はじめて受けるWeb-GAB｜基礎固めから対策のコツまで徹底解説

Web-GABにはコツがある！ 効果的な対策をして合格を目指そう

WEBテストは多くの企業で実施されており、残念ながらテストの結果が基準に達していないと選考に進めない場合が多くあります。まさに選考突破の最初の関門とも言えるでしょう。希望する企業の内定を獲得するためにも、なんとしてもテストをクリアしたいものですよね。

この記事では、WEBテストの1つである「Web-GAB」に焦点を当てて、テストを通過するためのコツからそもそもどんなテストなのかという基本的な知識までまるっと解説していきます。この記事を読むだけでWeb-GABの対策を網羅できるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Web-GABではなくSPIを受検する人には以下の記事がおすすめです。SPI非言語の対策方法について解説しています。勉強が必要な分野になるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
SPI非言語は対策必須！ 例題や出題形式を網羅し高得点を目指そう

ここからチェック！ まずは「GAB」について理解を深めよう

WEB‐GABは「GAB」の1つの試験形式のこと

GABとは、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する総合適性診断テストです。主に新卒の総合職採用で、学生の基礎的な能力やどのような性格を持っているのかを確認するために選考に取り入れられています。

GABの活用方法は企業によってさまざまですが、結果をもとに選考に案内するかどうかを判断したり、内定を出すかどうか判断する際の参考にすることがほとんどです。

「GAB」は3つの試験形式に分かれている

①Web-GAB｜自宅で受験する

Web-GABの試験内容は言語理解テストと計数理解テスト、性格適性検査の3つで構成されています。所要時間の合計はおおよそ80分程です。各それぞれの所要時間は以下のようになっています。

本番では、電卓を使用することが許可されているので必ず用意して受験に臨みましょう。また、Web-GABは出題範囲が広く、複雑な問題も多いことから比較的難易度の高い試験と言われています。

しかし、対策をすれば解ける問題であることが多いので、事前準備が必須です。

Webテストについても種類がいくつかあります。次の記事ではそのうちの一つである、TG-WEBについて対策とともに解説しています。ぜひあわせて読んでみてくださいね。
TG-WEBが丸わかり｜概要から対策方法までマンガ付きで徹底解説

②C-GAB｜テストセンターで受験する

C-GABとは全国にあるテストセンターという決められた場所で受験する方式の試験です。受験机に設置されているパソコンでテストを受けます。テストセンターでは、不正を防ぐために本人確認がありますので、必ず忘れずに身分証明書を持ってきましょう。

C-GABの試験内容は言語理解と計数理解、性格適性検査、そして英語テストの4つで構成されています。所要時間の合計は70分となっており、内訳は言語理解が32問で15分間、計数理解が29問で15分間、英語が24問で10分間となっています。英語テストはC-GABだけの特徴です。

テストセンター試験にはコツがあります。効果的なテストセンター対策をして試験突破を目指しましょう。基礎知識や詳しい対策方法について、こちらの記事で紹介しています。
テストセンターとは？内容や当日までの準備・流れをまるっと解説
【就活生必見】効果的なテストセンター対策で周りに差をつけよう！
テストセンター持ち物マニュアル｜適性検査×会場別に持ち物を解説！

③GAB｜企業で受験する

GABは出題科目と制限時間だけ公表されています。内訳は、言語理解は25分間・計数理解は35分間・性格適性検査テストは30分間です。基本ができれば応用も効きます。どんな問題にも柔軟に対応できるように対策が必要です。

Web-GABと同じく電卓の使用が許可されているので、必ず用意しておきましょう。電卓は企業が貸してくれる場合もあるかもしれませんが、当日までわかりません。持参するのがベストです。

電卓を忘れてしまった場合には近くのコンビニなどを活用するのがおすすめですよ。コンビニはビジネス用品も多く取り揃えているので、当日に調達しましょう。

GABのほかにも代表的な適性検査の1つにSPIがあります。多くの企業で採用試験として導入されているので、併せてチェックしておきましょう。SPIの詳しい説明はこちらを参考にしてくださいね。
SPIは何種類？ 対策すべき種類と合格につながる対策方法を解説

Web-GABを対策する時間がない人におすすめの対策方法

多忙な就活中、WEBテストを対策する時間がないと悩む学生は多くいます。しかし、何冊も問題集を解かなくとも、効率的にWEBテストを対策することは可能です。

そんな時は無料の「WEBテストパーフェクト問題集」を活用しましょう。WEBテストに落ちないためのポイント解説に本番と同じ形式で解くことが可能な問題集がついており、これ一つで効率的にWEBテストを対策できます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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混乱しがち！ GABと代表的な適性検査との違いを整理しよう

名前は似ていても全く別物！GABとCABとの違い

CABはコンピューター職適性診断テストの略称で、主にIT関連の企業で実施されることが多いテストです。エンジニアやプログラマーなどのコンピューター職は、仕事を円滑に進めるために高い情報処理能力が求められます。

CABは問題を解くときに高い情報処理能力が必要となるので、適性が判断できるというわけです。また、エンジニアに必要とされる能力検査に加えて、ストレス耐性やバイタリティなどのスキル以外の能力も検査できるのが特徴です。

CABはエンジニア職や技術職などコンピューター職を募集している企業で取り入れられており、GABは総合商社や証券会社などで採用されている新卒の総合職採用に必要なテストになります。

同じ対策方法はNG！GABとSPIとの違い

SPIとGABとの大きな違いは、出題される問題の傾向です。たとえば、SPIの言語では短い文章問題、GABの言語は長文読解が主に出題されます。また、比較的SPIの方が文章がわかりやすく書かれています。

問題の難易度がやや高く、処理スピードが求められるという点でGABの方が難易度が高いといわれています。解き方のコツや時間配分など対策も変わってきますので、SPIの対策でGABを乗り越えるのはなかなか難しいのです。

SPIの対策も同時におこないたいという人におすすめなのがこちらの記事です。こちらの記事ではSPIの受検方法のひとつであるWEBテスティングについて解説しています。受検予定がある人は事前押さえておきましょう。
WEBテスティング完全攻略｜初めての受検でも高得点が狙える対策法

SPIの試験内容の一つである英語に自信がない人は次の記事をチェックしてみてくださいね。攻略法を紹介しています。
SPI英語は先手を打てば怖くない！ 例題付きで攻略法を徹底解説

出題範囲の違いに注目！ GABと玉手箱との違い

玉手箱は、Web-GABと同じ日本エス・エイチ・エル社が提供する就職試験です。そのためWeb-GABと問題傾向は非常に似ています。玉手箱は学生の基礎能力を調べるために、GABよりも出題範囲が広くなっているのが特徴です。

玉手箱の出題範囲は言語理解テストで3種類、計数理解テストで3種類、英語で2種類、加えて性格検査と意欲検査があり、企業ごとにさまざまな組み合わせで出題されます。

一方でGABは出題範囲が統一されているので、玉手箱の対策がしっかりできていればGABにも十分対応できるでしょう。

次の記事では、玉手箱についてより詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
はじめて受ける玉手箱！ 受かる人はやっている効果抜群の勉強法を解説

キャリアアドバイザーコメント

どのくらいできれば合格？ まずは6割の完成度を目指そう

押さえておこう！ Web-GABの合格ラインはそこまで高くない

Web-GABの合格ラインは一般的に6割ほどに設定している企業が多いです。大手企業や外資系企業といった比較的に採用の難易度が高いといわれている企業でも7割ほど取れていれば十分選考が突破できるラインだと言われています。

高得点を取れれば他の学生に差をつけることができますが、まずは希望する企業の合格ラインをクリアできるように対策を進めることを優先しましょう。

明確な基準はない！企業ごとの合格ラインを押さえておこう

企業によってどれくらいGAB点数を重視するかや合格のボーダーラインをどこまでに設定するかはそれぞれです。しかし、公表していない企業がほとんどなのでどこの企業を受けるにしてもまずは6割を目指すといいでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

Web-GABを対策する時間がない人におすすめの対策方法

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問題例を参考に！ 出題テーマごとの解答のコツを知っておこう

言語理解テストのコツ｜設問を確認してから問題を解く

言語理解テストの正答率を上げるためには長文の中から情報を素早くそして正確に読み取ることが重要です。とはいえ、短い時間で長文を読み終えること自体なかなか難しいものですよね。そこで、解答するときに押さえておきたいコツは「まず設問と選択肢を確認する」ことです。

先にどんな解答が求められるか知ってから長文を読むことで要点が掴みやすくなりますよ。設問を読んだうえで、文章を読むとキーワードになりそうな文や単語が発見しやすくなります。重要そうなキーワードには印をつけるなどして、文章を見返すなどの工数を減らす工夫をしましょう。

計数理解テストのコツ｜どの値が基準となるのかから考える

計数理解テストでは数学の問題が出題されます。内容としては、図や表を正確に読み取り解答するものです。正答率を上げるためには、正確かつ素早く図表を読み取る必要があります。ここでのコツは時間のロスを防ぐことです。

解答時間が限られているWeb-GABは必ずしも全て正解の答えを導き出す必要はなく、「概算」で求められるものから考えていく効率の良さが鍵になります。たとえば、いくつかある選択肢の中で解答から遠いと思うものは事前に省いておき、正確の可能性が高いものから計算するなどして効率よく進めましょう。

性格適性検査テストのコツ｜自己分析をして自分自身の理解を深める

性格適性検査は回答の制限時間は設けられておりませんが、多くの場合は200問以上の質問が用意されており、素早く回答を進めていく必要があります。自己分析をして自分の強みや弱みなどをしっかり把握しておくことで回答に迷うことなくスムーズに試験を進められます。

適性検査をクリアすると多くの場合は、面接に進むことになります。面接ではあなた自身の理解を深めるために企業からいくつもの質問を受けます。自己分析を事前にしておくことで面接のときも一貫した回答ができますので、あなた自身の良さを企業により深く知ってもらうことにもつながりますよ。

キャリアアドバイザーコメント

まずはこれだけでOK！ 参考書を使ったWeb-GABの効果的なトレーニング

STEP① 時間を記録しておこう！ まずは参考書を解いてみる

Web-GABに特化した参考書は多く販売されています。参考書には解き方の解説だけでなく、たくさんの練習問題が掲載されているものを選びましょう。Web-GAB問題演習にぴったりです。どの試験にも共通することですが、試験をクリアするのに大切なことは問題を解いて本番の試験に慣れておくことです。

Web-GABは情報処理能力のスピードが求められる試験です。そのため試験を突破するには、何度も練習問題を解いて時間配分に慣れることと解答パターンを覚えておくことでスピード感を持って正しい解答が導き出せるようになりますよ。

STEP② 時間感覚を身につけよう！ 設問ごとに制限時間を設けて問題を解く

Web-GABは短い時間で多くの問題を解く必要がありますので、時間の感覚を養い全ての問題を解くための時間配分を身につける必要があります。ストップを使って試験時間を測っておくといいですよ。本番は練習以上に緊張します。時間感覚に慣れておくことで本番も落ち着いて試験を受けられます。

2回目以降は設問ごとに制限時間を設けて、その時間内に問題が解けるように何度も練習しましょう。どのくらい時間の短縮が必要なのか具体的に把握して制限時間内に解答できるように工夫し続けることが大切です。

STEP③ 苦手分野をなくそう！ 解答時間内で解けるまで練習を繰り返す

Web-GABは苦手分野をどれだけなくせるのかが高得点につながるポイントです。苦手な問題でも時間をかければ解けるから大丈夫だと思う人もいるでしょう。しかし、Web-GABでは「問題が解けるかどうか」だけでなく、「問題を早く解けるかどうか」が重要です。

苦手分野をなくすコツは解法を覚えてしまうことです。同じ分野の問題をいくつも解いて問題と解法パターンを覚えてしまいましょう。さまざまなパターンを頭に入れておくことで本番も焦らずに対応することができますよ。

この記事では、SPIで時間切れにならないための対策を紹介しています。特に勉強法や受験対策の心構えについては、Web-GABの受験でも参考になる可能性がありますので、併せて確認してみてください。
SPIで時間切れになる人必見！ 原因に合った最適な対策方法を解説

キャリアアドバイザーコメント

スキマ時間を有効活用！ スマホを使ったWeb-GABの効果的なトレーニング

アプリを活用しよう！ Web-GAB専用アプリで問題を解く

アプリによっては本番にかなり近い形式で模擬試験が受けられるものなどもあります。試験の感覚を慣れておけば、本番で落ち着いて問題に取り組めるようになりますよ。

スキマ時間を活用して少しでも多くの問題に触れておくことで、学業や就活と両立しながら試験対策を進めていくことができますよ。

自分だけの参考書を作ろう！ 間違えた問題はメモにまとめて移動中に解いてみる

苦手分野をなくすためには、とにかく問題の特徴や解法パターンを覚えてしまうことが有効です。すぐに問題を確認できるような状況を作るためにスマホのメモ機能が便利です。

自分だけのオリジナルの参考書を使ってみるのはいかがでしょうか。難易度や分野ごとに問題を分けるなど効率よく勉強しやすい環境を作っていくのも就活で大切な1つの工夫です。

要チェック！ Web-GABを受けるまでに知っておきたい2つの注意点

性格適性検査テストで噓はNG！ 一貫性を持った解答を心掛けよう

性格適性検査テストには「一貫性」と「虚偽性」の項目があります。もし性格適性検査テストで偽った回答をしてしまった場合、「一貫性に欠ける」「虚偽性が高い」などと判定されるとその後の選考で不利になる可能性があります。

アピールしたいと思っていても全く逆効果になってしまう可能性があるので注意しましょう。性格適性検査テストでは、嘘をつかずに素直に回答することが大切ですよ。

不正行為は企業にばれる？  ルールを守って試験を受けよう

基本的なことになりますが、テストは1人で受けるものです。複数人で協力して問題を解くなどは不正行為となるので、絶対にやめましょう。

企業に見つかった場合は選考を受けられなくなる可能性が大きいことを覚えておいてくださいね。また、選考を受けた企業の子会社や関連会社などの選考も受けられなくなってしまう場合もあることを押さえておきましょう。

選考のなかでは、フェルミ推定のような問題を出題されるケースもあります。事前の対策が必須なので、選考に含まれる人はこちらの記事でチェックしておきましょう。
例題12選｜フェルミ推定の基礎から解き方まで解説｜完全攻略ガイド

キャリアアドバイザーコメント

次の記事で替え玉受験の危険性について解説しています。今後のキャリアにも関係する可能性があるため、ぜひ読んで理解を深めてみてくださいね。
替え玉受験は甘い罠！ 就活生が陥る落とし穴と見抜かれるワケとは

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