、基本的にはボタン1つ押すだけで完了することが多いです。

佐藤みなと

ええ! すごく簡単ですね。

渡辺キャリアアドバイザー

そうですね、いろいろ提出するものが求められがちな本エントリーに比べるとかなり楽です。こうした本エントリーとの違い、プレエントリーの特徴については今から詳しく解説していくので一緒に確認していきましょう!

佐藤みなと

さっそくお願いします!

ボタン1つ押すだけで完了することがほとんど

渡辺キャリアアドバイザー

先ほども伝えましたが、基本的にプレエントリーはボタンを1つ押すだけで完了することがほとんどなのでとても簡単にできます。

佐藤みなと

それならかなり気軽にできそうですね!

企業や就職支援サービスによって異なるものの、基本的にプレエントリーはサイトやアプリ内のボタンを押すだけで完了することがほとんどです。気になった企業があれば気軽にプレエントリーしていきましょう。

ただ事前に自分の氏名や在籍している大学名を入力しておくことが必要になることもあるので、プレエントリー前に登録が必要な項目がないかチェックしておくことをおすすめします

書類の提出は基本求められない

佐藤みなと

ただプレエントリー自体は簡単でも、その後なにか書類とか求められるなら準備が大変そうですね……。

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーの段階で書類などの提出が求められることは基本的にはないので心配いりませんよ。

「プレエントリー後は履歴書などの提出が求められるかも」と心配する人も中にはいるでしょうが、この段階で企業から書類を求められることはほとんどないので安心してくださいね。

プレエントリーの段階ではまだ自分が興味を持っていることを伝えているだけの段階なので、選考もスタートしていません。この段階はとにかく気になる企業にはどんどんプレエントリーをして情報を仕入れていきましょう。

辞退の連絡はしなくてOK!

佐藤みなと

別に書類の提出は必要ないのですね。ただもう一個心配事がありまして……。

渡辺キャリアアドバイザー

おや、なんでも聞いてください。

佐藤みなと

プレエントリーしていろいろ調べた結果やっぱりやめたいとなった場合、辞退の連絡はしたほうがいいのでしょうか? もしするべきならあまり気軽にプレエントリーはできないなと思い…….。

渡辺キャリアアドバイザー

結論から言えば「しなくてOK」です。プレエントリーはあくまで興味があることを伝えただけの段階。選考状況でいえばまだなにもスタートしていませんから辞退連絡は不要なのです。

プレエントリーをしたものの、興味が持てなかったり自分に合っていないと感じてやっぱりやめたいとなることはよくあることです。ただその際に辞退の連絡はしなくてよいので「辞退連絡をしたほうがいいのかな」と悩む必要はありませんよ。

ではどう辞退すればいいのかというと、なにもしなくて大丈夫です。プレエントリーをした後なにもしなければ選考が進むこともありません。

就活は、適職診断からはじめてください

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プレエントリーはいつから始まる?

渡辺キャリアアドバイザー

さて、プレエントリーの特徴を確認できたところで、ここからは「じゃあ一体いつから始めればいいのか」ということについて触れていきますよ。

佐藤みなと

選考解禁日は6月1日と決まっているようにプレエントリーも決まっていたりするのですか?

渡辺キャリアアドバイザー

実はこのプレエントリーも開始時期が決まっています。ただ終了するタイミングは企業によって異なるので注意が必要です。この開催期間を押さえておけば逆算して準備も進められるようになるので、ここも確認必須なポイントなのですよ。

佐藤みなと

準備を進めたり、スケジュールを考えるためには開催期間についても押さえておくことも大切なわけですね。

渡辺キャリアアドバイザー

その通り! 今から詳しく解説していくので一緒に確認していきましょう!

佐藤みなと

ぜひ詳しく教えてください!

就活解禁の3月1日から開始! 早めの行動を心がけよう

プレエントリーは就活が解禁され始める3月1日から開始となります。就活に必要な情報を手に入れることができる「本エントリーの前のエントリー」ということで、就活解禁日と合わせてプレンエントリーも開始となるのです。

ただ、就職情報サイトを使うならそもそもアカウントを作成していないとプレエントリーはできません。スタートしてからアカウントを作成していると人気の企業では説明会の予約などが埋まってしまうこともあるので、就活解禁日よりも前にアカウントを作っておくなど準備は早めに進めておきましょう

鈴木なぎさ

早めの準備を心がけるようにします!

渡辺キャリアアドバイザー

その意気ですよ!

調査が必須! 締め切りは企業によって異なる

プレエントリーが可能な期間はいつまでと一律で決まっているわけではなく、企業によって異なります。なので「〇〇社は4月までだしとりあえず後で考えよう」と1つの企業に合わせてスケジュールを組んでいると、気づかぬうちにプレエントリー期間が終わってしまう企業が出る可能性があります

気になる企業があったとして、すぐにプレエントリーせず一旦考えたい場合は必ず締め切りを確認しておくようにしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーをしないと本エントリーできないというわけではありませんが、説明会の参加にはプレエントリーが必須な企業もあります。どちらにせよ情報収集がしづらくなるので締切には気をつけてくださいね。

佐藤みなと

「気づいたら締め切りを過ぎていた」という状況を考えるとゾッとしますね……。まず締め切りを確認するようにしなくちゃ!

キャリアアドバイザーコメント

逃しても諦めなければチャンスはある

選考に参加するためにはプレエントリーが必須な企業もあります。そういった企業のプレエントリー期間を逃してしまえば、諦めるしかないという状況になりかねません。ただ、企業によっては締め切りを複数設けていることもあります。 また、選考状況によっては再募集をかけることもあるので、本当に気になっていたのにプレエントリーを逃してしまった、という企業はしばらく注意して見ておきましょう。

企業のプレエントリー情報を得るには就活サイトが一般的ですが、企業のサイトにも掲載されていることが多いです。上述したようなどうしても気になる企業については、就活サイトだけでなく、企業のサイトもチェックしておくことをおすすめします。情報が掲載されるタイミングが少しズレることもあるので、いち早く情報を得ようと思うなら両方見ておくとよいでしょう。

早期離職を防ぐ! 自分に向かない職業がわかる適職診断

自分に向いていない職業に就くと、業務へのモチベーションを保てなかったり、実力を発揮できなかったりと、早期離職の可能性が高まります

そこで、リスク回避に役立つのが「適職診断」。たった12の質問に答えるだけで、自分の性格にぴったり合う職業を発見できます。

適職診断で自分が活躍できる仕事を見つけましょう。

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データから見る! プレエントリーの応募状況

佐藤みなと

ところで気になっていたのですが、プレエントリーってみんなどのくらいしてるのかな。10社くらい?

鈴木なぎさ

就活生B)うーん、結構気軽にできるしもう少し多いんじゃないかな?

渡辺キャリアアドバイザー

実は就活生がどのくらいの数の企業にプレエントリーをしているかをまとめたデータがあるのですが、それによると20社以上の企業に応募している就活生が多いですね。

佐藤みなと

結構多いですね! そんなに応募していいんだ。

渡辺キャリアアドバイザー

そもそもプレエントリーに制限はありませんからね。なぜこのように多くの企業にプレエントリーをする人がたくさんいるのか、その背景について詳しく解説していきますよ!

鈴木なぎさ

ぜひ詳しく教えてください!

20社以上の企業にプレエントリーする学生が多い

2021年卒学生の就職活動の実態に関する調査によると、就活生のプレエントリー数の平均は22.9社となっています。1人あたりのプレエントリー数が20社を超えている背景には、書類提出や辞退連絡は必要ないという気軽さや、まずプレエントリーをして情報を手に入れてからその先を進めるか判断しようと考えている人が多いからと考えられます。

当てずっぽうにとにかくプレエントリーしてもあまり意味がありませんが、あえて数を絞る必要もありません。気になる企業が見つかったらとりあえずプレエントリーをしてみて情報を仕入れていきましょう。

渡辺キャリアアドバイザー

それだけ多くの人がプレエントリーをすることの大切さを理解しているともいえますね。

佐藤みなと

10社もプレエントリーしたら多いのかなと思ってましたが、数は気にせず、気になる企業があったらプレエントリーしてみることにします!

キャリアアドバイザーコメント

就活の初期段階だからこそプレエントリーが重要

就職活動の初期段階では、業界研究も企業研究もあまり進んでおらず「どの企業がいいかよくわからない」「どんな仕事がマッチするのかよくわからない」ということがよくあります。

だからこそ、就活サイトを見ながら気になった企業にはどんどんプレエントリーをして、さまざまな業界情報や企業の情報を仕入れて自分の興味・関心の深掘りをしていきましょう。就活初期段階での限定された知識だけで「この企業しか興味ない」と判断し、プレエントリーをしないでいると自分に合った企業を逃してしまう可能性があります。

何も考えずに、とにかく数だけこなそうとするプレエントリーはおすすめできませんが、少しでも気になるところがあれば、最初の段階ではプレエントリーしておく方がいいでしょう。プレエントリー後にその企業に対する興味がなくなれば選考に進まなければいいだけの話なので、リスクもありませんよ。

状況によって使い分ける! プレエントリーの応募方法

要確認!使い分けが大切! プレエントリーの応募方法

プレエントリーの応募方法

  • 気になる企業がある人:企業のサイト
  • 企業を探しながら応募したい人:就職情報サイト

鈴木なぎさ

プレエントリーの概要についてはよくわかったのですが、実際に応募するのはどこからできるのですか? 就職情報サイトからだけでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー

具体的には「企業のサイト経由」と「就職情報サイト経由」の2パターンがありますね。

鈴木なぎさ

プレエントリーって企業のサイトからもできるのですね。

渡辺キャリアアドバイザー

はい。ただ気になる企業がまだ見つかっていない人は「企業のサイト経由」は選びづらいですよね。自分の状況に合わせて応募方法を使い分けることが大切なのです。この2つの応募方法について詳しく解説しますね。

鈴木なぎさ

ぜひ詳しく教えてください!

企業を探しながら応募したい人:就職情報サイト

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーの方法としてはまず「就職情報サイトを活用する」というものが挙げられますね。たくさんの企業を一覧できるので、まだ興味のある企業が見つかっていない人や、とりあえずいろいろ見てから応募したい人にはぴったりです。

鈴木なぎさ

私はこの方法が合ってるかも!

プレエントリーは就職情報サイトからも可能です。多数の企業の情報を一気に見ることができ、自分から探しにいかなくても条件別に絞れたりするので、これから興味のある企業を探したい人や、まずはいろいろな企業の情報をチェックしていきたい人には特におすすめの方法ですね

またボタンを押すだけで完了したり、送られてくる情報も一括で管理できることから自分がどの企業にプレエントリーをしたのかも確認しやすいのも魅力の1つです。

気になる企業がある人:企業のサイト

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーの方法としては企業のサイトから直接おこなうというのも挙げられます。これはすでに気になる企業が見つかっている人におすすめの方法ですね。

佐藤みなと

確かに気になる企業が決まっているなら、就職情報サイトを経由するよりもそっちの方が手間がかかりませんね!

プレエントリーをしたい企業が決まっていたり、気になる企業がすでにあるなら企業のサイトから直接プレエントリーするのも一つの手です。就職情報サイトを経由する手間を省くことができます。

また、就職情報サイトを確認したものの気になる企業の情報がなかった場合もこの方法が効果的です。企業の中には採用活動はしていても就職情報サイトには掲載していないところもあるので、もし就職情報サイトに求人が見当たらなかった場合は諦めずに「企業名+プレエントリー」で一度検索してみてくださいね

事前準備は必須! プレエントリー前にすべきこと

プレエントリー前にすべきこと

  • 自分の興味を把握しておく! 自己分析をおこなう
  • どんな企業があるかを知る! 業界・企業研究を進める

鈴木なぎさ

プレエントリーがどこからできるのかばっちり理解できました!

渡辺キャリアアドバイザー

それは良かったです! ではプレエントリーができるところを確認したところで今度はプレエントリー前にすべき準備について確認しておきましょう。

鈴木なぎさ

何か準備する必要があるのですか?

渡辺キャリアアドバイザー

はい。というのもプレエントリーをするためにはまず興味のある企業を探す必要がありますよね。ただ企業の数は膨大ですから闇雲に探していては時間も手間もかかります。

鈴木なぎさ

確かにそうですね……。それだとなかなか見つからなさそう。

渡辺キャリアアドバイザー

そこで事前準備として「自分がどんなことに興味があるのか」を理解したうえで「どんな企業があるのか」というのをある程度把握しておくことが必要なのです。そのためになにをすべきなのか今から詳しく解説するので、ここも押さえておきましょう!

鈴木なぎさ

わかりました! ぜひ詳しく教えてください!

自分の興味を把握しておく! 自己分析をおこなう

プレエントリーのためにはまず興味のある企業を探す必要がありますが、それは自分がどんなことに興味があるのかを理解していないと難しいですよね。なのでまずは自分の内面を見つめ直すための作業として「自己分析」をおこないましょう。

自己分析を通じて「どんなことに興味があるのか」「どんなことを得意と感じるのか」などを知ることができれば企業選びもスムーズに進められます。プレエントリーをするうえでは必須の作業なのでまずはこの自己分析からスタートしてくださいね。

自己分析で見つけておくべき情報

  • どんなことに興味があるのか
  • どんなことを得意と感じるのか
  • どんなことなら苦に感じないのか
  • やっていて夢中になれることはなにか

渡辺キャリアアドバイザー

自己理解が浅いまま適当にプレエントリーをして、そのまま選考も受けて入社するとなれば、「この仕事向いていないかも」と入社後にミスマッチに気づいてしまう可能性があります。それは避けたいですよね。

鈴木なぎさ

確かにそれだとせっかく入社しても長く続けられないかも……。しっかり自己分析して、そのうえでプレエントリーを進めていくようにします!

自己分析を進めるうえではこちらの記事の解説が参考になりますよ。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説

自己分析の効果を上げる方法としてはマインドマップを活用するのがおすすめです。マインドマップについてはこちらの記事を参考にしてください。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう

どんな企業があるかを知る! 業界・企業研究を進める

自己分析で自分の内面を見つめ直すことも大切ですが、そもそも世の中にはどんな仕事があるのかをある程度把握しておくことも同じくらい大切です。

どんな業界があり、どんな企業があるのかを把握しておけば見える選択肢も多くなるので興味のある企業が探しやすくなります。自己分析と並行して「業界・企業研究」も進めておきましょう。

渡辺キャリアアドバイザー

たとえば自己分析で「語学力を活かしたい」という想いを見出せたとします。そこで業界や企業の情報がある程度備わっていれば「国外ツアーに力を入れてる旅行会社だけでなく海外進出が盛んな金融業界も視野に入れよう」と選択肢を広く持つことができるのです!

佐藤みなと

それなら結果的に自分に合った企業も見つけやすくなりそう! だから業界・企業研究も事前準備として必要なのですね。

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

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自分の内面を言語化しておこう

プレエントリーまでにしておくべきことは自己分析と業界分析に尽きます。完璧ではなくてもいいので、とにかく自分の興味・関心・強み・弱みを深掘りして言語化しておくこと。そして、世の中にはどういった業界があるのか、ざっくりとでも理解しておくようにしましょう。これだけでもプレエントリー先の探し方が大きく変わります。

プレエントリー解禁になってから初めて「さあ、どんなのがあるのかな」と探し出すのか、「あの業界はおもしろそうだし、どんな企業があるのか調べてみようかな」という状態から探し出すのかでは、検索の仕方も変わりますし、プレエントリーを進めていくスピードも段違いです。

自己分析と業界研究は面倒臭いと思われがちですが、その後の就職活動を左右するとても大事な作業なので、一度時間をとって手をつけておくことをおすすめします。

流れとすべきことを確認! プレエントリー完了までの4ステップ

マンガでわかる!プレエントリー簡単4ステップ
プレエントリーまでの4ステップ

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリー前にすべき準備についてはこれで確認できましたね。それではここまでの解説をふまえて、まだなにも手をつけていない段階からプレエントリー完了までの流れを確認していきましょう。

佐藤みなと

わかりました! ただ流れを覚えきれるか少し心配です……。

渡辺キャリアアドバイザー

安心してください。「これだけしておけばOK」という形ですべきことを4ステップにまとめました。たった4ステップを実行すればプレエントリーは完了と考えれば簡単に思えませんか?

佐藤みなと

それなら自分でもできそうです!

渡辺キャリアアドバイザー

それは良かった! それでは1ステップずつ流れを確認していきましょう!

佐藤みなと

さっそくお願いします!

①まずはここから! 就活用のアドレスを作っておく

渡辺キャリアアドバイザー

まずすべきこととしては「就活用のアドレスを作っておくこと」です。

佐藤みなと

新しいアドレスが必要なのですか?

渡辺キャリアアドバイザー

作らなくても問題はないのですが、就活中は企業からたくさん連絡が届くのでメールが増えがちです。私用のアドレスをそのまま使うと就活のメールが混ざってしまって私生活に支障が出る可能性があるのです。

プレエントリーのために就職情報サイトにアカウントを作る際、アドレスの登録を求められます。そこで私用のアドレスを使うとそれ宛てに企業からのメールやサイトからの自動配信メールが届くことになり、私用のメールと就活のメールが混ざってしまいます。そうなると探す手間もかかり私生活に支障が出る可能性があります

就活用のアドレスを作っておけばその心配もいりません。またアドレスをわけて「就活の連絡はここを見る」という風にまとめて管理できるようにしておけば、企業からの連絡を見逃してしまうのを避けることもできますよ。

②アカウントを作っておく! 就職情報サイトに登録する

渡辺キャリアアドバイザー

先ほど少し触れましたが、プレエントリーを就職情報サイト経由でおこなうためにはまずアカウントが必要になるので、アドレスを作成できたら今度はアカウントを作成しておきましょう。

佐藤みなと

わかりました!

就職情報サイトを使ってプレエントリーをする場合はまず自分のアカウントを作る必要があります。プレエントリーが解禁される前にアカウントを作成して、いざ開始となったらすぐに行動できるようにしておきましょう

注意点としては、登録アドレスが間違っていたり、住所が間違っていたりするとメールや郵送物を受け取れなかったりするので、アカウント作成の際には正確な情報を入力できているか必ずチェックしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー

企業のサイトから直接プレエントリーをする場合においても事前に情報を登録しておく必要があります。登録方法などは企業によって異なるので、企業のサイトから採用ページなどをチェックして事前にリサーチしておくことをおすすめします。

キャリアアドバイザーコメント

就職情報サイトは複数使い分けるのが効果的

就職情報サイトといってもその中身は企業や求人を検索する機能が中心のものや、先輩のエントリーシートを閲覧できるもの、企業からのスカウトがメインのサイトなどさまざまです。なので就職情報サイトを使ってプレエントリーを進めていくなら、サイトは複数登録するのをおすすめします。

そうした特徴が異なるサイトにもそれぞれ登録しておくと多様な情報が手に入るので、就活を進めていくうえでとても役立ちますよ。

パスワードやID忘れに注意! 紙にメモを残す

アカウントを作成した際は自分のIDやパスワードが発行されるので、それを忘れてしまってログインができなくなることを避けるために紙などにメモを残しておきましょう。

パスワードを忘れてしまっても再度設定し直すことでログイン可能であることがほとんどですが、タイミングによっては再発行に時間がかかってしまってプレエントリーの期限を過ぎてしまう可能性も0ではありません。予防策として必ずメモを残しておいてくださいね。

③気になる企業を探して登録! プレエントリーをする

鈴木なぎさ

アカウントも作れたら次はなにをすればいいのでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー

次はいよいよプレエントリー実行の段階ですよ! 事前準備で探し出した自分の内面の情報や、業界・企業研究で得た情報を元に興味のある企業を探し出してプレエントリーを進めていきましょう!

ここまでくれば次はプレエントリー実行の段階です。興味のある企業にどんどんプレエントリーをしていきましょう。

プレエントリーは辞退連絡も必要ありませんし、数に限りもありません。説明会などは先着で埋まってしまうこともあるので、「とにかく気になった企業にはプレエントリーをしてみる」というスタイルで進めて情報を集めていくことをおすすめします

渡辺キャリアアドバイザー

就職情報サイトを使えば複数の企業からの連絡も一括で管理できますが、企業のサイトから直接プレエントリーをした場合、連絡の管理などは自分でおこなう必要があります。メールの見逃しなどがないようこまめにチェックするようにしてくださいね。

④説明会が連続することも! スケジュール管理は徹底する

佐藤みなと

これでプレエントリーは完了ですね!

渡辺キャリアアドバイザー

そうですね! ただプレエントリーの時期は企業もこぞって説明会を開催するので、複数の企業にプレエントリーした場合説明会が連続することもあります。プレエントリー後はスケジュール管理も進めていきましょう!

プレエントリーをしたあとは説明会などを予約することになりますが、この時期はどの企業も説明会を開催するので、開催日程が被っていたり、同日の近い時間帯で説明会が連続してしまうといったことはよくあることです

プレエントリーをしてせっかく説明会を予約したのに、時間の被りに気づかず片方の企業の説明会には参加できなかったとなれば枠を無駄にしてしまいますし、予約もし直しです。サイト内でスケジュールを管理できることもありますが、自分でも手帳に書き込むなどして管理することをおすすめします。

渡辺キャリアアドバイザー

本エントリーの期限も企業によって異なります。本エントリーに進みたい企業が見つかってきたら、情報が混ざって期限を間違えてしまうのを避けるために「〇社のエントリー期限は△日まで」と自分用のリストを作っておくと安心ですね。

プレエントリー先が決められない……。そんなときの解決方法

プレエントリー先が決められないときの対処法

佐藤みなと

プレエントリーの流れやすべきことがわかったのですが、いざ探してみた結果プレエントリーしたい企業が見つからない場合はどうすればいいのでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

そういったことも考えられますよね。具体的な解決策としては「リスト化して優先順位をつける」「嫌なことを避ける道で考える」「就職エージェントに相談する」の3つがあります。

佐藤みなと

3つもあるのですね!

渡辺キャリアアドバイザー

はい。どれも「プレエントリー先が決められない」という状況を打破するうえでとても有効な手段。詳しく解説するので、もしこの悩みを抱えたときはぜひ試してくださいね!

佐藤みなと

わかりました! しっかりメモしておかなくちゃ!

①求める条件を明確にする! リスト化して優先順位をつける

プレエントリー先が決められない場合、自分が企業になにを求めているのか明確でない可能性があります。まずは求める条件を書き出してリスト化し、優先順位をつけていきましょう。リストをもとに企業を絞り込んでいけば、プレエントリーしたい企業が見つかる可能性も高くなります

「給料の高さ」「仕事に興味が持てるか」など内容は自由なので、まずは求める条件を5個ほど書き出してみて、「自分はその中でもどれが一番譲れないのか」「どれだったらそこまで優先しなくてもいいのか」をじっくり考えてみてくださいね。

リスト例

  • 1.給料の高さ
  • 2.仕事に興味が持てるか
  • 3.福利厚生の内容
  • 4.ワークライフバランスが取れるか
  • 5.社風があっているか

佐藤みなと

うーん、私生活も充実させたいし「ワークライフバランスが取れている」は絶対譲れないかも! 「興味のある仕事であるか」も外せないかな。

渡辺キャリアアドバイザー

いろいろ思いついてきましたね! それはプレエントリー先選びにとても役立つ情報なのでぜひメモしておきましょう!

キャリアアドバイザーコメント

求める条件が思いつかないなら聞いてみよう

自分の求める条件が明確にできないという場合は、そもそも条件そのものが「思いつかない」ということが原因である可能性があります。その対処法として、まずは就活に求める条件とはどいうものがあるのかをインプットしましょう。

インプットの際には「他の人にどんな条件を求めているのか聞いてみる」というのが効果的です。「勤務地は問わない」「社風があっているかどうか」「残業は絶対0」「環境問題に携われるところがいい」など、他人の条件を見ていると「そうそう、自分もこういうことは大事にしたいと思っている」とピンとくるものが出てきます。そういうものを揃えていけば、おのずと自分の求める条件が見えてきますよ。

自分がなにを求めているのか分析しながらまとめたいときは、こちらの記事で解説している「自己分析ノート」を作成してまとめていくことをおすすめします。
自己分析ノートは今から作れる! 準備するものや活用法を徹底解説

②発想を転換! 「嫌なこと」を避ける道で考える

プレエントリー先が決められない場合は、発想を変えて「嫌なこと」を避ける道から志望先を考えてみるのもおすすめです。「これだけはやりたくない」と感じることを書き出してみて、その条件に当てはまらないかという視点で企業をチェックしていくのです。

そうすれば少なくともマイナスに感じる要素が少ない企業のリストを作成することができます。あとはそこから条件や仕事内容などを比較していけば、プレエントリーしたい企業を見つけられる可能性が高くなりますよ。

佐藤みなと

嫌なことを避けるという軸で選んでもいいのですね。

渡辺キャリアアドバイザー

やりたくない仕事に無理して取り組んでも自分の力は発揮しづらいですし、最悪の場合早期離職となってしまう可能性もありますからね。これも1つの手段としてぜひ覚えておいてください!

③プロに聞いてみる! 就職エージェントに相談する

プレエントリー先が中々決められない場合は就職エージェントに相談するのも1つの手です。最新の就活知識と、たくさんの就活生の相談に乗ってきた経験を活かして具体的な解決策をアドバイスしてくれます。

自分にはどんな企業が合っているのかわからないといった悩みから、条件に納得できる企業が見つからないといった悩みまで、どの段階の悩みでも親身にサポートしてくれるので、自分の力では解決できなそうと感じたら気軽に相談してみてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー

プレエントリーの段階だけでなく、その後の本エントリーから選考段階においてもトータル的にサポートを受けられるので、就活で困ったことがあれば相談してみることをおすすめします。

佐藤みなと

1人で悩まなくていいというのは心強いですね!

プレエントリーを活かして就活をスムーズに進めよう!

プレエントリーの概要から進め方、しておくべき準備や注意点などについて解説しました。プレエントリーとは就活を進めていくために必要な情報を手に入れるのにとても有効な手段。

この就活の一歩目とも言えるプレエントリーを活用して就活をスムーズに進めていくためも、まずは今できる準備をしっかりとおこない、いつでも行動開始できるようにしておきましょう。

佐藤みなと

最初はプレエントリーの意味もよくわかりませんでしたが、今はスケジュールから流れまでしっかり理解できました! まずは自分がどんなことに興味があるのかを知るために自己分析からスタートしようと思います!

鈴木なぎさ

プレエントリーってまずなにから始めれば良いのかわからなくて焦っていましたが、今はすべきことが明確に見えています! まずはアカウントを登録しないと!

渡辺キャリアアドバイザー

皆さんここまでよくがんばりました! プレエントリーを活用すれば就活に役立つ情報を手に入れることができ、その先に続く本エントリーから選考までもスムーズに進めていけますよ!

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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