目次
インターンの締切の目安は開催時期から逆算して考えよう!
鈴木なぎさ
うーん、何から始めたら良いのかなぁ。
高橋キャリアアドバイザー
鈴木さん、悩んでいるようですね。どうしましたか?
鈴木なぎさ
高橋さん! 実はインターンシップに参加したいなと漠然と考えているのですが、開催時期や締切の目安がわからないので、いつから準備をすべきかわからなくて……。
高橋キャリアアドバイザー
そうだったのですね。インターンにはいろいろな種類があり、開催時期も企業によって異なるので、結局のところ準備をいつ頃から始めたら良いのかわからないですよね。では、今回はインターンの開催時期や準備を開始すべき時期について解説しましょう!
インターンに参加するためには応募締切を守る必要があります。しかし、インターンの開催時期がわからず、いつ頃から準備を進めるべきか悩んでいる学生もいるでしょう。また、興味のあったインターンも気付いたら応募締切を過ぎてしまっていたということもあるかもしれません。
今回は、インターンの概要から開催時期、締切に間に合わせる方法まで幅広く解説していきます。締切の目安を知って、どのようなインターンに参加するかを検討してみてください。
インターンの概要については、こちらの記事でも詳しく解説しています。インターンの意味から特徴、準備すべきことまで幅広く紹介しているので、一度確認してみましょう。
インターンとは? 意味・特徴・時期・準備・すべきことを一挙解説!
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締切前に理解必須! インターンの基礎知識
高橋キャリアアドバイザー
まずはインターンの基本情報から解説していきます!
鈴木なぎさ
準備をするためにも、まずはインターンについてしっかりと理解することが大切ですよね。よろしくお願いします!
インターンとは:社会に出る前に仕事を経験してみること
そもそもインターンとは「社会に出る前に仕事を経験してみること」を指します。セミナーや会社説明会に近いタイプのものもありますが、基本的には実際に企業の仕事を体験したり、仕事に近い課題に取り組むものが多いです。
実際に企業で働く体験をすることで、社内の雰囲気もより近くで感じることができます。また、会社のパンフレットで事業内容や仕事内容を知るよりも、より深く理解することができ、自分に合っているかどうかも判断できるでしょう。
高橋キャリアアドバイザー
実際に働く現場の空気を肌で感じることができる絶好のチャンスです! ぜひ参加してみましょう。
インターンの種類:「1day」「短期」「長期」の3タイプ
次にインターンの種類について解説します。
インターンは開催企業によって短い期間のものから長い期間のものまでさまざまなタイプがあります。今回は「1day」「短期」「長期」の3タイプに分類し、それぞれ解説していきます。
1day仕事体験
- 期間:半日〜1日で完結する
- 内容:就業体験・セミナー・事業内容の紹介・社員との座談会・グループワーク
- 対象学年:大学3年生以上であることが多い
- 特徴:短時間のため参加しやすいが実際の仕事への理解は深まりにくい
短期インターン
- 期間:1週間~1カ月
- 内容:就業体験・セミナー・グループワーク・職場見学
- 対象学年:大学3年生以上であることが多い
- 特徴:大学の休みの期間に合わせてくれることが多く参加しやすいが、職場の雰囲気まではわからない
長期インターン
- 期間:3カ月以上
- 内容:実際の業務に携わる
- 対象学年:全学年が対象であることが多い
- 特徴:就職後も役立つスキルが身に付くが、学業との両立が難しい。長期インターンの中には給料が発生するものもある
ちなみに、以前は1日限定のインターンを「1dayインターン」と呼んでいましたが、25卒以降の学生を対象にインターンの定義が改訂され、就業体験を伴わない1日間の説明会やセミナーはインターンではなく正式には「オープンカンパニー」と定義されます。
文部科学省・厚生労働省・経済産業省の3省合同で発表した「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」によって新たに定義されたインターンは、就業体験が内容に含まれていることが条件となりました。インターンを探すときには、注意して調べるようにしてくださいね。
鈴木なぎさ
それぞれのインターンの内容や特徴を理解したうえで応募するインターンを選びたいと思います!
高橋キャリアアドバイザー
長期インターンをしながら短期インターンにいくつか参加するなど、組み合わせることも可能なので、気になっているインターンをいくつかピックアップしておくと良いでしょう。
長期インターンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。興味のある人は併せて確認してみましょう。
誰でもわかる! 長期インターンガイド|初歩から実践まで徹底解説!
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る自分の状況によって参加するインターンのタイプを決めよう!
短期インターンは就活の初期段階で興味の湧いた企業のことを少しでも知りたいという学生におすすめです。調べるだけではわからなかった企業の雰囲気や仕事内容がわかり、自分が本当にその仕事に向いているのかを知る材料になります。
長期インターンは数カ月単位で業務に関わるため、企業に対する理解がかなり深まるでしょう。志望業界や企業が定まり、その企業に少しでも早くかかわりたいと考えている学生におすすめです。
注意点として説明会のような1dayインターンや短期間のインターンは就業経験を伴わないという理由からインターンとして認められないこともあります。とはいえ、企業を詳しく知れる機会であることに間違い無いので、ぜひ参加してみましょう。
インターンの時期:夏期と冬期に開催されることが多い
インターンには短期のものから長期のものまであることを紹介しました。インターンが開催される時期についても解説していきます。
インターンが開催される時期は明確に決まっていませんが、学生が長期休みに入る夏期と本選考直前の冬期に開催が集中する傾向にあります。それぞれの特徴については以下にまとめいます。参考にしましょう。
夏期インターン
- 開催期間:7月~8月
- 参加のしやすさ:◎
→夏期インターンは多くの企業開催している。学生も夏休み期間であることから参加しやすい傾向がある - 選考へのつながりやすさ:〇
→夏期インターンは就活の準備期間として考える企業が多いため、選考に直接つながることは多くないが、採用担当者に印象を残せる可能性はある - 特徴:スケジュール調整がしやすい
→早い段階から業界・企業研究を進めることができ、夏休み期間であることからスケジュールが確保しやすいという特徴がある
冬期インターン
- 開催時期:12月~2月
- 参加のしやすさ:△
→試験期間と重なることから応募者は少ない傾向にあるが、ある程度志望業界を絞った学生がライバルになり、選考の難易度が上がる可能性がある - 選考へのつながりやすさ:◎
→本格的に就活が始まる直前ということもあり、採用担当者の印象に残りやすいため、選考につながりやすいといえる - 特徴:早期選考につながりやすい
→学業との両立が難しいが、本選考直前の時期に開催されることから、早期選考につながる可能性が高いという特徴がある。
鈴木なぎさ
私は大学3年生になったばかりなので、まずは夏期インターンから参加してみようと思います!
高橋キャリアアドバイザー
良いですね! 年間のインターンスケジュールについてはこの後詳しく紹介するので、応募開始時期や締切の目安を知って、準備を進めていきましょう!
企業の意図:早い段階から学生と接触して会社をアピールしたい
インターンを開催する企業の意図
- ①会社の魅力を知ってもらうため
- ②優秀な学生と早い段階から接触するため
毎年多くの企業が新卒採用をおこなっています。たくさんの企業から自社を選んでもらうためにも、インターンを通して学生に仕事内容や社内の雰囲気について深く知ってもらい、興味をもってもらいたいと考えています。
また、少しでも早く優秀な人材を確保しようとも考えています。本選考がスタートする前にインターンを通じて学生とかかわることで学生の実務面でのスキルや人柄を知ることができます。自社に合っていると判断した学生には本選考に進んでもらえるようなアプローチをしたいという企業側の意図もあります。
高橋キャリアアドバイザー
企業は優秀な人材を確保するため、採用に多くのコストをかけています。そのコストを無駄にしないためには、マッチ度の高い学生にいかに出会えるかが重要なポイントになっているのですね。
鈴木なぎさ
だからこそ、インターンをおこなうことで早い段階から会社のアピールや学生との接触をはかるのですね!
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る適切な「キャリアのスタート」を切るためにもインターンに参加しよう
インターンに参加すると、実際の仕事内容や社内の雰囲気について知れたり、業務知識やスキルなどを身に付けられるなど、多くのメリットがあります。
大切なことは、自分の人生において大切な「キャリアのスタート」にかかわることに対して、きちんと労力をかけようとする姿勢です。
できるだけ楽に済ませたいという気持ちもわかります。しかし、どのような職場を選ぶかによって、身につけるスキルや経験、収入の大きさ、人脈など、その後の人生にも大きく影響します。大事な選択ですから、きちんと向き合い、手間と時間をかける価値があるのです。
インターンに参加しなくても選考に通過することは可能です。しかし、インターンに参加してみることでより良い選択ができる可能性が高まると考えてみてはいかがでしょうか。
あなたが受けないほうがいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
締切直前に焦らないために! インターンの申し込み方法について確認しよう
ここまで、インターンの基礎知識について解説してきました。ただ、インターン選考対策や準備を念入りにおこなったとしても、申し込みができなければインターンに参加することはできません。
高橋キャリアアドバイザー
申し込み直前に焦らないためにも、インターンの申し込み方法について解説していきます。一緒に確認していきましょう。
鈴木なぎさ
申し込み方法にもさまざまあるのですね。興味のある企業がどのような申し込みの方法をとるのかしっかり事前にチェックしておきたいと思います!
申し込み方法①情報サイト
申し込み方法の1つ目が就活サイトやインターンに特化した情報サイトから直接申し込む方法です。サイトによって、特徴が違うため、どのように申し込みをするのかは事前に確認しておきましょう。
また、申し込みをする際に応募書類が必要な場合があります。直接サイトに応募書類を添付することも考え、事前に履歴書やESをデータ化しておきましょう。
おすすめの情報サイト
高橋キャリアアドバイザー
ブックマークやお気に入り登録機能がついているサイトもあるので、気になったインターンをピックアップしておくと申し込みをスムーズにおこなえますよ!
申し込み方法②企業のホームページ
企業のホームページから直接応募をする方法もあります。ホームページにインターン情報を掲載されている場合には、そこで申し込み方法の詳細を確認しましょう。
企業名で検索し、企業のホームページから採用情報を確認すると、インターン情報が見つかりやすいので試してみてください。
高橋キャリアアドバイザー
応募状況によっては締切日が前後する可能性があるため、企業のホームページはこまめにチェックしましょう。
申し込み方法③大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでインターン情報を案内してもらい、そのまま申し込みをおこなえる可能性もあります。授業などで大学に行った際に一度確認してみると良いでしょう。
高橋キャリアアドバイザー
まずは自分の大学のキャリアセンターがどのような取り組みをおこなっているのか確認しましょう。応募書類の添削や選考対策もおこなってくれるかもしれないので、キャリアセンターを積極的に活用してみてくださいね。
あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
郵送とメールで異なる! インターンの応募締切の定義
高橋キャリアアドバイザー
インターンの申し込み方法については理解できましたか?
鈴木なぎさ
はい! さまざまな窓口があるので、どのインターンをどこから申し込むのかも事前に確認しておこうと思いました。しかし、申し込む時に応募書類が必要なケースがありますよね?
高橋キャリアアドバイザー
そうですね。企業によってはインターン申し込み時にESなどをもとめる場合があります。
鈴木なぎさ
たとえば郵送の場合って、締切日に届いていれば間に合ったということなのでしょうか? それとも締切日までに投函すれば良いのでしょうか……?
高橋キャリアアドバイザー
鈴木さん、とても良いポイントに気が付きましたね。実は、応募書類を提出するときの締切には注意が必要なのです。ここからは応募書類を提出する際の締切について解説します!
郵送:必着か消印有効かでインターン締切日が変わる
郵送で応募書類の提出をもとめられた場合には「必着」なのか「消印有効」なのかを確認しましょう。
必着の場合には、締切日までにインターン先企業へ応募書類が到着していなければなりませんが、消印有効の場合には締切日に消印が押されていれば問題ありません。必着と消印有効の違いがわかっていないと、締切日に間に合わない可能性もあります。注意しましょう。
高橋キャリアアドバイザー
必着の場合には締切日の5日前にはポストへ投函しましょう。切手の料金が不安な場合には郵便窓口からの投函をおすすめします!
普段郵送をする機会の少ない人にとっては「必着」の意味がわからない人もいるかもしれません。少しでも不安がある場合には、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
必着とは|意外と知らない? 意味を正しく理解して書類を確実に郵送しよう
メール:インターン締切日までにメールに書類を添付し送信する
メールで応募書類を提出する必要がある場合には、締切日までにメールに書類を添付し送信しましょう。
履歴書やESのデータはExcelやWord形式のままで添付すると、レイアウトが崩れてしまう可能性があります。PDF形式に変換して送りましょう。
高橋キャリアアドバイザー
PDFに変換する際、パスワードを設定することができます。個人情報が含まれている書類であれば、パスワードを設定してから添付すると良いでしょう。
鈴木なぎさ
応募書類の提出方法を覚えておくことで、その後の就活でも役に立ちますね!
締切厳守! インターンの締切日をうっかり忘れないための方法を紹介
鈴木なぎさ
インターンの応募時期や締切時期についてしっかりと理解できました! でも、学業やサークル、アルバイトと並行してインターンをおこなうとなると、締切日をしっかり覚えていられるか不安になってきました……。
高橋キャリアアドバイザー
大学生は毎日忙しい日々を送っているため、スケジュールの管理は非常に重要になります。せっかく参加したいインターンが見つかっても、うっかり締切日を過ぎてしまったということがないように、私からおすすめの方法を紹介しましょう!
鈴木なぎさ
ありがとうございます!
①就活ノートを活用する
高橋キャリアアドバイザー
スケジュール管理を徹底するためには就活ノートを使うことをおすすめします!
鈴木なぎさ
就活ノート……?
高橋キャリアアドバイザー
就活ノートとは就活の情報を自分なりにまとめて管理するノートです。手帳やルーズリーフなど自分に合ったもので作成してみましょう。
就活ノートを活用してスケジュール管理をしてみましょう。就活ノートには企業ごとにインターンの募集内容や締切日、応募書類についてを書き出しておきましょう。締切日は赤ペンで記載するなど、覚えやすいような工夫をすることも大切です。
インターンにおける予定をすべて記入することで、全体のスケジュールも把握しやすくなります。全体のスケジュールがわかると、いつ頃対策や準備を始めたら良いかもわかってくるのでおすすめです。
就活ノートの作り方について詳しく知りたい人にはこちらの記事がおすすめです。就活ノートに記載すべき項目から継続して使うためのコツまで幅広く解説しています。
就活ノート術を大公開|作成方法から真似したくなる使い方まで解説
②スケジュール管理アプリを活用する
高橋キャリアアドバイザー
予定を書き込むのが面倒という方にはスケジュールをスマホやPCで管理する方法もおすすめです。
鈴木なぎさ
日々持ち歩いているスマホなどですぐに予定が確認できるのは良いですね!
スマートフォンなどのアプリでインターンのスケジュールを管理するのもおすすめです。アプリによってはリマインド通知をしてくれるものもあり、予定の抜け漏れを防ぐことができます。
おすすめのスケジュール管理アプリ
- Googleカレンダー:App Store・Google Play
- TimeTree:App Store・Google Play
高橋キャリアアドバイザー
企業からインターンの案内メールが届いたら、そのスクリーンショットをカレンダーのメモに入れておくのもおすすめです。ただ、企業から電話がかかってきたときには、予定を見ながら話すことが難しいなどのデメリットもあるため、覚えておきましょう。
インターンの年間スケジュールを確認して締切に間に合わせよう
鈴木なぎさ
インターンの種類や開催される時期について理解することができました! ただ、開催時期はわかりましたが、具体的にいつから準備を始めたら良いのでしょうか……?
高橋キャリアアドバイザー
準備を始めるためには、インターンの応募時期の目安を確認する必要がありますね。では、インターンがいつ頃から情報解禁され、募集が開始されるのかを知るためにも、年間のスケジュールを確認しましょう。
鈴木なぎさ
インターンの年間スケジュールがあれば、自分の状況に合わせて動き出すことができますね。
高橋キャリアアドバイザー
はい! インターンの年間スケジュールを確認して、今何をするべきか確認しましょう。どのような準備をすれば良いのかも併せて解説していくので、一緒にインターンに向けた準備を進めていきましょう。
インターンに参加するためには、エントリーが始まってから準備を始めるのではなく、事前にしっかりと対策や準備をおこなう必要があります。
とくに選考を伴うインターンの場合には、応募書類の準備や面接の対策などに時間をかけなければなりません。また、エントリーするインターンを決めるために、自分がどのような企業に興味があるのか、そもそもどのような業界があるのかなど、自己分析や業界研究をする必要もあるでしょう。
直前になって焦らないためにも、インターンの年間スケジュールを確認し、大体の期間を把握しておくことをおすすめします。
インターンの年間計画と事前におこなう準備については、こちらの記事でも詳しく解説しています。併せてチェックしましょう。
インターンはいつからがベスト? 年間計画とすべき準備を徹底解説
締切は6~7月! 夏期インターンのスケジュール
夏期インターンは3月頃から情報が解禁されるため、3月頃から情報収集をはじめ、5月頃から企業研究や業界研究をスタート、6月頃から応募を進められると良いでしょう。
高橋キャリアアドバイザー
各スケジュールについて詳しく解説していくので、自分の状況に合わせて参考にしてみてくださいね!
夏期インターンについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。参加のステップやポイントを理解して、適切な準備を進めていきましょう。
サマーインターンで就活が躍進! 参加ステップとポイントを徹底解説
3~4月:夏期インターンの情報を収集
高橋キャリアアドバイザー
早い企業だと3月頃から夏期インターンの案内を開始しています。
鈴木なぎさ
えっ、思っていたよりも早い時期から情報が解禁されるのですね。
高橋キャリアアドバイザー
そうなのです! 夏休みを活用しインターンに参加したいと考えているのであれば、3月から情報収集する必要があります。どのような企業がインターン生を募集しているのかしっかりと情報を集めていきましょう。
夏期インターンは、3月から4月にかけて情報が公開されます。まずは就活の情報サイトや夏期インターンに特化した情報サイトで探してみましょう。
興味のある業界や企業が固まっている場合は、直接企業のホームページを確認しましょう。幅広い業界で探したい場合は、夏期インターンの合同企業説明会にも参加してみましょう。
夏期インターンの探し方
- 就活サイトを利用する
- 夏期インターンに特化した情報サイトを利用する
- 企業ホームページを見る
- 夏期インターン合同企業説明会に参加する
- 大学のキャリアセンターに問い合わせる
控えておきたい情報
- 募集開始日
- 応募締切日
- インターンの期間
- インターンの内容
- 応募に必要な書類
- 対象学年などの応募条件
高橋キャリアアドバイザー
気になるインターン情報をピックアップして自分なりにまとめておきましょう!
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る選択肢を狭めすぎないことも大切!
初めてインターンに参加するタイミングである大学3年生の夏頃は、希望する業界や職種などもまだ絞り込めていない人もいるかと思います。
そのようなときには、とにかくピンときた「興味がある」と思った企業のインターンに飛び込んでみるという手もあります。もちろん、ある程度志望業界が絞れているのであれば、その業界のインターンに参加してみましょう。
ただし、希望業界以外のインターンを完全に排除してしまうのではなく、少しでも「良いかな」と思った企業があれば、参加してみることも大切です。そうすると「意外と面白い」「改めて志望している業界の良さがわかった」など、思わぬ発見があるかもしれません。
無闇にたくさんのインターンを受けるのはよくありませんが、選択肢を狭めすぎないことも最初の段階では大事ですよ。
5~6月:インターン応募準備を開始
高橋キャリアアドバイザー
夏期インターンの情報を収集したら、業界研究や自己分析をおこないながら、どのインターンに応募するかを考えていきましょう!
鈴木なぎさ
収集した情報の中から、どのインターンに参加するのかある程度絞っていくのですね!
夏期インターンは学生の夏休み期間と重なっていることから、冬期インターンに比べて参加しようと考えている学生は多い傾向にあります。インターン参加者を決めるにあたって選考をおこなう企業もあるため、5月頃から応募準備を進めると良いでしょう。
自分がどのようなインターンに参加してみたいのか、どのような業界に興味があるのかを整理しておくことで、インターン先の企業を絞ることができます。難しく感じるかもしれませんが、今までの経験を振り返り、自分がどのようなことにやりがいを感じるか、どのような環境が向いているかなどを把握することで、応募する企業をある程度絞り込みましょう。
高橋キャリアアドバイザー
インターンの応募は6月頃から開始されるため、自己分析や業界研究の結果を踏まえて、もう一度情報収集をしてみるのもおすすめです。余裕を持って準備を進めていきましょう。
6~7月:インターン応募締切
高橋キャリアアドバイザー
いよいよインターン応募が開始されます! 企業によって違いはあるものの、6月頃から応募が開始され、7月頃に締め切られます。
鈴木なぎさ
参加したいインターンの応募締切をうっかり忘れていたということがないように、応募が開始されたらしっかりと締切日を確認したいと思います!
企業によって異なるものの、6月から7月にかけて募集をかける企業が多いです。応募の際には、履歴書やエントリーシート(ES)の提出をもとめられる場合や、筆記試験、面接などをおこなう企業もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
夏期インターンで初めて書類を作成したり、面接を経験する学生も多いでしょう。早い段階から余裕を持って準備を進めることが大切です。
選考に通過できなかった場合のことも考え、1社に絞らず複数社エントリーをすることをおすすめします。参加したい企業のインターンが短期なのか長期なのか、選考があるかないかにもよりますが、2〜8社程度は応募すると良いでしょう。
高橋キャリアアドバイザー
企業によっては募集人数に満たない場合、応募締切を延長することもあります。情報収集は常にしておくとチャンスが増えますよ!
鈴木なぎさ
逆に人気の企業はすぐ埋まってしまうということでしょうか…?
高橋キャリアアドバイザー
その通り! 先着順で募集を締め切るインターンもあるので、情報収集は念入りにおこなえると良いですね!
インターンに応募する際、応募書類をもとめられることがあります。インターンの志望動機について悩んだらこちらの記事を参考にしてみてください。
例文15選|インターンシップの志望動機をスルスル書く方法徹底解説
インターン先に提出する履歴書の書き方については、こちらの記事でまとめて紹介しています。書き方から提出方法まで幅広く解説しているので、併せて確認してみましょう。
インターンシップの履歴書の作成方法|書き方から提出方法まで解説
7~8月:インターンの実施
高橋キャリアアドバイザー
大学生が夏休みに入る頃には、夏期インターンが実施されます。複数の企業のインターンに参加をする場合には、しっかりとスケジュールを確認しておきましょう。
鈴木なぎさ
夏期インターンとはいえ、準備は春ごろからおこなわなければならないのですね! 夏休みにインターンに参加できるようしっかりと対策と準備をしていきたいと思います!
募集・選考期間を経て、7月〜8月には夏期インターンが実施されます。複数の企業に参加が決まっている場合は、しっかりとスケジュールを調整しておきましょう。
インターンは参加することがゴールではありません。インターンの経験を就活に活かせるように、自分は将来どのような企業で働きたいのかを常に意識して、インターンに参加してみてください。
インターンに参加する際に役立つアイテムがあるので、ぜひこちらの記事で確認してみましょう。インターンをより充実させるために、持ち物についても要チェックです。
【インターンシップ持ち物まとめ】役立つアイテム20選も紹介!
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見るインターンの「参加目的」を明確にすることが超重要!
インターンに「参加した」という実績だけが目的となってしまうと、せっかくかけた時間に見合ったリターンを得られません。貴重な夏休みの時間を投資するインターン、準備期間を考えると、春頃からかけた労力に見合ったものを得られなければもったいないです。
そもそもインターンとは、就業前に一定期間をかけて業務知識や経験を身につけるプログラムのことを言います。インターンを終えた後には業務に関する知識や経験が吸収できていなければ、目的を達成できていないことになるのです。
インターンに参加した結果、その後の就活を進める際の具体的な判断材料が増えていなければなりません。そのためには参加前にしっかりと「参加目的」を明確にしておくことが大切ですよ。
就活は、適職診断からはじめてください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
締切は11~12月! 冬期インターンのスケジュール
高橋キャリアアドバイザー
サークル活動やアルバイトなどで夏期インターンを逃してしまった人、もしくはさらにインターンに挑戦したいと考えている人には冬期インターンに参加することをおすすめします。
鈴木なぎさ
冬期も募集をしているのですね。
高橋キャリアアドバイザー
そうなのです! 夏期インターンの開催が終了すると、次は冬期のインターン情報が徐々に出始めます。冬期は夏期と比べると大学の試験期間と重なるなどスケジュールを確保しづらいことから、より準備や情報収集が大切になってきます!
冬期インターンは夏期インターンに比べて、スケジュールを確保しにくいことから倍率自体は低い傾向にあります。しかし、大学の試験勉強などで忙しい時期にもかかわらずインターンに参加を考える、企業への志望度が高い学生が応募をするのも事実です。
冬期インターンのスケジュールもしっかりと把握し、参加までの準備を整えていきましょう。
9~10月:冬期インターンの情報を収集
高橋キャリアアドバイザー
夏期インターンが終わると、冬期インターンの情報が徐々に公開されていきます。9月から10月にかけてしっかりと情報を収集していきましょう。
鈴木なぎさ
選考に近い時期のインターンということもあり、熱量の高い学生が参加を狙っているのですよね。しっかりと早い段階から情報収集を進めたいと思います!
情報収集は夏期インターンを探す時と同様、企業ホームページや就活サイト、インターンに特化した情報サイトなどを活用しましょう。大学の先輩やOB・OGから情報を聞くこともおすすめです。
また、夏期インターンは夏休み期間に開催されることから、スケジュールを調整しやすい傾向にありますが、冬期インターンは大学の試験期間と重なってしまうことも考えられます。大学の授業や試験、ゼミのスケジュールなども併せて確認しておくと良いでしょう。
10~11月:インターン応募準備を開始
高橋キャリアアドバイザー
10月から11月にかけては応募準備を進めていきましょう。選考により近い時期のインターンになるので、自己分析や企業研究などはより深くおこなうことをおすすめします!
鈴木なぎさ
夏期も参加している学生は選考対策をしっかりしていたり、ESをすでに用意している可能性もありますね。より念入りに対策を進めたいと思います!
ある程度情報収集ができたら、同時に応募準備も進めましょう。夏期と同様に自己分析や業界・企業研究をしていきましょう。企業ホームページを読み込み、その企業の特徴や風土、自分が興味を持った点などを書き出してみると良いでしょう。
実際に応募がスタートするとESや履歴書をもとめられる場合もあります。また、人気の企業だとインターン参加のための選考がある場合も考えられます。この段階から書類の準備や選考対策を進めておくことで、必ず本選考にも活きてきます。しっかりと取り組みましょう。
高橋キャリアアドバイザー
インターンの応募書類準備や選考対策は、就活が本格化してきたときに役に立つこと間違いなしです!
11~12月:インターン応募締切
高橋キャリアアドバイザー
11月になるとインターンの応募を開始する企業が増えてきます。自分が志望する企業がいつ頃から募集を開始するのか情報収集の段階でしっかりとチェックしておきましょう。
鈴木なぎさ
倍率が夏期と比べ低いとはいえ、気を抜けませんね……!
高橋キャリアアドバイザー
応募順で締め切ってしまうこともあるため、なるべく早い段階で申し込みをしておきましょう。
冬期インターンは大学の試験期間と重なることから倍率は夏期に比べて低くなると言われていますが、就活に向けて早めに動き出している学生や熱量の高い学生が集中して応募しているかもしれません。選考が難航する可能性もあるため、複数社応募しましょう。
冬期インターンは学生の長期休みと被らないことから、短期のインターンが多い傾向にあります。授業やアルバイトとの兼ね合いを考えながら、複数の企業に応募し、スケジュールを調整すると良いでしょう。
鈴木なぎさ
夏期よりもより計画的に準備を進める必要がありますね!
12~2月:インターンの実施
高橋キャリアアドバイザー
しっかりと応募締切までに申し込みを完了させたら、いよいよインターンに参加することになります。
鈴木なぎさ
学業との両立は大変かもしれませんが、インターンの時間が無駄にならないよう、しっかりといろいろなことを吸収したいと思います!
12月から2月にかけて冬期インターンが実施されます。本選考前にしっかりとインターンで企業の雰囲気や仕事内容をつかんでおきましょう。
また、インターンは自分をアピールする場にもなります。積極的に社員の方とコミュニケーションを取り、インターンの期間はさまざまことを吸収してきてください。就活本番の時期が近いこともあり、企業も優秀なインターン生には本選考に進んでもらいたいと考えているため、担当者の印象にもきっと残るでしょう。
実際にインターンに参加する際、どのような服装で参加したら良いのか悩むこともあるでしょう。こちらの記事ではインターンに適した服装について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
インターンシップの服装にもう迷わない! 選び方のポイント徹底解説
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見るインターンに参加することで就活のアピール材料を増やすことができる
一般論としてですが、インターンに参加したことが、必ずしも選考に有利に働く訳ではありません。
ただし、実際の選考場面、たとえば面接や書類選考で、インターンへの参加をアピール材料にすることで、相手の印象に残りやすくなる可能性はあります。また、採用担当者も人間ですから、自社のインターンに参加しているということを聞いて悪い気分はしないでしょう。インターンに参加しなかった就活生より話をする材料が増えることは事実です。
ただし、それもインターンに参加しただけでは、その効果は十分に発揮されません。目的を持って参加し、きちんとアピール材料を得ることで、就活の場面で大いに活かせるということも心に留めておいてくださいね。
学年別に解説! おすすめのインターンについて紹介
鈴木なぎさ
インターンの年間スケジュールが把握できたことで、いつ頃から動き出し、準備を進めるかの目安がわかりました! ありがとうございます!
高橋キャリアアドバイザー
それは良かったです!
鈴木なぎさ
夏期インターンや冬期インターンのそれぞれの特徴もつかむことができました。しかし、インターンの中でも長期や短期などいろいろな種類のものがありますよね? また、夏期と冬期どちらも参加した方が良いのか、どちらか一方に参加するか迷ってきました……。
高橋キャリアアドバイザー
たしかに、インターンには対象の学年がわかれてたり、種類も豊富で悩んでしまいますよね。では、ここからは学年別におすすめのインターンを紹介したいと思います。参考にしてみてくださいね。
インターンへの参加を決める際、基本的には現在の学業やサークル、アルバイトなどの状況を考え、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。また、1dayや長期といったインターンのタイプで決めるよりも、志望先の企業のインターンがどのようなものかを調べ、参加することをおすすめします。
しかし、まだ志望業界や企業が定まっておらず、まずはインターンを経験してみたいと考えている人にとっては、どのようなインターンが自分に合っているのかわからないといった悩みもあるでしょう。そのような学生向けにここからは、学年別のインターンを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
大学1・2年生:全学年対象の長期インターンに挑戦してみよう
大学1・2年生からインターンに参加したい人は全学年対象の長期インターンに参加してみましょう。長期インターンは短期インターンに比べると全学年が参加できる傾向があります。
就活が始まるまでに余裕がある今だからこそ、長期インターンで力をつけましょう。インターンの中で魅力を感じる仕事に出会えるかもしれません。自分のしたいことは何なのか、自分は何に魅力を感じるのか、じっくり考えてみましょう。
一方で、大学1・2年生は取らなければならない単位も多く、学業やサークルなどの合間をぬってインターンの時間を確保するのは至難の業です。しっかりとスケジュールを調整したうえで申し込みをおこないましょう。
高橋キャリアアドバイザー
大学3年生からのインターン参加が比較的多いため、ほかの学生よりも一歩リードできます! 就活前に経験を積み、基本的なビジネスマナーなども習得していけると良いですね!
大学2年生からのインターンについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せて確認してみましょう。
2年生からのインターンで就活成功まっしぐら! 参加ポイント一挙解説
大学3年生:夏期・冬期どちらも参加するのがおすすめ
いよいよ就活が目前に迫り、卒業後の進路について考え始める大学3年生。大学3年生の場合は、できるだけ早い段階から情報収集し、ぜひ夏期と冬期のインターンどちらも参加することをおすすめします。
夏期インターンでは夏休み期間を利用し、さまざまな企業のインターンに挑戦してみましょう。冬期のインターンではある程度志望業界を絞り、学業との両立をはかりながら参加することをおすすめします。
説明会や選考の場でももちろん企業のことを知ることができますが、インターンでは実際の社員の声が聞けたり、雰囲気を感じ取ることができたりと参加するメリットがたくさんあります。ぜひ参加してみましょう。
高橋キャリアアドバイザー
選考の場面でよく聞かれる「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」でもインターンの経験を伝えることができますよ!
大学4年生:入社後に備えて内定先のインターンに参加してみよう
大学4年生になると就活も落ち着き、単位もほとんど取得し終える学生が多くなってきます。比較的時間に余裕があり、内定先の企業がインターン生を募集しているのであれば、積極的に参加してみましょう。
入社前に社会人としてのマナーや仕事に必要な知識、経験を培うことができます。学生時代から一歩先に業務を経験しておくことで、入社後もスムーズに業務にあたれます。
しかし、社会人としてのマナーや知識を身に付けるのは、入社してからでも遅くありません。卒業論文や研究室が忙しい場合はそちらを優先しましょう。
高橋キャリアアドバイザー
大学4年生でインターンに参加する人は少ない傾向にありますが、入社予定の会社で早い段階から経験を積みたい人にはおすすめです!
計画的な行動を! インターンを活用するために締切は必ずチェックしよう
高橋キャリアアドバイザー
いかがでしょうか。インターンの応募締切について理解できましたか?
鈴木なぎさ
はい! ばっちり理解できました! 開催時期の1〜2カ月前には準備を進め、締切を守って応募したいと思います。
高橋キャリアアドバイザー
素晴らしいですね。せっかくのインターンのチャンスを逃さないように、締切には特に注意して準備を進めてみてくださいね。鈴木さんがインターンでたくさんのことを吸収できるように、私も応援しています!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー