刺さる自己PRのタイトルを作る3つの秘訣|例文15選で徹底解説

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ここで差がつく!自己PRにタイトルをつけるメリットは〇〇
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自己PRにタイトルをつけてライバルと差をつけよう

選考を控えた学生から

「自己PRのタイトルの必要性がわかりません」
「自己PRのタイトルって重視されるんですか?」

という声が寄せられることがあります。自己PRのタイトルは必須の項目ではありません。一方で、他の応募者と差別化が図れるメリットがあるため、自己PRの添削では「タイトルをつけてみてください」とアドバイスすることが多々あります。

タイトルを読むことで採用担当者は自己PRの内容を理解しやすくなるうえ、職種によってはセンスをアピールすることができます。膨大なエントリーシート(ES)や履歴書から目を引くこともできますよね。

ここでは、自己PRにタイトルをつけるメリットから、作り方の秘訣を例とともに解説していきます。自己PRを作成し終わって他のライバルにさらに差をつけたいという人は、自分の自己PRはどのようなタイトル付けがいいのか考えながら読み進めてくださいね。

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まずは魅力的な自己PRのポイントを把握しよう

自己PRは、自分の強みを伝えて「採用すれば企業に貢献できる人材」だと思ってもらうことが目的です。

自己PRにタイトルを付けようと考えている人は、他の応募者よりも魅力的な自己PRにしたいからなのではないでしょうか。そもそも魅力的な自己PRの特徴を知っていなければ、採用担当者から評価されるタイトルも付けられません。

まずはタイトルを考える前に魅力的な自己PRのポイントを把握しておきましょう。

採用担当者の印象に残ること

人気企業や大手企業であれば、一日に何枚ものESや履歴書をチェックします。また応募者が多ければ、アピールした経験や強みが被る可能性もあるでしょう。そのため、書類選考を通って面接まで進むためには、採用担当者の印象に残ることが大切だといえるでしょう

また、印象的な自己PRを作ることができれば、面接でも活用できます。また、書類選考で自己PRが印象に残っていれば、面接でも有利になるかもしれません。

考え方や価値観が明確に伝わること

採用担当者は、応募者の考え方や価値観を知りたいと思っています。多くの企業が新卒採用で重視しているチェックポイントは「会社との相性」だからです。もちろんスキルや仕事に役立つ経験は評価につながりますが、相性はそれ以上に重視されているといえるでしょう。

社風や社員との相性の不一致は、早期退職にもつながります。オープンワークの調査レポートによると、新卒入社で3年以内に退職した若手社会人の退職理由として「企業の方針や組織体制・社風などとのミスマッチ」が13項目中5位でした。

ミスマッチが理由で早期退職をされると、企業にとっては大きな損失となります。そのため、採用担当者は考え方や価値観を把握して、社風や社員の性格に合うかを判断するのです。

自分の価値観や考え方を言語化するためには、自己分析は欠かせません。自己分析が充分でいているか不安な人は、こちらの記事を参考にしてみてください。ショートコードショートコード

自己PRを魅力的にする以前に、自己PRがそもそも作れないといったことで悩んでいる場合はぜひこちらの記事も確認してみてください。
自己PRがない? それなら「知る・探す・作る」の3ステップで解決!

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(リーダーシップが強みの場合)

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自己PRにタイトルをつける4つのメリット

自己PRにタイトルをつけるメリットを知れば、その必要性も理解できます。また、タイトルをつけることでどんな効果が得られるかもわかるでしょう。

自分の志望業種や職種を想定しながら、自己PRにタイトルをつけることでどんなメリットを活かせるのか考えながら読み進められるといいですね。

内容が一目でわかる

タイトルは、その文章の内容を簡潔に表す一文です。タイトルがあれば採用担当者は自己PRの内容が一目でわかります。

何通もESや履歴書に目を通す採用担当者にとって、すべての内容を記憶しておくことは難しいといえます。タイトルで内容が一文にまとまっていると、一番伝えたい内容は印象に残すことができるでしょう

興味が惹ける

タイトルは、本文を興味をもって読んでもらう意識付けとしても効果的です。一日に何枚も応募書類を確認していれば、読み流してしまう場合もあるかもしれません。しかし「内容が気になる」と思ってもらえるタイトルをつけられれば、本文までじっくり読んでもらえるでしょう。

また、書類選考を通過するためには「面接で直接話してみたい」と自分自身に興味を持ってもらうことも大切です。採用担当者の目を引くタイトルをつけられれば、面接に一歩近づけるでしょう。

自己PRで興味を惹きたいなら、座右の銘を用いてより強調するのもおすすめですよ。こちらの記事では座右の銘の考え方などを解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
「座右の銘」を活かした面接攻略法! 厳選40個のリストと例文つき

面接でアピールするポイントが整理できる

自己PRのタイトルは、伝えたい強みのポイントまとめた一文です。タイトルを付ければ、面接でアピールしたいポイントも整理できる効果もあります。

面接では、一番伝えたいことを簡潔に伝えることが大切です。なかなか結論に達しない回答だと、面接官は「何をアピールしたかったのか」と理解できないかもしれません。

また、タイトルではわかりやすく印象的な言葉を中心に使います。タイトルで使ったワードで面接でもアピールできれば、効果的な自己PRで面接官の印象に残る可能性も高くなるでしょう

そもそもアピールポイントが見つかっていない場合は、こちらの記事を参考にまずはアピールポイント探しから始めましょう。
アピールポイントで悩む人に朗報! とっておきの探し方8選を大公開

アピールポイントをわかりやすく伝えるためには、構成も重要です。この記事を読んで、伝わりやすい自己PRを作ってくださいね。
例文14選|自己PRは構成次第! 3ステップで響くアピールしよう

センスをアピールする機会にもなる

タイトル作りには、センスが表れます。そのため、文章のセンスを問われる企業を応募する際は、タイトルでライバルと差を付けられるかもしれません。「文章力に自信がある」「文章力を活かした仕事をしたい」という人は、積極的に自己PRにタイトルをつけると良いでしょう。

センスの良いタイトルをつけられれば「文章力」「伝える力」が評価されるきっかけになりますね。文章のセンスが必要な仕事

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タイトルを付ければ一貫性を出しやすい

自己PRにタイトルをつけるメリットとして、タイトルを決めることで自己PR全体に一貫性を出しやすいことも挙げられます。タイトルを決めてから中身の文章を考えて書いていくことで、文章の着地点が迷子になりにくくなるからです。タイトルがあれば、それを見て原点に戻ることが比較的簡単にできますよね。

一方で、タイトルと中身の文章に一貫性がないと、いくらタイトルで目を引いても人事の心には刺さりません。そのくらいタイトルは重要な役割を果たすので、注意が必要です。

ESの自己PR欄は、決められた文字数で多くのことをアピールしたくなりますが、いかにシンプルに簡潔に分かりやすく伝えられるかどうかがポイントです。人事が読みやすいように文章を組み立てることを心がけられれば、更に相手に熱意が伝わりやすくなります。だからこそ、タイトルをつけることで、自己PR全体の内容を引き締めることが大切なのです。

エントリーシートでの効果的な自己PRの方法は、こちらの記事で解説しているのでチェックしてくださいね。
エントリーシートの自己PRで差がつく「登山式構成」|13例文付き

自分のキャッチフレーズを作ることでも、自己PRを魅力的にできますよ。キャッチフレーズの作り方は、こちらを参考にしてください。
例文60選|キャッチフレーズ作りはこれで完璧! 注意点も解説

自己PRが思いつかない時は、
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。これを使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。

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4ステップで簡単! 自己PRのタイトルのつけ方

4ステップで簡単!自己PRのタイトルのつけ方

タイトルをつけた経験がなければ、難しく感じてしまう人も多いかもしれません。しかし、自己PRの内容を踏まえた手順に沿って考えれば、タイトルをつけることは簡単です。魅力的なタイトルをつけて採用担当者の印象に残るためにも、これから紹介する方法を参考にしてみてくださいね。

STEP1:どんなタイトルにするか方針を決める

タイトルをつける前に、まずは方針を決めましょう。インパクトがある、内容がわかりやすいなど、タイトルにも種類があります。どんな方針でタイトルをつけるのかを明確にしておかなければ方向性も定まらないでしょう。

方針を決めるためには、タイトルをつける目的を明確にしてください。タイトルをつけることでどんな効果を得たいのかがわかれば、自然とどんな方針で作れば良いのかわかるでしょう。

たとえば、採用担当者の印象に残るためにタイトルをつける場合、ただ内容を一文にまとめただけでは不十分です。印象に残りたいのであれば、興味を引くようなインパクトのあるタイトルにするとよいでしょう。

タイトルの目的と方針の例

  • 目的:センスをアピールしたい→方針:常識の逆をつくタイトルをつける
  • 目的:印象に残りたい→方針:興味を引くキーワードを盛り込む
  • 目的:内容を端的に伝えたい→方針:余計な言葉を削ぎ落して簡潔に表現する

STEP2:印象的なキーワードをピックアップする

次に、印象的なキーワードをピックアップしていきます。自分の自己PRの内容を読み直して、アピール内容には欠かせないキーワードを選びましょう。自分の強みのワードや、印象的なエピソードから成果を表すキーワードを選んでも良いですね。

エピソードの中から印象的な言葉を選ぶと、タイトルにしたときに内容がイメージしやすいでしょう。下記にキーワードをピックアップする例があるので、参考にしてみてくださいね。自己PRの例文

私は、自分の目標に粘り強く取り組むことができます。学生時代のアルバイトでは、個人でノルマが課せられていました。ノルマは必ず達成するものと考えていたため、私はノルマの1.5倍の売上を目指しました。

ノルマ達成のために、お客様とのコミュニケーションを重視して、これまでの接客を見直しました。お客様の話に耳を傾け、求めていることを的確に把握することで、提案した商品を購入するお客様が増え、ノルマの1.5倍の売上を達成しました。御社に入社後も、与えられたこと以上の結果を出すことに粘り強くこだわっていきます。

上の例文の印象的なキーワード

  • 「粘り強い」
  • 「話に耳を傾ける」
  • 「ノルマの1.5倍の売上を達成」

キーワードを選ぶ際は、こちらの記事を参考にして何をアピールしたいか再確認してみてくださいね。ショートコード

STEP3:キーワードを組み立てて伝わる文章にする

ピックアップしたキーワードを並び替えて文章にしましょう。当然、キーワードをただ並べただけではタイトルにならない可能性もあります。

タイトルとして必ず押さえるべきポイントは下記の2つです。

  • 一目で内容が伝わる
  • 興味を引いて本文につなげる

これらのポイントを押さえたうえで、キーワードを組み立てて文章にしていくことが大切です。

では、STEP2でピックアップしたキーワードを組み立ててタイトルにしてみましょう。

上記の例では「手法→成果→強み」の順で組み立てて、きれいにまとめています。キーワードの組み立て方でタイトルの印象を変わるので、何を一番アピールしたいのかを考えて組み立てましょう

STEP4:言い換えやもっと良い表現がないか考える

ピックアップしたキーワードだけでは、的確に自分の強みを表現できないかもしれません。キーワードを言い換えるだけで、さらに簡潔でわかりやすい表現になる可能性もあります。また、言い換えることで興味を引ける文章になるかもしれません

もっとも簡単に言い換える方法は、同義語を考えることです。同じような意味でも、それぞれニュアンスは若干異なります。また、比喩を使うと表現の幅が広がるでしょう。

タイトルは、限られた文字数の中で表現することが求められています。そのため、アピールポイントを裏付けるエピソードを細かくタイトルに盛り込むことができません。エピソードやポイントを言い換えて抽象的にすることで、内容への興味付けをおこなうこともできるでしょう。

言い換えの例

  • 類義語を使う
    粘り強さ→忍耐力、継続力、勝負強さ、努力家、不屈
  • 比喩を使う
    ポジティブ→ひまわりのような、LEDのような
    リーダーシップ→方位磁石のような、灯台のような

目を引く表現を探したい人は、キャッチフレーズについて書いた記事も参考にしてみてくださいね。

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「これだけは入れたい」というキーワードを1つ決めよう

タイトルには、多くのキーワードを入れてアピールしたくなりますよね。しかし、多くのワードが入っていると、何をアピールしたいのか相手に伝わりづらくなってしまいます。

まずは「このワードだけは絶対に入れたい」というものを1つ決めましょう。その後、入れたいワードが読む側により響くように前後を飾りつけていけば良いのです。

たとえば、自信のある一番の強みをキーワードとして入れる方法があります。「行動力」が自分の強みだとすると、「どんな環境でも目標を100%達成してきたパワフルな行動力があります」など、「行動力」というワードに肉付けしてタイトルを考えれば良いのです。また、タイトルに一番自信のある能力を取り入れることで、自己PR全体に自信を持つことができますね。

どんなタイトルにするのが良いのかグルグル考えると時間はあっという間に過ぎていってしまうものです。まずはどうしても譲れないキーワードを1つ決めて進めることで、納得のいくタイトルを作りやすくなりますよ。

行動力や実行力を強みにしたい人は、ぜひ次の記事を読んでみてください。実行力を強みとした自己PRを作成するときの構成や注意点などについて解説しています。
実行力の自己PRはこれが正解! 4例文からアピール術を徹底解説

自己PRの書き出しには、タイトルを付ける以外にも「キャッチフレーズ」「たとえ」などのテクニックがあります。魅力的な書き出しにする方法はこちらの記事でも解説しているので、チェックしてくださいね。
自己PRの書き出しは超重要! その理由と書き出しテクニックを解説

魅力的なタイトルにするための3つの秘訣

自己PR・魅力的なタイトルにするための3つの秘訣

作り方がわかっても、魅力的なタイトルのアイディアが浮かばない人も多いでしょう。ただキーワードを並び変えるだけでは「長くなりすぎてしまう」「印象的なタイトルにならない」など、タイトル作りでつまずいてしまうかもしれません。

そんなときは、これから紹介する3つの秘訣を参考にしてください。これらの秘訣の中から、取り入れられそうな方法を選んでタイトルをつければ、簡単に魅力的な自己PRになるでしょう。

①数字を使う

数字を使うと「興味を引く」「簡潔にまとめる」ことができます。なぜなら、数字を使うことで情報に具体性が生まれ、内容が伝わりやすくなるからです

数字を使う際は「~年間」「~時間」など期間を盛り込むと具体性が生まれます。成果として売上をアピールするのであれば、何割向上したのかを伝えるのもおすすめです。

インターネットの記事で「~の3つの方法」「~な場所30選」などのタイトルが気になってクリックしたことがある人もいるのではないでしょうか。一目でどれくらいの情報量が書いてある文章なのかがわかり、興味が引けるといえます。

②矛盾する言葉を盛り込む

読み手の興味を引くためには、矛盾する言葉を並べたタイトルにするのもおすすめです。たとえば「食べるダイエット」「寝ながら勉強する方法」など、常識から外れた内容になると読み手は「どういうことだ?」と気になるのが心理ですよね。

矛盾する言葉が難しければ、対義語から考えてみると良いかもしれません。「大会最下位の部活を優勝に導いた話」というタイトルをつければ、読み手はその方法が気になり、本文まで興味を持って読むでしょう。

③体言止めで簡潔にする

タイトルは「言い換え・体言止め」を活用して、簡潔にするのも一つも手です。簡潔でなければ、「内容が一目でわかる」というメリットは生まれないからです。

体言止めの文章はリズムがいいことが特徴です。思わず口に出してしまうようなCMなどの広告は、体言止めが多いのではないでしょうか。また、最後に来る名詞を補足する形の文になるため、迷わず文章を組み立てられるのもメリットです

タイトルの書き方について理解した人は、本文の書き方についても理解を深めてみてくださいね。次の記事で解説しています。
自己PRの書き方が完璧にマスターできる3ステップ! 30例文付き

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タイトルに具体的な数字を入れると、魅力的なタイトルになりやすい

自己PRのタイトルを魅力的にするために、特におすすめなのが「タイトルに具体的な数字を入れる方法」です。シンプルに簡潔に分かりやすく伝える手段として、数字は一番明確であり効果的なのです。

たとえば、「〇倍の売り上げに貢献」というエピソードや「〇位に入賞」というのは大変分かりやすいですね。ただし、必ずしもこういった特別な実績である必要はありません。飲食店で洗い場を担当して「接客の担当と連携を取ることで10分間で50皿洗うことができます」「通常3ヵ月かかるところを6ヵ月間で〇〇ができるようになりました」や、「1年間で、3年間継続勤務している方と同額の時給1050円に追いつきました」などで良いのです。

時間や期間、量、時給などの数字を入れてみましょう。そうするだけで、面白そうなエピソードが読めそうだ、という期待・関心を持ってもらいやすくなります。数字はどんなワードよりパワーがあります。だからこそ自己PRのタイトルに数字を入れることをおすすめします。

自己PRは自力で作るから時間がかかる!
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何を、どのように、どれくらいのボリュームで伝えるか、自己PRを作るにあたって考えることはたくさんで、「どこからどう作って良いのか分からない」。こんな学生さんは多いです。

とりあえず完成して一安心しても、曖昧なものであれば志望先の企業に響かず、選考落ちしてしまいます。

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 (リーダーシップが強みの場合) 

私の長所は、周囲を引っ張るリーダーシップです。大学時代、ゼミ活動で新しい勉強会を企画しました。SNSや掲示板を活用し、200人以上の学生に情報を届け、毎回平均30名の参加者を集めました。リーダーとして、メンバーと定期的なミーティングを行い、役割分担を明確にして進めました。参加者の意見を積極的に取り入れ、内容を改善し、満足度を高めました。この経験から、チームをまとめる重要性やコミュニケーション能力の大切さを学びました。御社でも、自ら率先して行動し、チーム全体を巻き込み目標達成に向けて努力します。

例文のような自己PRの作成方法を見てみる

自己PRにタイトルをつけるときの5つの注意点

自己PRにタイトルをつけるときの5つの注意点

タイトルを簡潔にわかりやすくするためには、守るべき注意点が5つあります。また、魅力的なタイトルを作るためにも守りたいポイントです。これから紹介する注意点は、必ず守ってほしいものになるので、覚えておいてください。

①30字程度で書く

タイトルをつけるときは30文字以内を意識してください。あまりにも短ければ興味を引くために必要な情報量が盛り込めないでしょう。長すぎると、何がポイントなのか理解しづらくなるためNGです。

30文字程度がもっとも情報を盛り込みやすく、読みやすい長さだといえます。ESや履歴書に書いたとき、改行せずに一行になる長さは30文字程度なのでタイトルには適切です。改行をすると、長い印象になるので、簡潔なタイトルだとはいえません。

「興味を引けるように、できるだけ情報を詰め込みたい」と考える人もいるでしょう。しかし、情報を詰め込み過ぎると、結果理解しづらくなり、印象にも残らないかもしれません。タイトルをつける大きな目的は「印象に残ること」だと、覚えておきましょう。

②内容と一貫性を保つ

当然のことですが、自己PRの内容と矛盾しないように一貫性を保つことを意識してみしましょう。内容をぱっと見て理解できるように一文に表すのがタイトルです。内容とタイトルのアピールが違えば、採用担当者は混乱するでしょう。

独自性を追及しすぎてタイトルだけで考えてしまうと、内容との一貫性が保てなくなります。自己PRの内容を踏まえたうえで、それを魅力的に伝えるための手段がタイトルだと忘れないようにしましょう。

③ネガティブな言葉を使わない

自己PRの内容にも共通しますが、ネガティブな言葉は避けましょう。自己PRは自分を企業に売り込むことが目的です。ネガティブな要素を入れてしまうと、企業にとって魅力的な人材だとは映らないかもしれません

新卒採用において、ポジティブで新しい風を吹かせてくれる人材を求めている企業は多いです。そのため、自分をアピールする自己PRでネガティブな言葉をいれると、後ろ向きな性格なのではないかと採用担当者は思うかもしれません。

下記のような言葉は避けましょう。

ネガティブワード

  • 苦手
  • 自信がない
  • 不安
  • 失敗した
  • 弱気
  • 心配

④形容詞で飾りすぎない

タイトルを簡潔にするためには、極力余分な言葉を入れないことが大切です。そのため、形容詞で飾りすぎないようにしましょう。

自分の長所や強みを強調するために、形容詞を加えたくなるかもしれません。しかし、本文の本質にあまり関係のない形容詞で飾りすぎると、まわりくどい文章になるでしょう。また、極端な誇張表現だと捉えられると「自信過剰」などの悪い印象にもなる可能性があります。

形容詞で飾りすぎの例

  • 何があっても諦めずコツコツ我慢強く頑張る精神力
  • 状況を把握して機転のきいた対応ができてどんなシーンにも順応できる柔軟性
  • 日々地道に取り組むことでどんなに大きな目標でも困難を乗り越えてやり遂げる力

⑤説明口調にしない

ただキーワードを組み立てただけだと、説明口調になりがちです。キーワードを組み立てて「~という強みを活かして~を達成しました」という文章ができたとしても、タイトルとしては不適切です。

自己PRの内容を端的に表せていますが、経過と結果を盛り込んでしまうと、本文につなげられないでしょう。さらに内容を読んでみたいと思わせるのがタイトルの役割です。タイトルですべてを説明してしまうと、本文に興味を持たせられないでしょう

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ネガティブワードはポジティブに言い換えて伝えよう

自己PRは、「逆境や課題をどのように乗り越えたか」という内容になることが多いので、時にはネガティブなワードを使ってしまうことがありますよね。そんなときは、言い換えで言葉を柔らかくしてみましょう。

たとえば「苦手な作業でもとある工夫により3ヵ月でリーダーに着任」という言葉は、「難しい作業でもとある工夫により3ヵ月でリーダーに着任」というタイトルをつけることでネガティブな印象はなくなります。

また、ネガティブな状況を言い換えで連想させる方法もあります。たとえば、「失敗の連続だった接客をマスターし売上を1.5倍に」よりも「満足できる接客をマスターし売上を1.5倍に」と書けば、うまくいかなかった過去を連想させつつも、ポジティブな印象を抱きますよね。他にも「不安だった初めてのインターンで社長賞を獲得」よりも「未知の領域に挑戦。インターンで社長賞を獲得」という表現をしてみると、「不安」というネガティブワードを使わなくても、新しいことに挑戦するのは不安でいっぱいだったことが連想できます。

このように、ネガティブな状況を伝える場合には、他の言葉に言い換えて連想させることも一つの方法なのです。

魅力的な自己PRのタイトルの例15選

ここからは、上の見出しで紹介した3つの秘訣を活用したタイトルの例を紹介していきます。

自分の自己PRと例を見比べてみれば、言葉を変えるだけでタイトルが作れるかもしれません。作り方や秘訣がわかっても実際にタイトルのイメージができない人は、例を確認しておきましょう。

数字を活用した例

数字を活用することで、具体性、客観性を表現する効果があります。数字を活用した例を紹介するので、より印象に残るタイトル作りの参考にしてみてください。

例文

・3年間一日100本シュートし続けた継続力
・部員50人を導いたリーダーシップ
・レギュラーになるために1日1時間朝練し続けた向上心
・15年間毎日練習し続けた野球で身につけた3つの強み
・塾講師として生徒の平均点を20点アップさせた相手の立場に立つ力

アルバイト経験を自己PRでアピールする人は、こちらの記事も確認することがおすすめです。
アルバイトの自己PRで面接官の心を掴め! 14例文付き作成方法解説

矛盾する言葉を組み合わせた例

「対義語」「常識的に違和感がある言葉」を並べた例を紹介します。矛盾する言葉を組み合わせた例を参考にして、読み手の興味を引くタイトルを考えてみてください

例文

・英語が話せなかった私が留学先で多国籍の友人を作ったコミュニケーション能力
・補欠からレギュラーとして活躍できるまでに成長した継続力
・頑張らずに部員を2倍に増やした発信力
・三日坊主の私が10年間バドミントンを続けた諦めない心
・機械音痴なのに独学で勉強してアプリ開発に挑戦したチャレンジ精神

体言止めの例

自分の強みを最後に持ってくる体言止めの表現を使って、簡潔なタイトルの例を紹介します。一番簡単にキーワードを組み立てる方法なので、タイトル作りにつまずいたら参考にしてください。

例文

・1年間の営業インターンシップで磨いた忍耐力
・選手全員の体調を把握して気遣えるマネージャー精神
・人の長所を見抜いて伸ばす観察力
・どんなトラブルにも臨機応変に対応する冷静さ
・どんなに困難な目標でも課題解決をしながら必ず達成する努力家

自己PRのタイトルのNG例

ここからは、NGなタイトルを紹介していきます。

NG例を確認することで、タイトルを作るときの注意点もより深く理解できるでしょう。また、自分で作ったタイトルと見比べて、該当するポイントがないかも確認してください。

例①簡潔ではない

例文

真面目に実直に頑張ってノルマを達成して店長に褒められた

「真面目」と「実直」という同義語が並んでおり、簡潔ではありません。また、店長に褒められた結果からは、ノルマ達成のすごさが伝わらないため、本文へ興味を引かれません。

改善点としては「どのように頑張ったのか」「ノルマ達成のハードル」を具体的に表現できるとよいでしょう。さらに「実直」「店長に褒められた」という部分は、削って簡潔にまとめると良いタイトルになります。

例②内容が伝わらない

例文

誰にも負けない忍耐力

この例のNGポイントは、抽象的すぎる点です。忍耐力をどのように発揮したのかがわからないため、結果根拠のない一文になっています。

「誰にも」とは具体的に誰なのか、忍耐力を発揮してどのような成果を出したのかを盛り込むとより具体的になります。

「どのような成果を出したのか」をアピールする場合は、その方法が気になるような文章にすると本文への興味づけになるでしょう。

例③ネガティブなタイトル

例文

英語が苦手な私が留学して苦労した話

「苦手」「苦労」というネガティブな言葉が2種類も入っています。そのため、ネガティブなタイトルになっており、自分の強みや長所がアピールできていません。

タイトル作りの秘訣として「矛盾した言葉を入れる」という方法を紹介しました。この方法をもとに、タイトルを改善するなら「英語力が苦手だったけど多国籍な友人ができた」と結果をポジティブにしましょう。

ネガティブな状況から、ポジティブな結果にしたことを表現することで、印象的なタイトルになるのです。

キャリアアドバイザーコメント

タイトルで話し言葉や感嘆符を使うのは避けよう

毎年、ESで話し言葉や感嘆符を使用してタイトルをつける学生がいますが、それはおすすめしません。「やっぱり1番! 」「すごく早く」「色んな挑戦」などの話し言葉や感嘆符を使用してタイトルをつけると、ラフな印象や、少し学生っぽさが残るような幼稚な印象を与えてしまいます。

「やっぱり」は「やはり」、「すごく」は「とても」、「色んな」は「いろいろな」、という形で、ESはできるだけ丁寧な言葉を使うことを心がけましょう。

また、協調したいがゆえに「! 」を使ってアピールする学生もいますが、少し雑に受け取られる可能性があります。受け取り方は人事によって様々ですが、ビジネスメールも「!」はよっぽど親しい関係でないとなかなか使われません。

もしもタイトルでマイナスな印象を与えてしまうと、内容を読んでもらえない可能性が高くなります。また、最初にマイナスな印象を持たれると、なかなかその先で逆転させることは難しくなります。タイトルの内容にインパクトがあれば、そのような言葉や感嘆符を使わなくても、きちんと人事の目に留まります。そこは心配せずに、丁寧な言葉で作成するように心掛けましょう。

魅力的なタイトルで印象に残る自己PRを書こう

自己PRは、タイトルをつけることで他の応募者と差をつけることができます。魅力的なタイトルをつけられれば、採用担当者の印象に残るでしょう。

紹介したコツや注意点さえ守れば、タイトルを作ることは難しくありません。内容がわかりやすく、読み手の興味を引けるタイトルをつけて、より魅力的な自己PRを作ってくださいね。

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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