インターン経験は選考で有利に働く! 自分に最適なインターンを探そう

佐藤みなと
もうすぐ長期休暇だね! どこか旅行に行ったりするの?

鈴木なぎさ
就活を見据えてインターンに参加するつもりかな。とはいっても参加したいインターンはまだ見つかっていないんだけどね。佐藤くんは参加しないの?

佐藤みなと
インターン……? 名前は聞いたことあるけどよく知らないんだよね。参加しても就活に効果があるかわからないし別にいいかなー。

渡辺キャリアアドバイザー
話を聞かせていただきました。まずお伝えしたいのはインターン経験は就活でとても役立つということ。参加することで選考を有利に進められるのですよ!

佐藤みなと
え! そうなのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
はい。たとえば自分がどんな仕事に向いているのかがわかったり、「参加した」という経験そのものがアピールポイントにもなるなど、いろいろと就活に役立つメリットがあるのです。

鈴木なぎさ
やっぱりそうなのですね! ただどうやって探せばいいのかわからなくて……。

渡辺キャリアアドバイザー
それでは、私の長年に渡るアドバイザー経験を元に編み出した自分にぴったりなインターンの探し方について解説しますね。そのためにもまずはインターンにはどんなものがあるのかについて確認していきましょう!

佐藤みなと
わかりました! ぜひお願いします!

鈴木なぎさ
これでインターン選びも捗りそう!
「インターンってなに?」「どうやって選べばいいの?」と悩む就活生は多くいます。インターンは就活を進めるうえでとても役立ちますが、その数は多く探し方には誰もが悩むもの。
そこでこの記事ではインターンの概要から形式別の特徴、自分に最適なインターンを探すための方法などについて解説します。最後まで確認すればインターンに参加するために必要な情報をすべて押さえることができるのでぜひ参考にしてくださいね。
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そもそもインターンとはなにか
- 学生が実際に企業でおこなう職業体験
- 学生の約8割がインターンに参加している

渡辺キャリアアドバイザー
まずはインターンがどういうものであるか、概要から確認していきましょう。

佐藤みなと
助かります! そもそもどんなものなのかまったく知らなくて……。

渡辺キャリアアドバイザー
どんなものなのか知らないままでは探し方も考えられませんからね。学生のインターン参加率なども合わせて解説するので、ここでしっかり確認しておきましょう!

佐藤みなと
参加率もとても気になります! ぜひ詳しく教えてください!
そもそもインターンがどのようなものなのかについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、気になる人は併せてチェックしてみましょう。
インターンの意味を徹底解剖! 期間や種類で変わる用語をすべて紹介
学生が実際に企業でおこなう職業体験

渡辺キャリアアドバイザー
「学生が実際に企業でおこなう職業体験」これがインターンです。

佐藤みなと
こうしてみると意外とシンプルですね!
インターンとは企業が用意するプログラムに学生が参加する職業体験の機会です。中にはセミナー型と呼ばれる説明会に近い内容のものもありますが、基本的には仕事を体験してみたり、実際の仕事に近い内容の課題に取り組むといったものが多いです。
この特徴があるからこそ「本当に自分に合っている仕事なのか」「入社したらどういった仕事を任されるのか」といったことがわかるので、就活対策としてはとても効果的なのです。

渡辺キャリアアドバイザー
セミナー型以外にどんなインターンがあるのかについては後ほど解説しているので、そちらも合わせて確認してくださいね。
学生の約8割がインターンに参加している

佐藤みなと
そういえば先ほどインターンの参加率についておっしゃっていましたが、どれくらいの学生が参加しているのですか? 半分くらいですかね。

渡辺キャリアアドバイザー
もっと多いですよ! 統計を見ると約8割の学生が参加しているのです。

佐藤みなと
ええー! そんなに多いのですね!

渡辺キャリアアドバイザー
それほどたくさんの人がインターンを重要視しているわけです。
株式会社マイナビが2023年卒業予定の学生を対象に実施した2023年卒大学生インターンシップ調査~中間総括~によると、2021年の10月までのインターン参加率は83.6%ととても高い水準となっています。加えて1人辺り平均して4.4社のインターンに参加しており、たくさんの学生がインターン参加を重要視していることがよくわかります。

佐藤みなと
これだけ参加率が高いとインターンの参加はもう当たり前に近いのですね。

渡辺キャリアアドバイザー
そうですね。それと1人1つではなく複数のインターンに参加しているのもポイント。複数参加することでより自分の適性を深く知れますし、比較することで志望企業選びも捗るからこその選択でしょうね。
インターンを開催しているのはなにも民間企業に限った話ではありません。公務員もインターンを募集しています。公務員を進路の1つとして考えている人はぜひこちらの記事も合わせて確認するようにしてくださいね。
例文でまるっと理解! 公務員インターンシップ対策の完全ガイド
インターンに参加しない方がいい企業を今すぐ診断しよう。
インターンでは、自分が適性のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
企業の本音を知る! インターンを開催する企業の意図


佐藤みなと
インターンの概要についてはよくわかったのですが、これってそもそもなぜ開催されているのですか? 企業としてはお金にならないことに時間をかけているわけですし……。

渡辺キャリアアドバイザー
素晴らしい着眼点ですね! 確かに企業にはなんのメリットもないように思えますが、実はちゃんとした意図や目的があって開催しているのですよ。

佐藤みなと
そうなのですね! どんな意図があるのでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー
具体的には「自社に興味を持ってもらうため」「優秀な学生にアプローチするため」の2つが挙げられますね。ようは採用活動の一環として開催しているわけです! 詳しく解説しますね。

佐藤みなと
気になります! ぜひ詳しく教えてください!
自社に興味を持ってもらうため

渡辺キャリアアドバイザー
採用活動のためには学生に本選考にエントリーをしてもらう必要があるので、その最初の段階としてまずは自社に興味を持ってもらうためにインターンを開催しているわけです。

佐藤みなと
なんだか本選考と立場が逆というか、企業が学生にアピールをしているのですね。

渡辺キャリアアドバイザー
その通り! そもそも学生がエントリーしてくれないと採用できないので企業もアピールに必死なのです。
企業がインターンを開催する目的として「自社に興味を持ってもらうため」というものがあります。企業は採用活動をするとなれば新しい人材を確保するのに全力を尽くしますが、それはどの企業も同じなので、アピールがうまくいかなければ他の企業に学生が流れてしまいます。
たくさんある企業の中から自社を選んでもらうために、まずはインターンという形で仕事の魅力などを発信して学生に興味を持ってもらい、本選考につなげようとしているのです。
優秀な学生にアプローチするため

佐藤みなと
「優秀な学生にアプローチするため」って理由もあるとお聞きしましたが、これってどういうことなのでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー
多くのコストをかけて採用をおこなう以上は活躍してくれそうな優秀な人材を確保したいのが本音。そこで選考では見ることのできない能力や適性をインターンを通じて見極めて、優秀な学生がいればアプローチをしたいと考えているのです。
企業は採用活動にとても多くのコストをかけています。そのため常に優秀な人材を探しています。
そこで、インターンを通じて選考で見ることができない実務面の能力や自社との相性、コミュニケーション能力などをチェックして優秀な学生を探し、もしいるなら本選考にエントリーしてもらうためにアプローチをしたいと考えているのです。

佐藤みなと
優秀な学生にアプローチするということは、インターンからの直接採用もあるってことですか?

渡辺キャリアアドバイザー
学業の妨げになる可能性があることから、経団連に加盟する企業に関してはインターンからの直接採用を禁止しています。ただ、インターンに参加する学生を選考で優遇する企業も中にはあり、企業によっては形だけのルールとなっているのが実態です。

佐藤みなと
ええ! そうなのですね。

渡辺キャリアアドバイザー
ただ、そうした現状を踏まえ、2025年卒の学生から採用直結インターンが解禁となることが産学協議会2021年度報告書によって公式に発表されました。これからはよりインターンの重要性は高まっていくと言えますね。
企業によってインターンの参加者から早期選考に案内される場合もあります。早期選考では早い段階で内定を獲得できることもあり、就活に余裕が生まれます。早期選考に興味にある学生はこの記事で詳しお情報をチェックしてみてくださいね。
早期選考は内定行きの特急券! 受ける方法やメリットをまるっと解説
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る入社後のミスマッチを防ぐ狙いもある
多くの採用コストをかけて新卒採用を実施しているので、なるべくコストが無駄にならないよう、欲しい人材をきちんと採用することが人事部のミッション。だからこそせっかく採用しても入社辞退になったり、入社後すぐに辞められるといったことは企業が一番懸念している問題です。そうした「入社後のミスマッチ」を防ぐこともインターンを開催する目的の1つです。
インターンを実施することで学生は企業の雰囲気や人を知ることができ、業務に携わることで入社後のイメージを掴むことができます。そのうえで「自分の思い描いている会社とは違かった」となれば選考には参加しない選択もできますし、もし入社したいと考えれば選考を進めることもできるので、学生にとってもインターンは正確な判断に繋がるアクションの1つといえるのです。
また、企業側にとっても学生にインターンに参加してもらうことで、会社のことを知ってくれているという安心があり、そのような人材は入社後のギャップが少ないことが想定されます。このように企業側も学生側もwin-winの関係が築けるのです。
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インターンでは、自分が適性のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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参加して何が得られる? インターンに参加するメリット


渡辺キャリアアドバイザー
さて、先ほど軽く触れましたがここからはインターンに参加するメリットについて解説していきますね。

佐藤みなと
「本当に自分に合っている仕事なのか」がわかるとおっしゃっていましたね。

渡辺キャリアアドバイザー
はい。その他にもいろいろとメリットがあるのですよ。主なものを3つ紹介するのでこれもしっかり押さえておきましょう。

佐藤みなと
メリットがわかればインターンの活かし方もわかりそう! さっそくお願いします!
自分の適性や能力を知ることができる
インターンでは業務を体験できたり、実際の業務に近い課題に取り組んだりといったプログラムが多いので、自分がその企業にマッチしているのか、求められる基準に応えることができるのかといった適性や能力などを知ることができます。
また興味のある企業のインターンに参加してみたらそこまで楽しく感じなかったり、逆にノーマークだった企業のインターンに参加してみたら優秀賞を獲得できたりなど、自分の意外な一面を知ることもできるのもメリットの1つといえます。

渡辺キャリアアドバイザー
インターンを通じて適性や能力を深く知ることができれば、企業選びから自己PRなどさまざまなことに役立てることができますよ。

佐藤みなと
確かに向いている仕事がわかれば企業選びも捗りそう!
企業理解を深めることできる
インターンに参加することでその企業についての知識が深まるのもメリットの1つです。社内の雰囲気や社員同士の接し方、実際の業務がどのように進んでいくのかなど、採用サイトや説明会だけでは知ることのできない情報を手に入れられます。
事前にそういった情報を得ることができれば、入社してから「思っていたのと違った」といったミスマッチを避けることができるのです。

佐藤みなと
事前にインターンで企業の中を知って、それでも入社したいなって思えるなら確かにマッチしてそうですね!

渡辺キャリアアドバイザー
でしょう? それとミスマッチが原因で早期離職となればその後のキャリアにも影響を及ぼす可能性もあります。まずはインターンに参加して「本当に入社したいか」を確認することをおすすめします。
インターンを通して、希望する職種の業務内容について聞いてみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。次の記事では、部署ごとの業務内容について解説していますよ。
業務内容とは|意味合いや各業界ならではの業務内容をマンガで解説
インターン参加企業に入社意欲をアピールできる
志望企業が決まっている場合もぜひインターン参加を狙いましょう。志望企業のインターンに参加しておけば、本選考でも「インターンに参加するほどうちに興味があるんだな」と入社意欲の高さが評価されます。
企業としては「なんとなくで選びました」といった人よりも「御社に入りたくてインターンにも参加しました」といった入社意欲が高い人の方が好印象に感じますし、意欲が高い人は長く働いてくれるなど活躍が期待できるため評価も高くなるのです。

渡辺キャリアアドバイザー
企業選びで悩んでいる人にも、企業が決まっている人にもインターンはおすすめなのです!

佐藤みなと
インターンのメリットってこんなにあるのですね!
インターンに参加することで企業理解を深められますが、良い仕事の判断基準は人によって違います。良い仕事とは何かわかりすく解説しているので、この記事を読んでからインターンに参加し、さらに濃い時間を過ごしてみてください。
良い仕事の条件とは? 自分に合った仕事の見つけ方を実例付きで解説
インターンに参加するメリットとして、就活本番のためのグループワークの練習ができることが挙げられます。グループワークについて詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてみてください。
グループワーク完全攻略! 4つの役割や本番を乗り切るコツを伝授
インターンに参加することで、ガクチカで話せる経験をすることができるのではないでしょうか。ガクチカがないという人は、次の記事を併せてチェックしてみてくださいね。
ガクチカがない? 就活まで時間がなくても必ず見つかる方法を伝授
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見るインターンに参加することで将来が明確になる
インターンという1つのアクションを起こすことで、企業への理解だけではなく自分への理解が深まります。学生時代に将来やりたいことや、なりたい自分が明確ではない学生はとても多く、就職活動でも「どんな仕事に就いたら良いのかわからない」と悩む学生はたくさんいると思います。まだ社会での経験も少ないことから、自身のことについて明確ではないのは当たり前のことです。
ただ、インターンに参加することで経験を積み、さまざまなことを感じながら自身のことをより深く知っていけば、将来の自分を明確にすることができます。
インターンを通じて実際の会社の雰囲気を味わうことで「そもそも自分は企業で働きたいのか」ということを考えるかもしれません。実際にインターンをしてみたら、会社で働いている人に憧れるようになり、自分もオフィスで仕事ができる人になりたいと思うかもしれません。
就職活動を進めていくうえで助けとなる情報が得られるので、インターンシップは選考にかかわるものであると重たく考えすぎず、自身を知るための行動だと捉えて参加することをおすすめします。
2年生? 3年生? インターンを始めるにベストな時期とは
インターンを始めるにベストな時期
- 大学3年生がおすすめ
- 特に開催数が多い「夏と冬」が狙い目

鈴木なぎさ
メリットなどはよくわかったのですが、具体的にいつ頃から始めればいいとかってありますか? 今後のプランを立てておきたくて。

渡辺キャリアアドバイザー
具体的な学年としては大学3年生、季節としては夏と冬がおすすめですね。

鈴木なぎさ
なんとなく長期休暇がいいのかなって思っていましたが、結構具体的におすすめの時期があるのですね。

渡辺キャリアアドバイザー
はい。それに大学3年生の夏と冬を挙げたのにはきちんと理由があるのですよ。それぞれ詳しく解説するので、この始めるタイミングについてもしっかり押さえておきましょう!

鈴木なぎさ
ぜひ詳しく教えてください!
大学3年生がおすすめ! 早めのスタートで差を付けよう

渡辺キャリアアドバイザー
インターンを始める時期としては大学3年生がおすすめ。時間にもまだ余裕があり、かつ学んだことをそのまま就活にすぐ使えますからね。

鈴木なぎさ
確かに4年生になれば就活が始まっていますしね。
インターンに参加するうえでは大学3年生のタイミングがおすすめです。就活もまだ本格化していないため余裕もありますし、インターン経験の記憶がまだ鮮明に残っているうちに就活をスタートすることができるので学んだことを活かしやすいです。
1年生や2年生からインターンに参加することももちろん可能です。その場合は就活開始までまだまだ時間があることを活かせる長期インターンなどがおすすめです。ただ学業が本分であることを前提に、普段の生活に支障が出ないかを見極めてから参加を決めるようにしてくださいね。
開催数が多い「夏と冬」が狙い目! 豊富な選択肢から選ぼう

鈴木なぎさ
夏と冬が狙い目ってどういった理由なのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
長期休暇の時期なので学生も時間の調節がしやすくなりますよね。そこを狙ってたくさんの企業がインターンの募集をするので選べる数がかなり多くなるのです。
インターン参加が狙い目な季節は「夏と冬」です。募集自体は1年中ありますが、特に募集が集中するのが夏と冬です。長期休暇に入ることで学生がスケジュールの調整がしやすくなるので企業もそこを狙って開催するのです。
少ない選択肢しかない状況なら「これしかないし仕方ないか」と妥協せざるを得ませんが、選択肢が豊富にあるなら「このプログラムは向いていないかも」「もっと短めの期間がいいな」など自分の求めるインターンを妥協することなく選べます。
インターンに参加するためには、参加したい時期から逆算してスケジュールを立てて準備を進めることが必要です。いつからいつまでにどんな準備をすればいいのかについてはこちらの記事で解説していますよ。
インターンはいつからがベスト? 年間計画とすべき準備を徹底解説
インターン解剖図! 「形式・期間・内容」から特徴を知ろう


渡辺キャリアアドバイザー
インターンの基本的な知識について触れてきましたが、ここからはインターンの「探し方」について解説していきますよ。

鈴木なぎさ
それが一番知りたかったところです!

渡辺キャリアアドバイザー
そもそもどういったインターンがあって、どういった特徴を持っているのかがわからなければ「自分に最適なインターン」を見つけることはできません。

鈴木なぎさ
確かに……。ゴールがわからないようなものですものね。

渡辺キャリアアドバイザー
まずはインターンの特徴を「形式・期間・内容」の3つにわけて解説をしていきますね。特徴を押さえることができれば自分に最適なインターンが見えてくるので、まずはここから始めていきましょう!

鈴木なぎさ
さっそくお願いします!
①インターンの「形式」の違い
インターンの形式
- 「Web形式」:場所にとらわれず選びたい人におすすめ
- 「対面形式」:実際の現場を知りたい人におすすめ

渡辺キャリアアドバイザー
まずはインターンの「形式」の違いを確認していきましょう。

鈴木なぎさ
どんなものがあるのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
「Web形式」と「対面形式」の2つです。Web形式はどこにいても参加できますし、対面形式なら実際の現場を知ることができるのでより理解が深まりやすくなるなどそれぞれにメリットがあります。
インターンには「Web形式」と「対面形式」の2つのタイプがあります。Web形式なら遠方に住んでいて対面では参加しにくいインターンにも参加でき、対面ならそこで働く人の話を直接聞けたり実際の仕事場の雰囲気を知ることができます。
それぞれにメリットがあるからこそ、自分にとってなにが必要なのかをしっかりと見極め選択することが大切です。

渡辺キャリアアドバイザー
この2つについては今から詳しく解説しますね。
「Web形式」:場所にとらわれず選びたい人におすすめ
Web形式がおすすめな人
- 住んでいる地域から離れた企業に興味がある人
- 移動時間を短縮したい人
- リラックスできる環境で参加したい人
Web形式のインターンの魅力はその参加のしやすさにあります。どこに住んでいても好きな企業のインターンに参加できますし、対面形式と比べて直接赴かなくていいことから参加のハードルも低いです。
需要に応えるように多くの企業も開催をするようになったので選べる種類も豊富なのも魅力ですね。住んでいる地域から離れた企業に興味があったり、忙しいので移動時間を短縮したいという人には特におすすめの形式です。

渡辺キャリアアドバイザー
対面だと緊張してしまうのでリラックスできる環境でじっくり受けたいという人にもおすすめですね。
「対面形式」:実際の現場を知りたい人におすすめ
対面形式がおすすめな人
- 企業のことを深く調べておきたい人
- どんな人とどんな環境で働くのか確認したい人
対面形式は実際の現場を知ることができるので、より企業理解が深まりやすい点が魅力です。どんな雰囲気なのか、社内のコミュニケーションはどう取られているのか、どんな人たちが働いているのか、説明会や採用サイトだけでは知ることのできない「生」の情報を手に入れることができます。
本選考にエントリーする前にしっかり企業のことを調べておきたい人や、入社後にどのような人たちと働いていくのか確認しておきたい人におすすめです。

渡辺キャリアアドバイザー
遠い企業のインターンにはWeb形式で参加しつつ、本命の企業のインターンには対面形式で参加するなど特徴に合わせて使い分けていきましょう!
自分にはどの形式が向いているのかいまいちわからない場合は一度自己分析をしてみて、今何が必要なのか確認するところから始めましょう。自己分析についてはこちらの記事が参考になりますよ。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説
自己分析をおこなう際はこちらの記事で解説している自己分析ノートを合わせて作るようにするとさらに深く分析することができますよ。
自己分析ノートは今から作れる! 準備するものや活用法を徹底解説
②インターンの「期間」の違い
インターンの期間
- 「短期型」:短い日数で濃い経験がしたい人におすすめ
- 「長期型」:時間をかけて深く学びたい人におすすめ

鈴木なぎさ
インターンといっても形式によってかなり違うのですね。

渡辺キャリアアドバイザー
そうなのです。それに形式だけでなく「短期型」や「長期型」など開催される「期間」にも大きな違いがあるのですよ。

鈴木なぎさ
そうなのですね! でも開催期間が違うだけで中身は一緒ではないのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
たとえば短期型なら数日で終えられるようなプログラムを準備していますし、期間に合わせて中身も変わります。なので自分に合ったインターンを見つけるためにはこの期間別の特徴を知っておくことも大切なのですよ。
インターンは開催期間にも違いがあり、主に「短期型」と「長期型」の2つにわけることができます。短期型は数日~数週間といった短い期間でおこなうもので、企業のアピールしたいことがぎゅっと詰め込まれたプログラムが多いです。
逆に長期型は数週間~数か月のものなど長めの開催期間ですが、その分じっくりと進めていくようなプログラムが用意されていることが多い傾向にあります。期間によってインターンの内容は大きく変わるわけです。

渡辺キャリアアドバイザー
短期型と長期型のそれぞれのメリットや特徴についてはこれから詳しく解説しますね。
「短期型」:短い日数で濃い経験がしたい人におすすめ
短期型がおすすめな人
- 短期間で濃い経験がしたい人
- 忙しくて時間が取れない人
- 他のインターンに参加したい人
短期型のインターンは開催期間が数日~数週間と短くまとまっているのが特徴です。なので実際に業務体験をするといった内容のものよりも、説明会に近いようなセミナータイプのものやグループを作って課題に取り組むといった、短期間で終えられるものが多い傾向にあります。
短期間とはいえ内容によってはとても濃い経験ができるものもあり、自分の適性を知ることや企業理解を深めることは十分できます。普段学業やアルバイトで中々まとまった時間が取れないような人にこそおすすめなインターンです。

渡辺キャリアアドバイザー
日数が短いので他のインターンに参加しやすいのも魅力の1つですね。
「長期型」:時間をかけて深く学びたい人におすすめ
長期型がおすすめな人
- 参加する以上はじっくり取り組みたい人
- 本選考に向けてインターン中からアピールしたい人
- 時間に余裕がある人
インターンには数週間~数か月かけておこなう長期型もあります。時間がたっぷりあるというメリットを活かして実際の仕事に取り組めるようなプログラムを用意していることも多く、短期型に比べてより深く企業のことが知れたり、自分の適性や能力を深く調べることができます。
参加する以上はじっくり取り組みたい人や、本選考に向けてインターン中からアピールしたいと考えている人にはこの長期型がおすすめです。

渡辺キャリアアドバイザー
ただ参加した以上は最後まで参加することが前提なので、先々のスケジュールをしっかり調整したうえで参加を決めるようにしてくださいね。
確認必須! 1day型はインターンとは呼ばない
長期型・短期型のインターンに加えて「1day型」と呼ばれる1日だけのインターンを開催している企業もあります。
ただその内容はほとんど説明会とかわらないことが多く、そうした現状を踏まえて大学と経団連の協議会は「1day型はインターンとして認めない」と報告書(産学協議会2020年度報告書)にまとめています。
そのため、本選考で1day型のインターン経験とアピールしても認められない可能性が高いです。インターン経験を自己PRなどに使いたいなら1day型は避けておくことをおすすめします。

渡辺キャリアアドバイザー
1day型を選ぶならそれも1つの選択肢ですが、「楽そうだから」と理由で選択するのはアピールにならないことを踏まえても避けておくのが賢明です。
③インターンの「内容」の違い
インターンの種類
- 「セミナー型」:短時間で企業を深く知りたい人におすすめ
- 「課題解決型」:求められる能力や適性を知りたい人におすすめ
- 「実務型」:実際に働きながら仕事を知りたい人におすすめ
- 「海外インターン」:語学力やグローバルな視点を養いたい人におすすめ

渡辺キャリアアドバイザー
さて、インターンの形式と期間について解説したところで、ここからはインターンの「内容」の違いについて解説していきますよ。

鈴木なぎさ
そこが一番気になっていました! いったいどんなインターンがあるのでしょうか。

渡辺キャリアアドバイザー
主なものとしては4つ挙げられます。それぞれの特徴をしっかり押さえておけばインターン探しにとても役立つ判断材料となりますよ。
インターンの内容としては「セミナー型・課題解決型・実務型・海外インターン」と主に4種類のものがあります。それぞれに特徴があり内容もまったく違います。
たとえば実務経験をじっくり積みたいと考えているのに、説明会に近いセミナー型に参加するのはミスマッチです。特徴を知り、自分の求めているものなのかすり合わせながら確認するようにしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー
4種類の詳しい特徴についてはこの後で解説しますね。
「セミナー型」:短時間で企業を深く知りたい人におすすめ
「セミナー型」と呼ばれるインターンは、実務を経験できるような内容というよりも説明会に近いものになります。ただ通常の説明会よりも深い話を聞けたり積極的に社員に質問できるなど、企業理解を深めるうえではとても効果的なタイプのインターンです。
加えてそこまで時間がかからないことから短期型であることも多いので、短時間で企業を深く知りたい人にとってはうってつけのインターンといえますね。

渡辺キャリアアドバイザー
実際に就業体験をしてみるほど強く志望しているわけではない、でも気になる。そういった場合に選びやすい形式ですね。
「課題解決型」:求められる能力や適性を知りたい人におすすめ
企業から与えられる課題に取り組む「課題解決型」もインターンの1つ。たとえば新商品のプレゼンや、実際に起こったトラブルの解決策を考えるなど、本来の業務に近いプログラムを体験することができます。グループで協力しながら課題解決に取り組むタイプも多いです。
課題からは企業が求める能力や適性を知ることができ、加えて課題解決に取り組むことで自分の成長にもつながるのも大きな魅力の1つです。

渡辺キャリアアドバイザー
企業理解を深めると同時に経験も積んで成長したい人にはぴったりなインターンですね!
「実務型」:実際に働きながら仕事を知りたい人におすすめ
社員と同じように実際に働く形でインターンに参加できるのが「実務型」。営業に実際に同行したり、事務作業のサポートをしたりと実際の業務にかかわることができます。
入社後どのように働くことになるのか具体的にイメージもしやすくなり、実務経験も積めるので着実に成長することができます。参加する以上はとにかく熱意をもって取り組みたいタイプの人には一番おすすめのインターンです。

渡辺キャリアアドバイザー
実務にかかわるため長期型であることがほとんど。参加を考えているならスケジュールの確認も忘れずにしておきましょう。
「海外インターン」:語学力やグローバルな視点を養いたい人におすすめ
国内企業ではなく海外の企業でのインターンという選択肢もあります。現地の人とのコミュニケーションを通じて語学力を伸ばすことができたり、国も文化も違う人達と接することでグローバルな視点を養うことができます。
また海外インターン経験は強力なアピールポイントになり特に海外展開を考えている企業にとっては魅力的に映ります。将来は海外とつながる仕事がしたいと考えている人は、ぜひ海外インターンへの参加も視野に入れておきましょう。

渡辺キャリアアドバイザー
海外インターンに参加するためには一定の語学力が求められることが多いので、希望する国の言語がうまく扱えないなら事前に対策しておく必要があります。それも加味してスケジュールを立てるようにしてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る自分に必要なものを見極めてインターンを選ぼう
やりたいことがない人は実務型インターンがおすすめです。実際にやってみないとわからないことはたくさんあり、実際の業務に触れることで「自分に向いているかも」「この仕事はあまり興味が持てないかも」など自分にあった仕事ややりたい仕事を知ることができます。
また、語学を活かしたい人はやはり海外インターンがオススメです。よく留学した学生が「語学を活かしたい」と外資系企業や語学を使用する仕事に応募するのを見かけますが、実際にネイティブレベルやビジネスレベルまで話せる学生は少なく、社会人経験のない新卒社員が日常会話レベルの語学を駆使して業務をこなすことは簡単ではありません。
また、実際に語学が使えるからといって職種問わず応募した場合、実際に働いてみたら業務内容に興味が持てないなんてこともあります。本当に語学を活かしたいのか、それともグローバルな環境で働きたいのかなど、自身が何を求めているのかを見極めるためにも海外インターンはおすすめです。
インターンの募集を探すおすすめの方法3選


鈴木なぎさ
インターンの種類と特徴も押さえられたし、本格的にインターン探しを始められそう!

佐藤みなと
そうだね! あれ、でもちょっと待って。そういえばインターンの募集ってどうやって探せばいいのかな。

鈴木なぎさ
え、うーん……。そういわれると確かにネットで調べるくらいしか思いつかないかも。

渡辺キャリアアドバイザー
ネットで探すのも1つの手ですが、他にも募集を探す方法はありますよ。

佐藤みなと
どんな方法があるのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
たとえば大学のキャリアセンターなどでもインターンの募集は探せます。手段が多いほど得られる情報も多くなり、その結果自分に最適なインターンを見つけやすくなるので、この探す方法を知ることも大切です。詳しく解説しますね。

鈴木なぎさ
ぜひ詳しく教えていただきたいです!

佐藤みなと
さっそくお願いします!
気になる企業をチェック! 企業のホームページ

佐藤みなと
ネットで調べるとしたらまずは企業のホームページとかを見れば良いでしょうか?

渡辺キャリアアドバイザー
そうですね、気になる企業があるならまずはその企業のホームページや採用サイトをチェックしてみましょう。インターンを募集しているなら告知がされているはずです。
どんな企業もインターンを開催するとなればネットに公開をするので募集を探す方法としてはネットで検索して調べるのが効果的です。
ただ「インターン 募集」と検索するだけでは情報量が多すぎて探すのに時間がかかるので、「気になる企業名+インターン」で検索をするなど狙いを絞って情報を集めるようにしてくださいね。
気になる企業がまだ見つかっていない場合は、こちらの記事で解説をしている「企業選びの軸」を立ててから探すようにすると効率的です。
例文45選! 企業選びの軸を伝える3ステップで面接を突破しよう
大学にだけきている募集も! 大学のキャリアセンター

渡辺キャリアアドバイザー
大学のキャリアセンターでもインターンの募集は探せます。大学側のチェックを通ったものになるので信頼性も抜群! ぜひ活用しましょう。

鈴木なぎさ
確かに大学のチェックが通っているなら安心して参加できそうですね!
大学のキャリアセンターでもインターンの募集を探すことができます。大学側で企業やプログラム内容をチェックしているのでどれも安心して参加することができます。
窓口で自分の希望を相談すればそれに沿ったインターンを紹介してくれるので、まだどんなインターンが良いのか悩んでいる人にこそおすすめの方法です。

渡辺キャリアアドバイザー
ネットには掲載していない募集などが大学に直接届くこともあるので、一度は相談しに行ってみることをおすすめします!
プロの情報網を活用! 就職エージェント

鈴木なぎさ
ネットで企業のホームページを見たり、キャリアセンターに相談する以外に探す方法ってありますか?

渡辺キャリアアドバイザー
就活のプロである就職エージェントに相談するのもおすすめです!
就活のプロである就職エージェントに相談するのもインターンを探す方法としては効果的です。長年就活生の相談に乗ってきた経験をもとに自分にベストなインターンを探してくれます。
探すだけでなくインターンの選考対策もサポートしてくれるので、インターンを探すところから参加の段階まで頼れるのも大きな魅力です。
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る自分から連絡するのも1つの手
インターンの募集はしていないけど、もしインターンがあるなら参加したいと思える志望度の高い企業があるなら、企業のホームページのお問い合わせフォームから「貴社のことをもっと知りたいのでインターンに参加したい」と素直な想いを伝えると、企業側がインターンを実施してくれる可能性もゼロではありません。
企業側も志望度の高い学生を採用したいので、そうやって学生からインターンに参加したいと連絡が来ることは悪い話ではありませんから、一度試してみると良いでしょう。
要確認! 押さえておくべきインターンの注意点

知っておくべきインターンの注意点
- たくさん参加しすぎない! 学業にもしっかり力を入れる
- 企業の一員として参加することを意識! 学生気分で参加しない
- 違和感を感じたらすぐ相談! ブラックインターンに要注意

渡辺キャリアアドバイザー
インターンの募集を探す方法について解説しました。あとは参加するだけ! と言いたいところですが、参加の前に確認しておくべきことがあります。

鈴木なぎさ
どのようなことですか?

渡辺キャリアアドバイザー
「たくさん参加しすぎない」「違和感を感じたらすぐに相談する」など参加するうえで覚えておくべき注意点があるのです。今から詳しく解説するので一緒に確認していきましょう!

鈴木なぎさ
そんな注意点があるのですね……。わかりました! さっそくお願いします!
たくさん参加しすぎない! 学業にもしっかり力を入れる
成長できたり企業理解を深められたりとインターンにはさまざまなメリットがありますが、インターンばかりに気を取られて学業がおろそかになってしまうようでは本末転倒です。
講義をさぼってインターンにたくさん参加するといったことは避けて、学業にもしっかり力を入れることを前提にインターンに参加するようにしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー
学校での成績を評価に加える企業も多いので、学業にも力を入れて取り組むのは就活対策としても大切なのですよ。

鈴木なぎさ
インターンに参加するときは学業に支障が出ないようにします!
企業の一員として参加することを意識! 学生気分で参加しない
学生気分でインターンに参加するのは避けましょう。たとえばめんどくさいからと適当に取り組んだり、その日の気分でサボったりするのは開催している企業にも失礼ですし、他のやる気を持って取り組んでいるインターン生にも迷惑をかけることになります。
インターンに参加する以上は企業の一員であると意識して、責任感を持って取り組むようにしてくださいね。

渡辺キャリアアドバイザー
「適当にやればいいや」な姿勢では得られる学びも少なくなるのでせっかくのインターンも活かしきることができません。それではもったいないですよね。

佐藤みなと
確かにそうですね。せっかく参加する以上は真剣に取り組んでたくさん学びたいです!
違和感を感じたらすぐ相談! ブラックインターンに要注意
インターンの中には学生をただの労働力として扱ったり、高圧的な態度でインターン生に接してきたりするような「ブラックインターン」が紛れていることもあります。
そういったものに出会ってしまったり、インターン中「理不尽だな」「おかしいな」と違和感を感じることがあれば1人で抱え込まずすぐに大学に相談しましょう。

渡辺キャリアアドバイザー
違和感を感じたら途中で辞退するのも1つの手です。インターンの募集は山ほどありますし再スタートできるので心配いりません。とにかく無理だけはしないようにしてくださいね。

鈴木なぎさ
わかりました! 困ったら相談するようにします。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見るブラックインターンだった場合は必ず相談しよう
ブラックインターンだった場合は、まずは学校のキャリアセンターに相談してみましょう。エージェントなどを通してインターン先を紹介してもらっている場合はそこにも相談してください。
「選考に響くかもしれない」「なにか悪い影響があるかもしれない」というような心配はしなくても大丈夫ですよ。インターン生にそのような良くないことをしているというのは、企業にとっても良い話ではありません。学生よりも企業側が不利になります。なぜなら、学生間でその企業の悪い噂が広まったり、イメージが悪くなることは企業としても避けたいからです。
インターン先でパワハラやセクハラを受けた、なんてこともあり得ない話ではありません。自身が少しおかしいなと感じたら、決して一人で抱え込まず、必ず誰かに相談してくださいね。
参加するだけで満足しない! 最大限に活かす準備をしよう
インターンを活かすための準備
- 手ぶらで臨まない! あらかじめ目標を決めてから臨む
- 毎日の記録が未来で活きる! 振り返り用のメモを用意する

鈴木なぎさ
参加するうえでの注意点はしっかり理解できました!

渡辺キャリアアドバイザー
それは良かったです! 注意点も押さえられたところで、ここからはインターンに参加するための準備について確認していきましょう。

鈴木なぎさ
準備? 参加するために準備することがあるのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
はい。準備をしてから参加することで得られる成長や学びが多くなるのです。せっかくのインターンを最大限に活かすためにも、これから紹介する準備をぜひ実践してから参加するようにしてくださいね。

鈴木なぎさ
インターンも準備が大切なのですね。ぜひ詳しく教えてください!
手ぶらで臨まない! あらかじめ目標を決めてから臨む

渡辺キャリアアドバイザー
インターンに参加する前に自分なりの目標を決めておきましょう。

佐藤みなと
企業から指示されること以外の目標が必要なのですか?

渡辺キャリアアドバイザー
はい。ただ指示を受けてそれを実行するだけよりも、目標をもって取り組む方が得られる成長も大きいですし、モチベーションもアップしますよ!
インターンに臨む際はあらかじめ目標を立てておきましょう。「積極的に発言する」「毎日誰よりも早く到着して準備をする」など内容はなんでも大丈夫です。
なんの目標もないと「ただ参加して終わった」「特になにも得られなかった」ということになりかねません。自分なりの行動指針を立てて意欲的に取り組むためにも目標を用意しておきましょう。
目標の参考例
- 積極的に発言する
- 毎日誰よりも早く到着して準備をする
- 1日1回は自分から社員に質問をする
目標が立てられないなら「自分は将来どんな人になりたいのか」ということを考えて、そこから「それならこのインターンでどんな成長をする必要があるのか」を分析して目標につなげてみましょう。
将来像は人生の地図|「立て方」と「伝え方」を極めて未来を掴み取れ
「3年後どうなりたいか」という思考から目標を決めるのも1つの手ですよ。
「3年後の自分」の例文7選|将来像の見つけ方や回答のコツを解説
毎日の記録が未来で活きる! 振り返り用のメモを用意する

鈴木なぎさ
他にしておいた方がいい準備はありますか?

渡辺キャリアアドバイザー
時間が経てば記憶も薄れてしまうので、インターンで得た学びや気づきを就活で活かせるように記録用のメモを準備しておきましょう!
どんなに濃い経験をしたとしても時間が経てば記憶も薄れます。せっかく得られた学びや気づきを忘れてしまうのはあまりにもったいないので、記録として残しておけるようメモを用意してインターン中は毎日書き込みましょう。
インターン中に褒められたことや壁に感じたこと、それをどう乗り越えたのかなどを書き込んでおけば、志望動機や自己PR作成の材料としても役立てることができます。社員からのアドバイス、大変だったこと、気づいたことなど印象に残ったことはすべて書き込んでいきましょう。

渡辺キャリアアドバイザー
たとえば大学3年生の夏にインターンに参加した場合、本選考の開始までは半年以上の期間が空きます。その間ずっとインターン中の記憶を新鮮に保ち続けるのは難しいですよね。

佐藤みなと
確かにそうですね! 日記みたいな形で記録をつけようっと!
今からなにをすべき? 全体の流れを押さえて行動開始


渡辺キャリアアドバイザー
事前準備も確認できたところで、最後にインターンに参加までの全体の流れを確認しておきましょう。

佐藤みなと
全体の流れがわかったら次の行動も迷わなそうですね!

渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! インターンをやると決めたらすぐに行動ができるようにここでしっかり確認しておきましょう!

佐藤みなと
さっそくお願いします!
①まずは応募! 気になるインターンにエントリーしよう
気になるインターンを見つけたらまずはエントリーです。ほとんどの場合エントリーには期限が設けられているので、いつまでに済ませておけばいいのか最初に確認しておくと安心です。
後でやればいいやと後回しにしていた結果エントリー期限を過ぎていた……。そうなれば参加することはできないのでとにかく早めの準備を心掛けることをおすすめします。

佐藤みなと
そう考えると気になる企業のインターンのエントリー期限だけは先にチェックしておいた方が良さそうですね。

渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 参加するしないは別として、エントリーはいつまでなのかチェックしておくのが対応としてはベストです。
インターンの応募には締切日があります。せっかく受けてみたい企業を見つけたのに、締切日が過ぎていたら悲しいですよね。次の記事で、インターンの応募締切から実施するまでの流れを解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
インターンは締切厳守! 準備〜実施までのスケジュールを徹底解説
②選考があるものも! 事前に選考対策をしておこう
インターンも人数制限があるので参加者を絞るために選考が設けられていることも多いです。その内容は書類選考から面接と本選考とほとんど変わらないので、「インターンだし大丈夫でしょ」と油断していると選考で落ち続けてしまう可能性があります。本番同様の対策を進めておきましょう。
インターンの選考対策
- 企業研究を入念にしておく
- エントリーシートの書き方もチェックする
- Webテストの対策も必要
- 面接対策はマストでおこなうようにする

渡辺キャリアアドバイザー
ここで対策したことはそのまま本選考でも活かすことができます。本選考のリハーサルとして自分の実力がどれだけ通用するのかチェックしてみるのもいいですね。

佐藤みなと
しっかり準備しておかないと!
インターンシップの選考の頻出質問の1つ、志望動機。効果的なアピールにつなげる方法はこちらで解説しています。
例文15選|インターンシップの志望動機をスルスル書く方法徹底解説
次の記事では、インターン選考前にマストでおこなうべき面接対策について解説しています。回答例も紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
質問例16選|インターンシップ面接は4つの準備で通過率超アップ!
③選考に通ればいよいよ参加! マナーを確認しておこう
選考を通過すればいよいよインターン開始です。インターン先は学校ではなく企業となるので、失礼な行為をしないようマナーについてもしっかり確認しておきましょう。
マナーと聞くと範囲が広すぎて対策に悩むかもしれませんが、「場に合った身だしなみか」「社会人として問題ない振る舞いか」「失礼のない言葉遣いか」といった最低限のマナーさえ身に付けておけば問題ありません。
それに企業も完璧なマナーを学生に求めません。マナーを守ろうとしているかという姿勢が見えるかどうかが大切なのです。
インターン先で気を付けること
- 場に合った身だしなみか
- 社会人として問題ない振る舞いか
- 失礼のない言葉遣いか

渡辺キャリアアドバイザー
マナーを身に付けるには実践あるのみ! 普段からマナーを意識した行動をするようにして意識せずとも実践できることを目指しましょう。

佐藤みなと
アルバイト先では目上の方と接することも多いので、まずはそこで実践してみようかな!
フォーマルな場でのマナーについて確認しておきたい場合はこちらの記事が参考になりますよ。
面接マナーはこれでOK|「振る舞い・身だしなみ・言葉遣い」を解説
インターン中の服装については、こちらの記事をチェックしてくださいね。
インターンシップの服装にもう迷わない! 選び方のポイント徹底解説
インターンの面接においても服装は必ずチェックされています。面接時に適した服装をこちらの記事で確認しておきましょう。
面接の服装の正解って? マナーを守った服装は自信をくれる!
④終了後はお礼メールを送信! 誠実な印象を残そう
インターン終了後は欠かさずお礼メールを送りましょう。企業側はインターン開催のためにさまざまな準備をし、開催中も学生にサポートをしているのでメールであらためてお礼を伝えるのは最低限のマナーです。インターン終えた当日または翌日中までには送りましょう。
最低限のマナーとはいえこれが実践できれば誠実さをアピールすることができます。インターン先の企業の本選考も受けたいと考えているなら良い印象を残すことはなおさら大事になるので、ぜひ実践してくださいね。
お礼メール例文
株式会社△△
採用ご担当 ▲▲様
お世話になっております。
××大学××学部×× 佐藤みなとです。
この度は×週間のインターンシップ期間、ご指導頂きまして誠にありがとうございました。
インターンシップ中に社員の方々と交流させて頂いたことや、〇〇様のお話をお聞きすることで、貴社の雰囲気も知ることができ、ますます入社したい気持ちが高まりました。
新卒採用選考にもぜひエントリーさせて頂きたく存じますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら貴社や▲▲様のますますのご活躍をお祈りしております。
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佐藤 みなと(さとう みなと)
××大学××学部××
メール:
電話:
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渡辺キャリアアドバイザー
インターンは採用担当の社員が担当していることも多いので、本選考も見据えているなら印象をアップできるお礼メール送信はマストでおこないましょう!

鈴木なぎさ
カレンダー上のインターン最終日の枠に「お礼メールを送る」ってメモしておきました!
企業相手に送るメールはビジネスメールとなるので、最後の「締め」がとても大切です。メールをどうやって締めればいいのか知りたい人はこちらの記事が参考になりますよ。
就活シーン別のメールの締め方例文集|正しいマナーで好印象を残そう
自分の描く将来に最適なインターンに参加して就活に役立てよう!
インターンの基本的な情報から探し方、活かし方について解説しました。インターンは自分の適性や能力を知ることができ、企業の理解も深めることができるとても効果的な就活対策です。
ここまでの解説を踏まえて自分に最適なインターンを探し出し、得られた学びを就活に活かすことができれば内定に大きく近づきます。まずは自分の将来にとってどんなインターンがベストなのかを見極めるところから始めていきましょう。

佐藤みなと
最初はインターンのこと自体よくわかっていなかったのですが、今ではその重要性から探し方まで理解できました!

鈴木なぎさ
自分にはどんなインターンが向いているのか悩んでいましたが、教えていただいた探し方なら見つけられそうです! まずは大学のキャリアセンターに行って募集がないか聞いてこようと思います!

渡辺キャリアアドバイザー
ここまでよく頑張りました! 解説してきたことをもとにインターンを選び、経験を通じて学んだことをしっかり就活に活かせば内定はすぐそこです! まずはどんなインターがあるのか情報を集めるところから始めていきましょう!

記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー