目次
スーツの正解って一体? 就活向きのアイテムと着こなしで自信を持とう
佐藤みなと
もうすぐ面接だね!
鈴木なぎさ
そうだね! でも、実は私、スーツの着方にいまいち自信がなくて不安なんだ……。
佐藤みなと
だよね! 僕も、どんなスーツをどんな風に着たら好印象なのかわからないよ。やっぱり服装に自信がないと、なんとなく面接も心配になるよね。
高橋キャリアアドバイザー
おや、面接のスーツに不安を感じているのですか?
鈴木なぎさ
高橋さん! そうなんです、服装が不安で面接にも自信が持てません。
高橋キャリアアドバイザー
服装に自信がないと面接にも後ろ向きになってしまいますよね。でも大丈夫です! 面接に向いているスーツとは何か、どう着こなすか解説します! 服装に自信を持って面接に臨めるようになりましょう。
第一印象がかかっている! 面接における服装の重要性
高橋キャリアアドバイザー
服装は確かに、自分が自信を持って面接に臨むために大切です。でも、好印象を残すためにも大切なのです。2人は「メラビアンの法則」をご存じですか?
鈴木なぎさ
メラビアンの法則……? 聞いたことがありません!
高橋キャリアアドバイザー
簡単にいうと、コミュニケーションを取る際には「言葉」だけでなく「視覚情報」が強く影響する、ということです。
メラビアンの法則とは、「何を話しているか」という話の内容と見た目やしぐさなどが矛盾していた場合、見た目などの視覚情報の影響を強く受ける、という法則です。
たとえば面接で、しわしわでサイズの合っていないスーツを着て自分の強みなどを採用担当者に話していたとします。このような場合、アピール内容がどれだけ素晴らしくても見た目の情報が大きく影響し、「なんだかだらしないな」という印象になる可能性があるのです。
佐藤みなと
そんな法則があるのですね!
高橋キャリアアドバイザー
もちろん、アピールの内容を磨いておくのはとても重要です。でも、服装のせいでアピール自体の印象も悪くなる可能性がある以上、見た目も大切と言えますね!
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る服装は第一印象を左右する大切なもの
面接で、端正な服装をしていることは大変重要です。「第一印象は最初の3秒で決まる」と言われているように、見た目というのは人の印象を大きく左右するものなのです。
言うまでもありませんが、「見た目」とは美人・イケメンなどの意味ではなく、表情や清潔感などの部分のことです。清潔感はほとんど服装から出るもの。シワのあるシャツやスーツを着ているよりも、端正な服装をしている方が清潔感がありますよね。
ビジネスにおいても、人柄は服装に出ると言われています。端正な服装だと仕事もしっかり丁寧に対応してくれる印象ですが、だらしない服装の場合には仕事の対応も適当にされる印象になるのです。
このように、服装はその人の人柄を表すものとして認識されているため、面接でも端正な服装をすることが大切です。
面接にはどんな服装が適しているのか、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。あわせて確認することをおすすめします。
面接の服装の正解って? マナーを守った服装は自信をくれる!
公務員試験に臨む人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。
公務員試験の服装はコレだ! すぐに実践できる具体例をまるっと解説
39点以下は要注意!あなたの面接力を診断しておこう
自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。
そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。
そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。
・自分の面接に不安がある人
・今やるべき面接対策を知りたい人
本当にスーツでOK? 面接の服装はこう選ぶ!
高橋キャリアアドバイザー
ところで、そもそもスーツを着ない面接もあることを知っていますか?
鈴木なぎさ
え!? そんなことがあるのですか!?
高橋キャリアアドバイザー
実は、あります。どれだけきちんと着こなしても、そもそもスーツが求められていないのでは逆効果ですよね。
鈴木なぎさ
確かにそうですね……。でも、スーツかどうかはどうやって判断すれば良いのでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
面接などの案内に書かれている内容で判断できますよ! それでは、服装の決め方を確認していきましょう。
「スーツ」または「指定なし」:スーツで行こう
面接の案内に「服装はスーツ」と書いてある場合や、服装が指定されていない場合にはスーツで行きましょう。
スーツは、就活の多くの場面で着るもの。就活生も採用担当者も、「改めて指定されなくても面接はスーツ」という認識でいるのです。そのため、指定されていない場合はスーツで行きましょう。スーツが指定されている場合には言うまでもありませんね。
佐藤みなと
言われてみれば就活って「スーツが普通」みたいな感じだからな……! 自信を持ってスーツを着ていこう。
鈴木なぎさ
そうだね!
面接にスーツで行くことが決まれば、次はスーツ選びです。就活における服装は第一印象を左右する重要なポイントになります。以下の記事では、上下色違いのスーツでも問題がないか等、就活に適したスーツの選び方を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
上下色違いのスーツは要注意! スーツで第一印象は大きく変わる
「服装自由」の場合:スーツかオフィスカジュアルで行こう
就活生が最も服装に迷うのが「服装自由」の場合でしょう。いざ「自由」と言われると、一体何が求められているのか、他の就活生は何を着てくるのかと不安に思いますよね。
結論ですが、服装が自由の場合はオフィスカジュアルかスーツで行きましょう。わざわざ「服装自由」と明記しているのですから、スーツでなくても大丈夫ですよ。とはいえ、臨むのは就職のための面接。仕事をする際にできる服装、つまりオフィスカジュアルで行くのが良いでしょう。
高橋キャリアアドバイザー
オフィスカジュアルとは、スーツよりはラフで、完全な私服よりはかしこまった感じの服装を言いますよ!
また、服装が自由である以上、スーツで行っても問題ありません。「オフィスカジュアルだと服装が不安」「スーツの方が慣れていて自信を持てる」などの場合、スーツで望む方が実力を発揮できそうですね。
オフィスカジュアルできるものの選び方については、こちらの記事で解説しています。あわせてチェックしてくださいね。
面接のオフィスカジュアルは5つのルールで完璧! 今すぐできる方法
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る「服装自由」は自信を持てる服を着よう
服装自由だと着るものに迷う就活生も多いと思いますが、心配は無用です。企業は本当に「自由な服装で構わない」と考えていますよ。そのため、常識の範囲内で自由に、自分が自信を持てる服装を選んで大丈夫です。仮に、周りが全員スーツでも焦る必要はありません。
しかし、それでもスーツかオフィスカジュアルか迷う就活生もいるでしょう。そのような場合には、社員の服装をヒントにしてくださいね。
会社見学などで見た、社員の服装を思い出してみましょう。制服がある、スーツにネクタイをしているなど堅い印象がある場合は、それに合わせてきちんとしたオフィスカジュアルにすると安心です。逆に社員がラフな服装をしているなら、堅い服装をすると馴染みにくいもの。カジュアル寄りの服装の方が向いているでしょう。
「私服」の場合:オフィスカジュアルで行こう
時には面接の服装指定が「私服」の場合もあります。この場合には、オフィスカジュアルで行くのがおすすめです。
「私服」と書いてあるとつい「普段の服装」をイメージしがちですよね。しかし、あくまで採用面接に臨むのですから、ラフでカジュアルすぎる服装は避けて職場での服装を意識した方が良いでしょう。また、「服装自由」と異なり「私服」と制限されているため、この場合にはスーツを着るのは避けてくださいね。
鈴木なぎさ
スーツじゃない場合もあるなんて盲点でした……!
高橋キャリアアドバイザー
そうなんです。その場に応じた服装をすることも社会人として大切なスキルの1つなので、面接でも適した服装を選択しましょう! 次のようなカジュアルすぎる服装は避けるのが無難ですよ。
カジュアルすぎる服装の例
- デニム素材のもの
- Tシャツ
- オフショルダーなど露出の多いもの
- スウェットやジャージ
- ジーンズ
- ハーフパンツなど丈の短いパンツ
- サンダルやミュール
- 派手なスニーカー
- 大きなアクセサリー
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
自分の面接にどんな課題があるのか気になりませんか。面接の結果が悪くても、人事に原因を聞くことはできないので、どうやって対策したらいいかわかりませんよね。
そんな時は、「面接力診断」を使うのがおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで面接における自分の弱みを知り、その対策を解説付きで把握できます。
そうすればあなただけの対策を知れるので、面接官からも高評価を得られるようになります。診断は無料で使えるので、今すぐ活用して面接の不安を解消しましょう。
・自分の面接に不安がある人
・今やるべき面接対策を知りたい人
4つを押さえて好印象! 身だしなみの基本のポイントを知っておこう
佐藤みなと
私が今度受ける面接は、スーツが指定されているのでスーツで行きます!
鈴木なぎさ
私の場合は服装の指定がないのですが、スーツで行こうと思います。ところで、面接で好印象を残すためには、服装のどのようなところに気を付ければ良いのでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
良い質問ですね! スーツで好印象を残すポイントは、全部で4つ。「清潔感」「サイズ感」「アイテムのバランス」「TPOに合っていること」です。
鈴木なぎさ
この4つをクリアすれば……?
高橋キャリアアドバイザー
好印象に一歩近づけますよ! それでは解説しますね。
身だしなみの基本のポイント
- 清潔感
- サイズ感
- アイテムのバランス
- TPOに合っていること
ポイント①清潔感
まず重要なのが、清潔感ある服装をすることです。社会に出て仕事をする際には、初対面の人とかかわることも多くあります。そして、そのような場合に第一印象を左右する要素の1つが清潔感なのです。
たとえば、しわや汚れがついていたりボタンが取れかけていたりするスーツを着用していると、「だらしないのかな」などとマイナスの印象を抱かれてしまうもの。そのため、面接前には必ず、スーツの清潔感をチェックしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
スーツの清潔感ももちろん重要ですが、それ以外の身だしなみも大切です。たとえば寝ぐせや伸び放題のひげや爪を放置することのないよう、身なりに気を使いましょう。
また、「におい」も清潔感を出すために重要なポイントの1つです。食べ物や汗のにおいは服に残ることもありますので気を付けてくださいね。また、面接などで外に出ている際も、汗はこまめにシートでふくなどし、体を清潔に保ちましょう。
香水などのにおいにも注意が必要です。人によっては不快に感じる場合もありますので、就活の際には香水は控えてくださいね。また、柔軟剤もなかにはにおいが強いものもありますので気をつけてください。
ポイント②サイズ感
スーツを着こなすために重要なのが、自分に合ったサイズを着ることです。サイズが小さくてパツパツだったり、反対に大きすぎてだぼだぼの場合、相手は「だらしない人だな」などの印象を受けてしまうでしょう。
佐藤みなと
確かに、ぶかぶかのスーツだとなんだか頼りない印象ですよね……。
鈴木なぎさ
パツパツだと見ていて苦しそうだし、「何でだろう?」と本来気にしなくて良いことが気になりそうです。
反対に、自分に合ったサイズのものを着ていれば体にフィットし「ピシッとしているな」と信用度も高まるもの。また、志望度の高い企業の選考にはきちんとした服装で臨みますよね。
そのため、自分に合ったスーツをしっかりと準備しているということは、熱意の表れとも言え、志望度の高さも伝えられるでしょう。
面接という、時間の限られた機会だからこそ、アピールだけでなく服装でも好印象を残したいものですね。
ポイント③アイテムのバランス
「リクルートスーツを着ているのに、ベルトだけがカジュアル」「ネクタイだけ妙に派手」。このようにアイテムのバランスが崩れていると、その部分が悪目立ちするというもの。
色合いや素材感を全身で統一し、まとめることでこの事態は防げます。「これくらいなら気づかれないだろう」と妥協することなく、身に着けるアイテムを選択するようにしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
アイテムの選び方についてはこのあと詳しく解説するので、確認してくださいね!
ポイント④TPO
そして何より大切なのが、面接という場に適した服装をすることです。スーツで臨む面接の場合「リクルートスーツだしこれを着ておけば良いだろう」と安心しがちですが、油断は大敵。TPOに合った服装を意識しましょう。
TPOとは、「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場合)」の頭を取った言葉で、「時・所・場合に合った服装などを選ぶこと」という意味です。
TPO=時・所・場合に合った服装などを選ぶこと
- Time(時)
- Place(場所)
- Occasion(場合)
佐藤みなと
「スーツを着ておけばOK! 」という考えは間違っている、ということでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
リクルートスーツは就活のためのものなので、それも半分正解です。でも、「それをどう着るか」は自分次第。スーツだからといってTPOに合った着方を必ずできるわけではないのです。
ボタンは留めるのか、襟はどうするのかなど、思っているよりも気を付けるポイントはあります。きちんとマナーを守り、TPOに合った着こなしをしましょう。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る面接の際にはアクセサリー選びにも注意が必要
アイテムを選ぶ際はアクセサリーにも気をつけましょう。化粧品メーカーや出版社、広告業界などの華やかさも求められる企業の面接や、服装自由の面接の場合には、小ぶりなものであればアクセサリーを付けてもOKです。
しかし、たとえば大きなデザインの派手なネックレスなどをつけていると、清潔感のある格好をしていても、相手はアクセサリーに注目してしまいます。また、TPOにもよりますが、派手なアクセサリーが面接で相手に良い印象を与えることはあまりありません。
社会人がビジネスシーンでアクセサリーをする場合も、小ぶりのものがほとんど。そのため、面接時にもなるべく派手なアクセサリーは控えましょう。つけるなら、全体のバランスを見て小ぶりのものを選ぶようにしてくださいね。
面接に適したスーツの色については、こちらで解説しています。あわせて確認しておきましょう。
黒以外でもいいの?面接でOKなスーツの色と与える印象とは
これらのポイントを押さえて身だしなみを整えることができれば、「誠実そうだな」という印象を残すことができます。この「誠実さ」が就活でどう活きるのか知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
誠実性の自己PRは簡単3ステップで作れる! 厳選10個の例文付き
就活生注目! 自分らしい服装をするのもとても大切
マナーや常識に従った服装などをすることも、もちろん大切ではあります。しかし、自分らしい服装をすることも、同じく大切です。
就活とは、自分の将来を左右する、とても重要な意思決定をするもの。そのような場で自分らしくない服装や振る舞いをすることは、ミスマッチにもつながってしまいます。また、最近では企業も「男性だから・女性だから」などの画一的な考えは減りつつあります。性別に縛られすぎず、自分らしい服装を心がけることも大事にしてくださいね。
高橋キャリアアドバイザー
「他の就活生と同じでなければならない」なんて決まりはありません。自分の個性を大切にすることも、将来のためにとっても重要ですよ。
メンズ編|面接のスーツはどう選ぶ? 適したものはコレ!
鈴木なぎさ
身だしなみにはこんなポイントがあったのですね……!
高橋キャリアアドバイザー
はい! では、身だしなみの基本のポイントもわかったことですし、具体的に何を選べば良いのか解説していきますね!
鈴木なぎさ
お願いします!
高橋キャリアアドバイザー
まずは、メンズスーツの選び方のポイントから解説します!
ジャケット
就活のスーツは黒や濃紺で、柄のないものが一般的です。それ以外の色のものもありますが、企業や業界によっては良い印象を得られませんのでおすすめはしません。薄いストライプなどの柄のあるものは、柔軟な社風の企業の選考では問題ないかもしれませんが、一般的には避けた方が無難でしょう。
スーツを選ぶ際には、採寸・試着をして自分に合ったサイズのものを手に入れましょう。ジャケットも実際にシャツの上に着てみて、肩幅や丈、胴回りがフィットしているかチェックすることが大切です。また、袖はシャツが1~1.5cm程度出る長さのものを選びましょう。
高橋キャリアアドバイザー
不安な場合には、お店のスタッフの方にチェックしてもらうと安心ですね。ちなみに、ボタンは2つのものが主流です。
ジャケット選びの基本
- 黒や濃紺で柄がない
- 2ボタンのタイプが主流
- 肩幅が合っている(着たときに背中などにしわができない)
- 胴回りがフィットしている(ボタンを留めたとききつすぎずぶかぶかすぎない)
- 袖からシャツが1~1.5cm程度出る長さ
- お尻が3分の2程度隠れる丈
パンツ
オフィスカジュアルと異なり、スーツの場合にはジャケットとパンツはセットで揃えます。そのため、パンツもまた黒や濃紺で、柄のないものが一般的と言えますね。
試着をする際には、腰回りなどのサイズを確かめるのはもちろんですが、丈にも注目しましょう。スーツのパンツの長さは、裾が靴に少しかかる程度が基本。長い場合には裾上げを依頼してくださいね。
高橋キャリアアドバイザー
裾上げには「シングル」「ダブル」の2種類がありますが、スーツの場合にはシングルが一般的ですよ!
パンツ選びの基本
- ジャケットとセットのもの
- 黒や濃紺で柄がない
- 裾が靴に少しかかる程度の長さ
シャツ
就活の場合には、白色で柄のないワイシャツを選ぶ人が主流です。フレッシュで清潔感のある印象になりますよ。そして、シャツもジャケットなどと同様に試着をしましょう。サイズをチェックするポイントは、主に首回りと袖です。
首回りは、最も上のボタンを留めたときに指が1本入るくらいがちょうど良いでしょう。きついと苦しいですし、反対にゆるいとネクタイを締めてもだらしない印象になってしまいます。袖は手首あたりの長さで、ジャケットから1~1.5cm程度出るものを選びます。
佐藤みなと
ワイシャツの襟っていろいろな種類があると思うのですが、何が良いのでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
「レギュラーカラー」が一般的でおすすめですよ! ちなみに、クールビズなどでネクタイを締めない場合には、ボタンダウンタイプがすっきり見えるのでおすすめです。
シャツ選びの基本
- 白色で柄のないもの
- 第一ボタンを留めたときに指が1本入る程度の首回り
- 袖がジャケットから1~1.5cm程度出るもの
- 襟はレギュラーカラーが一般的
ネクタイ
ネクタイを選ぶときに注目すべきは、「色」と「柄」の2つです。色については、冠婚葬祭で使う白・黒やカジュアルな印象の強いピンクなどの鮮烈な色は避けるのが無難です。太いストライプや大きなドットなどの目立つ柄やキャラクターもの、ごちゃごちゃした複雑な柄は避けましょう。また、ブランド名が書かれているものも目立ちますので、就活では控えるのがおすすめです。
青・濃紺・えんじ・落ち着きのある黄色・グレー・水色のものが、就活には向いていますよ。柄は無地かシンプルなストライプ、小紋がおすすめです。
鈴木なぎさ
小紋ってどんな柄ですか?
高橋キャリアアドバイザー
全体に小さな柄が入っているものですね! 反対に、柄が大きいと大雑把・豪快な感じになるので、就活ではおすすめしません。
ネクタイ選びの基本
- 白・黒・ピンクなどの派手な色のものは避ける
- 大きな柄やキャラクターもの、ごちゃごちゃした複雑な柄は避ける
- 色は青・濃紺・えんじ・落ち着きのある黄色・グレー・水色などがおすすめ
- 柄は無地かシンプルなストライプ、小紋が良い
ネクタイの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。おすすめの色や自分らしさを演出するネクタイの選び方まで幅広く紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
ネクタイの色が印象を変える! 自分らしさを演出するネクタイの選び方
ベルト
リクルートスーツに合わせるベルトは、革製で靴と同じ色のものが好ましいです。また、バックルなどが派手なものは避け、シンプルなデザインのものがおすすめですよ。
高橋キャリアアドバイザー
あまり目立たないベルトですが、ジャケットを脱いだ時など、ふとした瞬間に目立つもの。落ち着きのあるデザインを選ぶと良いですね!
1つ注意すべきは、長さです。商品にもよりますが、購入後に自分で長さを調節するものも多くあります。調節せずに使用すると体に合わず、余りがとても長くなって不自然な見た目に。そのため、自分で調節するタイプの場合にはしっかりと長さを調整しましょう。
ベルト選びの基本
- 革製で靴と同じ色のもの
- 派手なものではなく、シンプルなデザインのもの
- 自分に合った長さのものを選ぶ、または自分に合った長さに調整する
靴下
靴下選びのポイントは、主に「長さ」「色・柄」の2つです。スーツを着用している際は素足が見えるのはマナーに反するとされています。そのため、着席しても素足が見えない長さのものを履きましょう。すねの中央付近まであると素足が見えるのを防げますね。
靴下の色は、スーツに合ったものが基本。そのため、黒や濃紺が良いですよ。また、派手な柄や厚手のものはカジュアルな印象ですので避けましょう。ワンポイントのある靴下は、裾から見えたときに目立ちますので避けるのが安心です。
高橋キャリアアドバイザー
言うまでもありませんが、靴下が下がっていたり、ぼろぼろだったりした場合にはだらしない印象になります。履いたあとの身だしなみにも注意しましょう。
靴下選びの基本
- 色は黒や濃紺などスーツに合ったもの
- すね中央付近までの長さがある
- 派手な柄・厚手のものは避ける
靴
シンプルなデザインの黒色の革靴だと、スーツに良く似合います。ひもを結ぶタイプのものが多いですね。種類は足の甲に縫い目のないプレーントゥか、甲に縫い目のあるストレートチップが一般的です。
本革・合成皮革のいずれでも問題ありませんが、傷や汚れなどのないように手入れをしておきましょう。特に本革の場合には劣化を防ぐために手入れが必須。「手入れが面倒」という場合には、本革よりも手入れが楽な合成皮革を選ぶのも良いかもしれません。
高橋キャリアアドバイザー
ちなみに、本革は履けば履くほど足に馴染み、長持ちもします。とはいえ、手入れは合成皮革よりも手間がかかるので、自分に合った方を選びましょう。
靴選びの基本
- 黒色のひも靴
- 素材は革(本革・合成皮革どちらでも可)
- プレーントゥかストレートチップが一般的
腕時計
就活で必須のアイテムの1つ、腕時計。そんな腕時計を選ぶ際には、「デザイン」「色」「価格」に気をつけましょう。デザインは、シンプルなアナログタイプの腕時計がおすすめです。豪奢な装飾のあるものは就活向けではなく、デジタルタイプのものはフォーマルな印象が薄いからです。
色は金などの派手な色は避けましょう。ベルトは革・金属どちらでも構いませんが、皮ならば黒やブラウン、金属ならばシルバーなどのオーソドックスなものが良いですよ。また、数十万円するような高価な時計は避けるのが吉です。
高橋キャリアアドバイザー
スマートウォッチも便利ですが、試験の際など使用できない場合もあります。汎用性を考えると、シンプルなアナログタイプのものが無難ですね!
時計選びの基本
- シンプルなデザインのアナログ時計
- 豪奢な装飾のあるものやデジタルタイプのものは避ける
- 高価すぎる時計は不向き
- スマートウォッチは使用できない場合もある
面接時におすすめな時計についてもっと知りたい人はこちらの記事が参考になりますよ。選び方からおすすめのブランドなどについても解説しています。
就活にベストな時計10選|手元で差がつく時計の「選び方・付け方」
バッグ
就活のバッグは、A4サイズの書類が入り黒色でシンプルなデザインの、自立する形状のものがおすすめです。素材はナイロンやポリエステルだと軽さ・丈夫さ共に優れていますよ。もちろん皮でも良いでしょう。
最近ではリュックサックのように背負えるタイプのものもありますが、カジュアルな印象も強いです。OKな企業もあるかもしれませんが喜ばれない可能性もあるため、汎用性を考えるとノーマルなビジネスバッグが無難ですね。
高橋キャリアアドバイザー
選考の際には、意外と荷物があるもの。収納力も考慮すると良いですね! また、撥水性能があると雨などの場合にも安心ですよ。
バッグ選びの基本
- 黒色でシンプルなデザインのビジネスバッグ
- A4サイズの書類が入る
- 自立するタイプ
- 素材はナイロン、ポリエステル、革など
レディース編|面接のスーツはどう選ぶ? 適したものはコレ!
佐藤みなと
メンズスーツの選び方のポイントはよくわかりました!
鈴木なぎさ
次は、レディーススーツの選び方のポイントを教えてほしいです。
高橋キャリアアドバイザー
もちろんです! では、何を選べば良いのか、具体的に確認していきましょう!
佐藤みなと
お願いします!
ジャケット
就活の場合、スーツの定番の色は黒や濃紺。なかにはベージュやグレーのものもありますが、避けるのが無難です。柄は無地のものが一般的ですので、ストライプなどの柄のあるものは避けましょう。選ぶ際には採寸や試着をし、自分に合ったサイズのものを選びましょう。
ジャケットを選ぶ際には、肩幅が自分に合っているか確認します。肩を動かしたときに窮屈なものや、ボタンを留めたときに体の前面にしわが寄っているものは、サイズが合っていないので避けた方が良いでしょう。また、ジャケットの丈はお尻の最も高い部分に裾がかかる程度で、袖は手首が隠れるくらいの長さが一般的です。
高橋キャリアアドバイザー
スーツは、やはり試着するのがおすすめです。お店のスタッフの方に、サイズなどを確認してもらうと安心ですね!
ジャケット選びの基本
- 黒や濃紺の無地のもの
- 肩幅が合っている
- ボタンを留めたときにしわがよらない
- 丈はお尻のもっとも高い部分くらいの長さ
- 袖は腕をおろしたときに手首が隠れるくらいの長さ
スカート
パンツの場合と同様に、スカートもジャケットとセットのものを選ぶのが一般的です。違う色合いのものなどの場合、不自然だったり、カジュアルな印象を受ける可能性があるため避けましょう。
スカートも試着し、特に丈を確かめます。立った状態の場合には膝くらい、座った際には膝上5㎝程度以内の長さがちょうど良いですよ。
鈴木なぎさ
座った状態の長さって、あまり考えたことがなかったです……! 今度チェックしてみます!
スカート選びの基本
- ジャケットと同じ黒や濃紺
- 立った状態で膝くらい、座った状態で膝上5㎝程度以内の丈
パンツ
レディーススーツのパンツは、ジャケットとセットのものを選ぶのが一般的ですね。そのため、パンツも黒や濃紺で柄のないものが主流です。
試着をする際には、腰回りはもちろん、丈にも注目してくださいね。パンツの丈は、パンプスのヒールに裾がかかる程度。長い場合には、裾上げをしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
メンズスーツと同様に、裾上げは「シングル」が一般的です。
佐藤みなと
私の友人が「スカートは嫌」って言っていたのですが、パンツでも良いのでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
もちろんです!
パンツ選びの基本
- ジャケットと同じ黒や濃紺ネイビー
- 丈はパンプスのヒールにかかる程度
シャツ
ジャケットの下に着るシャツは白色で、柄のないものが一般的です。レディーススーツの場合ネクタイは締めませんが、一番上のボタンまで留めます。そのため、試着する際に首回りをチェックしましょう。指が1本入るくらい余裕があると苦しくなく、だらしない印象も受けません。
試着した際には、肩幅と合っているか、背幅に適度な余裕はあるかどうかも確認します。きついと窮屈ですし、緩いとインナーが見えやすくなる場合もあるため、要チェックです。
高橋キャリアアドバイザー
ちなみに、襟は第一ボタンのない「スキッパータイプ」、第一ボタンのある「シャツカラータイプ」どちらもOKですよ!
佐藤みなと
ブラウスはダメなのでしょうか?
高橋キャリアアドバイザー
ブラウスもシャツの一種ですし、女性用シャツをブラウスと呼ぶ場合もあるので、「必ずダメ」というわけではありません。
鈴木なぎさ
そうなんですね!
高橋キャリアアドバイザー
ただし、ボウタイブラウスやカットソータイプなど、就活に向かないデザインは避けるのが無難でしょう。シャツカラータイプやスキッパータイプのブラウスであれば問題ありませんよ。
シャツ選びの基本
- 白色で無地のもの
- 第一ボタンがある場合、留めたときに指1本が入るくらいの首回り
- 胸囲・胴囲に適度な余裕があるがゆるすぎない
- 襟はスキッパータイプ、シャツカラータイプどちらも可
ベルト
パンツスーツの場合や、スカートであってもベルトを通せるタイプのものの場合にはベルトを締めます。メンズスーツの場合と同様に、目立つデザインのものではなく、シンプルな黒色のものが一般的ですね。
ただし、スーツのベルトを通す部分がそもそも細く作られている場合もあるため、持っているスーツに通るかどうかはチェックしておくと安心です。
高橋キャリアアドバイザー
特にレディーススーツの場合、メンズに比べてジャケットが短いためベルトが目立ちやすいもの。そのため、派手なものやカジュアルなものは使用を避けるのが無難ですね。
ベルトをする際には長さに注意しましょう。商品にもよりますが、購入後に自分で長さを調節するものも多くあります。その場合、必ず調節してくださいね。調節せずに使った場合、体に合わず、余りがとても長くなってしまうのです。
ベルト選びの基本
- シンプルなデザインで黒色のもの
- スーツに通せるサイズのもの
- 自分に合った長さのものをえらぶか、自分に合った長さに調節する
ストッキング
レディーススーツを着る場合には、パンツ・スカート問わずストッキングを穿くのが一般的です。性別問わず、素足が見えるのはマナーに反するとされているからです。
ストッキングを選ぶ際には、自分の肌の色に合う無地のものを選ぶのがおすすめです。柄のあるものはカジュアルな印象ですので、避けるのが無難ですね。また、厚手のものはスーツに合わせると不自然に見えますので、一般的な25デニール前後のものを選びましょう。
高橋キャリアアドバイザー
なかには、足が疲れにくい着圧タイプのものもあります! そういったものを試してみるのも良いかも知れませんね!
ストッキング選びの基本
- 自分の肌にあう色の無地のもの
- 厚さは25デニール前後
靴
就活において、レディーススーツにはパンプスを合わせるのが基本。3~5sm程度のヒールの黒色のものが一般的です。素材は本革・合成皮革のものがフォーマルでおすすめです。
就活では1日中歩くこともありますから、「試着する際には自分に合ったサイズかどうか」「疲れにくい・履きやすいかどうか」をチェックしましょう。また、防水・抗菌・防臭などの機能がついていると便利ですよ。
高橋キャリアアドバイザー
本革に比べると合成皮革の方が手入れが楽なので、「手入れが面倒」という人は合成皮革を選ぶと良いでしょう。
靴選びの基本
- 3~5cm程度のヒールのパンプス
- 本革・合成皮革で黒色のもの
- 自分に合ったサイズで歩きやすいもの
腕時計
普段は腕時計をしていない人も多いかもしれませんが、就活において腕時計は必須と言っても過言ではないアイテムです。選ぶ際には、「デザイン」「色」「価格」の3つをチェックしましょう。
豪華な装飾のあるものや、金色などの目立つ色のものは避けましょう。また、数十万円するような高価なものも就活には不向きです。おすすめなのは、シンプルなデザインのアナログ時計。ベルトは革・金属いずれも問題ありませんが、皮なら黒やブラウン、金属ならシルバーなどオーソドックスなものにしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
デジタルタイプのものはカジュアルな印象が強く、スマートウォッチは試験などでは使用不可の場合も。そのため、アナログ時計がおすすめです!
腕時計選びのポイント
- シンプルなアナログ時計
- ベルトは革・金属いずれもOK
- 黒、ブラウン、シルバーなどオーソドックスな色合いのもの
- 高価すぎるものは避ける
バッグ
就活で使うバッグは、A4サイズの書類が入る大きさの、シンプルな黒色のものを選びましょう。また、自立するタイプのものだと面接でもきれいに置くことができ、きちんとした印象になりますよ。
素材はナイロン、ポリエステル、革などありますが、どれを使用しても問題ありません。価格や機能を確かめて、自信を持って使えるものを選択しましょう。
バッグ選びのポイント
- 黒色でシンプルなデザインのビジネスバッグ
- A4サイズの書類が入る
- 自立するタイプ
- 素材はナイロン、ポリエステル、革など
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る性別に応じた服装を過度に意識する必要はない
上記の通り、メンズ編・レディース編で紹介したような服装が一般的には面接官へ好印象を与えますが、そこまで強く「男性・女性だからこれじゃないといけない」という意識をする必要はありません。
現在は、社会がジェンダーについて考える時代になってきている傾向もありますし、企業も面接官も、性別で服装を判断する人は少ないもの。そのため、女性は「私は女性だからここを気をつけなければいけない」「女性らしくしなければいけない」など強く意識する必要はありませんよ。同様に、男性も「男性らしくこうしなければいけない」と意識する必要はありません。
特に服装について性別によるルールはありませんので、あまり考えすぎなくて大丈夫です。
面接当日はこれで完璧! スーツの着こなしはココに注意
- 最終確認! しわ・汚れは大丈夫?
- しっかり留めよう! シャツのボタン
- 意外と知らない! ジャケットのボタンはこう留める
- 「ポケットのフラップ」はしまっておくと安心
- だらしなさがアップ!? シャツの襟は出さないのが基本
- スマートな着こなしに必須! 暑さ対策
- 注意! ポケットにものを入れすぎない
佐藤みなと
スーツ選びのポイントもわかったし、これで面接の服装は完璧です!
鈴木なぎさ
なんだか面接にも自信を持って臨めそうです!
高橋キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! たとえ適切な服を持っていても、きちんと着こなせないと意味はありませんよ!
佐藤みなと
えっ……? 適したものがあるのだから、それを着ればOKなのではありませんか?
高橋キャリアアドバイザー
それが、そうでもありません。実際、面接当日にスーツを着て初めて疑問に思うことなどもあるものです。
鈴木なぎさ
そうなんですか!? 詳しく教えてください!
チェック①最終確認! しわ・汚れは大丈夫?
面接当日、スーツを着る前にすべきこと。それが「しわや汚れのチェック」です。できれば前日までにやっておくと安心ではありますが、当日、余裕をもって確認しましょう。
これまでにも解説したとおり、面接時の身だしなみで重要なポイントの1つが清潔感。しわや汚れがあっては、せっかくのスーツも台無しというものです。着る前に必ずチェックしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
スーツを新調した際の「あるある」として、仕付け糸の取り忘れがあります。ジャケットのお尻付近やスカートのスリットを確かめ、忘れずに取りましょう!
チェック②しっかり留めよう! シャツのボタン
当日スーツを着ていて気になることといえば、「シャツの第一ボタンを留めるか留めないか」ではないでしょうか。結論、第一ボタンは留めておきましょう。
「ネクタイ締めるし良いか……」と思う場合もあるかもしれませんが、意外とわかるもの。気づくと一気にだらしない印象になってしまいます。ネクタイの有無にかかわらず、シャツのボタンは留めておくことをおすすめします。
鈴木なぎさ
レディースのシャツの場合にもボタンは留めるのですね!
高橋キャリアアドバイザー
はい! レディース・メンズ問わず、ボタンは全て留めるのがマナーなのです。
チェック③意外と知らない! ジャケットのボタンはこう留める
シャツやパンツなどを身に着け、ジャケットを着る段になって疑問に思うこと、それが「ジャケットのボタンは全て留めるのかどうか」ですね。ジャケットのボタンはメンズ・レディースで留め方が異なるので注意が必要です。
佐藤みなと
言われてみれば、どのボタンを留めれば良いのかわからない……!
2つボタンまたは3つボタンのメンズのジャケットであれば、1番下のボタン以外を留めましょう。レディースのジャケットの場合には、全てのボタンを留めるのが基本です。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る面接では、座る際にメンズジャケットのボタンを外さなくて良い
面接で着席する際は無理にボタンを外す必要はありません。なぜなら、就活生はまだスーツに慣れていないからです。
着席時にボタンを外して、緊張から立ち上がる際にボタンをつけるのを忘れる可能性もあります。また、覚えていたとしても、慣れないことをすることで、ボタンをつけるのに時間がかかってしまう可能性もあります。そうなると自分自身も焦ってしまい、結果として面接官からもあまりプラスの印象にはならないでしょう。
また、可能性としては少ないですが、就活生がボタンを外すことをよく思わない面接官もいるかもしれません。このような理由がありますので、無理にボタンを外す必要はありませんよ。
チェック④ポケットのフラップはしまっておくと安心
高橋キャリアアドバイザー
面接に出発する前に、ジャケットのフラップはしまっておくと安心ですよ!
佐藤みなと
フラップって何ですか?
高橋キャリアアドバイザー
ポケットの口についているふたのようなものです。
佐藤みなと
ああ、あれのことですね!
面接に出発する前には、ポケットのフラップを内側にしまっておきましょう。フラップは本来、屋外で雨や塵などがポケットに入るのを防ぐためのもの。そのため、屋外では外に出し、屋内ではしまうのが正式なマナーとされています。
しかし、いざ面接に向かうとそんなことは忘れてしまうことも少なくありません。あらかじめしまっておけば、あとで「しまってなかった! 」と焦るのも防げますので、出発前に閉まっておくことがおすすめです。
高橋キャリアアドバイザー
社会人になるとフラップを出したままの人もいますが、面接の際には心配事を減らしたいもの。しまっておくのが無難ですね!
チェック⑤だらしなさがアップ!? シャツの襟は出さないのが基本
シャツの襟は、基本的にジャケットの外には出しません。シャツの襟がジャケットの外に出ていると、一気に「だらしない」という印象になるため、家を出る前に必ずチェックしましょう。
なお、スキッパータイプのシャツは例外で、襟をジャケットに出して着用するのもOKです。もちろん、出さずに着るのも問題ありませんよ。
高橋キャリアアドバイザー
襟はふとした瞬間に崩れる可能性もあります。面接会場に着く前にもう一度、自分の襟を確かめると自信を持って面接に臨めますね!
鈴木なぎさ
特にスキッパーシャツは襟が左右非対称になったり、崩れたりしやすい印象があります! 時々確認することが大切ですね。
チェック⑥スマートな着こなしに必須! 暑さ対策
スーツを着る際に盲点となるのが、暑さ対策です。特に、面接が始まる時期はどんどん気温が上がり、暑くなっていきますよね。しかし、せっかくきちんと着たスーツも、汗びっしょりでは清潔感もさわやかさも半減でしょう。
そのような事態を回避するためには、「早めに会場付近に到着して汗をひかせる」「ジャケットは会場付近で着る」の2つが大切です。余裕をもった行動をすれば、身だしなみ・心の余裕2つを手に入れられてまさに一石二鳥。工夫した暑さ対策でスーツをスマートに着こなしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
最近では冷感素材を使ったシャツなどもあるので、そういったものを活用するのも良いでしょう。
佐藤みなと
冷感スプレーなどを活用するのも手ですね!
高橋キャリアアドバイザー
ただし、スプレーすると白くなる場合もあります。見えない位置に吹きかけて試してみるなど、注意を払ってくださいね!
チェック⑦注意! ポケットにものを入れすぎない
ついやってしまうのが、スーツのポケットにものを入れすぎること。しかし、ジャケットやパンツのポケットにものを入れると、形が崩れてだらしない印象になってしまいます。
特にジャケットのポケットは、スマートフォン1つでも入れるとバランスが崩れるもの。そのため、スーツを着る際の荷物は基本、バッグに入れるようにしましょう。
高橋キャリアアドバイザー
自分のスーツですし、普段ものを入れる分には構わないかもしれません。しかし、入れすぎは型崩れのもとですし、いつもの癖で詰め込んだまま面接に……という可能性もあります。
鈴木なぎさ
日常的にものを入れないようにしておくのが安心ですね!
自信の持てる服装で面接に臨もう!
高橋キャリアアドバイザー
ここまで面接のスーツの選び方・着方などを解説してきましたが、どうでしたか?
佐藤みなと
正直、「とりあえずスーツ着ておけば大丈夫だよね? 」くらいの認識だったのですが、高橋さんのおかげでアイテムの選び方のポイントなどがよくわかりました!
鈴木なぎさ
私も、なんとなく着こなしやマナーに自信がなかったのですが、解説を聞いた今なら自信を持ってスーツを着られそうです!
佐藤みなと
特に、面接当日のポイントがわかったのが大きいです。私は直前になって焦るタイプなので……。あと、これを聞けなかったら仕付け糸とか絶対取り忘れていたと思います!
高橋キャリアアドバイザー
それは何よりです! 自信の持てるスーツの着こなしをして、面接に臨んでいきましょう!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー