部活動で学んだことは自分の変化を伝えることが最重要!

佐藤みなと
部活も卒業して、ついに就活に取り組まないとなあ。

高橋キャリアアドバイザー
長い間の部活動、お疲れ様でした! 現時点で何か就活について準備していることはありますか?

佐藤みなと
ずっと部活動に打ち込んでいたので、何も準備が出来ていません……。

高橋キャリアアドバイザー
そう思うのは早いかもしれませんよ!

佐藤みなと
え?! 何かあったかな……。

高橋キャリアアドバイザー
それは今までの部活動経験は就活において大きな武器となることです!

佐藤みなと
そうですね! 確かに努力した点、在籍中のエピソードなど使えるかも!

高橋キャリアアドバイザー
その通りです! 自己PRや長所短所はもちろん、自分がどのように変化、成長したかも伝えることで就活内定率も上がりますよ!

佐藤みなと
今までの経験を纏めつつ、さっそく準備していきたいと思います!
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状況別に解説! 部活動で学んだことが活かせる場面


佐藤みなと
まず最初にどんな準備から始めていけば良いのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
最初はES(エントリーシート)や面接の対策に先んじて項目ごとに学んだことを纏めていきましょう。

佐藤みなと
部活動での学びといっても、どこを切り取るかで伝え方も変わってきますよね。

高橋キャリアアドバイザー
せっかく良い経験や自分にしかない能力があっても、伝えたい事とエピソードが違うと説得力が欠けてしまいます。

佐藤みなと
組み立て方をまず覚えることが重要ということですね!

高橋キャリアアドバイザー
はい! 「長所短所」、「自己PR」、「自己分析」の3つに分けて、それぞれどういった部活動でのエピソードを話すべきなのかを詳しく解説していきますよ!

佐藤みなと
よろしくお願いします!
失敗談も武器に! 長所や短所を伝える場合

高橋キャリアアドバイザー
就活において長所と短所を聞かれる事は非常に多いです。そういったときに例を持ってきやすいのが部活動での経験です。

佐藤みなと
勉強、アルバイトなど他のことでも言いやすそうですが、部活動に力を入れていた自分はそこに絞って纏めていきたいと思います!

高橋キャリアアドバイザー
いい心意気ですね! ではどういった点から纏めていくと良いでしょうか?

佐藤みなと
そうですね……。長所として継続して部活動に参加出来た点ですかね。

高橋キャリアアドバイザー
それも1つの正解ですね。加えてさらに失敗談などを効果的に使うとより具体的な長所と短所を纏めることができますよ!
部活動での経験を活かせる場面として長所と短所を纏めるときが挙げられます。長所に関しては努力した点や目標とした部分など纏めやすいかと思いますが、ここでは短所のひとつとして失敗談を扱うことも効果的です。
なぜ失敗したのか、その失敗を通して何を感じたのか、次失敗しないようにどんな工夫をしたのかという纏め方をすると自分の成長も同時にアピールできるので、マイナス効果を恐れず積極的に使うことが重要です。
長所の伝え方について例文10選を交えて徹底解説している記事もあるので、併せて確認してみましょう。
長所50選!長所が見つかる10個の探し方と例文10選を徹底解説
そもそも長所が見つからず悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてみてください。長所や短所の見つけ方について詳しく解説しています。
脱「長所と短所がわからない」2つを見つける最短ルートマニュアル
長所と自己PRの違いがわからない場合はこちらの記事を確認しましょう。自己PRと長所の違いを理解し、面接の時に焦らず回答できるようにしましょう。
自己PRと長所の違いはこれで完璧!アピールポイント別例文8選
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る失敗こそアピールになる!? 経験からの学びを思い起こしてみよう
失敗経験を思い起こすことには抵抗があるかもしれませんが、この失敗こそ、伝え方次第で就活のアピールになるのです。成功経験だけを述べるよりも、相手に好印象を与えることもあります。
まず、失敗した時は「なぜ失敗したのか」という理由を考えるのではないでしょうか。その際、自分を客観的に見ることで、自分の短所や欠点に気づくことができます。これは大きな学びになります。またその短所をどんな工夫で改善したかということは、自分の成長を伝えるという点で、大きなアピールになるでしょう。
ただ失敗した事実だけではなく「失敗経験をどう活かしたか」という視点で考えることが重要です。これを踏まえて、失敗談も積極的に取り入れてみましょう。
達成したことをアピール! 自己PRの場合

佐藤みなと
自己PRで部活動の経験を使いたい場合はどういった点を意識すれば良いのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
達成したことをアピールしていきましょう! 結果というのは分かりやすいアピールポイントになりやすいですよ!
自己PRでは部活動で成し遂げたことや、達成したことをまとめて伝えましょう。成果は最も分かりやすい努力の形になります。その達成までにどのような目標を立て、自分はどういう風なアプローチをしたかという点も合わせて伝えると自己PRとして上手く纏まります。
部活経験の自己PR方法についてはこちらの記事でも解説しているので、確認してみましょう。例文もたくさん紹介しています。
自己PRにおいて部活経験は最高の素材|例文13選付きで徹底解説
自己PRの書き方がわからない方はこちらの記事も確認しましょう。3STEPで自己PRが作成できる方法を紹介しています。
例文14選|自己PRは構成次第!3ステップで響くアピールをしよう
自己PRは書き出しにも工夫をすることができます。魅力的な書き出しで企業担当者の心を掴みましょう。自己PRの書き出しについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみましょう。
自己PRの書き出しは超重要!その理由と書き出しテクニックを解説
性格を客観視することがポイント! 自己分析の場合

佐藤みなと
自己分析にも部活動での経験が活きるのでしょうか……?

高橋キャリアアドバイザー
もちろんです! 自分がどんな性格をしており、何に興味を抱くのかなど端的に言い表すことが出来ますよ!

佐藤みなと
応用とも言えますね! なんだか部活動の経験一つで就活がどんどんしやすくなってきました!

高橋キャリアアドバイザー
良い調子です!
部活動の経験から自己分析まで応用することが可能です。企業側も就活生の価値観や強みを知りたがっています。また自分のキャリアプランを考える上でも有効で、自分の得意不得意を客観的に捉えることができます。
自己分析の方法の1つにマインドマップを使う方法があります。マインドマップを使うことで本当の自分が見えてくるので、ぜひ部活動の経験も踏まえながら自己分析をしてみましょう。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう
自分史を作成することも、過去のエピソードから自己分析を深めることができます。テンプレ付きで詳しく解説しているので、こちらの記事も併せてチェックしておきましょう。
自分史の作り方がテンプレ付きで早わかり|就活状況別の活用法も伝授
こちらの記事では自己分析ノートの作成方法について紹介しています。併せて確認してみることで自己分析について知識を深めましょう。
自己分析ノートは今から作れる!準備するものや活用法を徹底解説

部活動で学んだことを伝える構成を組み立てよう!


高橋キャリアアドバイザー
佐藤さんは部活動、何をされていたのですか?

佐藤みなと
サッカー部に所属していました!

高橋キャリアアドバイザー
運動部だったのですね! では次にそのサッカー部で学んだことを詳しくエピソードを組み立ててみましょう!

佐藤みなと
部活動での経験が様々な場面で使えることはわかったのですが、話を組み立てるとなるとコツが分かりません……。

高橋キャリアアドバイザー
そうですよね、それではまず大見出しだけで組み立てるところから始めましょう。結論から話し始めることがポイントになります!

佐藤みなと
部活動で何を学んだのかを最初に伝えて、その後に組み立てていけば良いのですね!

高橋キャリアアドバイザー
はい! 結論から話始め、部活の内容、課題、工夫の仕方、結論、その学びが将来にどう生かせるかの順で纏められるとパーフェクトです!

佐藤みなと
すごく分かりやすい構成ですね! 項目ごとのコツについても一つずつ教えていただきたいです!
結論①│部活動で何を学んだか

高橋キャリアアドバイザー
まずは最初に結論から話し始めることで話の着地点を決めることがポイントになります。

佐藤みなと
確かに最初に結論を言わないと、何について話しているか聞き手もわからなくなってしまいますよね。

高橋キャリアアドバイザー
その通りです、まずは全体が纏まっていなくとも部活動を通して何を学んだのかを決めていきましょう。
結論を最初に述べることで、突き当たる課題や工夫の仕方の説得力が増します。面接官も何人もの就活生をみていく中で、読みやすい工夫や聞きやすい工夫ができているかという点も判断材料の一つになっています。
ここでは自分が最も成長した部分や気づきなどを発表することでこの後の話も組み立てやすくなっていきます。
部活動の概要│部活動の内容、部員数、目標を簡潔にまとめる

高橋キャリアアドバイザー
続いて部活動の内容や部員数、部全体の目標を説明していきましょう。

佐藤みなと
ここはあまり省略してしまっても良いのではないでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
そんなことは決してありませんよ。内容によってその部活動の大変さや、部員数でわかる規模の大きさ、目標でわかる部の意識など、重要な事前情報となります。

佐藤みなと
それを聞くと必ず説明した方が良さそうですね……!
2番目に説明する項目として、部活動の内容についてです。部活動の詳細、部員数や部全体の目標などを説明することによって学んだことの説得力を持たせていきます。ここで気を付けたいポイントとして、学んだことに関係ない情報は混ぜないで必要な情報のみを簡潔にまとめるという点です。
課題│どんな問題や失敗があったのか

佐藤みなと
サッカー部時代はいろんなトラブルや失敗がありました……。

高橋キャリアアドバイザー
コミュニティに属していればトラブルは付き物です。 そこを逆手にとって学んだことのエピソードとして上手く落とし込んでみましょう!

佐藤みなと
結論に繋げるための発端と言うことですね! やってみます!
部活動を通して起こった問題や失敗談、トラブルを挙げてみましょう。それがすなわち部や個人の課題となって、どう対応するのかが後に展開されていきます。企業からは完璧な人材ももちろん必要とされていますが、起こった問題に対処できる人材というのも同じくらい必要としています。
取り組みや工夫の仕方│問題に対して自分がとった行動や工夫について

高橋キャリアアドバイザー
問題に対する取り組み方や工夫で、結論に対する説得力が変わってきます。

佐藤みなと
そうなると、一番自分の行動が注目されるポイントですね。

高橋キャリアアドバイザー
その通りです。ここではより具体的に行った対策や変化を説明することがポイントです!
問題点に対する工夫の仕方で、学んだことに対する説得力が決まります。なぜならば自らが能動的に行う部分になり、最も社会人とも近い部分に当たるからです。ここでは自分の考えを交えつつ、数字での変化も出せると効果的です。
例サッカー部において1年生の部員数が5名だったのに対して、自分が副部長になった際には新入生勧誘を行い翌年には20名の入部が決まった。それにより強いチームを組むことができ、県大会でもベスト16位という成績を残せた。
「○○力があります」という言うより、部活動で取った行動を簡潔に伝える方が面接官に伝わりやすいときがあるかもしれません。その一例として、次の記事で、傾聴力のアピール方法を紹介しています。
例文13選|自己PRで傾聴力だけのアピールは不十分って本当?
結論②│上記を踏まえた上で何を学んだかを伝える

高橋キャリアアドバイザー
それでは今までの話を纏めて再度結論を伝えましょう!

佐藤みなと
順序立てて説明したことによって2つ目の結論にとても自信が持てます!
2つ目の結論を伝える際は必ず最初に言った結論と合わせましょう。学んだことが複数ある場合でも必ず軸はずれないように意識することがポイントです。何回も最初から読んで、話の筋が通っているか、それは努力したことなのか確認しましょう。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る簡潔に伝える文章構成には「PREP法」の活用がオススメ
相手にわかりやすい文章を構成する際には「PREP法」を用いることがおすすめです。PREP法とは「Point・Reason・Example・Point」の頭文字をとったもので、ビジネスシーンでよく用いられる技法です。
たとえば以下のような構成になります。
①P(結論)「私が部活動を通じて学んだことは、〇〇です」
②R(理由)「なぜなら、〇〇に役立つからです」
③E(具体例)「具体的には、〇〇という出来事がありました」
④P(結論)「この事から、部活動での一番の学びは〇〇だと考えています」
このようにすれば、時間や文字数が限られた中でも、内容を簡潔に伝えられるでしょう。相手にも「論理的でわかりやすい」という印象を与えられるのでおすすめですよ。
それが将来どう活かせるか│その学びが社会や企業にどう活きてくるか伝える

高橋キャリアアドバイザー
結論を言って終わりではありませんよ!

佐藤みなと
え! まだ何かあるのですか?

高橋キャリアアドバイザー
ここが最も重要とも言えるかも知れません。 学んだことがその会社でどのように活かせるのかを最後に纏めましょう!
部活動で学んだことは最終的に社会で活かせるかが重要になります。業界や企業ごとに求めている人材は違く、それによってアプローチの仕方も変わっていきます。例えば営業やサービス業などではコミュニケーション能力が非常に求められるので、それに即した学んだことを発表すると好印象でしょう。

佐藤みなと
自分の志望職種にあった学びを選ぶことも重要なのですね!

高橋キャリアアドバイザー
良い点に気付けましたね! 志望業種を意識しながら、何回も構成を推敲することがカギになっていきます!
「書くことが思いつかない……」
あなたらしさが伝わる自己PRを3分で作成
就活で重視される自己PRは、「書くことがない」「文章がまとまらない…」と、つまづきやすいポイント。そこで賢い人が使いはじめているのが、「AI自己PR作成ツール」です。
4つの質問に答えるだけで、AIがあなたの代わりに500字程度の自己PRを3パターン作成。無料で使えて、たった3分であなたらしい自己PRが完成します。
今すぐ自己PRに悩む時間を終わらせて、周囲より一歩リードしましょう。
(リーダーシップが強みの場合)
私の長所は、周囲を引っ張るリーダーシップです。大学時代、ゼミ活動で新しい勉強会を企画しました。SNSや掲示板を活用し、200人以上の学生に情報を届け、毎回平均30名の参加者を集めました。リーダーとして、メンバーと定期的なミーティングを行い、役割分担を明確にして進めました。参加者の意見を積極的に取り入れ、内容を改善し、満足度を高めました。この経験から、チームをまとめる重要性やコミュニケーション能力の大切さを学びました。御社でも、自ら率先して行動し、チーム全体を巻き込み目標達成に向けて努力します。
興味に沿った選択が重要! 部活動ごとに学べることの違いを確認しよう!


高橋キャリアアドバイザー
佐藤さんはサッカー部ということで運動部だと思いますが、何か他にも所属している部活はありますか?

佐藤みなと
それは無いのですが、小さい頃から絵を描くのが好きだったので美術部にも興味がありました。

高橋キャリアアドバイザー
そうだったのですね。もし美術部のような文化部にいる場合には学べることが少し違ってくるのですよ!

佐藤みなと
そうなのですね! 参考までにどんなことが学べるか伺ってもいいですか?

高橋キャリアアドバイザー
もちろんです! 運動部と文化部の違いを確認することでより自分の強みをより理解することができますよ!
運動部│基礎体力や協調性を重んじる
運動部では基礎体力が備わったり、協調性が身に付きます。基礎体力の面ではトレーニングや練習を通して、社会人になっても健康的に働ける体作りができ、疲れにくいというメリットがあります。
協調性に関しては団体競技などで顕著に学べますが、一緒の目的に対して力を合わせて取り組む姿勢や、コミュニケーション能力というものが身に付きます。
他にも集団での活動が多いため、礼儀やマナーという部分にも重きを置いています。そういった面は社会に出てからも必須のスキルとなっていきます。

高橋キャリアアドバイザー
サッカー部に所属してどんなことが身に付きましたか?

佐藤みなと
やはり体力はものすごく付きましたね。

高橋キャリアアドバイザー
基礎体力は健康な体の第一歩ですね。他には何かありますか?

佐藤みなと
サッカーはチームプレーですので、個人の判断で動かず、必ず話し合うという協調性も身についた気がします。

高橋キャリアアドバイザー
いいですね! 一人ではできないことでも複数人でやれば達成できることもあるということです!
文化部│計画性や想像力が求められる
文化部では自ら計画して作品を完成させるという計画性と想像力を学ぶことができます。作品作りや発表会といった目標の中で、それを逆算して活動する必要があります。また単純に活動に対しての熱意や想像力というものがクオリティに直結するため、そういった要素も必要不可欠になります。

高橋キャリアアドバイザー
文化部では活動に対しての想像力や計画性が求められていますよ!

佐藤みなと
そういった点は社会においてどういった強みになるのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
計画性はプロジェクトを行う上で予算管理やスケジュール管理などの面で必要になってきます。

佐藤みなと
とても重要なスキルの一つですね。

高橋キャリアアドバイザー
そうなのです。加えて想像力は企画や開発において、新たな価値を生み出すという分野において重宝するスキルになります!
役割すべてに強みがある! 役職ごとに学べること6選

高橋キャリアアドバイザー
佐藤さんはサッカー部に所属していたとのことですが、何か部活での役割はありましたでしょうか?

佐藤みなと
大学3年次からは副部長を務めていましたね。

高橋キャリアアドバイザー
自ら役職に就くことは素晴らしいですね! それでは副部長という立場を通して学んだことなどはありますでしょうか?

佐藤みなと
そうですね、部長ではなかったですが50人近くの部員を取りまとめるという点で主体性はかなり身に付きました。

高橋キャリアアドバイザー
主体性、すなわち自分で考え責任を持って行動したということですね。

佐藤みなと
はい。就任してまもない頃は部員が誰も意見を聞いてくれず大変でした。

高橋キャリアアドバイザー
そういった苦労も必ず学びにつながりますよ! ここでは役割ごとに学べることを見ていきましょう!

佐藤みなと
自分も役職での強みを再確認して取り入れていきたいです!
佐藤さんと同じように主体性をアピールしたい人におすすめの記事がこちらです。主体性の自己PR方法を3ステップで解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
主体性を自己PRする方法を簡単3ステップで解説|厳選13例文付き
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る役職だけがすべてじゃない! 得られる学びは立場によってそれぞれ違う
部活動での経験をアピールするためには、部長やキャプテンなど、特別な役職に就いていないといけないのではと不安に思う方もいるでしょう。しかしそんなことはありません。
もちろん役職経験があることはアピールのひとつにはなりますが、逆にそれだけがあれば良いわけではありません。重要なのは、その経験を通じて何を学んだかということです。
たとえ役職に就いてなくても、部活動を通じて学んだことを、自分の立場や目線で伝えることができれば、それがあなたの強みになるでしょう。
経験やそこから得られる学びは、立場や人によってそれぞれで、そこに優劣はありません。自分にとっての学びを自信を持ってアピールできるように前向きに考えてみると良いでしょう。
①部長
部長を経験して得られる学びとして、主に責任感やリーダーシップが挙げられます。部長とはその部活動を取り仕切り、目標に対して全員の目標意識を統一する役割があります。部員の模範となるような行動を心掛け、常に視野を広く持つことが求められます。
そういった経験は企業でも非常に高く評価されます。部長経験があることを活かし、どういった部を作ろうとしていたのかという意識したことを纏めることがポイントになります。

高橋キャリアアドバイザー
部長には責任も重くのしかかりますので、多くの信頼や実績が必要となります。

佐藤みなと
とても重要な役職だからですよね。

高橋キャリアアドバイザー
そうですね、ただ裏を返せば多くの部員からも信頼を得ていたり、目標に対して真摯に取り組まなければいけない面から就活においても重宝される人材です!
②副部長
副部長で得られる学びとしては様々な立場に立って判断する柔軟性や視野を広く持つことが気付けるという点が挙げられます。副部長とは部長の補佐というだけでなく、主体的に物事を考え、部長の手が及ばないところまで視野を広げ対応する必要があります。
時には上に立つものとして、時には部員の意見も聞きつつ、それぞれが納得できる結論を導き出します。そういった経験からコミュニケーション能力や問題解決能力というものも自然と養われていきます。

佐藤みなと
今まで副部長をやってきたことも見方次第で就活に活かせるのですね!

高橋キャリアアドバイザー
もちろんです! 副部長という立場は一見すると複雑な役職と思われますが、得られる学びはとても多いのです!

佐藤みなと
活動はもちろんのこと、部員の意見を取りまとめることには苦労しました……。

高橋キャリアアドバイザー
それは主体性とも言えますね! 常にエピソードから強みを考えていくことが大事ですよ!
③マネージャー
マネージャーを通して学べることとして、スケジュールの管理やサポートする事の重要性が挙げられます。組織として何が足りないかということや相手の気持ちを汲み取る力が養われます。雑務だけをこなしていたことをそのまま伝えるのではなく、そういった管理するということを通して何を学んだかを伝えることがポイントです。

高橋キャリアアドバイザー
マネージャーを経験したことは就活において様々な強みになります!

佐藤みなと
足りない備品やスケジュールもすべて完璧に把握してくれているマネージャーがいると、先のことが考えられているんだなあと思います。

高橋キャリアアドバイザー
そういった存在は組織ではとても重要ですよね。先を読む力や課題を見つける力も学べるといえるでしょう!
④広報
広報は企画力や情報収集能力などの学びが得られます。部での活動や大会、作品をより多くの人に発信する役割で、わかりやすさや構成力も求められてきます。就活においては広報経験からどんな効果が部に出たのかを伝えると効果的です。
ネットやSNSが発達した社会では発信することの重要性が増していますので、ここでより具体的な実績が出せると企画職や営業職などに活かせることが可能です。

佐藤みなと
大会が開催されるときに、SNSで宣伝をするとお客さんが沢山来てくれましたね。

高橋キャリアアドバイザー
広報の仕事ひとつで、大会や作品、発表会などの盛り上がりが変わってきます。それに加えてブランディングなど組織のクリエイティブな部分を担当することも多いですよ!

佐藤みなと
そういった一面もあるのですね!
⑤会計
会計では部費を管理するため、金銭管理と分析力が学べます。部活で使う道具や飲み会の幹事などお金を扱う場面で会計が取り仕切る形になります。それにより誰がいくら払ったかなどを正確に管理する力や財源を確保する工夫が必要になります。就活においては銀行員や各企業の経理などに活かせることが多く、自分なりの金銭管理の工夫を伝えることがカギになります。

高橋キャリアアドバイザー
会計を経験したことがあると、企業でも似通った業務が多くあるので役立つ事が多いと思いますよ!

佐藤みなと
お金の管理はとても面倒だったので、会計にお願い出来るととても助かります……。

高橋キャリアアドバイザー
もちろんお金の管理だけでなく、部員とのコミュニケーションを取りながら必要な出費なのか、押さえた方が良い出費なのかという分析力も身につきます!
⑥役職無し
役職無しであっても学んだことを就活で伝えることは可能です。面接官は決して役職を見て判断しているわけではなく、それを経て何を学んだかを知りたがっています。部員ならではの目標や、サポート、意識したことなどを伝えることで、役職有りの就活生とはまた違った視点で強みを見出すことができます。

高橋キャリアアドバイザー
役職無しというと不安に思う就活生もいますが、決してそこだけで就活は決まるわけではないということを意識しましょう!

佐藤みなと
それでは役職が無かった人は何を言えば良いのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
それは部活動での苦労や失敗、もしくは役職を見ていて自分はどう思ったかなどを伝えることがポイントです!
自己PRが思いつかない時は、
AIツールを活用してください
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。これを使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
(リーダーシップが強みの場合)
私の長所は、周囲を引っ張るリーダーシップです。大学時代、ゼミ活動で新しい勉強会を企画しました。SNSや掲示板を活用し、200人以上の学生に情報を届け、毎回平均30名の参加者を集めました。リーダーとして、メンバーと定期的なミーティングを行い、役割分担を明確にして進めました。参加者の意見を積極的に取り入れ、内容を改善し、満足度を高めました。この経験から、チームをまとめる重要性やコミュニケーション能力の大切さを学びました。御社でも、自ら率先して行動し、チーム全体を巻き込み目標達成に向けて努力します。
欲しい人材が丸わかり! 企業が部活動で学んだことを聞く理由

佐藤みなと
企業はなぜ我々学生の部活動で学んだことを聞いてくるのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
それは大学生の内に打ち込むものとして勉学や部活動、アルバイトなどが挙げられるからです。

佐藤みなと
その中の一つとして部活動について聞かれるのですね!

高橋キャリアアドバイザー
はい! 学生時代に打ち込んだことは、会社に入った後にも見込める能力ということです。

佐藤みなと
将来を見据えた質問ということですね!

高橋キャリアアドバイザー
その通りです! 加えて会社で働いてもらうとなった時には様々な判断材料が必要になってきます。

佐藤みなと
判断材料とは具体的に何でしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
就活生の人柄や興味があること、または経験だけでなく話し方からその人の言葉遣いなどを見ているのですよ!

佐藤みなと
そんなに多くの部分で見られているのですね! 一つずつ詳しく教えてください!
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る部活動で学んだことを聞いて自社とのマッチ度を測ろうとしている
人材の新規採用には、多くの費用や時間がかかります。たとえば、面接を実施する為には、会場費用や人件費がかかり、採用後も研修のための費用や時間が必要となります。
それだけ多くの費用や時間をかけて採用活動をおこなっているため、企業もせっかく採用するなら、自社との相性が良い人物を見極めたいと思うものです。
そのために、面接の質問のひとつとして部活動での経験を聞きます。部活動の経験を聞くことで、企業はあなたを、入社後も目標に向かって成長できる人材であるか判断したいと考えています。
重要なのは、どんな部活動をしていたかよりも、部活動の経験から何を学んだかを伝えることです。この点を忘れずに、企業へのアピールを考えていくと良いでしょう。
学生の人柄や性格などが知りたいため

高橋キャリアアドバイザー
まずは就活生の人柄や性格などを知りたいために部活動の経験を聞いたりしますよ。

佐藤みなと
自分も部活動での行いが人格を形成している気がします。

高橋キャリアアドバイザー
そういった就活生も多いと思います。部活動にはどのくらいの頻度で活動していたのかで、その人の勤勉さや努力の仕方を知ろうとしています。
企業はまず前提として常識がある人や真面目な人材を欲しています。挨拶ができない、モラルに欠いた行動を取るというような人材を採用してしまった場合、企業は大きな損失を被ることになります。そういったことを避けるためにも、部活動でのエピソードからその就活生の真面目さを知ろうとしているのです。
どんなことに興味があるのか知りたいため

佐藤みなと
ある日面接で「どんなことに興味があるか」という質問を受けたのですが、上手く答えられませんでした……。

高橋キャリアアドバイザー
しっかりと対策のコツを知っていれば大丈夫ですよ。そういった質問は就活生の将来性や計画性を見ていることが多いです。

佐藤みなと
未来に対しての関心ということでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
そうなります! 興味や関心から企業はなぜウチの会社を受けたのかや、もし採用したら興味のある分野で働いてもらいたいなどの企業側のプランも組みやすいのです!
企業側も就活生を採用した後にどういった部署に配置し、どんな仕事をしてもらったら利益が出るだろうかというプランニングをします。そういった背景から面接時に部活動などで興味や関心が出たことを聞いて、就活生の採用を判断していくのです。
常に会社側の立場に立って、どんなことに興味を持てば受ける企業に対して好印象を与えることができるのかを考えることも重要な対策の一つと言えます。
どのような頻度で出席や練習をしていたかの熱意を測るため

高橋キャリアアドバイザー
部活動と会社の似ている点は何だと思いますか?

佐藤みなと
複数人で一つの目的に対して力を合わせて達成する……とかですかね?

高橋キャリアアドバイザー
素晴らしい回答ですね、正解です! 部活も会社も色々な人が集まって目標達成のために努力をしていく物です。そういった輪の中でもし無断で休んでしまったらどうなるでしょう?

佐藤みなと
誰かがその人の穴を埋めることになりますよね?

高橋キャリアアドバイザー
そうなのです。さらにここでは無断というのがさらにまずいですね。そういった癖も部活動の話からも推測されるので、どのような頻度で活動していたのかなども聞かれる可能性があるのです。
企業は常識があって熱意や志望度が高い人材を欲しています。それを判断する際に部活動にどのくらいの頻度で出席していたかや練習していたかで会社での働き方を推測します。会社では無断で休んだり、無責任な行動は会社全体で補っていく形になります。
大前提として休まない、何かあった場合でも必ず上長に連絡をするというのが基本となることを覚えておくことが大事です。こういった当たり前と思っていることでも再度見直すことによって企業側が欲している人材に近づいていきます。
言葉遣いや立ち振る舞いは適切であるか判断するため

高橋キャリアアドバイザー
突然ですが、「佐藤さんはピーマン食べれますか?」。

佐藤みなと
はい、食べられます! あれ、質問に違和感がありますね……。

高橋キャリアアドバイザー
よく気づきましたね! 私がした質問は「ら抜き言葉」と呼ばれるビジネスでは使わない言葉になりますよ!

佐藤みなと
そうなのですね! 無意識に出来ていましたが、ここで知れてよかったです!

高橋キャリアアドバイザー
企業は部活動を通して、言葉使いや立ち振る舞い、マナーが出来ているかも見ていますよ。ここで気を抜かず、学んだことを生かして見直してみましょう!
企業はコミュニケーション能力が高い人材を求めています。仕事では常に話すことが必要になってきますが、思っていることや伝えたいことを正確にわかりやすく伝えるという能力も重要になってきます。
他にもお客様や取引先の交渉などで失礼のないような立ち振る舞いも必要になります。そういった社会人としての基礎の部分も部活動で身につけられているかを見ています。
成長がキーワード! ESや面接で使える部活動で学んだこと9選

高橋キャリアアドバイザー
ここからは実際に使える学びの特徴について説明していきますよ!

佐藤みなと
よろしくお願いいたします!

高橋キャリアアドバイザー
まずは前提として、学んだこととは自分自身の成長を表します。成長というキーワードを意識しながら考えていきましょう!

佐藤みなと
変化とも言えますよね! 経験を思い出しながら当てはまる学びを探していきたいと思います!

高橋キャリアアドバイザー
その調子ですね! そういった学びに気づくために学んだことの種類を覚えておくことも必要ですよ。

佐藤みなと
部活や役職ごとに様々なことが学べるから、知っておいて損はないですね!

高橋キャリアアドバイザー
そうです! 今から8つ程紹介しますので、自分に当てはまる学びを見つける手がかりにしてみてください!
①継続力

高橋キャリアアドバイザー
まずひとつめは「継続力」になります。

佐藤みなと
これはなんとなくわかります。卒業まで部活動が出来るということも実は努力のうちだったりするのですよね。

高橋キャリアアドバイザー
そうですね。在籍はしているが出席しない幽霊部員と呼ばれる部員もいたりと、部活動を続けた時に得られる学びというものもありますよ!
学んだことのひとつとして「継続力」が挙げられます。続けるということは当たり前と思われがちですが、コンスタントに活動できるということは社会に出ても役立つ力です。例えば週に1回町のゴミ拾い活動を3年間継続した、というエピソードは会社にとっても入社してくれたらプロジェクトを責任を持って成し遂げてくれそうだなという印象を与えることができます。
その際に継続して自分はどう変わったか、どのように感じたかまで付け加えられるとより効果的にまとまります。自分が継続して出来た経験を成長と共にエピソードとして纏めてみることが重要です。
②協調性

高橋キャリアアドバイザー
佐藤さんは副部長で苦労した点はありますか?

佐藤みなと
部員をまとめるのが大変でした。でも大会前にみんな同じ目的を持ってやれたことは楽しかったです!

高橋キャリアアドバイザー
良い経験ですね! その経験から「協調性」という学びが得られていると思いますよ!

佐藤みなと
たしかに部員全員と意見を合わせるという点からその学びはあると思います。
学んだことのふたつめとして「協調性」が挙げられます。取りまとめる力という意味でも使われています。独創的な意見や、個人の考えも大事ですが相手の気持ちを汲み取り全体の調和を乱さないようにする力も重要な学びになります。
会社は様々な人が一緒に働く場で、もちろん考え方も多種多様です。そういった環境のなかで相手の意見も聞きながら、最適解を探していく協調性というものも非常に求められていきます。
③忍耐力

高橋キャリアアドバイザー
大会などで結果が振るわなかった時などはどのように感じていましたか?

佐藤みなと
悔しさは毎回感じていました。ただもっと練習して次の大会までに悪かったところを改善しようとしてました!

高橋キャリアアドバイザー
素晴らしい意識作りですね! そういった壁や障害にぶつかったときの耐え抜く力というのも、部活動を通して学んでいけますよ!
学んだことの三つ目として「忍耐力」が挙げられます。部活動ではうまくいかない事、部員たちとの衝突と様々な問題が起こります。そういう問題が起こったときに諦めてしまうということは、仕事でも問題にぶつかったときに解決しようとできる忍耐力がないという風な見られ方をしてしまいます。
逆にそういったエピソードに対して克服や自分なりの解決方法を見つけられると、それは努力ともなり自分の忍耐力という学びに繋がるのです。
④コミュニケーション能力

佐藤みなと
仕事で最も必要なスキルとは何なのでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
それは間違いなく「コミュニケーション能力」といえるでしょう。

佐藤みなと
その理由はなぜでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
部活動でもそうだったように、会社も多くの人が集まったひとつの組織になります。自分の言葉で伝える、わかりやすく伝える、相手の気持ちを考えるという力は必須になってきますよ!
学んだことの四つ目として「コミュニケーション能力」が挙げられます。社会ではコミュニケーション能力が必須になり、企業も面接では自分の言葉でわかりやすく話せているかという部分を見ています。会社も個人事業主も同じで、誰かと関わって仕事をする限りは話す力が必要になります。
これらは部活動での他部員とのコミュニケーションや問題に直面したときに学べる力になります。例えば部活動で成績が伸び悩んでいたが積極的にOBOGと話して、それを他部員にも共有、実行したことなどはコミュニケーション能力が身に付いているエピソードになります。
⑤礼儀

高橋キャリアアドバイザー
部活動を行っている中で礼儀について意識したことはあるでしょうか?

佐藤みなと
基礎として「挨拶」は徹底していました。

高橋キャリアアドバイザー
大事なことですね! 加えて顧問の先生、外部の学生などに対してはどうでしたでしょうか?

佐藤みなと
相手を敬う気持ちは忘れず、常に誰からも見られているという意識で身だしなみや言葉遣いも気を付けていました!
学んだことの五つ目として「礼儀」が挙げられます。礼儀を大事にすることは相手とのコミュニケーションを円滑にさせる力もあります。会社に入ると自分よりは年上の人が大多数を占めます。それだけでなく外部の取引先とやり取りする機会もあったりと学生の時より、失礼のない礼儀というのが必要になります。
それらは部活動で身に付けらえるものも多く、学年が上の先輩や顧問の先生、他大学の生徒などと接するときに礼儀を意識することで社会でも通用する力が身に付けられます。
⑥仲間や友人の大切さ

佐藤みなと
部活を卒業した後でも、同じ部員だった仲間と就活の情報共有をしています!

高橋キャリアアドバイザー
部活動でも就活でも、お互いに切磋琢磨できる関係はかけがえのないものですね!

佐藤みなと
はい! 部活動で学んだことで最も大きなこととして「仲間や友人の大切さ」があると思います!
学んだことの六つ目として「仲間や友人の大切さ」が挙げられます。部活動で辛い時期や問題に直面したときも共にした仲間や友人の存在とは何物にも代えがたいものです。お互いに常に助け合う心を持つということは、会社に属していても助け合いの精神が必要となってきますので、仲間の大切さも学んだことのひとつといえます。
⑦リーダーシップ

高橋キャリアアドバイザー
役職を持つことは責任も伴うと思いますが、そういった中で良かった点などはありましたか?

佐藤みなと
副部長という立場ではリーダーシップを持って行動することで、自分の目指す部活動を実現することができました。

高橋キャリアアドバイザー
良い取り組みができましたね。リーダーシップを発揮することは責任もありますが、ひとつの目標に対して団結力を強める力もあります!
学んだことの七つ目として「リーダーシップ」が挙げられます。部長や副部長という役職についていると部員をまとめ上げ、ひとつの目標に対して意識を同じくするという役割があります。それは決して簡単なことではなく、様々な意見を聞かなければいけなくなり、そのうえで最終決定は自分で下すという責任も伴います。
企業に入ると会議の場などで率先して発言しなくてはいけなかったり、やがて昇進すると部下を率いる立場を任されることになります。そういった場面ではリーダーシップは非常に重要で、折り合いをつけ結論を出すということに対して有効です。
⑧責任感

佐藤みなと
企業に就職した後、キャリアアップを狙う際に必要なスキルなどあれば知りたいです!

高橋キャリアアドバイザー
それは責任感という部分かもしれません。仕事ではミスが起こったときに、そういった損失を二度と起こさないために責任感を持って取り組まなければなりません。

佐藤みなと
簡単そうに聞こえますが、実際はそうではないのでしょうね……。
学んだことの八つ目として「責任感」が挙げられます。これらは新卒社員のころから自分の仕事が誰かの生活を良くするものだという、重要な責任感が必要となります。これは社会人である限りは常に持ち続けるもので、上の立場になればなるほど重くなるものです。
裏を返せば決してAIなどには出来ないことであり、責任感がある仕事というのはやりがいも多くあります。こういった責任感というのは部活動に入っていれば、自分は組織の一員という経験から形成できる力のひとつでもあります。
⑨探求心

高橋キャリアアドバイザー
サッカーの練習をする上で、技術的に心掛けたことは何かありますか?

佐藤みなと
もともと海外サッカーを見るのが好きで、リーグの試合などを見てプロの選手の技を真似したりしていました。

高橋キャリアアドバイザー
練習を重ねるだけでなく、インプットも増やしていたのですね! そういった物事に対する探求心というのも実は重要な学びのひとつなのです!
学んだことの九つ目として「探求心」が挙げられます。部活動において誰かの真似をして技術を高めるという行為も重要なカギになります。絵を描く際も模写をしてみる、楽器を弾くにも楽譜を読む、プロスポーツ選手の試合をみて学ぶ等さまざまな方法があります。
これらは向上心に結び付き企業も欲している人材の要素の一つになります。仕事に対しても単調にこなすだけでなく、興味を持って楽しく仕事をしてほしいと望んでいます。そういった中で自分なりのやり方を見つけることこそが、探求心という学びに繋がるのです。
探求心と似た言葉として、追求心が挙げられるでしょう。次の記事では、追求心のアピール方法について詳しく解説しています。探求心との意味の違いも紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
例文8選|自己PRでは「追求心」のアピールがおすすめって本当?
挫折を取り入れることが評価のカギに! 部活動で学んだことに関する頻出質問


高橋キャリアアドバイザー
部活動で学んだことは面接時にも聞かれることが多いですよ!

佐藤みなと
ESと違って分かりやすく伝えなきゃと思うと、緊張して上手くまとめられないのですよね……。

高橋キャリアアドバイザー
そういった就活生も沢山います。でも必要な準備とコツさえ掴んでしまえばきっと心配する必要はありませんよ!

佐藤みなと
前の自分には準備が足りていなかったのかもしれません……。準備とコツ、是非教えてください!

高橋キャリアアドバイザー
はい!まずは振り返りとして結論、部活動の説明、課題、取り組みの工夫、結論、その経験がどう活かせるのかという構成も忘れずに!

佐藤みなと
そうでした! 最初に学んだことをここで応用していきたいと思います!

高橋キャリアアドバイザー
それでは早速頻出質問とその回答例のコツについて説明しますのでしっかりと学んでいきましょう!

佐藤みなと
よろしくお願いいたします!
Q.在籍中にもっとも苦労したことは?A. 力を入れたことを答えよう!
例:質問「部活動在籍中に最も苦労したこととその理由を教えてください」
回答:私が部活動在籍中に最も苦労したことは部員をまとめるということです。大学1年次からサッカー部に所属し、全日本大学サッカー選手権に向けて練習していました。
大学2年次までは予選で敗退してしまうチームでしたが、そこで来年は地区1位になるため自分自身の練習と自分が役職に就き部員の意識から変えなければいけないと思いました。
3年次には部員からの信頼を得るために積極的にコミュニケーションを取り、特に信頼関係を築くことに注力しました。練習とそういった日々の行動が認められ副部長となり、地方予選1位を目標とし週3回の練習と月1回の他大学との練習試合をブッキングしました。
その結果練習と成果を部員をまとめ上げることによって3年次にはついに地方予選1位、県大会出場を果たせました。この経験から決してひとりの力では実現できないこともリーダーシップと計画性をもって動けば部員のみんなも賛同してくれるということです。
この経験から御社でも積極的にコミュニケーションを図り、難しい問題に直面しても自ら考えて動いて解決、貢献していきたいです。

高橋キャリアアドバイザー
ここで重要なポイントは「最も力を入れた点について答える」ということです。苦労した点について触れた後に、結果を述べることでより説得力が増していきます!

佐藤みなと
対比も重要ということですね!
Q.失敗や挫折を通して何を学んだのか? A.成長を伝えよう!
質問:「部活動を通して失敗や挫折はありましたか? またあればそれを通して何を学んだかも教えてください」
回答:私が部活動で経験した失敗や挫折を通して学んだことは、計画することの重要性です。インカレサークルにて美術部に属していて、毎年の年度末に作品の品評会を催してました。インカレということもあり内部生との関わりも薄く、1年目の品評会の日程を失念し、作品を提出することができませんでした。
これは自分の計画性の無さやコミュニケーション能力の無さを感じ、自ら部員に話しかけ計画を立てようと思いました。その中で品評会ギリギリに提出するのではなく、2か月前に絵を完成させ、それを同じ部員に先んじて見てもらい、より良くなる点を教えてもらいました。
それにより2年目の品評会には無事出品でき、それだけでなくコンクールに応募し入賞することもできました。目標の日程を逆算し、そこに向けてより良い作品作りを心掛けることによって計画の重要性を学びました。この経験を活かし、常に成長していく向上心と計画に対しての管理能力を持って御社に貢献していければと思っております。

高橋キャリアアドバイザー
挫折や失敗は成長に付き物です! 企業も最初から完璧な人間より、しっかりと学習して成長してくれる人材を欲していますので、そういった成長が伝わるエピソードを組み立てましょう!

佐藤みなと
失敗から成長を効果的に伝えることがポイントですね!
Q.部活での役割は? A.工夫したことを伝えよう!
質問:「部活動では何か役職に就いていましたか? またそういった役割をこなす中で気づきもあれば教えてください」
回答:私は大学時代、駅伝サークルに属して主将を務めていました。部員数は約100名程度で毎年大会に出場できるのは正選手10名と補欠の6名のみになります。主に主将としては日々の練習をまとめることと、大会に向けたチームメンバーの連帯感を高めるということを意識してきました。
主将ということで責任も重くのしかかりましたが、自分が作戦を考える代わりに他の部員が個々人の能力を発揮してくれることによって区間新記録や大会では10位に入賞することができました。
常に部員や他チームの状況を俯瞰的に見極め、常にその時々にあった指示を出すという経験から視野を広く持つということが重要ということに気づけました。大会に出れないメンバーにも積極的に声をかけ、サポートによって力が100%発揮できていることも伝えていきました。
また工夫したこととして、コースの分析、各チームの注目選手や過去の戦績などのデータから部員の得意なところを導き、勝てる方法を常に模索し続けていました。

高橋キャリアアドバイザー
役職についていると、やはり責任がある分学びも沢山ありますよ! そこで伝える際には他とは違う自分なりの工夫の仕方が重要になってくるのです!

佐藤みなと
役職についているということに甘んじず、自分なりの工夫も必要になってくるのですね!
Q.入社したらどのように役立つか? A.企業に合わせた強みを答えよう!
質問:「部活動を通した経験が弊社に対してどのように役立つか教えてください」
回答:私は軽音楽部に所属していたのですが、そこでは楽しむことの重要性を学びました。それは生産者が楽しんで作ることが、お客さんに良いものを届けられるという点で役立つと思っております。
御社は音響機器の部品メーカーで、そういった専門性の高い設計やプログラミングを行うところから最終的にお客様の手にわたるときに自分自身もしっかりと理解していなければいけないなと思っております。
そういった音楽の知識だけでなく、楽器の知識についても日々勉強しており、そういった両側面から御社に貢献できればと思っております。

高橋キャリアアドバイザー
志望している企業に対して、どのような強みを伝えるかは企業に合わせた内容が必要になってきます!

佐藤みなと
企業の求める人材と自分の経験や能力が合致する場合はそれをより効果的に伝えることを意識したらよさそうですね!
押さえておきたい攻略法!部活動で学んだことを伝える際に気を付けること3選

佐藤みなと
最後にこれだけは押さえておきたい攻略法などありますでしょうか?

高橋キャリアアドバイザー
はい!部活動で学んだことを伝える際に気を付けなくてはいけないことがあるので、それについて説明していきますよ!

佐藤みなと
ここをしっかりと対策することでもし面接で部活動のことを聞かれても平気ですね!

高橋キャリアアドバイザー
ただここで教えたことを応用しながら使っていくことがカギですので、必ず自分なりに落とし込む必要がありますよ。

佐藤みなと
たしかに部活動の種類によってもできる対策も変わってきますよね……。

高橋キャリアアドバイザー
その通りです。 採用まで気を抜かずにしっかりと押さえていきましょう!

佐藤みなと
わかりました!
必ず見抜かれる! 虚偽の申告や嘘をつかない

高橋キャリアアドバイザー
いくらその会社に受かりたいからと言って、面接などで虚偽の申告や嘘はしないということです。

佐藤みなと
え! そういうことをする人もいるんですね……。

高橋キャリアアドバイザー
悪意をもってする人もいますが、熱意がありすぎる場合もあります。でもそういった嘘は必ず経歴や態度から判明します。

佐藤みなと
バレてしまったら、受かるものも受からなくなってしまいますね。
部活動での活動で虚偽の申告、嘘をつくことは必ず辞めましょう。偽ることは相手の信頼を著しく失い、嘘だと判明した瞬間に自分の価値も下げてしまいます。加えてもしそのままいけたとしても自分の能力に対して、分不相応な仕事が降られて自分の首を絞めて早期退職ということもあり得ます。どういった状況でも得はしませんので、部活動での経歴を詐称する行為は必ず辞めましょう。
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る華々しい実績がなくても大丈夫!自分なりの経験と学びを伝えられればOK
部活動の経験をアピールする際、華々しいエピソードや輝かしい成績がないと、つい誇張したり嘘をついてしまいたくなるかもしれません。
しかし、虚偽の申告をすることは絶対にやめましょう。嘘がばれずに入社できたとしても、本来の自分に合わない業務を担当することになるかもしれず、将来の自分を苦しめることにつながります。
たとえ部活動で華やかな功績を残せていなかったとしても、毎日コツコツ練習したことや、部員同士で協力して何かに取り組んだことから得られる学びはありますし、それこそが部活動における大きなアピールポイントとなるのです。
具体的な成績や結果だけにとらわれず、自分なりの経験や学びを、自信を持って伝えられるようにできると良いでしょう。
一緒に働きたい人ってどんな人? 批判やネガティブな発言は避ける

高橋キャリアアドバイザー
佐藤さんはどんな人と働いてみたいか想像したことはありますか?

佐藤みなと
それは仲間思いで誰にでも優しく接することのできる人ですかね!

高橋キャリアアドバイザー
そういう人の周りには慕う人も多くいますね! 誰かの悪口を言ったり、根拠のない批判をする人はやはり会社としても欲してはいません。

佐藤みなと
社会人だけでなく、人としても大事なことですね。

高橋キャリアアドバイザー
その通りです。部活動での活動が例えきつかったりしても、それを悪くいうことはあまり良い印象は持たれませんので注意が必要です!
部活動では楽しいことだけではなく、辛く厳しい経験もあります。そういった経験をESや面接で伝えるときに「やらなければよかった」「部長がとても嫌な人だった」という批判的なことをいうと、仕事においてもきっと耐えられないだろうというマイナスな印象に繋がります。
ここではそういった辛い経験すら自分の強みに変えてしまうことができるので、その境遇を得てどうなったのかなど必ず前向きな発言に変えていきましょう。批判やネガティブな発言を使ってしまいそうなときは注意することは重要です。
相手の立場に立って考える! 分かりやすさを重視する

高橋キャリアアドバイザー
部活動ではその競技や文化特有の専門用語などがたくさんあります。そういったものを面接時に言ってしまうと伝わらないことがあるのです!

佐藤みなと
部活動にいたころの癖でなかなか直せていないかもしれないので自分でも気を付けないと……!

高橋キャリアアドバイザー
就活期間ではまだ学生気分であることが多いですが、すでにこの時点で社会人としての意識を持ち、誰にでも伝わるわかりやすさを意識することで差が生まれますよ!
面接時に部活動で用いていた専門用語などは面接官にとってはわからない単語かもしれません。せっかく良い構成で学びを伝えられたのに、専門用語のせいで自分の伝えたいことが伝わりきらないということもあり得ます。
相手に何かを伝える際は、相手の立場に立って考えわかりやすい話をすることが重要です。またそれに合わせて物事のあいまいさを回避するために、数字を用いて変化を明確にすると相手に伝わりやすくなります。
部活動で学んだことをまとめて自分の強みが活かせる就職先に進もう!

高橋キャリアアドバイザー
部活動で学んだことを無駄なく就活に使っていきましょうね!

佐藤みなと
はい! こういった部活動での経験や学びは貴重なんだと再確認することができました!

高橋キャリアアドバイザー
部活動での経験のまとめ方や知識といった準備をしっかりとして悔いのないように就活へ挑んでくださいね!

佐藤みなと
本当にありがとうございました!

記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー