「前向きに検討する」は合格? 不合格? 面接官の意図や注意点を解説

この記事のアドバイザー

就活生が意外と知らない!「前向きに検討する」の意味は〇〇〇!
「前向きに検討する」は合格? 不合格? 面接官の意図や注意点を解説の記事に登場するキャラクター

惑わされると危険! 「前向きに検討する」を正しく理解しよう

鈴木なぎさ

先日受けた最終面接の際に「前向きに検討します」と言われたのですが、これはどういう意味なのでしょうか……。

高橋キャリアアドバイザー

質問ありがとうございます! どう受け取れば良いか分からない言葉をかけられるとモヤモヤしてしまいますよね!

鈴木なぎさ

そうなのです! 最終面接ということもあって合否を早く知りたいですし、考えれば考えるほどモヤモヤしてきてしまって……。別の企業の面接の日程も近づいてきているのですが、集中できなくて……。

高橋キャリアアドバイザー

その気持ち、よく分かります。一度気になり始めると、ほかのことに手がつかなくなってしまいますよね……。
分かりました! それでは今回は「前向きに検討する」という言葉がどういう意味なのか、どのように捉えればいいかをお伝えしましょう!

鈴木なぎさ

そんなことまで教えてくださるのですか! ぜひ知りたいです!

面接後は、結果が気になってもやもやしたり、就活のモチベーションが上下したりと不安定になることもあると思います。就活中にやる気が出なくなってしまったら、こちらの記事も確認してみてください。理由別に、対処法を詳しく紹介しています。
「何もしたくない」と就活中に感じたら? 状況別の対処法を一挙解説

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そもそもどういうこと? 「前向きに検討する」とは

そもそもどういうこと?「前向きに検討する」とは

高橋キャリアアドバイザー

まずは「前向きに検討する」という言葉がどういうものなのかを確認していきましょう!

鈴木なぎさ

どういうものか、か……曖昧な言葉という印象しか……。

高橋キャリアアドバイザー

その考え方も間違いではないですが、もう少し細かく見ていきましょう!

鈴木なぎさ

はい! よろしくお願いいたします!

意味は「すぐに答えは出せないが積極的・建設的に考える」

高橋キャリアアドバイザー

まずは「前向きに検討する」の意味から押さえましょうか!

鈴木なぎさ

意味か……「ポジティブに考えます」みたいな……上手く言えないですが……。

高橋キャリアアドバイザー

遠くはないですよ! 色々な意味で捉えることはできますが、「すぐに答えは出せないが積極的・建設的に考える」という意味であることが多いですよ!

鈴木なぎさ

その意味だと何だかしっくりきますね!

「前向きに検討する」の意味を考えるには、「前向き」と「検討する」を分けて考えると理解しやすくなります

まず「前向きに」は、考え方が積極的であったり建設的であったりすることを意味します。「ポジティブに」という言葉に変えると理解しやすいでしょう。また、「検討する」は「物事をさまざまな側面から調べて考える」という意味になります。

つまり、面接の合否に当てはめると「今すぐに答えを出すことはできないが、合格にするかどうかについては、積極的・建設的にさまざまな側面から調べて考える」という意味になるでしょう。

ネガティブな意味とポジティブな意味が混ざった言葉

鈴木なぎさ

「前向きに検討する」、思っていた以上にポジティブな意味だったのですね!

高橋キャリアアドバイザー

もちろんポジティブな意味を含んだ言葉ですよ! ただし、ポジティブな意味だけではないということも知っておく必要があります!

鈴木なぎさ

えっ! どういうことですか……?

高橋キャリアアドバイザー

さきほどお伝えした意味の中に「すぐに答えを出せないが」という部分がありましたよね。ココが重要です! 「すぐに答えを出せない」ということは、合格の可能性も不合格の可能性もあるということなのです!

鈴木なぎさ

なるほど……2つの意味が含まれているのですね……。

「前向きに検討する」という言葉は、ネガティブな意味とポジティブな意味が混ざった言葉です。もちろん、合格する可能性があるからこそ使われる言葉ではありますが、検討した結果、不合格になるかもしれないことも示唆する言葉なのです。

そのため、「前向きに検討する」と言われたからといって、必ず合格になるという訳ではないのです

就活の面接では使われることが多い言葉

鈴木なぎさ

やはり良い意味だけの言葉ではなかったのですね……少し落ち込みますね……。

高橋キャリアアドバイザー

そんなに落ち込まないでください! 実は「前向きに検討する」という言葉は、就活の面接ではよく使われる言葉なのです!

鈴木なぎさ

えっ! そうなのですか!

高橋キャリアアドバイザー

はい! 面接の最中に合否を伝えることができないものの、合否について何も言わないという訳にはいかないといった場面でよく使われる典型的な言い回しだと思っておいてください!

鈴木なぎさ

なるほど! そんなに重く受け止める必要はないということですね!

面接で「前向きに検討する」と言われると、どういう意味なのか、合格・不合格どちらなのかなど、気になる就活生は多いでしょう。

しかし、この言葉は就活ではよく使われる言葉の1つで、深い意味が込められている言葉ではない場合が多いのです。そのため、「前向きに検討する」という言葉にあまり振り回されないことが大切ですよ

「前向きに検討する」の類義語

高橋キャリアアドバイザー

ついでと言っては何ですが、就活でよく使われる「前向きに検討する」に似た意味の言葉があるのでお伝えしておきましょう!

鈴木なぎさ

そんな言葉があるのですか! ぜひ教えてください!

高橋キャリアアドバイザー

「総合的に検討します」という言葉はよく使われますね! 面接以外にも、適性検査や学力検査、ほかの面接での評価などを考慮して検討するという意味ではありますが、今すぐ合否を伝えられない場面に「前向きに検討します」と同じような意味合いで使われる場合が多いです!

鈴木なぎさ

合格か不合格かすぐに答えを出せないときに使われる言葉ということですね!

就活では「前向きに検討する」と同じような意味合いで使われる言葉がいくつかあります。たとえば、「総合的に検討いたします」「検討のうえご連絡いたします」「合否については持ち帰らせていただきます」などです。

それぞれ微妙に意味は異なる言葉ではありますが、その場で合否を伝えられない場合に使われる言葉です

色々な事情がある! 「前向きに検討」という言葉を使う面接官の意図

マンガでわかる!「前向きに検討」を使う3つの井戸

鈴木なぎさ

正直「前向きに検討する」なんて言葉を使わず、合格か不合格かはっきり伝えてほしいと思ってしまいますね……。

高橋キャリアアドバイザー

もちろん、面接官もその場で伝えられるものであれば、すぐに伝えたいと思っている場合もあると思いますよ! ただし、面接官にも色々な事情があるのです!

鈴木なぎさ

色々な事情? どんな事情ですか?

高橋キャリアアドバイザー

それでは、面接官が「前向きに検討する」という言葉を使う意図をお伝えしましょう!

面接官に合否を決める権限がないため

高橋キャリアアドバイザー

1つ目は、面接官に合否を決める権限がないからです!

鈴木なぎさ

面接官が合否を決めているのではないのですか?

高橋キャリアアドバイザー

企業にもよりますが、面接官1人の判断で面接の合否が決まるということはあまりありません。面接官も人間ですから学生との相性があるので、評価が偏らないように複数人で合否を検討していることが多いのです!

鈴木なぎさ

なるほど! だから、面接中に合否を決められないのですね!

就活生から見ると、面接の合否は面接官が決めているように感じるかもしれませんが、そういうわけではありません。合否の判断方法は企業にもよりますが、面接官の先入観や偏見などが評価に影響しないように、複数人で判断している場合が多いのです。

つまり、面接中に面接官1人で合否を判断し、学生に伝えることが難しいため、「前向きに検討します」と伝えてその場を終えるようにしているのです。

検討するための時間が必要なため

高橋キャリアアドバイザー

合格にするか不合格にするか、検討する時間が必要な場合にも「前向きに検討する」という言葉が使われることがありますよ!

鈴木なぎさ

具体的に何を検討しているのですか?

高橋キャリアアドバイザー

たとえば、適性検査や学力検査の結果、ほかの面接での評価など、その場の面接の評価以外の部分も踏まえて合否を検討しているのです。また、その企業の採用状況や応募状況なども踏まえて検討している可能性もありますよ!

鈴木なぎさ

これこそ「総合的に検討します」ですね……!

書類選考や一次面接などの場合は、比較的評価基準がはっきりしているので、合否の判断に時間がかからないことが多いです。しかし、面接が進むと細かい部分を見られるようになるため、合否を判断するだけでもかなりの時間がかかってしまうのです

たとえば、適性検査や学力検査の結果を考慮して検討する必要があったり、これまでの面接官の評価を改めて確認する必要があったりするなど、さまざまな面で時間がかかるため、「前向きに検討します」と伝えて検討する時間を確保しているのです。

「前向きに検討する」を使っていたとしても、面接が合格か不合格なのかは結果が出るまでわかりません。採用の場合も不採用の場合も適切な対応ができるようにメールの返信方法についてそれぞれ確認しておきましょう。
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キャリアアドバイザーコメント

重要な決定であるからこそ! 判断には一定の時間がかかる

ビジネスにおいて大切な視点の一つに、決定権が誰にあるのかということがあります。たとえば自分が営業職で、企業へ訪問したとします。その場で話が盛り上がっても、担当者に決定権がない場合「上司と相談の上検討させていただきます」と答えるしかないのです。

面接においても同じことが言えます。面接担当者がその場で「採用です」とは言えません。ビジネスにおいて大事な決定事項は、経験のある人間(上司)や、複数の人間で検討した方が多方面から検討でき、間違いが少ないだろうと考えるので、一定時間がかかることが多いのです。

ビジネスにおける意思決定のミスは組織全体に影響することがあるため、それくらい慎重になる必要があるということを理解しておきましょう。

その場で不合格を伝えることを避けるため

高橋キャリアアドバイザー

あまり多くはありませんが、その場で不合格を伝えることを避けるために「前向きに検討します」と伝えている場合もあります!

鈴木なぎさ

そんな場合もあるのですか! 少し嫌ですが……目の前で「不合格です」と伝える側もつらいですよね……。

高橋キャリアアドバイザー

つらいから伝えないということではないですが、その場で伝えてしまうと「きちんと検討しているのか」「もともと不合格にするつもりだったのでは」と誤解を持たれてしまう可能性があるため、少し時間を置くようにしているという場合があります。

鈴木なぎさ

なるほど……色々な事情があるのですね。

「前向きに検討する」という言葉は、その場で不合格を伝えることを避けるために使われている場合もあります。

その場で不合格であることを伝えてしまうと、しっかりと検討していないように感じられてしまったり、相手を不快な気持ちにさせてしまったりする可能性があるからです

39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。

そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけ面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。

そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ!
・面接をまだ受けたことがない人
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合格? 不合格?「前向きに検討する」の適切な捉え方

鈴木なぎさ

あー! 何だか混乱してきました! 結局、「前向きに検討する」という言葉は、合格か不合格、どちらを意味する言葉なのですか?

高橋キャリアアドバイザー

「前向きに検討する」という言葉だけでは合否は判断できない、というのが結論です! 面接官がポジティブな意味で「前向きに検討する」と言っていても、検査やほかの人の意見で不合格になることもありますし、逆もしかりです。そのため、「前向きに検討する」という言葉だけで判断することはできないのです!

鈴木なぎさ

そうですよね……「前向きに検討する」という言葉だけで判断できるはずがないですよね……。

結論から言うと、「前向きに検討する」という言葉だけでは、面接の合否を判断することはできません。合否を早く知りたい人からすると、この言葉から判断したいと思うかもしれませんが、残念ながら合格通知があるまで合否は分からないのです。

惑わされないで! 「前向きに検討する」と言われたときの対応方法

惑わされないで!「前向きに検討する」と言われたときの対応方法

鈴木なぎさ

「前向きに検討する」という言葉だけでは、合格か不合格かは分からないということはよくわかりました。でも、やっぱり気になっていしまって……。

高橋キャリアアドバイザー

気になる気持ちはわかりますが、あまり気にしすぎてしまうのも良くありませんよ!

鈴木なぎさ

でも、どのように捉えればいいか分からなくて……。何か良い考え方はありませんか?

高橋キャリアアドバイザー

もちろんありますよ! 「前向きに検討する」という言葉に惑わされないためにも、適切な対応方法をお伝えしましょう!

言葉の意図を考え過ぎないようにする

高橋キャリアアドバイザー

最も大切なことは、「前向きに検討する」という言葉の意図を考え過ぎないことです!

鈴木なぎさ

やはりそうですねよ……考えたところで答えは出ないですし……。

高橋キャリアアドバイザー

その通りです! 面接ではよく使われる言葉なので、面接官も深い意味や意図がない場合も少なくありません。そのため、「面接でよく言われる言葉だ」と思うくらいにしておくのが大切です!

鈴木なぎさ

うじうじ考えている時間がもったいないですね! 開き直ります!

面接で「前向きに検討する」と言われたら、まずは深く考え過ぎないようにすることが大切です。このページにたどり着いたということは、意味が気になってしまっているのだとは思いますが、深い意味がない場合も多いので深追いしないようにしましょう。

また、面接中に「前向きに検討する」と言われたときも、意図を探るような質問はせず「よろしくお願いいたします。」と簡潔に返答するようにしましょう

面接での面接官の言葉に惑わされるよりも、自分自身ができる努力をする方が有意義な時間の使い方です。こちらの記事では、最終面接のポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文付き|最終面接直前でも大丈夫! ポイントを押さえて内定に王手

キャリアアドバイザーコメント

思い悩んでも選考結果はコントロールできない

面接後に「面接官のあの言葉はどういう意味だったのか」と不安になり、ネットで調べたり、知人や先輩に話を聞いたりすることがあるかもしれません。

自分に対する評価は誰しも気になるものですし、合否に関わることであればさらに不安になるでしょう。ただし、面接後は自分がいくら思い悩んでも、選考結果をコントロールすることは不可能という認識を持ちましょう。

ただし、次に受ける面接のクオリティを上げるため、それまでの面接の振り返りをすることは大切です。それは次に進むための前向きな行動です。

思い悩んでも、悩まなくても結果が同じであれば、切り替えて「今、自分が行動できることは何か?」と、そこに力を注いだ方がずっと成長ができるでしょう。

通知が届くまで油断しないようにする

高橋キャリアアドバイザー

「前向きに検討する」という言葉をポジティブに捉えて「合格した! 」と思い、油断してしまうのも危険なので注意しましょう!

鈴木なぎさ

合格だと思って就活をやめてしまったりしたら……危険ですね……。

高橋キャリアアドバイザー

その通りなのです! ポジティブに考えることは大切ですが、その考えが油断につながってしまうのは危険なので、合格通知が届くまでは気を抜かないことが大切です!

「前向きに検討する」=「合格」と捉えてしまうのは非常に危険です。合格だと捉えても、引き続き就活を続けるのであれば問題ないかもしれませんが、就活をやめてしまうと万が一不合格だった場合に取り返しがつきません。

ポジティブに考えることはとても良いことですが、「前向きに検討する」という言葉だけで合格だとは判断せず、合格通知が届くまで油断しないようにしましょう。

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

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入社後の自分を後悔させないために! 就活は納得感をもって終えよう

いつまで就職活動を続けるべきか、やめ時はいつかと悩むことがあるかもしれません。結論は「もらった内定に納得できたとき」です。

とりあえず内定をもらえたとしても、納得いく内定をもらえないまま就活をやめてしまうと「本当にここでいいのか」ともやもやしたままの状態が続きます。

どこかすっきりしないまま内定式を迎え、いざ入社という時期になり「やっぱり自分の納得する会社を探したい」と入社を辞退するというケースもあります。

第一希望ではなかったとしても自分の中で「よし、この会社で頑張ろう」と納得した気持ちになれるのであればそこで区切りをつけるのも良いでしょう。大切なのは、自分の気持ちを尊重し、納得感を得られるところまでチャレンジできるかどうかです。

有意義な時間に! 合否が出るまでの過ごし方

合否が出るまでの過ごし方

鈴木なぎさ

1つお聞きしてもよろしいでしょうか? 面接が終わってから合否が出るまでってどうしてもソワソワしてしまって……。

高橋キャリアアドバイザー

私も就活生の頃は1つひとつの合否が気になってソワソワしていたので、よく分かります! ただ、ずっとソワソワしていると時間を無駄にしてしまう可能性があるので要注意ですよ!

鈴木なぎさ

そうですよね……合否が出るまでの時間を無駄にしないためにはどうすればいいのでしょうか……。

高橋キャリアアドバイザー

気になる部分を改善しようとする姿勢が素晴らしいですね! それでは合否が出るまでの時間を有意義に過ごす方法をお伝えしましょう!

面接の振り返りをおこなう

高橋キャリアアドバイザー

合否が出るまでの間に、面接の振り返りをしておくと良いですよ!

鈴木なぎさ

面接の振り返りか……言われてみると今までしたことがないかも……。

高橋キャリアアドバイザー

そうだったのですね! でしたら今回から取り入れてみてください! 面接で上手くいかなかったことや改善すべき点を明確にするのはもちろん、上手くできたことや自分の成長を感じられたことも振り返っておくと、今後のモチベーションにつながります!

鈴木なぎさ

合否について考えるよりも有意義な時間になりそうですね!

合否が出るまでの期間は、合格か不合格かを考えるよりも面接の振り返りをすることがおすすめです。反省点や改善策を考えると次の面接に活かすことができますし、良かった部分や褒められた部分を書き留めておくと自分の自信につながります

また、面接の振り返りをおこなっているかどうかで、面接での振る舞いや話し方が上達する速度も変わってくるので、面接に苦手意識を持っている人はぜひ取り入れてみてくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

面接を振り返ることで次回の面接が格段に良くなる!

まず最もオーソドックスな振り返り方法は、答えに詰まった質問について、自分の考えを深掘りしてみることです。

答えに詰まったということは、自己分析が浅かった可能性があります。再度自己分析をしてみるなど、振り返りを繰り返すことで面接は上達します。

質問以外にも、焦ったこと、予想と違ったことなどを書き出しておくと次回の面接に役立ちます。たとえば持ち物で「これを持っていっておけばよかった」と思ったものを挙げておくとか、電車移動で朝の時間は満員で乗れずに何本か遅れて乗らざるを得なかったから、朝の時間は余裕を持って出発した方がいいといったことなどです。

振り返りができると、落ち着いて面接に臨めるため、実力が発揮しやすくなりますよ。

通常通り就活を進める

高橋キャリアアドバイザー

当たり前のことかもしれませんが、合否が出るまでの間も通常通り就活を進めておきましょうね!

鈴木なぎさ

就活をやめるつもりはなかったのですが、少しペースダウンしても良いのかなと思っていました……。

高橋キャリアアドバイザー

自分の予定や体調に合わせてペースを調整することは大切ですが、面接が終わるたびにペースダウンをしていると就活の時間が足りなくなってしまうかもしれませんよ! そのため、面接が終わってもこれまでと変わらないペースで就活を進めることがおすすめです!

鈴木なぎさ

就活期間は限られていますし、時間がある間にやるべきことをやっておいた方がよさそうですね!

面接が終わったからといって、就活をやめてしまったりペースを落としてしまうと、不合格だったときに後悔する恐れがあります。そのため、合否が出るまでの期間も変わらずに就活を進めるようにしましょう

万が一、第一志望の企業の最終面接で「前向きに検討する」と言われたとしても、不合格である可能性も考えて、通常通り就活を進めておくことが大切です。

就活を通常通り進めたくても、自分がどうしたいのか分からない、自分に合っている就職先が分からないなど、不安を抱えている人も多いと思います。こちらの記事では、就職先の決め方を詳しく解説していますよ。
就職先の決め方にもう迷わない! マンガでわかる見つけ方5ステップ

今後の活動に備える

高橋キャリアアドバイザー

面接の合否が出るまでの期間は就活に身が入らないという人は、今後の就活に備えてリフレッシュをしたり休息をとっておくことがおすすめです!

鈴木なぎさ

そういった過ごし方もありなのですか!

高橋キャリアアドバイザー

もちろんです! 通常通り就活を進めた方が安心ではありますが、やはり継続的に就活を続けていると疲れてしまいますよね。そのため、面接が終わったタイミングで少し休憩をはさむと気持ちの切り替えができるのでおすすめなのです!

鈴木なぎさ

就活中でも、適度な息抜きは必要ですよね!

面接が終わったタイミングで、今後の活動に備えて息抜きをするのも、とても有意義な時間の使い方です。疲れがたまっているのであればしっかりと睡眠をとったり、ストレスが溜まっている場合は趣味を満喫したりするなど、今後の活動の活力になるような時間を過ごしましょう。

ただし、息抜きの期間が長くなりすぎてしまうと、就活に戻りづらくなってしまうこともあるので、事前に期間を決めておくことがおすすめです

キャリアアドバイザーコメント

適度な休息が効率アップにつながる! 自分のペースを決めよう

就活をする中で、ずっと気を張っていると、どこかでダウンしてしまいかねません。就活の期間は人によってそれぞれですが、適切にペース配分をしながら進めることが大切です。就活で健康を害してしまっては元も子もありません。

説明会や面接などの予定が入らない日にはリフレッシュすることも良いでしょう。そのために「この日までは自己分析をしてESまでは完成させておこう」とか「この日までには面接練習を2回しておくぞ」などのように、事前にやるべきことを決めて計画を立てておくことで、気兼ねなく休息を取ることができます。

適切な休息はいいパフォーマンスのために大切なことです。この考え方は社会人になった後も役立つので、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。

「前向きに検討する」という言葉に惑わされず就活を進めよう

高橋キャリアアドバイザー

ここまで「前向きに検討する」という言葉の意味や捉え方について解説してきましたがどうですか? モヤモヤはなくなりましたか?

鈴木なぎさ

正直、完全にモヤモヤが消えたという訳ではありませんが、「考えていても仕方がない!」ということがよく分かりました! 考えることを一旦止めて次の面接に集中したいと思います!

高橋キャリアアドバイザー

前向きな姿勢、とても素晴らしいですね! 面接の合否はとても気になることですし、曖昧な言葉をかけられてしまうと不安な気持ちになってしまうと思います。しかし、そのことばかり考えて時間を無駄にしてしまうのはもったいないですから、気持ちを切り替えるようにしましょうね!

鈴木なぎさ

はい! 就活中の貴重な時間を無駄にしないためにも、今に集中したいと思います!

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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