例文&マンガ付き! 面接の自己紹介で企業の心をつかむ4つの極意

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マンガで解説!面接の自己紹介には〇〇が欠かせない!
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マンガでわかる!面接の自己紹介で企業の心をつかむ4つの極意、この記事の読み方

目次

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自己紹介は第一印象を左右する! 「内容×伝え方」の基本を押さえよう

田中キャリアアドバイザー

佐藤さんは今度面接があると言っていましたね。対策は進んでいますか?

佐藤みなと

実はまだあまり進んでいなくて……。何から始めればいいのかもよくわかっていないのです。

田中キャリアアドバイザー

なるほど。それならまずは「自己紹介」の準備をすることをおすすめしますよ。

佐藤みなと

自己紹介ですか? わざわざ対策をしなくても良い気がするのですが……。

田中キャリアアドバイザー

自己紹介というのは面接の一番最初におこなわれることが多いです。それに面接というのはお互い初対面ですよね? つまり、自己紹介は自分の第一印象を大きく左右する大切なポイントなのです。

佐藤みなと

そんなに大切なものだったのですね。

鈴木なぎさ

田中さん、私は自己紹介を一度考えたことがあるのですが、なんだか内容に納得がいかなくて……。どうすれば魅力的な自己紹介になるのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

それなら自己紹介の組み立て方から確認する必要がありますね。でも安心してください。ここからは基本の組み立て方から魅力的に伝えるための方法までまるごと解説していきますよ! 一緒に確認していきましょう!

佐藤みなと

わかりました! さっそく教えていただきたいです!

鈴木なぎさ

メモの準備はばっちりです!

「自己紹介ってどうすればいいの?」「自己紹介ってどんな準備をすればいいの?」と悩む就活生は毎年たくさんいます。面接における第一印象を左右する大切なポイントだからこそ、自己紹介は対策が必須です。

そこでこの記事では自己紹介を考えるうえで押さえておくべきポイントから、魅力的に伝えるための方法まで詳しく解説。これさえ押さえておけば問題ないという情報が満載なので、ぜひ最後まで確認してくださいね。

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なぜ面接では自己紹介を求められる? 企業の本音を探ろう

企業が面接で自己紹介を求める理由

田中キャリアアドバイザー

そもそも面接で自己紹介がなぜ求められるのか知っていますか?

佐藤みなと

え、うーん。ただ名前とか経歴が知りたいからではないのですか?

田中キャリアアドバイザー

実は他にも理由があるのですよ。面接で自己紹介が求められる理由を知れば対策の方向性も立てやすくなるので、まず確認しておきたいポイントです。詳しく解説していきますね!

佐藤みなと

そうだったのですね……。ぜひ教えていただきたいです!

就活生の経歴や人柄をチェックするため

田中キャリアアドバイザー

自己紹介が面接で求められる理由としては、自己紹介を通じてその人の経歴や人柄などをチェックするため、というものがやはりまず挙げられますね。

佐藤みなと

これはなんとなくイメージできます!

面接で自己紹介が求められる理由としては、「経歴や人柄をチェックするため」というものがまずは挙げられます。

どんなことを経験してきて、どんなことを感じて、どんなことに興味を示すのか。面接を通じて内面に深く切り込んでいく前に、まずはその人の基本情報を得るため企業は自己紹介を求めるわけです

アイスブレイクの手段として活用するため

田中キャリアアドバイザー

自己紹介を求める意図としては、緊張をほぐしてもらうためのアイスブレイクとして活用したいというのも考えられますよ。なので自己紹介で聞いた話を掘り下げる形で、そのまま軽いトークに入ることも多いです。

佐藤みなと

そういった意図もあったのですね!

企業が面接で自己紹介を求める理由には、アイスブレイクの手段として活用したいというのも挙げられます。

就活生が緊張していることは面接官もよくわかっているので、いきなり深く切り込むような質問をするのではなく、まず最初は自己紹介から軽いトークを広げていきたいと考えます。

緊張がほぐれている状態である方が就活生の素顔が見えやすいですし、企業としては自社の求める人材であるかを見極めやすくなります。自己紹介は企業にとっても欠かせない質問なのです。

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(リーダーシップが強みの場合)

私の長所は、周囲を引っ張るリーダーシップです。大学時代、ゼミ活動で新しい勉強会を企画しました。SNSや掲示板を活用し、200人以上の学生に情報を届け、毎回平均30名の参加者を集めました。リーダーとして、メンバーと定期的なミーティングを行い、役割分担を明確にして進めました。参加者の意見を積極的に取り入れ、内容を改善し、満足度を高めました。この経験から、チームをまとめる重要性やコミュニケーション能力の大切さを学びました。御社でも、自ら率先して行動し、チーム全体を巻き込み目標達成に向けて努力します。

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自己紹介で伝えるべきことは3つ! 必須項目を押さえよう

マンガでわかる!自己紹介で伝えるべき3つの要素

佐藤みなと

企業が面接で自己紹介を求める理由がよくわかりました!

田中キャリアアドバイザー

いい調子ですね! それではここからは面接の自己紹介で伝えるべき3つの項目を確認していきましょう!

佐藤みなと

伝えるべき3つの項目……。名前と、あとは大学名とかかな。何を伝えればいいのだろう。

田中キャリアアドバイザー

たとえば面接官の印象に残したい、その後の自己PRなどにつなげられるようなことも自己紹介では触れておきたいですね。伝える順番に沿って解説していくので、ぜひメモしておいてくださいね!

佐藤みなと

わかりました! さっそくお願いします!

①これが欠かせない! 氏名や大学名などの基本情報

田中キャリアアドバイザー

先ほど挙げていた名前や大学名といった、自分の基本情報に関してはまず一番最初に伝えましょう。「自分が何者であるか」というのは自己紹介の核の部分ですからね。

佐藤みなと

基本情報はまず最初、しっかり覚えました!

面接における自己紹介に欠かせない要素としては、やはり氏名や大学名などの自分の基本情報が挙げられます。これがあって初めて自己紹介ともいえるので、まず最初にこの基本情報を伝えるようにしましょう。

また、大学名を伝えるときは所属している学部まで伝えましょう。特に研究していることがあればそれも合わせて伝えるのもおすすめですよ。

例文

・△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

・△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。大学では主に▲▲の研究をしております。

②深掘りしてもらう! 面接官の印象に残したいこと

佐藤みなと

まず基本情報を伝えたら、次は何を話せばいいのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

次は面接官の印象に残したい、深堀りして聞いてもらいたいことについて話しましょう。

自己紹介で自分の基本情報を伝えることができたら、次は面接官から深掘りして聞いてもらいたいことについて話しましょう。自分の強みについてや、志望するにいたった動機、ガクチカなどを取り上げると、続く自己PRや志望動機につなげやすくなりますよ

ただ「サッカー部に所属をしていました」というだけでは内容としては少し物足りないので、「サッカー部で部長を務めていました」「サッカー部に所属して、持ち前の努力家な性質を活かして誰よりも熱心に練習に励んでいました」など、より面接官を惹きつけられるような内容にすることを意識してみてくださいね。

例文

高校生の頃はサッカー部に所属をしていて、部長としてチームをリードし、最終的には県大会まで出場した経験があります。

大学で所属している美術部では日々制作に取り組んでおり、1年前には初心者ながらもコンペで入選をした経験があります。

学生時代に頑張ったことについては、単体でもよく質問される内容です。次の記事で対策方法を解説しているので、しっかりと理解して悔いのない面接にしてみてくださいね。
学生時代に最も打ち込んだことは必ず聞かれる! 差がつく作成術を解説

映画鑑賞が趣味ということを上手に伝えられたら、印象に強く残るかもしれません。次の記事で伝え方と注意点について紹介しているので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
例文10選|「趣味は映画鑑賞」で選考突破へ! カギは差別化にあり

キャリアアドバイザーコメント

企業にマッチした要素をピックアップしよう

面接官の印象に残したいことを選ぶ際は、「企業にマッチしているか」という基準で選ぶと好印象が狙いやすくなりますよ。たとえば会社が「自分から率先して行動できる人」を求めていて、自分の強みに「行動力」と「協調性」などがあるなら、ぜひ「行動力」を取り上げてみましょう。

企業の求める人物像と自分の中にある要素でリンクしている部分にフォーカスを当てて話をすると、自分自身も話しやすいですし、面接官も「自社と相性が良さそうだな」と感じる内容になり、好印象につながります。

企業に合わせすぎるあまり本当の自分とはかけ離れた人物像を作ってしまうのは避けるべきですが、自分の中の要素で企業にマッチするものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。

どんなことを面接官の印象に残したいのかを分析するには、自己分析が効果的ですよ。自己分析の方法についてはこちらの記事が参考になりますよ。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説

自己分析をする際は、自己分析ノートを活用するのがおすすめですよ。ノートの作成方法や活用方法についてはこちらの記事が参考になります。
自己分析ノートは今から作れる! 準備するものや活用法を徹底解説

③意欲をアピール! 面接や入社への意気込み

田中キャリアアドバイザー

面接官の印象に残したいことを伝えられたら、次は最後のまとめとして「面接や入社への意気込み」について触れていきましょう!

佐藤みなと

これが自己紹介で伝えるべき3つの項目なのですね!

自己紹介の最後は、面接や入社に対しての意気込みについて触れてまとめるようにしましょう。まとめ方としても綺麗ですし、何より意欲のアピールをしっかりすることで「やる気のある就活生だな」と好印象を得ることができます

意欲の高い人は、入社後も業務に意欲的に取り組んで活躍してくれることが期待できるので、企業としてはとても欲しい人材。印象アップには欠かせないので、ぜひアピールするようにしてくださいね。

例文

御社の一員として働くことを目標とし就活を続けてまいりましたので、今回の面接を心より楽しみにしておりました。

サッカー部の部長を経験することで身につけたリーダーシップを、御社の営業部で働くうえでも活かしていきたいと考え、今回エントリーさせていただきました。

自己紹介の最後は挨拶をして締めよう!

自己紹介は面接の最初におこなわれることになるので、自己紹介の最後には挨拶を入れることを忘れないでください。

自己紹介の最後では面接や入社への意気込みについて触れることになりますが、その流れのまま「本日はどうぞよろしくお願いします」と結ぶようにすれば挨拶としては完璧です

田中キャリアアドバイザー

挨拶をしっかり取り入れることで「礼儀正しいな」とプラスの印象を持ってもらえる可能性があるので、面接で良いスタートを切るためにも挨拶は欠かさないようにしてくださいね。

次の記事では、インターンでの自己紹介で好印象を持ってもらう方法について解説しています。タイミング別での例文も紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
インターンシップの自己紹介で好印象を残すコツ4選! 回答例も紹介

自己PRが思いつかない時は、
AIツールを活用してください

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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。これを使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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 (リーダーシップが強みの場合) 

私の長所は、周囲を引っ張るリーダーシップです。大学時代、ゼミ活動で新しい勉強会を企画しました。SNSや掲示板を活用し、200人以上の学生に情報を届け、毎回平均30名の参加者を集めました。リーダーとして、メンバーと定期的なミーティングを行い、役割分担を明確にして進めました。参加者の意見を積極的に取り入れ、内容を改善し、満足度を高めました。この経験から、チームをまとめる重要性やコミュニケーション能力の大切さを学びました。御社でも、自ら率先して行動し、チーム全体を巻き込み目標達成に向けて努力します。

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これで自己紹介の達人! 内容の魅力をアップさせる4つの極意

マンガでわかる自己紹介の魅力をアップさせる極意
  1. 押したいポイントを強調! 特に伝えたいことを1個に絞る
  2. 印象を強める! 自分だけのキャッチフレーズを添える
  3. 「一緒に働きたい」と思わせる! ポジティブな内容を意識する
  4. リアルタイムで改善! アイスブレイクの話題を取り入れる

田中キャリアアドバイザー

さて、面接の自己紹介で伝えるべき項目が押さえられたところで、次は自己紹介の内容の魅力を格段にアップさせる「4つの極意」について解説します。

鈴木なぎさ

魅力をアップさせる4つの極意……。とても気になります!

田中キャリアアドバイザー

この4つの極意を駆使すれば他の就活生に差をつけられること間違いなしなので、ぜひ取り入れてみてくださいね! さっそく確認していきましょう!

鈴木なぎさ

ぜひ詳しく教えてください!

押したいポイントを強調! 特に伝えたいことを1個に絞る

面接の自己紹介の魅力をアップさせる方法としては、「特に伝えたいことを1個に絞る」が効果的です。

伝えたいことをたくさん詰め込みたい気持ちはわかりますが、主要なポイントが複数あるとかえって魅力が伝わりづらくなるものです。「これを一番強く伝えたい」というポイントを1つに絞って伝えるようにしましょう。

田中キャリアアドバイザー

「私の強みは協調性と行動力で、長所は責任感と粘り強さ。インターンで優秀な成績を収めたこともあって、アルバイトではリーダーを務めています」。どうでしょうか? 伝えたいことが絞りきれないと、伝わりづらい自己紹介となってしまうのです。

鈴木なぎさ

確かにそれだと何を伝えたいのかもよくわからないし、せっかくアピールポイントになりそうなことも存在感が薄れてしまっていますね……。

キャリアアドバイザーコメント

「企業の求める人物像に近いか」という基準で絞り込もう

アピールしたいポイントを1つに絞ることがなかなかできないといったこともあるでしょう。その場合は自分のアピールしたいことの中でも、企業の求める人物像に一番近いものから選ぶことをおすすめします。そうすれば好印象がより狙いやすくなります。

この「相手が求めているものを満たす」という姿勢は社会人になってからも常に求められるので、この姿勢を意識できているかというのも面接で見られていることがあります。相手のことはお構いなしに、自分の伝えたいことだけ伝えていると、コミュニケーション能力に課題があると評価される可能性もあるので、悩んだときはぜひこの基準で選んでみてくださいね。

自分のアピールしたいポイントがそもそも見つかっていない場合は、こちらの記事を参考にまずはアピールポイント探しから始めていきましょう。
アピールポイントで悩む人に朗報! とっておきの探し方8選を大公開

印象を強める! 自分だけのキャッチフレーズを添える

「自分だけのキャッチフレーズを添える」というのも自己紹介の魅力をアップさせる効果的な方法ですよ。

自己紹介は面接の導入ともいえる段階なので、短く端的にまとめるのが基本ですが、その中でもキャッチフレーズを添えることで自分ならではの魅力を印象付けることができます。

たとえば「粘り強い」という強みがあるなら「諦めることを知らない粘り強さ」、ポジティブなところをアピールするなら「みんなが笑顔になるポジティブ人間」など、強みを強調するようなフレーズを添えるとさらに印象を強めることができますよ

キャッチフレーズの例

  • 相手の心を見透かす観察力
  • 1分で相手の心をつかむコミュニケーション能力
  • 「石の上にも三年」を体現する我慢強さ

鈴木なぎさ

キャッチフレーズってどう考えればいいのかな。

田中キャリアアドバイザー

すでにあるキャッチフレーズから着想を得るのもいいですし、他人に「自分にキャッチフレーズを付けるならどんなものが当てはまると思う?」と聞いてみるのも1つの手です。

キャッチフレーズについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事が参考になりますよ。
例文60選|キャッチフレーズ作りはこれで完璧! 注意点も解説

「一緒に働きたい」と思わせる! ポジティブな内容を意識する

自己紹介の魅力をアップさせる方法としては、一緒に働きたいと思わせるような、ポジティブな内容を意識するというものも挙げられます。「この人なら入社後もいい影響を周りに与えてくれそうだな」と感じられるなら、企業としても好印象です

たとえば「御社で働くことが憧れでしたので、今回の面接を本当に心待ちにしておりました。御社への熱意をこの場をお借りしてお伝えさせていただければと思います」など、ポジティブな印象を感じられるフレーズを入れるようにすると、魅力アップが狙えますよ。

田中キャリアアドバイザー

「自分は本当にダメ人間なので、入社してもご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、一生懸命がんばります」とネガティブな印象を受ける自己紹介では、一緒に働きたいとは感じませんよね。

鈴木なぎさ

確かにそうですね……。

リアルタイムで改善! アイスブレイクの話題を取り入れる

「今日はどちらからいらしたんですか」「オフィスの位置はわかりにくくはありませんでしたか」など、自己紹介の前にアイスブレイクの時間が設けられていることもあります。そこで出た話題を自己紹介に取り入れると話題も広がりやすくなるのでおすすめですよ

たとえば「家からオフィスまでそれなりに時間がかかった」という話題があったとしたら、「ただ、持ち前の計画性を発揮して入念に準備をしておりましたので、本日はむしろ余裕がありすぎるくらい早く到着しておりました」などアイスブレイクの話題にさらっと触れてみましょう。

そうすることで印象も強くなりますし、会話自体も広がりやすくなりますよ。

鈴木なぎさ

リアルタイムで自己紹介の内容を工夫していくというわけですね!

田中キャリアアドバイザー

その通り! ただ無理に取り入れようとして不自然になってしまうと逆効果なので、会話として自然に取り入れられそうだなと感じたときに活用してみてくださいね。

面接の自己紹介は伝え方も肝心! 工夫を凝らして相手を惹きつけよう

自己紹介の伝え方のポイント

鈴木なぎさ

面接での自己紹介の魅力をアップする方法って、他にはもうないのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

面接において自己紹介とは内容だけでなく「伝え方」も重要。伝え方を工夫することで魅力をグッと上げることができますよ!

鈴木なぎさ

伝え方も肝心なのですね……。でもどのようにして工夫すればいいのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

意識しておきたい工夫のポイントは5つ。それぞれをしっかりと取り入れることで面接官を惹きつける自己紹介になるので、ぜひ実践してみてくださいね! 詳しく解説します!

鈴木なぎさ

さっそくお願いします!

声の大きさも大切! はきはきと聞こえやすい声量で話す

田中キャリアアドバイザー

伝え方のポイントとしては、まず声の大きさを意識してみましょう。「はきはきと聞こえやすい声量で話す」が基本となりますよ!

鈴木なぎさ

大きさも大切なのですね。意識してみます!

自己紹介を伝えるときは、はきはきと話せていて、聞こえやすい声量であるかを意識してみましょう。ボソボソと小さな声で話していては聞こえにくいですし、自信なさげにも見えてしまいます。

また、自分の声というのは自分ではチェックしづらいので、自分では気づいていないだけで意外と声が小さかったりするものです。他人に自分の話し方をチェックしてもらって、改善点がないかを探すことをおすすめします

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

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「正しい言葉遣い」も意識しよう

社会人のマナーとしては、「適切な言葉遣いができているか」も大切です。ビジネスの場で言葉遣いがきちんとできていないと、相手に正しく敬意が伝わらず信頼関係がうまく結べないことがあるので、業としては欠かさずチェックしておきたいポイントなのです。

もちろん就活生に完璧さを求めているわけではありませんが、大人として最低限知っておくべきものは身につけておくべきでしょう。たとえば「了解いたしました」は丁寧語であり目上の人には使いません。「かしこまりました」もしくは「承知いたしました」などです。正しい言葉の使い方は、一度身につけると一生役に立つので、早めに学んでおくことをおすすめします。

表情と姿勢も印象に影響! 笑顔と背筋を伸ばすことを意識する

鈴木なぎさ

声の大きさも重要なのですね。

田中キャリアアドバイザー

そうなのです。それと「表情と姿勢」もとても大切です。自己紹介を話すときは笑顔をキープして、背筋を伸ばすことを意識してみてくださいね!

表情と姿勢は印象に大きく影響するので、表情は笑顔を意識して、背もたれに背を預けすぎない程度の位置に座って背筋を伸ばすことを基本にしましょう

緊張すると真顔になってしまったり、背筋が丸まってしまいがちですが、それでは自信がないようにも見えてしまい「入社後もうまくやっていけるかな」と不安に思われてしまう可能性があります。

伝え方で印象アップを狙うためにも、ぜひ「表情と姿勢」にも意識を向けるようにしてみてくださいね。

姿勢を正すことはマナーの1つとしても捉えられることがあります。面接中のマナーについてはこちらの記事で確認できますよ。
面接マナーはこれでOK|「振る舞い・身だしなみ・言葉遣い」を解説

目線も見られている! 面接官の目を見ながら伝える

面接中は誰もが緊張するものですし、つい目線を外したくなる気持ちもとてもわかります。ただ面接という場において、相手の目を見ずに話すというのはマナー違反ともとられるケースがありますし、なにより面接官は就活生の目線をよく見ています

自己紹介を話す際はぜひ「面接官の目を見ながら伝える」ということを意識するようにしてください。

鈴木なぎさ

目を見て話すことに慣れてない場合はどうすればいいのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

相手の眉間を見るイメージで目線を向けてみましょう。それなら目を見ることを避けつつ、目を見て話している印象にもなりますよ。

面接中の目線に関するポイントについてはこちらの記事で詳細に解説していますよ。
印象がぐっと良くなる面接中の目線の送り方|Web面接対策も解説

流れるように話す! 「えー」「あー」は使わない

面接で自己紹介をする際、言葉のつなぎとしてつい「えー」や「あー」などを使ってしまいがちですが、自己紹介の内容が切れてしまう印象にもなりますし、せっかくの自己紹介の時間を意味のない言葉に使うのはもったいないです

あまりに連発していると「ちゃんと準備できていないのでは」とマイナスな印象を抱かれてしまう可能性があるので、こうした言葉のつなぎは使わないようにして、流れるように話すことを意識してみてくださいね。

田中キャリアアドバイザー

ただ、この「えー」や「あー」などは自分で使っていることを自覚しにくいワードです。録音して聞き直してみたり他人に聞いてもらうなど、客観的にチェックしてみてくださいね。

鈴木なぎさ

普段から意外と使っているかも……。注意します!

印象を強める! ジェスチャーで感情を強調する

田中キャリアアドバイザー

伝え方の工夫のポイントとしては、ジェスチャーを取り入れるというのもおすすめです。より印象を強めることができるんので、感情を強調したいときなどに活用すると効果的ですよ。

鈴木なぎさ

ジェスチャーもおすすめなのですね!

自己紹介を伝えるときはぜひジェスチャーを取り入れてみましょう。伝えたい感情を強調することができるので印象を強められます。自己紹介の中でも「面接官の印象に残したいこと」を伝える際などで活用するのが効果的ですよ

ただ、ジェスチャーを使いすぎると効果も薄れ、むしろ邪魔に感じられてしまう可能性もあります。最初に伝える自分の氏名や大学名など、「わざわざ強調しなくてもいいかな」と思う箇所についてジェスチャーの使用は避けるようにしてくださいね。

周りに差をつける! 自己紹介を魅力的に伝えるための練習法

自己紹介を魅力的に伝えるための練習法

田中キャリアアドバイザー

面接における自己紹介の伝え方のポイントについて解説しました。ここからは「ではどうやって練習すればいいのか」について解説していきますよ。

佐藤みなと

練習法もわかるなら、着実に伝え方のポイントも身に付けられそうです!

田中キャリアアドバイザー

その通り! 自己紹介の知識はここまでの解説で十分備わったので、今度はその知識を自分のものにするための方法を知る、というわけです。おすすめの練習方法は3つあるので、さっそく確認していきましょう!

佐藤みなと

ぜひ詳しく教えてください!

実践形式で慣れる! 模擬面接を繰り返しおこなう

田中キャリアアドバイザー

自己紹介の練習方法としては、やはり実践形式で経験を積んでいくのが一番効果的。そこでおすすめなのが「模擬面接」です!

佐藤みなと

確かに模擬面接なら実践形式で自己紹介を伝える練習ができますね!

自己紹介を伝える練習としては模擬面接がおすすめです。実践形式で経験を積むことで雰囲気にも慣れることができ、本番での緊張を和らげることができます。

また緊張感のある本番に近い環境で練習をすることで、自己紹介の内容や、伝え方で改善すべき点を発見できることもあります。実践の中で改善点を発見し、どんどんブラッシュアップしていけば自己紹介の達人になっていることでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

模擬面接は一回だけでなく複数回おこなおう

模擬面接は一回だけでなく何回も繰り返すことでさらに効果をアップさせることができます。繰り返しおこなうことで苦手な部分や改善点を見つけることができ、さらに実力を伸ばすことができます。面接は練習すればするほどうまくなるという意味でスポーツと同じと考えてもいいでしょう。

そして、ただ繰り返しおこなうだけでなく、模擬面接を一度おこなうたびに反省点をメモなどに書き起こすことも大切です。そうすることで模擬面接をすること自体を目的としてしまうことを避けられます。本番の面接のための模擬面接だからこそ、次につなげるための工夫をしながら実践していくようにしてくださいね。

客観的にチェック! 自分の話す様子を録画してチェックする

佐藤みなと

他にはどんな方法が効果的なのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

自分の話す様子を録画してチェックするのもおすすめですよ。

面接の自己紹介を魅力的に伝えるための練習方法としては、自分が自己紹介をしている様子を録画して、後から見返してみるというものがおすすめです。姿勢や表情、声量なども簡単にチェックすることができます。

また、この方法なら自分1人だけでも実践可能です。時間がなくて他の人に頼めないときや、家を出ずに練習をしたいときはぜひこの練習法を活用してくださいね。

田中キャリアアドバイザー

スーツを着用してみたり、本番に近い環境を用意するなどして、緊張感をもっておこなうようにするとさらに効果アップですよ。

プロの目線でチェック! 就職エージェントに相談する

田中キャリアアドバイザー

就職エージェントに相談して、プロの目線から自分の伝え方や自己紹介の内容をチェックしてもらうのも効果的ですよ。

佐藤みなと

プロの目線からのチェックが入ればさらに魅力的な自己紹介の内容にもなりそう!

自己紹介の練習方法としては、就活のプロである就職エージェントに協力を依頼するのも1つの手です。

これまでたくさんの就活生の相談に乗ってきた就職エージェントは、どんなところを意識すれば魅力的な自己紹介になるのか、ということについても熟知しています。悩んだときは一度相談してみることおすすめします。

田中キャリアアドバイザー

就職エージェントは選考対策に限らず、企業選びなどにも親身になって相談に乗ってくれるので、就活のことで何か悩み事があれば気軽に相談してみましょう!

むしろ逆効果に! 自己紹介で避けるべきこと

  1. 内容を盛るために嘘をついてしまう
  2. 強みを押しすぎて自己PRになっている
  3. 要約が足りず内容が長くなりすぎている

佐藤みなと

自己紹介の練習方法もわかったし、これで面接の自己紹介対策は問題なさそうです!

田中キャリアアドバイザー

おっと、まだ確認すべきことがありますよ。自己紹介といえども、「これだけは避けておきたい」というものがあるのです。

佐藤みなと

え、そうなのですか? 自己紹介で避けるべきことってどんなことなのでしょう。

田中キャリアアドバイザー

たとえば「内容を盛るために嘘をついてしまう」というのは避けるべきですね。こういった事例を知っておけば反面教師的な形で役立てることができるので、要チェックなポイントです。一緒に確認していきましょう!

佐藤みなと

わかりました! さっそくお願いします!

 

内容を盛るために嘘をついてしまう

自己紹介で内容を盛るために嘘をついてしまう、というのは避けましょう。嘘をついたところでそれは本当の自分ではないですし、面接官はこれまでたくさんの就活生を見てきているので、見破られる可能性もあります

嘘をついた箇所を「もっと詳しく教えてください」と深掘りされて、結果答えられず内容を盛っていたことがわかれば、評価は大幅にダウンです。正直に答えることが一番なので、嘘をつくのは避けてくださいね。

田中キャリアアドバイザー

嘘をつく人を採用したいを考える企業はありませんから、本当のことだけを自己紹介に盛り込むようにしてくださいね。

佐藤みなと

わかりました!

強みを押しすぎて自己PRになっている

自己紹介なのに自分の強みを前面に押し出しすぎてしまい、結果的に自己PRのようになってしまうといったことも避けましょう。

自己紹介はあくまで面接の導入となる部分です。自分の強みに触れるならその後に続く自己PRにつなげられるような、簡単な内容に収めるのがベストです。

自己PRのようになってしまうと、「自己紹介と自己PRを混同しているし、きちんと指示を聞くことができないのかも」と判断される可能性がありますよ

佐藤みなと

伝えたい強みとかはついアピールしたくなりますが、それは自己紹介の時間ではなく、自己PRの時間に回せばいいということですね。

田中キャリアアドバイザー

その通り。「今は何を聞かれているのか」ということをしっかりと意識して回答するようにしましょう。

要約が足りず内容が長くなりすぎている

「自己紹介が長くなりすぎてしまう」というのも避けるべきポイントの1つです。内容の要約が足りていなくて、伝えたいことをつらつらと述べるだけの自己紹介では面接官も「要約する力がないな」とマイナスな評価をせざるを得ません

それに内容が長くなりすぎると、受け手側も話を理解しにくくなります。要約が足りないせいで本当に伝えたかったことが伝わらないようではもったいないので、自己紹介は長くなりすぎないよう注意しましょう。

田中キャリアアドバイザー

基本的には1分を目安に自己紹介はまとめるようにしましょう。

佐藤みなと

模擬面接などで時間を計りながら話してみようと思います!

キャリアアドバイザーコメント

最初にひとことで結論をまとめよう

長すぎる自己紹介は大きなデメリットが2つあります。1つは「話が長い」と思わせると、相手の中には自分が話した内容はほとんど残らないということ。もう一つは、「コミュニケーション能力が低い」という悪い印象が残るということです。

自己紹介を短くまとめるコツは、最初に結論を「ひとこと」で言い切ることです。言い切るとは句点をつけるということで、こうすることで要点をまとめることができますし、聞き手側も理解しやすくなります。最初にひとことで結論を言い切る自己紹介を紙に書き出して原稿を作り、1分以内で伝えられるよう、何度も練習しましょう。

内容を考えるときの参考に! 自己紹介例文10選

要チェック!構成や流れを確認!厳選自己紹介文10選

田中キャリアアドバイザー

さて、ここまで解説してきた自己紹介に入れ込む要素やポイントなどを踏まえて、今度は私が厳選した10個の例文から詳細を確認していきましょう。

鈴木なぎさ

10個もあるなら内容を考えるときの参考にもできそうです!

田中キャリアアドバイザー

ここまで解説してきたことのおさらいにもなるので、ぜひ構成や内容の流れなどに着目しながらチェックしてくださいね!

鈴木なぎさ

わかりました! 自分の自己紹介を考える際にも役立てるようにします!

例文①

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

大学では野球部に所属をしており、1年前から主将としてチームをリードしてきました。主将としての経験を通じて得られた、強いリーダーシップが自身の強みです。

御社に入社後はこの強みを活かして、入社後から自発的に行動し、周囲をけん引できるような人材として貢献いたします。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

全体的にしっかりとポイントをまとめられた自己紹介ですね。伝えるべき基本情報からどんな強みがあるのかもわかりやすく、完成度の高い自己紹介といえるでしょう。最後の意欲のアピールもばっちりですね。

例文②

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

高校生の頃に所属をしていたイラスト研究会でイラストを描くことに目覚めてから、今に至るまで毎日イラストを描き続けています。描き続けてきたことでスキルも身に付き、コンペでも複数回入賞した経験があります。

御社の制作部で働くうえでは、このイラスト制作のスキルを活かしつつ、誰よりもイラストを描くことが好きという自身の熱い想いを胸に、どんな業務にも意欲的に取り組んでまいります。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

志望企業の事業内容に合わせて伝えるべき内容を絞った自己紹介ですね。これなら面接官も「どんな就活生なんだろう」と続く自己PRなどにも強い関心をもってくれるでしょう。

例文③

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

御社が昨年開催されたインターンシップに参加をし、グループワークで優秀賞を頂いた際に御社代表の●●様から「他人と協力できるところが君の強みだね」とのお言葉をいただき、そのときよりインターン生の一人ひとりまでしっかりと見てくださっている●●さんのもとで働きたいと思い、今回志望致しました。

御社に入社後は、積極的に自分から行動しつつ、周囲に困っている人がいればすかさず手を貸すことができる、チームに欠かせない人材として業務に貢献いたします。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

インターンで志望企業の代表にかけてもらった言葉に触れて、意欲の高さを際立たせている自己紹介ですね。どんな志望動機をを持っているのか、もっと深く聞きたいと感じる自己紹介です。

例文④

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は「圧倒的な行動力」が強みで、大学1年生のころより複数のサークル立ち上げに携わり、2年生からは学生団体にも参加。3年生には学生団体の代表と複数のサークルの幹部を務めるなど、自身が興味を持ったことにはすぐに行動に移し、とことん積極的に取り組んでまいりました。

御社に入社後はこの強みを活かして、クライアントに良い提案があれば誰よりも早くアポを取りにいくなど行動数で自身の価値を発揮していきたいと考えております。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

行動力というキーワードを使った自己紹介ですね。キャッチフレーズを用いることでより印象が強くなっている点がポイントで、全体的にしっかり要約できていてわかりやすい内容にまとまっています。

例文⑤

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は大学で吹奏楽部に所属をしていて、パートリーダーとして部員の取りまとめも担っています。ときには厳しく指導することもありますが、最後のコンクールに向けてできることをやりきるという精神で日々練習に取り組んでいました。こうした経験を通じて得られた「雨垂れ石を穿つ」を体現する意思の強さが私の強みです。

御社に入社後はこの強みを活かして、一度取り組んだ業務は必ずやりきる強い意思で取り組み、困難に感じる壁にぶつかってもくじけずトライし続けられるメンバーとして業務に貢献いたします。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

自身の意思の強さに軽く触れつつ、キャッチフレーズを使って短いながらも強調させている自己紹介です。入社後に向けての意欲のアピールも欠かしていない、レベルの高い自己紹介です。

例文⑥

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は大学に通いながらアパレルでアルバイトを3年しており、今では「声をかければ百発百中」の異名を取るほど接客や販売のスキルを成長させることができました。最初は右も左もわからないところからスタートでしたが、最近は新人教育なども任せていただいております。

御社に入社後はこの接客や販売のスキルを店頭スタッフとしての業務に活かしつつ、SNSなども積極的に発信し、御社のファン層の拡大を店頭からしていけるよう取り組んでまいります。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

接客スキルという強みを軽いエピソードと共にアピールしている自己紹介ですね。「どんな経験をしてきたのか」「どんなことを考えながら取り組んできたのか」など、もっと深く聞きたくなる内容にまとめられていますね。

例文⑦

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は大学で清掃ボランティアのサークルに参加をしており、月に2度大学構内から大学付近の市街も清掃をしております。こうした活動に参加しているのは、誰かの役に立つことに喜びを感じる自身の性質が関係しております。

そのため、「人の役に立つことを全力で」という御社の理念はまさに自分が求めているマインドであり、御社で働くことを目標に就活をこれまで続けてまいりました。今回いただいた面接というチャンスを活かし、自身の熱い想いをお伝えさせていただければと考えております。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

端的にまとめつつ、志望企業の理念もしっかり理解していることをアピールしていますね。面接への意気込みにも言及できていて、面接の導入としてはばっちりな自己紹介といえます。

例文⑧

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は趣味で音楽制作をしており、趣味で作ることもあれば依頼を受けて作成することもあります。ありがたいことに応戦して下さっている方もおり、次第に「音楽を仕事にしたい」と考えるようになり、御社を志望致しました。

今回いただいた面接では御社への熱意をお伝えするとともに、御社に入社した際に貢献できることもお伝えできればと思い、これまでの実績をまとめたポートフォリオも持参させていただきました。御社へかける思いは誰にも負けません。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

事業への興味を示すとともに自分の面接にかける思いも熱くアピールできている自己紹介ですね。もっと話を聞いてみたいと感じさせる内容にまとめられていて、この後に続くであろう自己PRや志望動機にも興味を持たせられる自己紹介といえます。

例文⑨

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私の強みは事前に「こういったことが起こるかも」という予測をし、緻密に計画を立て行動できる計画性で、本日は先ほどおっしゃっていたように電車に遅れがでていましたが、そのことを織り込んだプランも立てていたので、むしろ余裕をもって到着しておりました。

こうした計画性のある行動ができるというのは、御社で働くうえでも役立てられるものではないかと考えております。特に志望しております事務職は周囲と連携し計画的に進めていく必要があるからこそ、自身のこの強みを活かして業務に取り組んでまいります。

本日はどうぞよろしくお願いいたします

田中キャリアアドバイザー

どういった人物で、どういったことをアピールポイントとして持っているのかが明確でわかりやすい自己紹介ですね。直前に合った会話を持ってくることで話も広げやすくしている点もポイントです。

例文⑩

例文

私は△△大学〇〇学部に所属をしている××と申します。

私は2年間オーストラリアに留学をしており、現地で学ぶことで得られた語学力を活かして帰国後は英会話塾などでアルバイトをしておりました。

日常会話なども問題なく英語で話すことができるこの語学力を活かすことで、御社が昨年より推し進めている事業の海外展開に貢献できるのではないかと考えております。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

田中キャリアアドバイザー

留学経験とそこで得られた語学力をポイントとした自己紹介ですね。入社後の活かし方も具体的で、もっと詳しく話しを聞きたいと思わせる、導入として100点な自己紹介といえます。

面接で魅力的な自己紹介をして好印象を残し選考を突破しよう!

面接における自己紹介のポイントから、内容の組み立て方、伝え方の工夫などについて例文を交えながら解説しました。自己紹介は面接のスタートになるため、第一印象を大きく左右する重要な場面です。

ただ、ここまでの解説を踏まえて対策を着実に進めていけば、魅力的な自己紹介をすることができますよ。自己紹介の組み立て方から伝え方までを今一度確認して、さっそく対策を始めていきましょう。

佐藤みなと

最初は自己紹介の重要性もよくわかっていませんでしたが、今では自己紹介が面接の大切な導入であること、そして第一印象を左右するものであるとよくわかりました。まずは組み立て方からもう一度確認してみます!

鈴木なぎさ

どうすれば魅力的な自己紹介ができるのか悩んでいましたが、今はすべき対策がよくわかりました! 教えていただいた伝え方を身に付けられるまで模擬面接を繰り返してみます!

田中キャリアアドバイザー

ここまでよく頑張りました! 解説してきた対策やポイントを自分の自己紹介に取り入れて、しっかり練習を繰り返していけばなんの心配もいりませんよ! 魅力的な自己紹介を用意して内定まで一直線に進んでいきましょう!

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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