目次
面接シートを紐解く! 面接官の見ているポイントを知って効果的な対策をしよう
佐藤みなと
渡辺さん、聞いてください! この間はじめて面接を受けたのですが、面接官の方がなにかメモをとっていました……。なにか不備があったのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
それなら心配することはありませんよ! 恐らく面接官は面接シートにメモをとっていたのでしょう。
佐藤みなと
面接シート……?
渡辺キャリアアドバイザー
面接シートには面接でチェックするべき項目が書かれていて、選考の結果を記録できるようになっています。企業が採用をスムーズに進めるために非常に重要なアイテムなんですよ。
佐藤みなと
そうなのですか! ただ、なにが書かれているのか気になって面接に集中できませんでした……。
渡辺キャリアアドバイザー
たしかに、面接官がなにをしているのかわからないと不安になってしまいますよね。それでは、落ち着いて面接を受けるためにも面接シートについて詳しく説明していきましょう!
佐藤みなと
お願いします! なにか対策できることもあれば教えてください。
渡辺キャリアアドバイザー
良い着眼点ですね! 面接シートには面接を突破するためのコツが隠されています。面接官のみているポイントを知ることで効果的な対策ができますので、その点もしっかり解説していきますね。
佐藤みなと
それはぜひ知りたいです! よろしくお願いします。
ここからチェック! まずは「面接シート」の理解を深めよう
佐藤みなと
早速、面接シートを使った対策方法について教えてください!
渡辺キャリアアドバイザー
前向きな姿勢で素晴らしいですね! ですが、まずは役割などの基本から押さえましょう。そうすることで対策をするときにどこに注意すればいいかなどの理解を深めることにつながりますよ。
佐藤みなと
面接を控えているので焦ってしまいました。理解を深めることでより効果的な対策ができるということですね!
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです! それに面接シートの理解を深めることでできると、ここだけは面接で対策をしておくべきだといった重要なポイントがみえてきます。効率のよい面接対策ができるようになるので安心してください。
佐藤みなと
そうなんですね! 楽しみです。まずは基本からしっかり押さえます。
そもそも面接シートとは? 面接官が選考の結果を記録するシートのことをいう
佐藤みなと
面接官が面接中に色々なメモを取っていましたが、面接シートには一体どんなことを記入しているのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
初めて面接を受ける場合には面接官がなにをしているのかわからず不安になってしまいますよね。では面接シートとはなにか、というところから説明しましょう。
面接シートとは、面接官が選考でチェックするべき評価項目をシートに記載したもののことをいいます。面接では学生は内定を獲得しようと真剣に挑んでいますが、企業も同じように自社にマッチした学生を採用するために真剣に面接に挑んでいます。良い採用をするための1つの工夫として「面接シート」を活用しているのです。
面接シートの内容は企業ごとに異なりますが、どの企業にも共通するチェック項目は多くあります。共通の項目は就活をするうえで対策がマストになります。面接シートの内容は公表されていませんので、予測できる範囲で最大限に対策をしていきましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
いってしまえば、面接シートのチェック項目を押さえておけば面接の基本は攻略できたようなものです。
特に就活を始めたばかりの人は、どのようなタイミングで面接シートが活用されるのかなかなかイメージしにくいですよね。こちらの記事では面接の一連の流れについて詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
面接の流れやマナーをマスターしよう!Web面接の流れも徹底解説
どうして面接で必要なの? 企業が面接シートを使うのには3つの理由がある
佐藤みなと
面接シートがどんなものかイメージできました! ですが、そもそもなぜ評価を記録する必要があるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
良い質問ですね!
佐藤みなと
選考をしてその場で結果が決まるわけですから、わざわざ記録する必要はないと思うんです。
渡辺キャリアアドバイザー
面接シートはただ評価を記録するだけではなく、選考後にもさまざまな場面で活用されます。企業が面接シートを使う理由は3つあります。ここも押さえておきましょう。
佐藤みなと
どのように活用するのかとても気になります!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね。 面接シートを活用する企業の目的がわかれば面接での漠然とした不安がなくなり、落ち着いて対応できるようになりますよ。
①評価のバラつきを解消! 評価基準を統一することで一貫性のある評価ができる
渡辺キャリアアドバイザー
まずは、面接官による評価のバラつきをなくそうという理由があります。
佐藤みなと
どんな学生を採用するか面接官によって変わってくるということですか?
渡辺キャリアアドバイザー
どのような学生を採用するのかという採用基準は企業で決まっています。しかし、「基準を満たしているのかどうか」という判断基準は面接官によって変わってきます。だからこそ、どのような点をクリアできていれば採用基準を満たしているといえるのか評価の基準を揃えておくことが大切なのです。
佐藤みなと
評価基準を統一することで、企業が求める人物像にマッチした学生が採用できるようになるのですね。
面接官といえど、必ず自社にマッチした人物像を見極められる才能があるわけではありません。持っている価値観や経験は人それぞれ異なりますので、それをもとに学生の評価をすると面接官によって評価が変わり、企業とマッチしている人物なのかどうかの判断がしにくくなってしまいます。
ですので、評価基準を明確にして求める人物像について面接官の認識を揃えています。面接シートには企業が定める自社に合う学生だと判断する評価基準を明記しているので、活用することで誰でも自社に合う学生を採用できるような仕組みをつくっているのです。
②採用を効率化! 評価を記録することで社員同士で選考の結果を効率よく共有できる
渡辺キャリアアドバイザー
面接シートは選考後に採用に携わる社員に共有されることがあります。面接シートに選考の内容を記録することで、社員同士で選考の結果を効率よく共有できるのです。
佐藤みなと
なぜ選考結果を共有するのですか?
面接シートを共有する理由は2つあります。1つ目は1次面接を通過した学生の2次面接を担当する社員が面接する際の参考にするためです。
たとえば学生のことをより深く知るために前回の面接での回答を深掘りする、学生の趣味をテーマにしたアイスブレイクを考えるなどです。ただし、これは1次選考に限ったことではなく、最終面接を担当する採用担当者まで選考ごとの情報が引き継がれることがほとんどです。
渡辺キャリアアドバイザー
面接の充実度を上げるためにも面接官同士で事前に情報共有しておく必要があるのです。面接シートに結果を記録しておけば選考の内容を確認しやすくなります。
そして選考後の評価の振り返りがしやすい点です。採用は学生と企業の双方にとって重要なもの。学生を通過させることがお互いにとって良いことなのか企業も慎重に考えます。そこで、選考後に面接シートでどんなポイントを評価したのかを振り返り最終的な結果を出すのに役立てることがあります。
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、この学生は自社が重要視する「積極性」のチェック項目はポイントが高いけれど、「協調性」については基準を下回っているから今回は課題を伝えたうえで通過として、次の選考で「協調性」が改善できているかよくチェックしてもらおうというような振り返りができます。
③抜け漏れ防止! 面接でみている多くのチェック項目を漏れなく評価できる
学生にとって面接は緊張するものだと思いますが、企業も短い時間の中で自社に合う学生かどうかを確認するために緊張感を持って面接に臨んでいます。もし、面接でチェックすべき就活マナーをうっかり見落としてしまったり、聞いておかなくてはいけない質問を聞きそびれてしまっては正しい評価はできません。
面接では多くのチェック項目を見ているので抜け漏れが発生する危険性もあります。そうならないためにも面接シートにチェック項目を記入しておき、正しく評価できる体制を整えています。企業も有意義な時間にするためにしっかり事前準備をしておくというわけです。
渡辺キャリアアドバイザー
短時間で学生と企業とのマッチ度を確かめるのは簡単なことではありません。ですので、企業もできる限りの準備をしてなんとか採用を成功させるべく工夫をしているのです。
佐藤みなと
どうしてシートを見ているんだろうと不思議に思っていましたが、きちんと面接を進められているか確認する意味合いがあったかもしれませんね。
渡辺キャリアアドバイザー
企業も自社で長く活躍してくれる学生を採用するためにさまざまな努力をしています。面接シートも工夫の1つです。そこまで怖がる必要はありませんよ。
面接は事前準備が非常に重要です。面接に必要な準備を整えておくことで自信を持って面接に臨むことができますよ。こちらの記事では面接で必ず必要な9つの準備を紹介しています。準備を万端にして面接に臨みましょう。
面接準備のスタートアップマニュアル! 必ずやっておきたい9つの準備
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る心配無用!面接シートは企業が良い採用をするためのもの
面接の際、自分の話を聞きながら面接官がメモを取っている姿を見ると、なにか良くないことをしてしまったのではないかと不安になってしまいますよね。しかしこのような場合、面接官は面接シートを記入しているケースが多いので、あまり心配する必要はありませんよ。
面接シートは、企業が就活生を適正に評価し、より良い採用をするためのものです。企業がもとめる評価基準をチェックリストにして、就活生をより適正に評価するために用いられます。また、シートに記入された情報は企業に共有され、採用の判断に活用されます。
対応に不備があるから書くものではありませんので、心配せずに面接に臨むと良いでしょう。
39点以下は要注意!あなたの面接力を診断しておこう
自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。
そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。
そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。
・自分の面接に不安がある人
・今やるべき面接対策を知りたい人
コレだけでOK! 面接官がチェックしている項目を知って対策につなげよう
佐藤みなと
面接シートについて理解が深まりました!
渡辺キャリアアドバイザー
それではここからは具体的に面接シートで企業がなにをチェックしているのかみていきましょう!
佐藤みなと
ここで面接官のみているポイントを押さえて対策に活かす必要があるということですね!
渡辺キャリアアドバイザー
大正解です! 早速学びが身に付いていますね。これから紹介する項目はほとんどの企業の面接で評価されているものなので1つずつしっかり押さえていきましょう。
佐藤みなと
これだけ押さえておけば基本的な面接の対策はばっちりできるわけですね!
項目①基本的なビジネスマナー
渡辺キャリアアドバイザー
面接では質疑応答だけではなく、社会に出て働くうえで身につけておきたい基本的なビジネスマナーがみられています。
佐藤みなと
ビジネスマナーか。覚えるのが大変そうですね。
渡辺キャリアアドバイザー
仕事はいろいろな人と協力して成り立つものですからビジネスマナーは必須です。今のうちに身につけておきましょう。
佐藤みなと
ビジネスマナーを重視することで、仕事を任せられるという信頼にもつながるわけですね!
面接では基本的なビジネスマナーをチェックしています。面接を受けるうえで押さえておきたいマナーは入室の方法、退室の方法の2つです。面接で自然な振る舞いができるように本番までに練習しておきましょう。
企業によっては、マナー要点を押さえるだけでは対策が足りない場合もあります。
項目②身だしなみ
たとえば航空業界やホテル業界など、高い接客スキルをもとめられる業界ではマナーを厳しく見る傾向があります。自分が行きたい業界がどんな人材が求められているのか事前に把握しておくといいですよ。
佐藤みなと
面接官に良い印象を持ってもらうためにも身だしなみはとても重要だと聞きました。
渡辺キャリアアドバイザー
その通り! 身だしなみも面接で必ずチェックされています。
佐藤みなと
具体的にはどういったところを意識すればいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
身だしなみで意識するポイントは、清潔感とビジネスシーンに相応しい装いかどうかの2点です。
心理学の1つとして「初頭効果」というものがあります。初頭効果とは、身だしなみや言葉使いなど最初に受けた印象が、長くその人のイメージとして残り続けるというものです。第一印象が良いと、その後も良い印象を持たれ続けやすくなりますよ。印象を良くする1つの手段として身だしなみを整えておきましょう。
身だしなみはまず清潔感があることが重要です。たとえばスーツにシワがあったりボタンが外れていたりするとだらしがない印象につながります。アイロンが綺麗にかけられているシワのないシャツやきちんと磨かれている靴を身に付けている清潔感のある人は、細やかな気配りができる印象を与えます。
渡辺キャリアアドバイザー
清潔感に加えてビジネスシーンにふさわしい装いであることも重要です。あまりにもカジュアルな服装で面接に参加すると社会人としてのTPOを判断できない人なのかなと思われてしまうこともあるので注意しましょう。
佐藤みなと
状況に応じて適切な行動ができているかという社会人としての基礎力がみられているということですね。
近年、オフィスカジュアルで面接を受けることが許可されている企業が増えています。服装の範囲が広がるため、どんな服装が面接にふさわしいのか悩んでしまう学生も多いでしょう。この記事ではそんなお悩みにお答えする服装の選び方について解説しているのでぜひ確認してみてくださいね。
面接のオフィスカジュアルは5つのルールで完璧! 今すぐできる方法
項目③話し方や声の大きさ
面接では話の内容だけではなく、話し方や声の大きさも重要なポイントとしてみられています。たとえどんなに素晴らしいことを伝えていても、極端に声が小さかったり正しい敬語が使われていないと魅力が伝わりにくく、もったいないです。
相手に伝わりやすい話し方をするには、質問に回答するのではなく回答を面接官によく理解してもらうことをイメージするといいですよ。面接では話の内容がしっかりと面接官に届く声の大きさでハキハキと話しましょう。また、早口では自分の言いたいことがうまく伝わらないリスクもあります。ゆっくりと話すことを意識してみましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
自分の話し方のクセや特徴はなかなか自分自身では気づきにくいものです。そんなときは、面接練習の様子を動画に撮って客観的に話し方について振り返ってみるといいですよ!
佐藤みなと
家族や友人など周りの人に面接練習に付き合ってもらい話し方についてアドバイスをもらうのも新しい発見があってよさそうですね!
項目④志望動機
渡辺キャリアアドバイザー
企業は自社で活躍し、長く働いてくれる学生を採用したいと考えています。そのため、面接ではその熱意と覚悟があるのかを志望動機から読み取っています。
佐藤みなと
面接という短い時間の中で、自社への熱意を確認するために志望動機がチェックされているというわけですね。
同じ業界にさまざまな特徴を持った企業があります。だからこそ、面接官に入社の意欲を伝えるためにはなぜこの企業でなければならないのか明確な志望動機が必要です。
企業研究をしっかりおこない、「この会社に入社したい」具体的な理由を明確にしましょう。志望動機を通して、企業で長期的に活躍できる人材であることをアピールすることが重要ですよ。
佐藤みなと
企業研究をするときのポイントはありますか?
渡辺キャリアアドバイザー
志望する企業の業界内での立ち位置を理解し、他者と比べた時の強みサービスの特徴など差別しているポイントなどを押さえておくといいですよ。
次の記事では、銀行の志望動機について、例文とともに解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【銀行志望動機の作成手順書】例文12選&浮かばない時の対処法付き
項目⑤これまでの経験
渡辺キャリアアドバイザー
面接で必ずといっていいほど聞かれるのがこれまでの学生の経験です。学生が今までの人生でどんな経験をしてそこからどんな価値観を持っているのか企業はチェックしています。
佐藤みなと
それはガクチカといわれるものですか?
渡辺キャリアアドバイザー
学生時代に最も力をいれたこと、いわゆるガクチカもその1つです。他にも人生で1番の挫折経験や最も人生で充実した出来事など色々な質問方法で経験を聞かれます。
面接で聞かれるこれまでの経験
- 学生時代に最も頑張ったことを教えてください(ガクチカ)
- 今までの挫折経験を教えてください
- 学業以外で力を入れたことはなんですか
- 自分の希望や意見が通らなかった経験を教えてください
企業はこれまでの経験を聞くことで、物事の過程や結果、また考え方からその人の価値観や人柄などを判断して、「社風にマッチしているか」「活躍できそうか」などを確認しています。
どんなに優秀な学生でも自社にマッチしていないと、入社後なかなか成果が出なかったり早期退職につながってしまうなど双方にとっていい結果になりません。ですので、学生の本質を引き出し、その人自身をより深く正しく知るための手段としてこれまでの経験を聞いています。
項目⑥自己PR
渡辺キャリアアドバイザー
他にも学生のことをよく知るための手段として、自己PRがあります。
佐藤みなと
自己PRは企業に自身の魅力をアピールするための絶好のチャンスだと聞きました!
渡辺キャリアアドバイザー
よく知っていますね! その通りです。企業は自己PRから学生と強みが自社で活かせるものなのかよくチェックしています!
そもそも自己PRとは、自分の強みが企業で活かせることをアピールするものです。いかに活躍できるかを企業に売り込めるチャンスですので、しっかり対策しておきましょう。
もし素晴らしい強みを持っていても、自社で活かせるものでなければなかなか成果にはつながりません。ですので、企業は自己PRを通して学生の強みが自社で活かせるかどうか入社後のイメージを膨らませているのです。
渡辺キャリアアドバイザー
魅力的な自己PRをつくるには、自己分析が欠かせません。自分の強みをしっかり把握して、企業で強みをどのように発揮できるのか確認しておくことが重要です。
佐藤みなと
自己分析以外にも、企業の業務をよく知り強みの活かし方を把握しておくことも重要ですね!
項目⑦企業の求めるスキルや能力
業界や職種によって業務内容やその役割はさまざまで、企業ごとに新卒に求めるスキルや能力を持っています。ですので、面接では企業の求めるスキルや能力を学生がどの程度持っているのかどうか把握するための質問が行われます。そうすることで自社で活躍してくれる人材なのかを判断しているのです。
たとえば、営業職を募集している企業であればコミニュケーションスキルや接客をしてきた経験、エンジニアを募集している企業であれば、プログラミングスキルや論理的思考力があるかどうかなどをチェックしている企業が多いです。
渡辺キャリアアドバイザー
どんなスキルや能力が求められるのかは、企業の求める人物像の理解を深めておきましょう。
佐藤みなと
企業の求める人物像から逆算をして質問への回答や振る舞い方を対策しておく必要があるのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そういうわけです。おすすめなのはOB・OG訪問です。実際に内定をもらった若手社員の方と交流することで、内定する人の共通点や特徴などを研究するといいですよ。
佐藤みなと
行動することでしか入手できないリアルな情報がわかりそうですね!
項目⑧面接官のコメント欄
渡辺キャリアアドバイザー
面接シートには、面接官が面接で気になったことなどを書き留めておくためのコメント欄が用意されてることが多いです。
佐藤みなと
面接官はコメント欄をどのように活用しているのでしょうか?
面接官のコメント欄とは、各チェック項目についての補足や気になったことを記入するためのメモ欄です。面接に関わることを自由に記載できるので、そのスペースを活用して次の面接に活かすための情報や評価をするうえで大切だと感じたことを忘れないように記載しています。
先程もお伝えしたように面接シートは他の面接官に共有したり評価の振り返りをするのに使われています。共有事項や大切なポイントを記載しておくことで、より採用をスムーズに進めることができるのです。
佐藤みなと
僕の話に頷きながら色々メモをとっていたのは、もしかしたら話をした内容を記録していたのかもしれませんね。
渡辺キャリアアドバイザー
面接官とはいえ、学生の話を聞きながら全てを記憶していくことはなかなか難しいことです。面接官が一生懸命メモしているのは採用を正しくおこなううえでも重要なことなのです。
佐藤みなと
面接官が何をしているのかどこをみているのか予測できれば対策にもつながりますし、安心して面接を受けることにもつながりますね!
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る何が書いてあるの? コメント欄の活用方法を押さえておこう
面接シートのコメント欄には、面接官が面接のなかで気になったことやポイントを自由に書き込みます。自由とはいえ、具体的にどのようなことが書き込まれるのか気になりますよね。
たとえば面接で「学生時代にサッカー部に所属してキャプテンを務めていました」と話したら、面接官はメモ欄に「サッカー部、キャプテン」などポイントをメモします。また見た目や仕草についてコメントする場合もあります。たとえば「姿勢が良い」や「しっかりと目を見て話す」など、他の就活生とくらべたときに目立つ特徴や仕草があれば記載します。
面接官が積極的にメモを取る部分は、とくに企業にとって重要な評価ポイントとなる場合が多いといえるでしょう。
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。
そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。
そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。
・自分の面接に不安がある人
・今やるべき面接対策を知りたい人
合格まで一直線! 面接シートのチェック項目から逆算する効果的な対策6選
佐藤みなと
面接シートで企業がみているポイントはしっかり押さえられました! だいぶ面接シートの対策イメージがわいてきました。
渡辺キャリアアドバイザー
それは素晴らしい! ちなみにみなとくん、次はいつ面接があるのですか?
佐藤みなと
実は1週間後に控えていて…早急に面接の対策をしたいと思っていたところなんです……!
渡辺キャリアアドバイザー
それはいいタイミングでした! ここからは面接シートチェック項目をクリアするための絶対に押さえておきたい面接の対策をご紹介します。
佐藤みなと
面接直前でも間に合いそうですね……! 詳しく教えてください!
ここからは面接を突破するために、絶対に押さえておきたい対策を紹介します。どれも面接シートでチェックされている項目を対策できる非常に重要なものになっていますので、是非参考にしてみてくださいね。
①面接通過の第一歩! 入室から退室までの正しい振る舞い方を身につける
渡辺キャリアアドバイザー
まずは面接中の正しい振る舞い方から確認していきましょう。
佐藤みなと
なんだか覚えることが多そうだ……。
渡辺キャリアアドバイザー
心配することはありません! まず押さえておきたいことは2つだけです。入室と退室のマナーをしっかり身につけておきましょう。
佐藤みなと
たった2つだけ! これだけは絶対マスターします!
入室する場合の手順
渡辺キャリアアドバイザー
まずは入室のマナーや手順からみていきましょう。
面接官がいる部屋に入室するときは、ドアを3回ノックします。もしドアが開いている場合は、入室するときに「失礼いたします」と声をかけましょう。入室後、もう一度ドアの方に向き直して、静かにドア閉めましょう。
ドアを閉めたら面接官にお辞儀をし、「本日はよろしくお願いします」と挨拶をします。入室できたらそのまま椅子まで移動します。椅子の前に来たら、面接官が「どうぞお座り下さい」と言うまではその場で立った状態でいます。着席を勧められてから座りましょう。
佐藤みなと
椅子に座ったときの姿勢など他に気をつけるべきポイントはありますか?
渡辺キャリアアドバイザー
いい質問です! 椅子に座るときには椅子に浅く腰掛けて背筋を真っ直ぐにすると綺麗な姿勢が保てます。背もたれには寄りるのはだらしざない印象を与えますので、控えましょう。
退室する場合の手順
次は退室のマナーや手順をみていきましょう。面接終了後は、まず椅子に座ったまま「本日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました」とお礼を伝えましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
顔を上げた際に面接官とアイコンタクトをとると気持ちがより伝わりますよ。
面接官から退出を促されてから、椅子から立ち上がりドアへ向かいましょう。ドアの前で面接官の方へ向き直り、「本日はありがとうございました。失礼いたします。」と挨拶をして、ドアを開けて退出します。
就活では押さえておくべきマナーがいくつか存在します。面接時のマナーについてもっとよく知りたいという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。ノックから退室まで面接の基本マナーを詳しく解説しています。基本マナーを身につけて面接を突破しましょう。
ノックから退室まで! 面接の基本マナーを知って選考を突破しよう
②第一印象は3秒で決まる! 面接前に身だしなみをチェックする
渡辺キャリアアドバイザー
身だしなみは面接を受ける前に必ず確認しておくといいですよ。以下のポイントを面接前に見直せるといいでしょう。
- スーツや靴、カバンなどに汚れがついていないか
- ヘアスタイルに乱れはないか
- アクセサリーなどの装飾品は付いていないか
第一印象は3秒程で決まるといわれています。きちんと身だしなみを整えることで良い印象を与えることができます。面接前に身だしなみを整えて、万全の状態で面接に望みましょう。
企業によっては面接時にスーツではなく、私服の着用を指定されることもあります。私服を着る場合は、オフィスカジュアルを心がける必要があるため、この点には注意しましょう。
佐藤みなと
オフィスカジュアルの際に、注意すべきポイントはありますか?
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね。カジュアル過ぎる服装は避けましょう。またフードやファーなどの装飾品がついているものは避けると良いですよ!
ビジネスマナーについてもっと知りたいという人はこちらの記事で面接で必要なビジネスマナーについて詳しく解説しているので併せて参考にしてみてくださいね。
面接マナーはこれでOK|「振る舞い・身だしなみ・言葉遣い」を解説 | アクセス就活PLUS
③わかりやすさが最優先! 結論ファーストで質問に答える
渡辺キャリアアドバイザー
みなとくんは「結論ファースト」という言葉を聞いたことがありますか?
佐藤みなと
いえ! 初めて聞きました。どのような意味ですか?
渡辺キャリアアドバイザー
結論ファーストとは、結論を最初に伝える話し方のことを言います。
面接でなにかを回答するときには、まずは結論から相手に伝えることを心がけるといいですよ。理由や経緯から話し始めると面接官にとっては何がいいたいのか理解に時間がかかってしまい、話の内容がなかなか上手く伝わりません。
結論を最初に伝えることで、そうすることで、相手は要点をつかんで話を聞くことができるので話の内容が理解しやすくなるのです。効果的に相手に話を伝えるためには結論から伝えるといいですよ。
渡辺キャリアアドバイザー
結論を伝える前に、「結論からいうと」など聞き手に配慮した言葉を付け加えることで、相手にわかりやすく説明する能力があることをアピールできます。
佐藤みなと
相手にわかりやすく説明できる能力は人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくうえでとても重要なスキルですね。
④抽象的な表現はNG!志望動機はその企業でなくてはならない理由を説明する
佐藤みなと
次に選考を受ける企業はかなり志望度が高いです。志望動機を伝えるときの対策について教えてください!
渡辺キャリアアドバイザー
熱意が感じられますね! 志望動機は企業に入社意欲をアピールする最高の武器です。それでは志望動機を伝えるときの重要なコツを説明しましょう。
志望動機は必ずその企業でなくてはならない理由を明確に伝えることが重要です。どこの企業でも成り立つものでは、面接官は自社でない方が相性がいいのではないかと思われてしまう可能性もあります。
志望する企業でしか成し遂げられないことを目標に掲げている学生ならば、自社に入社したい気持ちに面接官も大きく納得します。そのためには、「企業の何に魅力を感じたのか」「なぜ魅力を感じるのか」の2点を押さえておくことが大切です。
渡辺キャリアアドバイザー
「なにに」という部分は他の企業にはない強みやサービスの特徴を伝えましょう。
面接で志望動機を効果的にアピールしたいと考えている人は、こちらの記事で志望動機の伝え方について詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
例文11個|面接に受かる志望動機は 「自己分析×企業研究」で完成 | アクセス就活PLUS
⑤仕事への再現性が鍵! ガクチカは成果が出るまでの過程を重点的に伝える
ガクチカは経験そのものではなく、その経験からどんな仕事に活かせる再現性のある力を身につけたかということがポイントです。つまり、志望する企業で活かせる経験を伝える必要があります。
ガクチカというと、ものすごく優れた成果を出したエピソードでなくてはいけないのでないかと思う学生もいますが、成果の善し悪しよりもどんなスキルを身につけたのか具体的に伝えられる力が重要です。
佐藤みなと
再現性とはなんですか?
渡辺キャリアアドバイザー
再現性とは、前に体験したことと似たような体験をしたときに前に体験を活かすことが出来る力のことをいいますよ。
佐藤みなと
結果がより優れているのかではなく、どんな状況でどのように強みが発揮できるのかをエピソードなどの根拠を持ってアピールできればいいのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そういうことです!
ガクチカで面接官の心を掴みたいと考えている人は、こちらの記事で評価されるガクチカの作り方を解説しているのでぜひ確認してくださいね。
ガクチカに特別なエピソードは不要! 評価される作り方を徹底解説 | アクセス就活PLUS|就活ノウハウをイラストで紹介する情報サイト
⑥企業が求める強みを確認! 自己PRは業務で活かせる強みをアピールする
渡辺キャリアアドバイザー
自己PRでアピールしている強みが業務に活かせるかということも重要な評価ポイントです。
佐藤みなと
どんな強みでもアピールになるのかと思っていました!
渡辺キャリアアドバイザー
せっかく素晴らしい強みを持っていてもその企業で活かせなければ学生としても成果が出しづらく双方にとってよい結果とはなりません。とても大切なのは企業で活かせる強みをアピールすることです。
自己PRでアピールする「自身の強み」は、「直接的に仕事に活かせるもの」を選びましょう。企業は自社で活躍して会社に大きく貢献してくれる人材を採用したいと考えているので、学生の適性と業務との相性は非常に重要なポイントです。
強みが業務に活かしにくいと企業で活躍することが難しいと判断されやすくなります。それに、学生にとっても強みを活かせる環境の方が、自分らしく働くことができますし成果にもつながりやすいです。
佐藤みなと
たしかに入社しても強みを活かしきれなければもったいないですよね。
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! お互いのミスマッチを防ぐためにも、学生の強みと業務の相性を確かめることは非常に大切です。
自己PRで他の学生に差をつけたいと考えている人は、こちらの記事で自己PRの効果的なアピール方法について詳しく解説しているのでぜひ確認してみてくださいね。
面接の自己PRは事前準備が肝! アピール方法徹底解説|例文13選 | アクセス就活PLUS
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る1番伝えたいキーワードは必ず最初に伝えよう
面接ではとくに「結論から話す」ことを意識するのが重要です。
面接官は、就活生の話を聞きながら面接シートにチェックを入れたりメモを記入したりします。長い文章を記入する時間はありませんので、メモはキーワードだけを簡単に記入する程度になります。
とくに志望動機や自己PRは、1番伝えたいキーワードを最初に伝えることで、面接官もシートに適切なメモを残すことができます。また、先に結論がわかれば、そのあとのエピソードや理由の部分にも集中して耳を傾けることができます。面接でスムーズに対応できるように、日頃から結論ファーストで話すくせを付けるといいでしょう。
要チェック! 面接シートの3つの落とし穴に注意しよう
佐藤みなと
面接官がなにをみているのかしっかり把握したからこそ、対策の際に意識すべきポイントが明確になりました!
渡辺キャリアアドバイザー
しっかり身になってきますね! しかし、面接シートのチェック項目をクリアできるようになるにはあともう少しステップがあります。
佐藤みなと
もしかして効果的な対策だけではなく、面接で注意するべき点を把握しておくことも重要なのではないでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
大正解です! 素晴らしい。選考を突破するには失敗を防ぐポイントも押さえておく必要があります。
佐藤みなと
たしかに、良い印象を与えるだけではなく失敗をしないように対策するのも大切ですね。面接での失敗を防ぐにはどんな点に注意したらいいのでしょうか?
面接での会話を覚えておこう!面接シートを元にした質問もある
2次面接以降では、面接シートの内容を元にした質問がされる場合があります。質問の回答を前もって考えておくなどの対策をするためにも面接でどんな会話をしたのかメモなどをとって覚えておくといいでしょう。
たとえば、「面接ではチームで1つの目標を追いかける環境に魅力を感じたと回答していたそうですが、個人で仕事をする場合となにが大きく違うのですか? 」というような深掘り質問をするために前回の質問の回答を活用します。1つの回答を深掘りしていくことで、学生の理解を深めようとしているのです。
渡辺キャリアアドバイザー
面接での質問の中には答えにくいものもあり、苦手意識を感じる学生も多いでしょう。ですが面接の全ての質問は学生のことを正しく深く理解して自社との相性を確認したいという思いがあります。
佐藤みなと
自分の持っている価値観や魅力など最大限に相手に伝えるためにも、ある程度どんな質問にもスムーズに答えられるように準備しておくといいですね。
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです。特に面接官と盛り上がった話しや話への食いつきがよかったテーマに関しては次の選考でも聞かれる可能性も大きいので、次の面接ではどんなことを聞かれるか大体回答の予測をつけとくといいですよ。
一次面接の質問には特徴があります。一次面接の質問の特徴を理解し、事前に対策をしておくことで、本番でスムーズに回答できるようになりますよ。こちらの記事では一次面接の質問について詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
質問回答60選付き! 一次面接で聞かれる質問内容や特徴を徹底解説
嘘や誇張はNG!会話が記録されているので回答の矛盾が明確になる
渡辺キャリアアドバイザー
面接では嘘をついたり内容を大きく誇張したような表現はやめましょう。
佐藤みなと
あ! 面接シートには学生の回答が記録されている場合があるので、嘘が見抜かれやすいということでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
まさにその通りです。面接シートの内容と次の面接での回答に矛盾があれば、学生の発言に信ぴょう性が大きく欠けてしまいます。
面接シートは採用に関わる面接官に共有していることが多いです。面接シートで確認していた情報と面接での回答が全く違うようでは企業も自社との相性を確認できなくなってしまいます。必ず一貫性のある回答を心掛けましょう。
面接ではどうしても自分をよりよく見せたいと思ってつい嘘をついたり誇張したりしたくなる気持ちはよく分かります。しかし、たとえ小さな嘘であっても、嘘が見抜かれたときは面接官からの信頼がなくなってしまう危険性がありますので注意しましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
意図的な場合でなくても嘘をついてしまうパターンに多いのは、回答が思いつかず、何かいわなくてはとの思いから咄嗟に嘘をついてしまったというものです。
佐藤みなと
咄嗟にでた回答に深堀りされたら困ってしまいますね。
渡辺キャリアアドバイザー
回答が思いつかない場合は一言「少し時間をください」と断りを入れてから回答をしっかり考えて発言しましょう。
佐藤みなと
すべての面接にはつながりがあると考えて対策するといいですね。
入社後にも影響あり!配属先の決定に面接シートが使われることもある
渡辺キャリアアドバイザー
なんと面接シートは採用中だけではなく、入社後にも活用する場合があります。
佐藤みなと
入社後に……? あまりイメージできません!
渡辺キャリアアドバイザー
何に使うのかというと、入社後の配属先を決めるための1つの参考としています。
面接シートは入社後の配属先の決定に活用される場合もあります。なぜなら新卒はまだ業務経験や実績がなく、学生の持っているポテンシャルや強い希望を加味してどんな仕事を任せるべきか企業は判断をしています。
配属決定に参考となるものが少ないからこそ、面接シートから学生の特性や性格などをあらためて確認する必要があるわけです。あくまでも面接シートは参考でありますが、ありのままの自分で面接に臨むことで自分にぴったりの配属先を選んでもらえる可能性もありますよ。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る面接での嘘や誇張は信用を失うこともあるので気をつけよう
面接では、なるべく自分を良く見せたいと思うものですよね。自分を良く見せるために表現や伝え方を工夫するのは良いことですが、やりすぎて嘘や誇張になってしまわないように注意が必要です。
面接での発言は面接シートに記録されますので、期間が空いた別日程の面接であっても、回答に矛盾が生じれば面接官には気づかれてしまいます。
たとえば面接官から矛盾を指摘された場合、嘘がばれないように取り繕おうとすると、人はさらに嘘を重ねてしまうものです。するとさらに矛盾が大きくなり、相手の信用を失ってしまう可能性もあります。面接ではありのままの自分を正直にアピールできるように心掛けましょう。
なにが正解? 面接シートにまつわるよくある疑問を解消しておこう
渡辺キャリアアドバイザー
これで対策はもうバッチリですね! よく頑張りました。
佐藤みなと
ありがとうございます! ちなみに、面接シートでは評価をメモしているわけですがあまりメモを取られていなかったら興味を持たれていないことになるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
そんなことはありませんよ! メモをする量などは面接官によってさまざまです。
佐藤みなと
面接では緊張して、面接官の些細な仕草も気になってしまいます。
渡辺キャリアアドバイザー
そうですよね。それでは面接までに疑問をしっかり解消して自信を持って面接に挑めるようにしましょう。
メモの量が少ないと不採用? 面接官のメモの量は合否には関係ない
渡辺キャリアアドバイザー
面接官がメモを取る量が多い、少ないで面接の結果を図ることはできません。
佐藤みなと
そうなのですか! てっきりメモをしている様子がないと興味を持ってもらえてないのだと不安でした。
渡辺キャリアアドバイザー
たしかに普段気にならないところも、面接官の少しの仕草は気になってしまいますよね。
面接官が面接シートにメモを取る量や頻度などで面接の結果を予測はできません。なぜなら面接シートは採用を円滑にする1つのツールであって活用方法は企業や面接官によってさまざまあるからです。
たとえばリモート勤務を推奨している企業では直接的な社員同士の交流がなかなかないことから、面接シートに多くの情報を盛り込んで面接官同士で共有する場合もあります。直接コミュニケーションをとる機会の多い企業はメモ程度で使うかもしれません。
佐藤みなと
なるほど! 面接シートをどのように活用するのかは面接官の裁量に任せている企業が多いのですね。
渡辺キャリアアドバイザー
その通りです。どんな企業がどのような活用方法をしているのかはわからないものなので、安心して面接に集中してくださいね。
話を止めるべき? 面接官がメモをとる時は一言断りを入れてから話す
佐藤みなと
そうだ! もう1つ困ってしまったことがあります。面接シートを記載しているときは話をやめた方がいいのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
こちらに関しては、「話を続けてもよろしいでしょうか」と一言断りを入れるのがおすすめですよ。
面接官が面接シートに記載しているときの対応方法に困ってしまう学生は多いです。そんな時は、話を1度止めて「話を続けてもよろしいでしょうか」と面接官に尋ねてみることがおすすめです。しかし、そのまま話を進めてもマナーとしては問題ありません。
はじめに一言断りを入れておくだけで面接官への心遣いを示すことにもつながりますし、面接官も「メモを取っていても気にせずに話を続けてください」などと今後の対応について案内をしてくれる場合もありますよ。気になってしまう人は面接官に聞いてしまうのが得策です。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る押さえておこう! メモの量で合否は予測できない
面接中、面接官があまりメモをとっている素振りがないと自分にあまり興味がないのではないかと不安に感じてしまいますよね。しかしメモの量は必ずしも合否に関係しているわけではありませんので、安心してくださいね。
まず、面接シートには決まったフォーマットがありません。企業ごとにさまざまな形式がありますので、メモの量もそれによって異なります。たとえばチェックを入れるだけの簡単な形式であれば、メモを多く記入する必要がありませんよね。逆にコメント欄が多ければ、面接官がたくさんメモをとることになるでしょう。
また、就活生と会話することに重点を置き、面接中にあえてメモを取らないようにする企業もあります。選考の方法は企業によってさまざまですので、面接官のメモの量を気にしすぎる必要はありませんよ。
面接官のチェック項目ごとに対策をしっかりして選考を突破しよう!
佐藤みなと
面接シートについてもう不安はありません! 攻略するための対策を掴んだことで面接力もパワーアップできました!
渡辺キャリアアドバイザー
素晴らしい吸収力です! 面接官がなにをしているのかきちんと理解できれば落ち着いて面接が受けられますよね。
佐藤みなと
面接シートの特徴を知ることで、面接の失敗を防ぐ方法もマスターできました! 対策のコツと注意点をしっかり押さえて自信を持って面接に挑めます。
渡辺キャリアアドバイザー
完璧に面接シートを攻略できていますね! あとは本番までにしっかり対策を進めていき選考突破を目指しましょう!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー