東京で就職するなら計画性が肝! メリット・デメリットも一緒に解説

この記事のアドバイザー

どこで就職しよう・・・東京での就職に迷うなら〇〇してみよう!

目次

東京で就職する? 迷いをなくして後悔ない選択をしよう

就職する場所の選択肢はたくさんある

佐藤みなと

東京か地元か、就職する場所ってやっぱり迷うな……。

鈴木なぎさ

その気持ちすごくわかるな、私も東京で就職するかすごく迷ったし。そんなに迷うなら、渡辺さんに相談してみようよ!

佐藤みなと

うん、そうする! 悩み続けるよりも、就活に詳しい人の話を聞いた方が良いよね。早速連絡してみるよ。

地方出身の人の多くが迷うのが、「どこで就職するか」という問題です。地元に帰るか、東京で就職するか、それとも学生時代を過ごした地を選ぶかなかなか決められませんよね。しかし、就活には締切がつきものです。就職する場所についても早めに決めておいた方が良いですよ。

この記事では、東京で就職するメリット・デメリットや志望を決める方法、東京での就職に向けた就活の進め方のコツについて解説しています。じっくりと読んで、将来後悔しない選択をできるようになりましょう。

渡辺キャリアアドバイザー

こんにちは! 東京での就職について聞きたいということでしたが……。

佐藤みなと

はい! 地元に戻るか東京で就職するか迷っているのです。なので、志望を決められるよういろいろ教えてください!

渡辺キャリアアドバイザー

もちろんです! メリットやデメリット、東京で就活するコツなどをとことん解説しますね。それでは早速参りましょう!

完全無料
就活中の4年生
インターン検討中の大学生にオススメ

  • 自己PR作成ツール
    簡単な質問に答えるだけ!ネタがなくても強みが伝わり、採用したいと思わせる自己PRが完成します
  • 志望動機作成ツール
    熱意がなくても大丈夫!たった3分で選考突破率がグンと上がる志望動機が作れます
  • 適職診断
    30秒で適職を診断!あなたの受けない方がいい業界・職種がわかります
  • 4 面接力診断
    あなたは何点取れる?あなたの面接偏差値を診断し、今するべき対策がわかります
  • 5 ES100選
    大手の内定者ESが見放題!100種類の事例からESの作り方がわかります
  • 6 WEBテスト対策問題集
    SPI、玉手箱、TG-WEBといったWEBテストの攻略法がわかります。
  • 7 SPIパーフェクト問題集
    SPIに落ちないためのポイント解説と、本番と同じ形式で解ける問題集をセットに。この一冊でSPIを効率的にマスターしましょう。

まずは確認! 東京で就活するメリット・デメリット

東京で就活するメリット・デメリット

  • メリット:選択肢が多い
  • デメリット:競争が激しい

渡辺キャリアアドバイザー

まずは、東京の企業への入社を目指して就活をする際のメリット・デメリットを確認していきましょう!

鈴木なぎさ

それはぜひ聞きたいです! 私は東京での就職を目指しているので。

佐藤みなと

私はまだ迷っているので、まずは就活中のメリットやデメリットを知って判断のヒントにします。具体的にはどのようなものがありますか?

渡辺キャリアアドバイザー

メリットとして「選択肢が豊富であること」、デメリットとして「競争が激しいこと」が主に挙げられます。それぞれ詳しく解説しますね!

佐藤みなと

お願いします!

メリット:選択肢がとにかく豊富! キャリアの幅が広がる

東京は地方に比べて企業数が多く、多様な業界・職種から新卒で入社する企業を選べます。たとえば大規模な出版社やIT企業、コンサルティング会社などの新卒募集は地方ではあまりありません。しかし、東京ならそういった企業もたくさんあるので選択肢に加えられます。

新卒で入社する企業や取り組む仕事は社会人の基礎となる大切なものです。限られた選択肢からではなく「このキャリアを積みたいから」といった視点で志望を選べることは大きなメリットと言えますよ。

渡辺キャリアアドバイザー

新卒で入社する企業やそこでの仕事は「ファーストキャリア」と言い、その後の人生を左右することもある重要なものですよ。

鈴木なぎさ

確かに、何ごとも最初が肝心ですよね。そう考えると選択肢があった方が可能性が広がって良さそうですね!

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

プロフィールを見る

選択肢の多さはファーストキャリアを選ぶうえで大きなメリット

ファーストキャリアは自分の仕事に対する取り組み方や考え方に大きく影響するものです。またそこで身につけたことや経験がその後のキャリア形成にもつながってきます。だからこそファーストキャリアを選ぶとき、さまざまな選択肢を考えたうえで後悔のない選択をすることが大切です。

確かに東京での就職が自分に合うかどうかは人によって変わります。しかし、後悔しないためにはさまざまな選択肢を見ておくことが重要。最初から除外するのはもったいないと言えます。

ただし、「ファーストキャリアが思うようなものにならなかったらどうしよう」と恐れすぎないでくださいね。確かにファーストキャリアは大切ですが、そこで人生の全てが決まってしまうわけではないのです。自分が後悔しないと思える判断をしっかりとして、自信をもってその道を選んでください。

デメリット:ライバルがたくさん! 競争が激しい

渡辺キャリアアドバイザー

東京での就活にあるのはメリットだけではありません。競争が激しいので就活も大変でしょう。

企業数が多くバラエティに富んだ選択肢が東京にはある一方で、就活競争を勝ち抜くのが難しいというデメリットもあります。東京での就職を目指す就活生は全国にいるからです

なかには採用する人数の多い企業もありますが、そもそもの応募が多ければ内定獲得は簡単ではないと予想できますよね。そのため、東京での就職を現実のものとするためには激しい競争を勝ち抜かなければならないのです。

佐藤みなと

地方出身で関西の大学に通っている私達も、こうして東京で就職することを考えています。同じ考えの就活生は全国にたくさんいて当然ですね。

あなたが受けないほうがいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

今すぐ診断する(無料)

「内定しておわり」じゃない! 東京で就職する4つのメリット

東京で就職する4つのメリット

鈴木なぎさ

東京での就活は一長一短、良いところも私たちにとって不都合なところもあるのですね!

渡辺キャリアアドバイザー

そのとおりです! ところで、知っておくべきは就活中のメリットなどだけではありませんよ。

佐藤みなと

あっ! わかりました、就職後のことではないでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

鋭いですね、大正解です! 就活中だけでなく就職後のメリット・デメリットを把握したうえで志望を決めてこそ、後悔のない決断をできるでしょう。

マンガでわかる!東京で就職する4つのメリット

お金は重要! 給与水準が高め

東京で就職するメリットとしてまず挙げられるのが、給与水準の高さです。生活をしていくためにはお金が必要ですし、働いた対価としていくら支払われるのかはやはり気になるところですよね。

もちろん、給与は企業などによって大きく幅があるので「東京だから絶対に高い」とは言い切れません。しかし、厚生労働省による令和2年賃金構造基本統計調査によると、東京の賃金が最も高いとされています

鈴木なぎさ

なんとなく給与が良い気がしていたのですが、本当に水準が高いのですね!

渡辺キャリアアドバイザー

そうなんです! やはりお金は生きていくうえで重要なので、水準が高いのは大きな魅力ですよね。

移動に苦なし! 交通機関が発達している

東京は電車やバスなどの公共交通機関がとても発達しています。そのため、通勤などで自家用車を使う必要がありません。自力で移動しなくても良い分、移動にかかる労力も少なくて済むでしょう。

「通勤に電車代がかかるのでは」と思う人がいるかもしれませんが、通勤にかかる交通費は支給されることが多いです。また、車を持たなくても生活できるので自動車税や車検などの維持費も節約できます。交通機関が発達しているため、移動が楽なだけではなく節約にも繋がると言えますね

佐藤みなと

確かに東京の電車って数分間隔で来るし、駅もたくさんあるので移動には困らなそうです。

渡辺キャリアアドバイザー

会社の場所や住む場所次第ではありますが、特に中心部付近の交通機関は発達していますよ。

貴重な出会いも多い! 刺激を受けながら働ける

渡辺キャリアアドバイザー

東京にはたくさんの企業がありますし、そこではいろいろな人が働いています。そういった刺激も東京で就職するメリットの1つでしょう。

刺激を受けながら働けることも、東京での就職のメリットです。刺激は地方でも受けられますが、やはり人の多い東京ならより多くの刺激も得られるものです。多くの企業があり、そこで働くたくさんの人がいるからこそ実現できる魅力と言えます

たとえば、自分とまったく違う考え方や価値観の人、自分よりもすごく要領よく仕事を進める人などもいるでしょう。そういった人が多くいる東京なら、日々刺激を受けながら自己成長したりできると思いますよ。

プライベートを充実させやすい! 休日の過ごし方が多様

東京にはさまざまな娯楽施設がありますし、イベントなどもたくさん開催されています。施設やイベントの数もとても多いので、休日などプライベートの時間を充実させやすいでしょう。

プライベートを充実させられれば仕事の良い息抜きになります。「今度遊びに行くために仕事を頑張ろう」というモチベーションアップにもつながりますよね。このように仕事と私生活の好循環が狙えるという点も、東京で就職するメリットです

キャリアアドバイザーコメント

東京はビジネスマンとしての力を鍛えやすい

東京は地方都市とくらべてさまざまなスピードが早いのが特徴のひとつです。たとえばメールや電話といった対人対応のスピード、顧客の変化のスピード、会社の意思決定のスピードなどが明らかに異なります。そういう面では東京で仕事をすることで鍛えられる部分はあり、メリットになりうるでしょう。

また、本社機能が集中していることも特徴の一つです。本社機能があるため、規模の大きいプロジェクトや、新しいことに携わるチャンスが増えるということもメリットの一つと言えます。

このように、ビジネスマンとして鍛えられやすいという点、また規模の大きさや珍しい仕事をするといった貴重な経験がしやすいという点が東京で就職するメリットです。

就活は、適職診断からはじめてください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

今すぐ診断する(無料)

一長一短! 東京で就職する4つのデメリット

東京で就職する4つのデメリット

佐藤みなと

東京で就職するとこのようなメリットがあるのですね! どれも私にとってとても魅力的で、東京での就職に気持ちが傾いてきました。

渡辺キャリアアドバイザー

志望を決める参考になったなら何よりです! ですが佐藤さん、良い面だけを見て決めるのはおすすめしません。デメリットも踏まえて考えていきましょう!

佐藤みなと

確かにそうですね。では、東京で就職するデメリットを教えてください!

マンガでわかる!東京で就職する4つのデメリット

通勤がもはや修行!? 電車は満員

東京といえば満員電車。先ほど「交通機関が発達している」と解説しましたが、便利である一方で、たくさんの人がいる東京では電車などが混雑しがちです。

リモートワークの拡大によって以前よりは軽減されていますが、通勤ラッシュの時間帯には混雑率が100%を上回る路線が少なくありません。時間帯や路線ごとに混雑の状態は異なるものの、通勤で満員電車に乗らなければならない可能性は高いです

鈴木なぎさ

混雑率って何ですか?

渡辺キャリアアドバイザー

電車にどれくらい人が乗っているかを表したものです。混雑率が100%ならつり革や手すりなどにつかまって乗車できますが、それを上回るとできません。

地方よりもお金がかかる! 物価や家賃は高い

また、物価や家賃が高いことも東京で就職するデメリットと言えるでしょう。たとえばワンルームの家賃の場合、一般的に数万円単位で東京の方が高くなっています。そのほかにも、生鮮食品などの生活必需品も高いことが多いですよ。

そのため、これまでの暮らしと同様にものを購入していると「想像以上にお金を使ってしまった」という事態が発生することもあります

佐藤みなと

給与水準が高いとはいえ、出費もかさむのか。それは嬉しくないな。

お金も時間も必要! 地元に頻繁には帰りにくい

東京で就職するデメリットとして、「地元に頻繁には帰りにくい」というものもあります。職業や出身地との距離感にもよりますが、帰省するためにはお金も時間もかかります。そのため、たとえば「毎週末地元に帰る」といったことは難しい場合が多いでしょう。

東京に就職するのなら、「地元には年に数回程度しか帰れない」という点も踏まえて意思決定することが後悔の予防になるでしょう

鈴木なぎさ

私は地元が九州なので、確かにそう頻繁には帰れなさそうです。

渡辺キャリアアドバイザー

九州ですか! 帰省も一大イベントになりそうですね!

他にもいろいろ! 細かなデメリットがある

渡辺キャリアアドバイザー

ここまで「満員電車」「物価の高さ」「帰省の難易度」について触れましたが、それ以外にも細かなデメリットがいくつかあります。

東京で就職するデメリットとして、他にも「暑い」「害虫が出やすい」などが挙げられます。特に涼しい地方に住んでいる人にとっては大きなデメリットですよね。

また、地方の特にのどかな地域で生活している人のなかには、人とのかかわりが希薄だったり、自然がなかったりすることにストレスを感じる人もいるでしょう。

その他のデメリット

  • 暑い
  • ゴキブリがでる
  • 人とのかかわりが希薄
  • 自然が少ない

キャリアアドバイザーコメント

キャリア視点では「どこで働くか」よりも「どの仕事を選ぶか」が重要

キャリアに関していえば東京で働くということにデメリットはほぼありません。東京で暮らすということのデメリットと天秤にかけて自分がどう感じるかによります。

あえて言えば「とにかく東京で働いてみたい」ということだけを優先し、やりたいこととは関係のない仕事を選んでしまうと、キャリアにマイナスの影響を与えるでしょう。仕事にやりがいや楽しさを見出すことができず、ストレスを抱えたまま続けたり、自分のスキルを伸ばすことができないといった結果になる可能性がありますよ。

そうならないためにも「東京で働くことありき」ではなく、自分の興味・関心や将来やりたいことなどをしっかりと考えたうえで働く企業を見定めることが大切です。

やっぱりいまいち決めきれない!? 進路を考える2ステップ

鈴木なぎさ

東京での就職ってこのようなメリット・デメリットがあったのですね! あまり深く考えずにやりたい仕事のある東京を選んでしまったので、勉強になりました。

佐藤みなと

私にとってもすごく学びになりました! ただ、良いところも悪いところもあって気持ちを決められません。どうやったら決められますか?

渡辺キャリアアドバイザー

前向きで素晴らしい質問ですね! では次に、どの地で就職するかを決める方法を解説します。2ステップあるのできちんと考えていきましょう。

佐藤みなと

わかりました! お願いします!

これがわからなきゃ進めない! 何に迷っているのか明確にしよう

就職する場所を決めるためにはまず、「自分が何に迷っているのか」をきちんと把握することが重要です。それがわからなければ、東京と地方どちらで就職するのが自分にとって良いのか比較ができません。

渡辺キャリアアドバイザー

たとえば次のような理由が考えられます。

東京での就職を迷うポイント

  • 住んだこともなく漠然と不安
  • 一人暮らしをしたことがない
  • 家庭の事情があり地元にいた方が都合が良い
  • 知人・友人が東京にいない
  • 仕事についていけるか不安

なかには「こんな悩み、ちっぽけすぎる」と感じるものもあるかもしれません。しかし、そういったものが積み重なって東京進出への迷いを生じさせているパターンも考えられます。まずは1つずつ丁寧に書き出していきましょう

何が一番重要? 実現したい優先順位をつけよう

続いて、東京での就職に迷いを感じている理由と東京で就職したい気持ちに優先順位をつけていきます。たとえば「住んだことがなく不安」という迷いは「やってみなければわからない。それにこちらの仕事をやりたい気持ちの方が強い」といった感じです。

佐藤みなと

私は東京に住んだことがないので、交通機関や買い物など、日常のストレスが多そうで心配です。……でも、多分それって慣れたらある程度解消されるとも思います。それにやっぱり、東京の選択肢の多さは魅力だなあ。

渡辺キャリアアドバイザー

その調子で、何が自分にとって重要なのか明らかにしていってくださいね!

とはいえ、就活生のなかには「そんなに簡単に決められない」という人もいるでしょう。そのような人はこの2つを実践するのも有効ですよ。

優先順位をつけられない際の手段

  • 就活を進めながら決めていく
  • 将来地方移転できる東京の企業を選ぶ

就活を進めながら考えても良い

前提として、東京で就職するかどうかは就活が本格化する前に考えておくことがおすすめです。先に考えておいた方が就活イベントへの参加やエントリーなどを抜け漏れなく、かつ効率的におこなえるでしょう。

鈴木なぎさ

確かに、いろいろな企業へのエントリーをしながら「やっぱり東京のこの企業の説明会にも行きたい! 」など考えるとスケジュール管理なども大変そうです。

渡辺キャリアアドバイザー

そうですね。それに、やはり志望は早めに決めておいた方が企業研究なども余裕をもっておこなえます。

しかし、「就活を進めながら決めてはならない」というわけでもありません。就活をすすめながらだからこそ、選考や説明会を通じて「やっぱり東京のこの企業良いな」など考えが変わったり固まったりすることもあるでしょう。

焦らず、就活と並行して考えるのも1つの手なのです。

将来地方移転できる東京の企業を選ぶのも手

渡辺キャリアアドバイザー

将来地元への転勤などができる東京の企業を選ぶのもおすすめです。

たとえば各地に支社を構えている東京の企業のなかには、地元の支社への異動ができる企業もあります。また、リモートワークが多く、常に東京にいなくても仕事ができる企業も増えてきています。

このような企業を選べば、東京で就職もできます。さらに、もしも不安や懸念が拭えなかったときには地方への移転も考えられます。そのため、東京で就職することに迷いがある人はこういった企業を視野に入れて就活をするのも良いでしょう。

渡辺キャリアアドバイザー

ただし、重要なのは自分に合った仕事を選ぶことです。地方移転が見込めるからといって、「自分に合っているか」を軽く見てしまうとミスマッチになりかねませんよ。

鈴木なぎさ

それでは本末転倒ですね。

佐藤みなと

自分のやりたいことや、向いていることの範囲から地方移転できる企業を選ぶのが良い、ということですね!

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

プロフィールを見る

選ぶためには疑問や不安の解消も重要

「よくわからない部分」があることが、ものごとの判断に迷う原因の1つです。東京での就職に迷っているケースなら、「~が不安」「~の経験がない」といったことが原因となっていることが多いですよ。

「わからない」が原因の迷いを解決するためには、自分と同じようなことで悩んだ人がどうだったのかということを調べてみるのがおすすめです。疑問などを解消させ、判断基準を持てるようになるでしょう。

ネットの記事やSNSなどで存在しているコミュニティを活用して、地方から東京に就職した人の経験を聞いてみる、知人・友人・先輩などにコンタクトをとって話をきいてみるということもできます。さまざまな手段を用いて情報収集し、疑問を少しでも減らしていくことで就職する場所を定めていきましょう。

地方学生注目! 東京での就職を実現させる3つのポイント

注目!東京での就職を実現させる3つのポイント

佐藤みなと

いろいろと考えたのですが、私は東京で就職しようと思います!

渡辺キャリアアドバイザー

志望が決まったのですね! お役に立てて何よりです。

佐藤みなと

そこで気になってきたのが、「東京で就職するために何をすべきか」です。

鈴木なぎさ

先ほど「東京での就活は競争が激しい」と聞きましたが、具体的にどのように取り組めば内定に近づけるのでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

良い質問ですね! 実現のためにはこれから解説する3つのポイントを押さえることが重要ですよ。

ポイント①選考突破しなきゃ始まらない! 基本的な対策を必ずやろう

就活で避けて通れないのが選考です。そして、内定は選考を突破しなければ獲得できません。つまり、競争の激しい東京で志望企業の内定をゲットするためには選考を突破するための対策が必須です。基本的な対策をきちんとおこない、選考に臨みましょう。

佐藤みなと

選考対策というと、自己PRを考えるといったことでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

はい! でも、他にもすべきことがあります。

基本的な選考対策

  • 自己分析
  • 企業研究・業界研究
  • 面接対策
  • webテストなどの対策

各対策の具体的な実施方法は後ほど解説していますので、チェックしてくださいね。

ポイント②キーワードは効率! 選考の日程調整を工夫しよう

特に地方の大学に通っている就活生にとって、東京での就活で重要になってくるのが選考などの日程調整です。

居住地付近で説明会や選考がおこなわれる場合は良いかもしれませんが、東京での参加が必要なら移動時間やお金が必要です。そのため、東京への往復と他の選考などがかぶったりしないよう的確に日程調整する必要があるのです

渡辺キャリアアドバイザー

スケジュール管理のコツについては後ほど詳しく解説します!

ポイント③やっぱり気になるお金のこと! 就活中の節約術を知っておこう

渡辺キャリアアドバイザー

地方に住んでいる就活生にとってネックとなるのが金銭面でしょう。なるべく節約しながら就活したいものですよね。

佐藤みなと

本当にそのとおりです。アルバイトでまかなうといっても限界があるので、できる限り節約したいと思っています。

東京での説明会や選考に臨むためには、交通費や宿泊費がかかります。特に遠方に住んでいる人にとって、それらの出費は痛手です。できる限り出費を抑えたいものですよね。そこで重要になってくるのが節約術です。たとえば次のような方法があります。

東京での就活で節約する方法

  • 志望企業が参加する合同説明会をチェックする
  • なるべく効率よく選考を受ける
  • 高速バスを活用する
  • 無料で待機できる場所を活用する

渡辺キャリアアドバイザー

詳しくは後ほど解説します!

ポイント①選考突破しなきゃ始まらない! 基本的な対策を必ずやろう

渡辺キャリアアドバイザー

それではまず、選考を突破するためにすべきことについて解説します!

鈴木なぎさ

選考に合格しなければ東京での就職は叶わないですからね……。そう考えると、俄然やる気がみなぎってきます!

佐藤みなと

私もです! 教えてください!

渡辺キャリアアドバイザー

もちろんです! それでは、各対策について詳しく見ていきましょう。

自己分析

選考を突破するためにまず重要なのが自己分析です。自己分析を通じて、自分の長所や短所、価値観などを把握することができます。このように自分を客観的に把握することが、就活における強みとなってきますよ

自己分析とは

  • 自分の長所や短所、価値観などを把握しすること

まず、自分を客観的に把握することで「私はこういう人間です」ときちんと言葉で具体的に伝えられるようになります。しかし言語化できなければ、どれだけ魅力的な強みがあったとしても、採用担当者には伝わりません。

そのため、自分のことを言語化できるように自己分析をすることが重要なのです。

佐藤みなと

たとえばどのような自己分析の方法があるのでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

こんな方法があります!

自己分析の方法

  • 自分史:
    自分のこれまでの人生を振り返ることで経験や自分の考えなどを整理する
  • モチベーショングラフ:
    年月を横軸、モチベーションを縦軸にしてこれまでの人生を振り返り、自分にとってのモチベーションを把握する
  • マインドマップ:
    自分についてブレインストーミングをし、深く理解する

自己分析の方法についてはこちらの記事を確認してください。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説

マインドマップや自分史を用いて自己分析をする方法は、こちらの記事で解説しています。あわせてチェックしてください。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう

企業研究・業界研究

選考を突破するためには、企業研究や業界研究も重要です。企業研究とは企業の事業内容や社風などを把握し、自分に合っているかどうかなどを考えることを言います。業界研究は業界の特徴や種類を調べることで、自分の興味関心を広げたりするためにおこなうものです。

鈴木なぎさ

どちらも自分との相性を測るのに効果がありそうですね! でも、選考にも役立つのでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー

もちろんです! 企業や業界について詳しく知っていた方が、たとえば逆質問などでより深い質問ができ志望度の高さをアピールできます。

佐藤みなと

そう聞くと、企業研究や業界研究って選考突破のために重要ですね。

企業や業界に関する情報は、次のような方法で集められます。

企業・業界の情報の集め方

  • 志望企業のホームページを見る(会社概要、事業紹介ページなど)
  • 志望企業の採用サイトを見る(ビジネスモデル、求める人材像など)
  • 志望企業の同業他社の事業を調べる
  • 業界に関する書籍を読む

webテストなどの対策

どれだけ念入りに企業研究や面接対策をしたとしても、面接の前の段階で落ちてしまってはもったいないですよね。そのような事態を防ぐためにも、webテストなどの勉強をきちんとしておきましょう。

佐藤みなと

そうか、適性試験に合格できなかったらアピールもできないのか……。

これらの適性試験は、基本的に問題の難易度はそれほど高くありません。しかし、形式に慣れなければ高得点を取ることは難しいでしょう。市販されている問題集を反復したり、テストセンターに複数回挑戦したりと経験を積むことで、点数を伸ばしていきましょう

面接対策

渡辺キャリアアドバイザー

面接対策もマストでしょう!

数々の関門を突破し内定を獲得するためには、自分を採用するメリットを面接できちんと伝えられなければなりません。しかし、面接という緊張感ある空間でアピールをやりきるのは意外と大変なものです。対策なしでは回答が曖昧になるなどしてしまうでしょう。

そのため、特に頻出質問にうまく答えられるようにしておくことが重要です。次に挙げる項目は聞かれやすいので、スムーズに回答できるようにしておいてください。

面接の頻出質問

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 長所・短所
  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  • 逆質問

渡辺キャリアアドバイザー

また、面接では身だしなみなどのマナーも見られます。社会人として押さえておきたいマナーは確実に押さえたいですね!

面接での志望動機の回答方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
例文11個|面接に受かる志望動機は 「自己分析×企業研究」で完成

ポイント②油断大敵! スケジュール管理を徹底しよう

スケジュール管理のコツ

佐藤みなと

次のポイントは「スケジュール管理」でしたよね。

渡辺キャリアアドバイザー

よく覚えていますね! そのとおりです。地方から東京での選考を受けに来るなど、移動時間などをきちんと把握しておくことが重要なのです。

鈴木なぎさ

そのためにはどのようなことに気を付ければ良いですか?

渡辺キャリアアドバイザー

主に、「無理のないスケジュールを組む」「日程が決まったらすぐに記録する」の2つが重要です。それでは、詳しく解説しますね!

佐藤みなと

お願いします!

チャンスをこぼすな! 無理のない日程調整が重要

スケジュールを組む際にまず重要なのが、無理のないように選考や説明会などの予定を入れることです。特に東京に行かなければならない場合などは移動に時間がかかりますし、ときには宿泊しなければならないこともあるでしょう。

そのため、まずはいつ・どこに・どれくらいの時間滞在するのかを把握しなければなりません。そのうえで、交通機関の乱れなどにも対応できる、余裕あるスケジュールにしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー

確かに効率よく1日で済ませることにも節約などのメリットがあります。しかし、その結果すごく忙しくなって疲れてしまったり、選考の時刻に間に合わなくなったりしてしまっては本末転倒ですよ。

佐藤みなと

確かにそうですね……。

日程調整はメールでおこなうことも多いですよね。こちらの記事もあわせて読んで、今のうちに日程調整をマスターしておきましょう。
事例別8例文|もう日程調整メールで迷わない! 内容・マナーを解説

「覚えておく」は危険! 日程が決まったらすぐに記録

渡辺キャリアアドバイザー

日程が決まったらすぐにスケジュール帳などに記録しましょう!

就活中は、説明会、面接、エントリーシート(ES)の締切、テストセンターなどとにかく予定が盛りだくさんです。次々に新しい予定が入っていくことも珍しくありません。そのような状況だからこそ、日程が決まったそのときに予定を記録することが重要です。

人間は忘れる動物です。「あとで書いておこう」などと思っても結局「いつだっけ? 」と困ってしまうでしょう。ときには、スケジュールに書いていないばかりに他の選考とダブルブッキングしてしまう可能性もあります

鈴木なぎさ

私は結構あと回しにしてしまうことが多いのですが、こうやって聞くと「絶対すぐ書こう」と思えますね……。予定を忘れて焦ったりしたくないので、予定を書くことを習慣づけます。

ポイント③やっぱり気になるお金のこと! 就活中の節約術を知っておこう

注目!東京で就活する際の節約術

佐藤みなと

次は東京での就活中の節約術ですね! やっぱりあまりにもお金がかかってしまうとまかなえないので、ぜひ節約したいです。

渡辺キャリアアドバイザー

そうですよね。特に地方の大学に通っている人は交通費だけでもかなりかかってしまいます。4つの方法を紹介するので、試してみてくださいね!

佐藤みなと

はい! それでは解説お願いします!

意外と地元でやっているかも! 合同説明会の参加企業を押さえよう

東京の企業に就職しようと考えると、無意識に「説明会は東京」と考えてしまう人も少なくありません。しかし、意外と東京よりも近い場所で説明会をおこなっている可能性もあります。

特に大阪、京都、名古屋、福岡など地方の都市で開催される合同説明会には東京の企業も数多く参加しています。そういった都市が東京よりも近くにあるのなら、志望企業が参加していないかぜひチェックしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー

合同説明会の多い時期だと参加企業のチェックは手間かもしれません。しかし、そのひと手間で東京への往復にかかる時間やお金を節約できますよ。

日時と場所に注目! なるべく効率よく選考を受けよう

また、東京など居住地でない場所に長くとどまったり、何度も往復したりするととてもお金がかかりますよね。そのため、1日に数社の選考や説明会に臨むなどなるべく効率よく予定を組むことがおすすめです。

鈴木なぎさ

確かに、1つの選考に1日かかるわけではないですよね。言われてみれば、1日にいくつかの選考は受けられそうです!

最終選考などフローの終盤になると、交通費が支給されることもあります。交通費支給の選考と同じタイミングで他社の選考も受けられると、最も節約に繋がるでしょう。

1日に選考を詰め込みすぎるのは危険

渡辺キャリアアドバイザー

ただ、予定の詰め込みすぎには注意してくださいね! 選考を受けると緊張などの影響もあって疲れますし、移動には時間がかかります。体力と心に余裕をもって臨めるよう予定を組みましょう。

東京でおこなわれる選考や説明会を1日にまとめるなど、効率よく就活をすることは節約につながります。ただし、たくさんの予定を同じ日に詰め込みすぎるのはおすすめできません。

慣れない地なので道に迷う可能性がありますし、公共交通機関が乱れる可能性もあります。遅刻を恐れて焦ってしまう可能性もありますし、予定がありすぎて選考を受ける頃には疲れてしまうかもしれません。予定の詰め込み過ぎにメリットはないので、「ちょっと余裕もちすぎたかも」くらいにしておきましょう

かさみがちの交通費! 高速バスを使うのもおすすめ

特急や新幹線などを使うと特急料金がかかるためどうしても金額が高くなってしまいます。かといって在来線で遠出するのは時間がかかりすぎますし疲れてしまいますよね。そこでおすすめなのが高速バスです。

東京から距離があくに連れて本数が減り時間の融通がきかなかったり、新幹線などに比べると疲れてしまうなどのデメリットも確かにあります。しかし、割安ですし移動中に選考対策をしたり休憩したりできるというメリットもあるのです。1度試してみてくださいね。

鈴木なぎさ

私は最近高速バスを使ったのですが、意外と快適でした。新幹線などと違って荷物を持ち運ばなくて良いのも楽でした!

渡辺キャリアアドバイザー

確かにそうですね! ただ、高速バスで疲れないかどうかは人によって差があります。万全の状態で就活できることが最重要なので、「合わないな」と思ったら別の手段を選びましょう。

空き時間のカフェ代を節約! 無料で待機できる場所もある

就活中に意外とお金がかかるのが、空き時間のカフェ代です。できるだけ節約したいですよね。実は無料で待機できる場所もあるので、そういった場所を積極的に利用していきましょう

例として挙げられるのが各大学の東京キャンパスです。意外と多くの大学が東京にもキャンパスをもっており、就活生が待機する場所や荷物などを置く場所を提供しています。また、「知るカフェ」(リンク)もおすすめです。大学生は無料で利用できますよ。

渡辺キャリアアドバイザー

もちろん、東京に友人などがいる場合はその人を頼るのも良いですね!

キャリアアドバイザーコメント

公共施設でも待機できる

就活はお金がかかるので考えられる節約術は積極的に活用しましょう。たとえばお弁当を作っていく、マイボトルを持参するなども良いですね。

また、出先の近辺の公共施設を調べておくと、空き時間を過す場所にできます。図書館などがあれば座ることもできますよ。意外と穴場なのは市役所です。休憩スペースが設置されている場所もあり、誰でも休めます。もし近場にあれば覗いてみてください。

一方で、節約に注力するあまりチャンスを逃さないよう注意しましょう。たとえば、就活で宿泊をする際に節約のためネットカフェを使う場合、きちんと寝られず体調が優れない状態で面接に臨むことになる可能性があります。ホステルやゲストハウスなど、価格を抑えつつベッドで寝られるところを見つけて使うなどしてくださいね。

東京就職のメリット・デメリット・ポイントを押さえて後悔のない選択をしよう!

渡辺キャリアアドバイザー

ここまで東京での就職について解説してきましたが、どうでしたか? 佐藤さんは最初、地元と迷っていましたよね。

佐藤みなと

はい。東京か地元か悩んでいたのですが、メリットやデメリット、どちらを選ぶか決める方法などを教えていただいたおかげで決心がつきました! ありがとうございました!

鈴木なぎさ

私は、東京で就職するためにすべきことがわかったのがありがたかったです! 今日早速やってみようと思います。それから、やっぱりメリットなどをきちんと知ったうえで就職する地を決めるのが重要なのだなと感じました。

渡辺キャリアアドバイザー

そのとおりです。どこに就職するにしても、自分がきちんと納得していることが今後後悔しないために大切なのです。2人ともそこはしっかり押さえられたと思うので、あとは東京で就職できるよう頑張りましょう!

佐藤みなと

はい! 今日は本当にありがとうございました!

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

おすすめ記事

カテゴリー